プレイ バイ ルールズ
Information
会期 | 2022年8月12日〜2022年9月16日 |
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会場 | Laboratory of Art and Form (LOAF) |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 13:00〜19:00 |
休館日 | 月曜、火曜日、※水曜日、木曜日は事前のご予約のみ |
住所 | 京都市上京区米屋町286-13 |
アクセス | 地下鉄烏丸線丸太町駅から徒歩9分 |
公式HP | https://www.loaf-jp.com/ |
展示内容・解説
ドイツ人アーティストのティモ・ハーブストとマーカス・ネベのコラボレーション、プレイ バイ ルールズ(Play by rules)は 5 画面のビデオインスタレーションを中心とした展覧会です。
彼らの展覧会では、観客は会場に足を踏み入れた瞬間、政治的及び社会的な抗議や要求の主張を掲げて集まっている民衆の集会の真只中に引きずり込まれます。
5画面に映し出される抗議集会は、同一の場所や国ではありません、また同じ主張の為に集まっているのでもありません。しかし、大声をあげ、泣き叫び、怒りを表す感情的な行動や暴力的な振る舞いはどの画面でも同様に見られます。
これらの民衆の背後にあるものは何なのか、人々は何に立ち向かい怒りをぶつけているのか、そのことだけをハーブストとネベは映し出そうとしているのではありません。
携帯電話の普及で写真や動画を撮ることが誰にでもできるようになった現在、テレビ番組制作者、ライブレポーター、ブロガー、活動家、扇動者、挑発者、批評家などが描き出すそれぞれの映像は、多角的な視点を主張し、解釈の主権を考えあぐねいています。
このことは、ウクライナとロシアの戦争でも顕著になりました。
独裁者政権に立ち向かう西側諸国のリポーターが映し出す映像と、それとは異なる内容のプロパガンダ映像を国内で流し続けるロシア、どこでどのような映像を見せられるかによって個人の感情や意識は変わってきます。
現代の私たちは、世界で起きている現実の出来事の映像を即時に家のお茶の間で簡単に見られるようになりました、しかしそれと同時に、それらがプロパガンダや偽りの映像であるかどうかも吟味してかからなくてはならなくなったのです。
展覧会では、ビデオインスタレーションとともにティモ・ハーブストによる15世紀ドイツ語圏の国々の、公共空間における抗議の記憶を視覚的に表現したドローイングも展示されます。
(公式HPより)