第8回展 顔 KAO

会期中

Information

 
会期2022年11月18日〜2023年5月7日
会場 モリムラ@ミュージアム
入場料 無料
開館時間 毎週金・土・日・祝/12:00~18:00
休館日 月・火・水・木
電話番号 06-7220-6985
住所 〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-36 2F
アクセス ○大阪・梅田駅からOsaka Metro 御堂筋線で大国町駅まで10分、地下鉄四つ橋線に乗り換えて8分、北加賀屋駅4番出口からM@Mまで徒歩6分
○Osaka Metro 四つ橋線西梅田駅から17分、北加賀屋駅4番出口からM@Mまで徒歩6分
○関西空港駅から南海空港線でなんば駅まで約50分、Osaka Metro 四つ橋線に乗り換えて10分、北加賀屋駅4番出口からM@Mまで徒歩6分
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公式HP https://www.morimura-at-museum.org/pages/8th-ex

展示内容・解説

このたびモリムラ@ミュージアムでは、第8回企画展「森村泰昌 『顔』-KAO」を開催いたします。「顔」がおおきく扱われたモリムラ作品の数々が一堂に介します。自画像 の顔、ファッションモデルの顔、紙幣の顔・・・、モリムラの顔がさまざまな顔に変わります。

「顔を変えたい」などと犬や猫は思いません。ヘアスタイルをアレンジしたり、メイクを工夫したりして顔を変える。これは人間特有のじつに不可思議な欲望です。もしかしたら「顔」とは、人間そのものを意味しているのかもしれません。
でも未来はどうなるかわからない。岡崎京子のマンガ「ヘルタースケルター」の主人公、りりこは整形手術をくりかえし見事な美形となり、その結果サクセスストーリーを歩むことになるのですが、やがてもともとの「私」と新たに獲得した「顔」とのバランスが くずれてゆく・・・

「顔」をめぐる壮絶な修羅場を描いた悲喜劇、「ヘルタースケルター」が描かれたのは1996 年。あれから 26 年ばかり経った2022 年の今なら、りりこはあれほどの苦渋を味あわなくてもよかったのかもしれません。というのも、「私」がレプリカント、すなわ ち人工的に製造された「顔」になることに、私たちはすでに抵抗感がなくなってきつつ あるからです。Photoshop で「私」の「顔」を加工する、あるいはネット上で自在にアバターを楽しむ。そういう「顔」を変えることにたいする軽快なゲーム感覚には、もはやりりこが苦闘したあの「私」と「顔」の乖離は希薄です。 「顔」は、衣服を着替えるのにも似た、着脱可能なキャラクター装置となりつつある。 いまや、「私」は「顔」に悩むのではありません。「私」は「顔」と戯れるためのテクノロジーを楽しもうと欲している。そのことを伝えたら、りりこは救われるだろうか、それともやっぱり聴く耳持たず、ののしるだろうか。

今回の展覧会名は、「『顔』KAO」です。漢字表記のほうは、「私」から引きはがしたくても、一生まとわりついてくる厄介至極な、しかし愛すべき「顔」を意味しています。「私」と「顔」がイコールでつながっていたころの時代感覚をあらわしています。 そしてアルファベット表記が意味するのは、私たちの未来形としてすでに視野にはいり つつある、着脱可能な装置としての「KAO」です。「顔」の時代の終焉は近い。あるいは「私」が「私」であることの意味を探しつづけて きた「人間」の歴史にも黄昏がやってきた。

本展で私は「顔」と「KAO」の稜線を綱渡りしてみたいと思います。きわどい境界線上に歩を進めながら、眼下にはどんな風景が眺められるのでしょう。この「顔/KAO」をめぐる想念の散策におつきあいくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
(公式HPより)

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