竹中美幸展 物語はつづく Never Ending Journey


Information
会期 | 2023年2月4日〜2023年3月21日 |
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会場 | 大垣市スイトピアセンター アートギャラリー |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 9:00〜17:00(入場は16:30まで) |
休館日 | 毎週火曜日(その日が祝日にあたるときはその翌日) 国民の祝日の翌日 (その日が日曜日または火曜日にあたるときはその翌日とし、その日が月曜日または土曜日にあたるときはその翌々日) 年末年始(12月29日〜1月3日) |
電話番号 | 0584-74-6050 |
住所 | 〒503-0911 岐阜県大垣市室本町五丁目51番地 |
アクセス | JR大垣駅より、徒歩15分、タクシー7分 大垣駅前より、名阪近鉄バス(岐垣線)が利用可能 養老鉄道 室駅より 徒歩5分 大垣ICより 車で20分 大垣西ICより 車で5分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://www2.og-bunka.or.jp/event/data_1211.html |
展示内容・解説
スイトピアセンター開設30周年を記念して、大垣市出身の美術家 竹中美幸の展覧会を開催します。透明な素材を用いる表現手法にこだわってきた竹中は、初期には透明水彩を中心に、続いてアクリル樹脂や、映画用フィルムを素材としてきました。そして、平面に限らず、立体的な造形や、インスタレーションへと作風を広げています。そこには一貫して、透明な対象への憧憬にも似た作家の探究心が感じられます。
また、2013年頃より展開する映画用フィルムを用いた作品では、初期は、光そのものを写し取っていましたが、のちに、光以外の具体的な形を写すようになっていきます。あえかな光を放つ透明なフィルムに映し出された影は、遠い記憶のように曖昧に、そして、やわらかに形を成しています。姿を留める対象は、長年使われた電灯や椅子など。失われゆくものたちの記憶と、それらの過ごしてきた時間を留めるかのようにフィルムに写し取られた形は、多くを語らず、ただ見る者に物語を委ねます。透明であることを超えて、そこには、記憶と記録を巡る物語が紡がれていきます。
新作・近作で構成される本展では、奥の細道むすびの地である大垣にちなみ、俳聖松尾芭蕉の旅をテーマにした作品や、スイトピアセンターの記憶を辿り、今では貴重となった開設当時の70mmフィルムを作品として生まれ変わらせます。それは、記憶を巡る旅路の物語とも言えます。
やわらかな光の先には、その瞬間の美が宿り、私たちの記憶に語りかけてきます。そこにはきっと、あなただけの新たな物語が生まれゆくでしょう。
そして、物語はつづく。
(公式HPより)
アーティスト
- 竹中美幸