モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ

会期終了

Information

 
会期2023年3月4日〜2023年8月27日
会場 高島屋史料館TOKYO
入場料 無料
開館時間 11:00~19:00
休館日 月・火曜日(祝日の場合は開館)
電話番号 03-3211-4111
住所 〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
アクセス ●JR「東京駅」八重洲北口から徒歩5分
八重洲北口を出て外堀通りを横断し、さくら通りを中央通りに向かって直進していただきますと、中央通りを横断した角に日本橋高島屋S.C. 本館がございます。
●東京メトロ 銀座線・東西線「日本橋駅」直結
●都営地下鉄 浅草線「日本橋駅」から徒歩4分
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公式HP https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/tokyo/exhibition/

展示内容・解説

ショッピングモールとは、都市であり、宇宙である。
そして、想像力の源泉である。

百貨店展に続く今回のモール展では、ショッピングモールの文化的意義を考察してみたいと思います。これまで文化批評の文脈で、モールは社会を均質化し、古くからある商店街を虐げる存在として批判の対象となってきたことが多いように思います。しかし、私たちは、今日においてモールはむしろカルチャーを育む土壌であり、文化的象徴でさえあるのではないかと考えています。それは即ち、現代の都市における最も重要な公共圏であり、私たちの日々の生活の不可分な一部であることを意味します。

モールという箱に入れば、そこはまるで一つの都市のように、ストリートに沿ってアパレルショップや雑貨店、フードコート、映画館、広場などが展開され、吹き抜けからそれらを一望すると、人々の日常の最大公約数がここに凝縮されていることが再確認できます。こうした空間であることが、多くのアーティストたちの想像力を刺激するのも無理はありません。

本展は「ショッピングモールはユートピアだ」という仮説をもとに、「街」、「内と外の反転」、「ユートピア」、「バックヤード」といったいくつかのテーマを切り口に、モールという消費空間が私たちのイマジネーションにどのように働きかけ、どのような文化的価値を創造してきたのかを読み解いてみようとする試みです。展示室には、膨大なテキストと共に、映画、音楽、コミック、小説、ゲームなど、モールを舞台としたさまざまなジャンルの作品が、あたかも巻物がひもとかれたかのように出現します。本展サブタイトルに掲げたように、モールこそが私たちの夢見たユートピアであったのかどうか、ぜひみなさまの目で確かめていただきたいと思います。また本展が、ショッピングモールの一考察として、モールの新たな側面に光をあてることができる契機となれたなら幸いです。
(公式HPより)

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