構築される「遺跡」:KeMCo建設で発掘したもの・しなかったもの

Information
会期 | 2023年3月6日〜2023年4月27日 |
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会場 | 慶應義塾ミュージアム・コモンズ |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 11:00–18:00 |
休館日 | 土日祝 |
電話番号 | 03-5427-2021 |
住所 | 〒108-8345 東京都港区三田2-15-45 |
アクセス | ○田町駅(JR 山手線/JR 京浜東北線)徒歩8分 ○三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分 ○赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20230306/ |
展示内容・解説
「遺跡」とはなんだろうか。一般には、歴史的過去に属する人々の活動の痕跡が存在する場所をいう。痕跡の多くは地中に埋もれている。だから、「遺跡」の内容を明らかにするには発掘が必要になる。
慶應義塾はミュージアム・コモンズ(KeMCo)の建設にあたり、この地に残る痕跡を対象とする発掘を行った。工事で失われる前にその記録と遺物を将来に残すためである。この発掘で私たちは縄文時代から江戸時代に至るさまざまな痕跡を見出し、多くの成果を得た。
一方、私たちはこの地に残る痕跡をすべて発掘したわけではない。例えば自然現象の痕跡、近代以降の痕跡は対象にしなかった。発掘は実のところ痕跡を選択する行為であり、「遺跡」とそこで語られる「歴史」はその選択により構築されるものでもある。
この展覧会では、選択によって得た成果とともに、選択しなかったものにも目を向ける。構築された枠組みをいったん外してみることで、「遺跡」と「歴史」のあり方を問い直す機会としたい。
(公式HPより)