豪雪地の建ものがたり―雪国建築の知恵―

会期終了

Information

 
会期2022年7月13日〜2022年9月12日
会場 十日町市市民交流センター 分じろう HAKKAKE(文化歴史コーナー)
入場料 一般 500円
中学生以下 無料
団体(20人以上) 400円
開館時間 9:00〜17:00
休館日 火曜日
住所 新潟県十日町市本町2丁目226-1
公式HP https://www.tokamachi-museum.jp/event/220713-220912-hakkake-tatemonogatari/

展示内容・解説

雪国の冬は長く、家はあらゆる場面で生活の大事な拠点でした。作業場であり、食料・燃料などの貯蔵場でもありました。その大切な家を雪から守ることは、雪国の人々にとって極めて重要な使命でした。

建造物に太い柱や梁(はり)を使い強固な構造にすることはもちろん、急勾配の茅葺(かやぶき)屋根や農家の「中門(ちゅうもん)造り」、梁を伸ばして深い軒先をつくる「船(せ)がい造り」などの建築様式は、先人たちの雪との闘いの歴史を表しています。

松代地域の旧室岡家主屋、松之山地域の旧村山家主屋のように中門(ちゅうもん)とよばれる突出部を持つ、民家(農家)の「中門造り」は、積雪時でも作業場と住居との行き来ができるようにとの知恵から生まれました。川西地域の星名家住宅は、町家(まちや)の代表格で、板葺石置の大きな屋根と街道に面した雁木(がんぎ)が特徴的です。大井田地域の神宮寺山門・観音堂をはじめとする寺社建築様式など、卓越した技術と適材適所を見極める雪国の大工の力量が、どの建物にも生かされています。あなたも、建ものめぐりをしてみませんか?

秋のうちに、建物を板で覆う「雪囲(ゆきがこ)い」をしておき、風雪から守ります。また、深雪の中から家を掘り出すような「雪掘(ゆきほ)り」は、日々の生活と密接にかかわる重労働でした。現在では、高床式の住宅や落雪、融雪屋根の技術が開発されていますが、ここにも、雪の暮らしを知恵と工夫で乗り切る術を身につけた雪国人のたくましさを感じることができます。
(公式HPより)

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