高嶋晋一+中川周

会期終了

Information

 
会期2023年1月14日〜2023年3月11日
会場 gallery αM
入場料 無料
開館時間 12:30〜19:00
休館日 日月祝
電話番号 03-5829-9109
住所 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F
アクセス 都営新宿線[馬喰横山]A1出口より徒歩2分 JR 横須賀線・総武快速線[馬喰町]西口2番出口より徒歩2分
東京メトロ日比谷線[小伝馬町]2、4番出口より徒歩6分 都営浅草線[東日本橋]より徒歩6分
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公式HP https://gallery-alpham.com/exhibition/project_2022/vol5/

展示内容・解説

物理学や工学で、「無視できる」という言葉は、誤差の範囲内、許容範囲に収まる計測対象に対して用いられる。また数学ではしばしば、無限小の概念に関連して、この語を用いる。無視の対象は差異である。「無視できる」といってもそれは特定の関係として記述されなければならず、その記述の形式下において影響力のない差異であると表現される。そして、無限がそうであるように、そもそも私たちが直に経験できないものでも「無視できる」とみなされうる。
一般に、「無視すること/無視しないこと」の関係は対称的である。それゆえ、どちらかを選ぶことも含めて行為になる。つまり「無視できる」の「できる」とは「見ないことができる」というよりも「見ることも見ないこともできる」を意味する。その際、無視の対象は感覚され把握されていることが前提になっており、先取して測られている。感受できるから無視もできるのだ。それにしても、感受できるから無視できるのではなく、感受できないものであっても無視できるとは、一体どういうことなのか。
「無視できる」と似た言葉で、計算では「数字を丸める(切り上げ・切り捨て・四捨五入の操作)」という言い回しもある。だが制作においては、何なのかわからないまま扱っているという事態も起こるのだから、いわば「使用への丸め」が重要になるだろう。
(公式HPより)

アーティスト

  • 高嶋晋一
  • 中川周

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