判断の尺度 vol. 2 加藤巧|To Do
Information
会期 | 2022年6月18日〜2022年8月6日 |
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会場 | gallery αM |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 12:30〜19:00 |
休館日 | 日月祝 |
住所 | 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F |
アクセス | 都営新宿線[馬喰横山]A1出口より徒歩2分 JR 横須賀線・総武快速線[馬喰町]西口2番出口より徒歩2分 東京メトロ日比谷線[小伝馬町]2、4番出口より徒歩6分 都営浅草線[東日本橋]より徒歩6分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://gallery-alpham.com/exhibitiontop/ |
展示内容・解説
全ては平等に。その呼びかけは、平等であるために過度なまでの正しさを私たちに求める。しかし正しさとはそもそも何だろう。それはときに一つの原理へと向かい、小さな個別の差異を見えなくしてしまうだろう。いうまでもなく、平等であることは同じであることを意味しない。同じでないものを等しいというとき、私たちは尺度を一つにして、個々についてのそれぞれの評価や判断を手放さなければならないのだろうか。そうではなく正しさを超えて区別し、言葉を与えようとすること。それには、私たちが手垢のついた言葉自体を作り直す必要がある。美術と呼ばれるものが少なくとも造形に関わる行為であるならば、その造形=言葉を練り、拠り所にすることで、尺度自体について問い、判断自体を創造的に作ることができるのではないだろうか。独りよがりになることなく、普遍的な外部をもつものとして。
私の判断が普遍性をもつかどうかは他者の判断に賭されている。私の判断を支えるものとして、私の外部を召喚すること。そこで想定されるのは、予め同じ尺度を持たないもの、置き換えできないものであり、その困難な対話が新たな言葉と批評を開く可能性の種となる。
1年の企画をとおして、それぞれの作家とともに判断の尺度について考えてみたい。これまでの尺度を手放して作り直す。この造形=言葉による判断は、世界を測る尺度となる。だからこの行為は、静かに深く政治的でもある。
(公式HPより)
アーティスト
- 加藤巧