太宰治と生きる-津島美知子の決意と生涯

会期終了

Information

 
会期2022年7月29日〜2022年10月23日
会場 三鷹市美術ギャラリー
入場料 無料
開館時間 午前10時~午後6時
休館日 月曜日、年末年始(12月29日~1月4日) *月曜日が休日の場合は開館し、その翌日と翌々日休館 *展示替えなど臨時休館あり。休館日および臨時休館日については、あらかじめご確認ください。
住所 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5階
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公式HP https://mitaka-sportsandculture.or.jp/gallery/dazaihouse/

展示内容・解説

太宰治は昭和14(1939)年9月に三鷹の住民となり、昭和23年6月に亡くなるまで「三鷹村(町)下連雀一一三」で過ごしました。小説の舞台としてもたびたび登場する三鷹の自宅は約12坪半ほどで、新築ではあるものの、妻子と暮らすには十分とは言えない質素な借家でした。同時に、師友、弟子らと文芸談義に花を咲かせながら、一度も転居することなく〈一ばん永く住んだ〉居場所でもありました。太宰はこの家を、「三鷹の此の小さい家」(「誰」昭和16年)、「三鷹の私の家」(「新郎」昭和17年)、「三鷹下連雀の家」(「十五年間」昭和21年)、時には「三鷹の陋屋」(「酒ぎらい」昭和15年)、「東京の私の草屋」(「津軽」昭和19年)、「あばらや」(「金銭の話」昭和18年)などと表現しています。

自伝的小説はもちろん、敬愛する作家の名を借りて新たな一歩を踏み出そうとする「善蔵を思ふ」(昭和15年)、三畳間から見える夕陽の描写とともに再生と家庭への決意を誓う「東京八景」(昭和16年)、太平洋戦争開戦の日を主婦の日記に仮託形式で記した「十二月八日」(昭和17年)など、多くの作品の舞台にもなりました。自宅だけでなく、駅前の馴染みの店や井の頭公園などもしばしば登場し、作品を読むごとに太宰の生活圏をより身近に感じることができ、三鷹への親しみがより一層深まります。

珠玉の作品を生み出したことはもちろん、太宰治が作家として、家庭人として、さまざまな思い出を育んできた場所が、この自宅です。

「太宰治が生きたまち 三鷹」を掲げながら、太宰治顕彰事業に絶え間なく取り組んできた三鷹市において、美術ギャラリーの一室に、自宅の一部再現を試みることによって“太宰治の自宅を訪れるかのような展示室”を令和2(2020)年12月8日に開設しました。ぜひ足をお運びください。
(公式HPより)

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