いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-

会期終了

Information

 
会期2023年3月7日〜2023年5月7日
会場 国立歴史民俗博物館
入場料 一般1000円/大学生500円
※総合展示も合わせてご覧になれます。
※高校生以下は入館料無料です。
※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示してください。(専門学校生など高校生及び大学生に相当する生徒、学生も同様です)
※障がい者手帳等保持者は手帳等提示により、介助者と共に入館料無料です。
※半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑にご入場できます。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になります。
開館時間 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日 ※5月1日(月) は開館
住所 〒285-8502 千葉県佐倉市城内町 117
アクセス JR東日本利用の場合
東京駅から総武本線佐倉駅(約60分)下車、バス約15分
(北口1番乗場から、ちばグリーンバス田町車庫行き乗車、「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車)
京成電鉄利用の場合
京成上野駅から京成本線にて京成佐倉駅(約55分)下車、
徒歩約15分 (詳しくは案内図→駅からの徒歩路)
またはバス約5分 (南口1番乗場から、ちばグリーンバス田町車庫行き乗車、「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物館」下車)
※成田スカイアクセス線(アクセス特急等)は京成佐倉駅を通りませんのでご注意ください。
京浜急行・地下鉄都営浅草線の相互乗り入れを利用の場合
地下鉄都営浅草線直通、京成佐倉駅下車
※成田スカイアクセス線(アクセス特急等)は京成佐倉駅を通りませんのでご注意ください。
 (青砥駅にて京成本線にお乗換ください)
地図 Google MAPで見る
公式HP https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

展示内容・解説

広報画像①
(左上/左下)『聆涛閣集古帖』鏡
江戸後期 国立歴史民俗博物館蔵
(右上/右下)
国宝 線刻釈迦三尊等鏡像(瑞花鳳凰八稜鏡)
平安時代 公益財団法人泉屋博古館蔵
鏡面に線刻仏像を毛彫りした鏡像の名品です。鏡面の裏には二羽の鳳凰と二個の花枝文を交互に配しています。吉田家旧蔵品の一つです。
古いモノ(古器物)に憧れる心は、いつの時代にもあります。実際にモノを集めることはもちろん、それが叶わない場合は画像だけでも手元に置いておきたい、そういう願望は、歴史が好きな人ならば、だれでも心当たりのあることでしょう。
歴博の館蔵品の中に、江戸後期に編纂された『聆涛閣集古帖(れいとうかくしゅうこちょう)』という図譜集があります。これは、兵庫県の神戸・住吉の豪商だった吉田家が三代にわたり編纂した、いまでいう「図録」や「カタログ」にあたるようなものです。考古資料、文書・典籍、美術工芸品など、じつにさまざまなジャンルにおよぶ著名な歴史資料、約2,400件が、精緻な筆致で描かれた、画像の一大コレクションです。これが、今回の企画展示の主人公です。

江戸時代には、古いモノを愛する「好古家」と呼ばれる人たちが数多くいました。好古家の間では、自分のコレクションや、実際に見たことのある古器物をスケッチして、「好古図譜」という形でまとめることがさかんに行われていました。それだけでなく、それらの情報は各地の好古家たちに共有されていたのです。

描かれたそれらの古器物は、今、どうなっているのでしょうか?この企画展示では、それらの原品や複製・模造品等を集め、立体的に展示することで、二次元の世界を三次元に再現することを目指します。

また『聆涛閣集古帖』を編纂した吉田家関連資料から浮かび上がる好古図譜編纂の背景、吉田家旧蔵の豊かなコレクションの数々、同時代に関心が高まる正倉院宝物図とその模造製作の世界、好古家のネットワークなどに関する展示を通じて、近代的な博物館が生まれる前の、「いにしえ好き」たちの歴史資料への豊かなまなざしを明らかにします。

なお本展は、本館の共同研究「『聆涛閣集古帖』の総合資料学的研究」(研究代表者:藤原重雄、2017年度~2019年度)による成果です。
(公式HPより)

近隣イベント

TOP