曽谷朝絵 Fill

会期終了

Information

 
会期2023年3月22日〜2023年4月22日
会場 西村画廊
入場料 無料
開館時間 10:30〜18:30
休館日 日曜日、月曜日
電話番号 03-5203-2800
住所 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-10-8
アクセス 東京メトロ銀座線 日本橋駅 B4出口より徒歩2分
東京メトロ東西線 日本橋駅 C4出口より徒歩2分
都営浅草線 日本橋駅 D4出口より徒歩3分
JR東京駅 八重洲北口より徒歩8分
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公式HP http://www.nishimura-gallery.com/%e6%9b%bd%e8%b0%b7%e6%9c%9d%e7%b5%b5%e3%80%80fill/

展示内容・解説

西村画廊では、2023年3月22日(水)から4月22日(土)まで、曽谷朝絵の新作展 “Fill” を開催いたします。

曽谷朝絵は1974年神奈川県に生まれ、2006年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻にて博士号(美術)を取得しました。2001年に昭和シェル石油現代美術賞グランプリ、2002年にVOCA 賞(グランプリ)を受賞するなど、大学院在学中から頭角を現し、2013年には水戸芸術館で大規模な個展を開催すると共に作品集『曽谷朝絵 宙色(そらいろ)』(青幻舎)を刊行しました。主な個展に、西村画廊(2007年~)、資生堂ギャラリー(2011年)、AKI Gallery(2015年、台北)、スパイラルガーデン(2022年)、Hebel_121(2023年、バーゼル)などがあり、今年2月25日からは、さいたま市プラザノースで「曽谷朝絵展 にじのわ」を3月19日まで開催します。また、国内外の様々な公共施設においてカッティングシートを主材にした大々的なインスタレーションを継続的に発表し高い評価を得ています。

バスタブの水の波紋やそこにきらめくプリズム、時間の経過と共に移ろう暖かな日溜りなどが、鮮やかな色彩と驚異的な描写力によって体感的に抽出された曽谷の作品は、あふれる光に包まれるような感覚を観者に誘起し、視覚のみならず触覚や体温までにも心地よく働きかけてくる親密で身体的な魅力を有しています。そこには我々が日常的に体験し得る細微で豊かで複雑な実感が濃密に凝縮された、小宇宙的な広がりが横溢しています。

曽谷が傾注する題材の一つに植物があり、これまで、躍動する花の水彩画を拡大出力し大阪・西梅田の商業施設BREEZÉ BREEZÉ 内の高さ20メートルに及ぶ吹き抜けの壁面に施工した2008年の《air》、浮遊する色彩豊かな森の映像作品を水戸芸術館の一室いっぱいにミラーボールを使い投射した2013年の《宙》など、木や草花の充溢した生命力を表現してきました。そして、近年のコロナ禍において放置されたまま縦横無尽に生い茂った植物の強烈な活力に自身の創造のプロセスとの類似を見出した曽谷は、はちきれそうな瑞々しさや暴力的な野性を湛えたそれらの姿を、偶発的な要素を取り込みながら即興的に描きとるようになりました。本展では、それら雑草の森をテーマに描いた新作絵画およそ15 点を展覧いたします。
(公式HPより)

アーティスト

  • 曽谷朝絵 

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