長浜子ども歌舞伎を支える裏方たち~振付(ふりつけ)・太夫(たゆう)・三味線(しゃみせん)・囃子(しゃぎり)~

会期終了

Information

 
会期2022年7月30日〜2022年9月4日
会場 長浜市曳山博物館
入場料 大人600円/小中学生300円
※20名以上の団体は2割引、長浜市・米原市の小・中学生は無料。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳等をお持ちの方及びその付添いの方1名は無料。(ただし、証明となる手帳等の提示が必要)
開館時間 9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日 会期中無休
住所 滋賀県長浜市元浜町 14-8
アクセス JR長浜駅より徒歩7分、長浜ICより車で10分
公式HP https://nagahama-hikiyama.or.jp/exhibition/%e6%9b%b3%e5%b1%b1%e5%8d%9a%e7%89%a9%e9%a4%a8%e4%bc%81%e7%94%bb%e5%b1%95-%e3%80%8c%e9%95%b7%e6%b5%9c%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e6%ad%8c%e8%88%9e%e4%bc%8e%e3%82%92%e6%94%af%e3%81%88%e3%82%8b%e8%a3%8f/

展示内容・解説

子ども歌舞伎で知られる長浜曳山祭は、多種多様な人たちによって支えられてきました。なかでも振付(ふりつけ)・三味線(しゃみせん)・太夫(たゆう)・囃子(しゃぎり)といった伝統芸能の担い手たちは、祭を伝承させていくうえで重要な役割を果たしています。
振付は子ども歌舞伎の台本作りから演技指導などを担当します。これに浄瑠璃(じょうるり)を語る太夫と三味線が入ることによって、長浜祭の子ども歌舞伎が成り立ちます。この振付・太夫・三味線を三役(さんやく)と呼びます。彼らはまた、近隣周辺の曳山祭の応援に向かったり、逆に助っ人に来てもらったりと協力体制がつくられており、曳山文化の広がりと連携をうかがうことができます。
やがて三役の人材不足が懸念されるようになり、平成2年(1990)に「三役修業塾」が発足しました。ここでは普段のお稽古とともに、定期公演などを通して後継者の育成や伝承がはかられています。
一方の囃子ですが、一般的には「はやし」と読み、まさに祭を賑やかにはやし立てる笛を中心とした音楽隊です。祭のいたる所で大太鼓、締め太鼓、摺鉦(すりがね)のリズムとともに、独特の音色を奏(かな)でる笛のメロディーが祭の雰囲気を醸し出しています。
戦前には囃子方の人たちは長浜にもいましたが、多くは布施村、戌亥村、唐国村、雨森村など周辺地域に散在的に所在し、各山組はそれぞれの地域から囃子方を迎え、曳山祭にあたってきました。しかし、戦後にこれらの人たちが少なくなり、後継者不足が不安視されたことから昭和46年(1971)に囃子保存会が結成され、地元長浜において囃子方を育成、伝承していくかたちとなりました。
本展では、これら伝統芸能の歴史から現在における育成と伝承の姿を紹介し、あらためて長浜曳山祭がどのように伝えられてきたのかを、子ども歌舞伎の舞台裏という視点で見ていきたいと思います。
なお、企画展関連イベントとして、親子で囃子(しゃぎり)体験「笛を吹いてみよう!長浜曳山祭のしらべ」を実施する予定です。
(公式HPより)

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