ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術 ―いつ・どこで・だれに・だれが・なぜ・どのように?―

会期終了

Information

 
会期2023年2月18日〜2023年5月7日
会場 水戸芸術館 現代美術ギャラリー
入場料 一般 900円
高校生以下・70歳以上 無料
身体障害者手帳/療育手帳/精神障害者保健福祉手帳/指定難病特定医療費受給者証/をお持ちの方 無料
(付き添いの方1名)
年間パス 2,000円
開館時間 10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日 月曜日
電話番号 029-227-8111
住所 〒310-0063 茨城県水戸市五軒町 1-6-8
アクセス 水戸駅からは、バスをご利用になると便利です。「北口バスターミナル4~7番のりば」から乗車頂きますと、すべてのバスが水戸芸術館の最寄のバス停に停車します。
「泉町1丁目」下車、乗車時間は約10分です。降車後バスの進行方向の反対に進み、すぐの交差点で大通り(国道50号)を渡り、そのまま路地を直進してください。徒歩2分ほどで到着します。
地図 Google MAPで見る
公式HP https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5188.html

展示内容・解説

いつ・どこで・だれに・だれが・なぜ・どのように?―現代美術作家15名・組の作品を手掛かりに、展示やさまざまな関連プログラムをとおして、ケアを「ひとり」から「つながり」へとひらく展覧会を開催します。

ひとは誰もが、日々の生活のなかで、あるいは人生のさまざまな場面でケアを受け取り、またケアをする機会を経験します。哲学者エヴァ・フェダー・キテイが「どんな文化も、依存の要求に逆らっては一世代以上存続することはできない」と述べるように、自分以外に関心を向け、気を配り、世話をし、維持し、あるいは修復するといったケアにかかわる活動は人間社会を支える根源的な実践といえるでしょう。しかし、生産性や合理性を追求する近代社会の形成においてケアの役割とその担い手の存在は長く周縁化され、他者化されてきました。ケアにかかわる活動は、誰もが必要とするからこそ、あたかも「誰か」の本質的な仕事のように自然化され、不可視化され、あるいは自己責任化されています。その「誰か」とはどのような「人間」であり、どのような「つながり」のなかにあるのか―本展覧会は15名・組による現代美術作品を手掛かりに、展示や関連プログラムをとおして、ケアを「ひとり」から「つながり」へとひらくことを試みます。

会期中は作品・活動について掘り下げるトークイベントや、ひとりでも、誰かと一緒でも展覧会を楽しめるプログラムを多数実施。また、同時期には展覧会と連動したワークショップや部活動を行う「高校生ウィーク」も3年ぶりに開催します。

出品作家
青木陵子(1973年兵庫県生まれ、京都府を拠点に活動)
AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ](2005年から活動)
石内 都(1947年群馬県生まれ、同県と東京都を拠点に活動)
出光真子(1940年東京都生まれ、同都を拠点に活動)
碓井ゆい(1980年東京都生まれ、埼玉県を拠点に活動)
ラグナル・キャルタンソン(1976年アイスランド生まれ、同国を拠点に活動)
二藤建人(1986年埼玉県生まれ、同県を拠点に活動)
マリア・ファーラ(1988年フィリピン生まれ、英国を拠点に活動)
リーゼル・ブリッシュ(1987年デンマーク生まれ、同国とドイツを拠点に活動)
ホン・ヨンイン(1972年韓国生まれ、英国を拠点に活動)
本間メイ(1985年東京都生まれ、同都とインドネシアを拠点に活動)
ヨアンナ・ライコフスカ(1968年ポーランド生まれ、同国と英国を拠点に活動)
マーサ・ロスラー(1943年米国生まれ、同国を拠点に活動)
ミエレル・レーダーマン・ユケレス(1939年米国生まれ、同国を拠点に活動)
ユン・ソクナム(1939年旧満州国[現中華人民共和国]生まれ、韓国を拠点に活動)
(公式HPより)

近隣イベント

TOP