大木裕之
Information
会期 | 2022年10月29日〜2022年12月23日 |
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会場 | gallery αM |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 12:30〜19:00 |
休館日 | 日月祝 ※12月20日、21日、22日 |
電話番号 | 03-5829-9109 |
住所 | 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F |
アクセス | ○都営新宿線[馬喰横山]A1出口より徒歩2分 ○JR 横須賀線・総武快速線[馬喰町]西口2番出口より徒歩2分 ○東京メトロ日比谷線[小伝馬町]2、4番出口より徒歩6分 ○都営浅草線[東日本橋]より徒歩6分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2022/vol4/ |
展示内容・解説
全ては平等に。その呼びかけは、平等であるために過度なまでの正しさを私たちに求める。しかし正しさとはそもそも何だろう。それはときに一つの原理へと向かい、小さな個別の差異を見えなくしてしまうだろう。いうまでもなく、平等である ことは同じであることを意味しない。同じでないものを等しいというとき、私たちは尺度を一つにして、個々についてのそれ ぞれの評価や判断を手放さなければならないのだろうか。そうではなく正しさを超えて区別し、言葉を与えようとするこ と。それには、私たちが手垢のついた言葉自体を作り直す必要がある。美術と呼ばれるものが少なくとも造形に関わる行 為であるならば、その造形=言葉を練り、拠り所にすることで、尺度自体について問い、判断自体を創造的に作ることが できるのではないだろうか。独りよがりになることなく、普遍的な外部をもつものとして。
私の判断が普遍性をもつかどうかは他者の判断に賭されている。私の判断を支えるものとして、私の外部を召喚すること。そこで想定されるのは、予め同じ尺度を持たないもの、置き換えできないものであり、その困難な対話が新たな言葉と批評を開く可能性の種となる。
1年の企画をとおして、それぞれの作家とともに判断の尺度について考えてみたい。これまでの尺度を手放して作り直す。この造形=言葉による判断は、世界を測る尺度となる。だからこの行為は、静かに深く政治的でもある。
(公式HPより)
アーティスト
- 大木 裕之