清水比庵生誕140年 歌書画の人 比庵と放菴

会期終了

Information

 
会期2023年2月4日〜2023年4月9日
会場 小杉放菴記念日光美術館
入場料 一般730(650)円、大学生510(460)円、高校生以下は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料
※第3日曜日「家庭の日」(2月19日, 3月19日)は、大学生は無料
※日光市民は一般300円、大学生200円、高校生以下無料
開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
電話番号 0288-50-1200
住所 〒321-1431 栃木県日光市山内2388-3
アクセス 東武線「浅草駅」またはJR「新宿駅」から特急で「東武日光駅」下車。もしくはJR「宇都宮駅」から日光線「日光駅」下車。
東武バス「世界遺産めぐりバス」もしくは「奥細尾行」「清滝行」「中禅寺温泉行」「湯元温泉行」に乗り換え、「神橋」下車。徒歩3分。
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公式HP https://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3005

展示内容・解説

清水比庵(1883-1976)は現在の岡山県高梁市に生まれ、古河電工に勤務後、1930(昭和5)年から日光町長として9年間3期にわたり、町役場への観光課の新設や、観光常設委員による全国宣伝、温泉源の開発など、現在につながる観光行政の基礎を築き上げた人物です。こうした業績が認められ、1958(昭和33)年には旧日光市において小杉放菴と共に最初の名誉市民に推挙されました。

 一方で歌人でもあった比庵は、日光で歌誌『二荒』を主宰し、日本画家川合玉堂との交流を通して書画にも非凡な才能を発揮していきます。その作品の多くは、歌と書と画が一体となった自由奔放なもので、晩年に至るに従ってより豊かなものとなっていきます。

 日光出身の小杉放菴とは、日光町長時代に知己となり、歌誌『二荒』の装画を依頼していました。〈小杉先生が画人であると同時に詩人であるからだと思つてゐる。小杉先生は歌でも俳句でもうまいが、私がいふ詩は必ずしもさうした形に表れたものをいふのではない。人世の観方に詩があるといふのである〉と放菴を高く評価し、放菴が亡くなった時には、〈小杉未醒の漫画本よりわれは画を習ひしことをかしこみてまをす〉と追悼歌を詠み、自身の若い頃の絵は、放菴が「未醒」と号していた時代の漫画から学んでいたことを明かしていました。

 本展では清水比庵の生誕140年を記念して、当館で所蔵および寄託されている比庵作品全20点のほか、書簡など関連資料を小杉放菴の作品と共に会し、日光ゆかりの二人の文人による芸術の交響をお楽しみいただきます。
(公式HPより)

アーティスト

  • 清水比庵

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