金村修 展 Can I Help Me?

会期終了

Information

 
会期2023年2月2日〜2023年2月26日
会場 MEM 
入場料 無料
開館時間 13:00〜19:00
休館日 月曜日(月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
電話番号 03-6459-3205
住所 〒150–0013 東京都渋谷区恵比寿1–18–4 NADiff A/P/A/R/T 3F
アクセス JR恵比寿駅より徒歩6分
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公式HP https://mem-inc.jp/2023/01/20/kanemura2023/

展示内容・解説

電線や看板、ビルがひしめき合う都市や路地裏の風景をソリッドに撮影することで知られる金村修は近年、ドローイングやコラージュ、映像を精力的に発表しています。本展では新聞や雑誌の切り抜きによるコラージュと、ビデオ・インスタレーションを展示いたします。週末は上映会も開催いたします。
恵比寿映像祭2023 YEBIZO MEETS地域連携プログラム参加企画展

加速された映像の速度はイメージと意味を廃棄し、その輪郭だけが現れ、加速そのものが表出される。イメージの表層と意味の距離を無化する速度が、イメージの臨界を飛び越えて、速度そのものとして現れる。速度はイメージを殺すだろう。紫色のミニクーパーに乗ってロンドンの住宅街の街路樹に衝突して亡くなったMark Bolanの最後に見た光景は、車のフロントガラスから見える街路樹へとブラックホールに吸い込まれるような光景であり、それは距離を廃棄された街路樹との直接的な連結なのだ。映像とはMark Bolanの起こしたような自動車事故であり、見るのではなく直接対象に連結することであり、二つの世界を衝突させクラッシュさせることではないだろうか。 加速された映像は此処と彼処の距離を廃棄させ空間を絶滅する。そこには未来も過去も無く時間が消滅する。街路樹に向かって吸い込まれる衝突直前のMark Bolanには此処と現在しか存在していなかったように、そこに時間が存在しない。そして映像もまた此処と現在しか存在しないメディアであり、此処と彼処、過去と現在という距離を一気に縮減または短絡させる速度を持っている。映像とは現在から過去への距離を廃棄させ、全てを現在に還元するものであるのなら、映像に過去は存在しないし、過去を救済もしないだろう。加速された車のフロントガラスから見える街路樹に吸い込まれるように、空間も過去も時間も全てその中に消えていく。
金村修
(公式HPより)

アーティスト

  • 金村修

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