「インターフェアレンス」展

会期終了

Information

 
会期2023年2月23日〜2023年6月4日
会場 銀座メゾンエルメス
入場料 無料
開館時間 11:00–19:00(入場は18:30まで)
休館日 不定休
電話番号 03-3569-3300
住所 東京都中央区銀座5-4-1
アクセス 東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B7出口直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩7分
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公式HP https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/230223/

展示内容・解説

エルメス財団は、光、振動、波動など、身体に介入するゆらぎの感覚を通じて、知覚探究を試みるアーティストによるグループ展「Interference(インターフェアレンス)」を開催いたします。4人のアーティストによる作品はそれぞれ、ミニマルな美意識の中に潜む身振りを通じて、私たちの身体に日常的に干渉している出来事の微細な尺度を浮かび上がらせ、鑑賞を通じて、皮膚や臓器といった身体の感覚や無意識とより深く向かい合う知覚のメディテーションを促します。

「Interference」は、フランシス真悟(1969年カリフォルニア州サンタモニカ生まれ)による、光干渉顔料を用いたシリーズのタイトルでもあります。この蝶の鱗粉のような素材は、角度によって異なる色層や表情を変化させるもので、アーティストは、その微細な変化や色彩の振れ幅によって、自然界、ひいては宇宙的な波長を捉えようと試みてきました。

スザンナ・フリッチャー(1960年ウィーン生まれ)は、空間の中に潜む振動や鼓動を大気に伝達させながら、白い雨のような糸で空間を満たします。振動の干渉によって変化する音は、同調し、打ち消しあい、鼓動し、周期的なリズムへと加速することで、音域外の聴覚へと私たちを誘いだすでしょう。

ブルーノ・ボテラ(1976年サルセル生まれ)は、キュレーターのカリン・シュラゲター(1988年パリ生まれ)と対話し、ギャラリーの隠れた場所の触覚を用いて、私たちの意識下に潜む知覚を触発する作品を構想します。

宮永愛子(1974年京都府生まれ)は、日常から宇宙を感じる茶会を開催し、オンラインを通じて時空を超える体験へいざないます。物理的な会場を超えて宙(そら)の海へ広がる世界は、会場から離れた場所を感受する拡張した身体を想像させます。
*茶会は会期中に数回実施予定です。参加者募集はオンラインにて行います。詳細は後日お知らせいたします。

それぞれのアーティストは、綿密に環境を整える手順を周到に踏みながらも、その計画性と偶然性の間に発生する体験を鑑賞者に委ねます。インターフェアレンスがもたらす私たちのメディテーションは、どこから始まるでしょうか。
(公式HPより)

アーティスト

  • フランシス真悟
  • スザンナ・フリッチャー
  • ブルーノ・ボテラ
  • 宮永愛子

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