山上新平 展 |liminal (eyes)

会期終了

Information

 
会期2023年3月4日〜2023年4月9日
会場 POETIC SCAPE
入場料 無料
開館時間 水曜~日曜/13:00~19:00 
休館日 月曜・火曜
電話番号 03-6479-6927
住所 東京都目黒区中目黒4-4-10 1F
アクセス <中目黒駅から徒歩11分>
中目黒駅正面出口改札を出て右折し、山手通りを直進。
スペイン料理店の角を右折し再び直進。
つきあたりを右折し3軒目。
地図 Google MAPで見る
公式HP https://www.poetic-scape.com/#exhibition

展示内容・解説

POETIC SCAPEでは2023年3月4日より4月9日まで、鎌倉の海と波を捉えた山上新平の個展「liminal (eyes) 」 を開催いたします。

山上の作品の変遷は、山上が一貫してこだわってきた「眼差し」の変遷と言えるかもしれません。実家近くの山中 に入り撮影した初期のモノクロ作品三部作(「EQUAL」「SOW」「SPECTRUM」)は、自らの命を削るように 森の深部に潜り、眼差しを少しづつ変容させながら生み出されました。続いて取り組んだ「The Disintegration Loops」では「脱力したまなざし」(当時の山上のメモより)により黒一色の前シリーズから一転、作品は豊かな色 彩を獲得します。

波を撮る前、山上はチョウを撮影しています。鳥などに比べて動きが不規則で目で追えない被写体に対し、眼差し はどう反応するかという挑みでした。「とらえよう、つかもうとすることから脱却することで、触れるだけの眼が 生まれました」(写真集の制作に向けた言葉より)。この「触れるだけの」眼差しを得て、山上は住処の鎌倉の海と 波に挑み、写真集「liminal (eyes) YAMAGAMI」を完成させます。

山上は己の眼差しと同様もしくはそれ以上に「鑑賞者の眼差し」を重視しています。「『いかに見る人の眼差しに 耐えられるか』それは一貫してコアにあるものかもしれません。」(前出の言葉より)。山上は苦闘の末に生み出した自分の写真から距離を取り、その反対側にいる鑑賞者の前に差し出します。そしてその写真が見られるとき、見る人の中に何らかの作用を引き起こす強度があるのかを常に問い続けています。写真は写真であって、写真は自分ではないと言い切る山上の作品は、自己表現というものから最も遠い位置にあります。
(公式HPより)

アーティスト

  • 山上 新平

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