Keith Haring: 360°
Information
会期 | 2021年5月15日〜2022年5月8日 |
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会場 | 中村・キースへリング美術館 |
入場料 | 一般 1,500円(1,000円) 障がい者 600円 16歳以上の学生 600円 15歳以下 無料 ※()内は団体(20名以上)の料金です<要予約> ※上記料金は、いずれも消費税込みです ※割引の適用には身分証明書のご提示が必要です |
開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
休館日 | 定期休館日 なし *10月12日(火)〜15日(金)は展示替え作業のため「自由の展示室」のみクローズいたします。なお、そのほかの展示室は通常開館しております。 |
電話番号 | 0551-36-8712 |
住所 | 〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町10249-7 |
アクセス | <電車> JR新宿駅より 中央線特急で約2時間 JR名古屋駅より 中央線特急で約3時間(JR塩尻駅乗換) JR小淵沢(こぶちざわ)駅下車、駅から当館までタクシーで約8分 <高速バス> バスタ新宿より高速バス(新宿〜茅野・諏訪・岡谷線)で約2時間半 大阪、京都方面からはクリスタルライナーをご利用ください 中央道小淵沢バス停下車、バス停から当館までタクシーで約5分、徒歩約30分 *現在、小淵沢駅及び中央道小淵沢バス停と当館を結ぶバスが運行しておりません。 恐れ入りますがタクシーをご利用ください。 <車> 中央自動車道「高井戸」I.C.から「小淵沢」I.C.へ約2時間 中央自動車道「小牧」I.C.から「小淵沢」I.C.へ約2時間半 「小淵沢」 I.C.から約6分 |
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公式HP | https://www.nakamura-haring.com/exhibition/ |
展示内容・解説
キース・へリングは1980年代初頭、ニューヨークの地下鉄構内の空き広告スペースにチョークで描いた「サブウェイ・ドローイング」によって一躍有名になりました。
1981年の初個展以前よりクラブやシアター など画廊以外の場所でも自らキュレーションをして展覧会を開催するなどその活動は多岐に及びます。そして「ドクメンタ7」(1982年)や「ヴェネチア・ビエンナーレ」(1984年)といった主要な国際展にも選出されるようになり、アーティストとしての地位が確立されていきました。
1990年エイズによる合併症のため31歳の若さでこの世を去りますが、没後30年を経た今でもその人気は衰えることがありません。シンプルで明るい印象が 強いヘリングの作品ですが、子どもたちへの支援、反戦・反核、人種やセクシュアリティーに対する差別撤廃、 HIV・エイズ関連のアクティビズムなど、問題提起が多く含まれています。
また美術史への深い洞察やテクノ ロジーへの強い関心など、空間軸や時間軸にとらわれない眼差しで世の中を描写しました。
本展のハイライトとなるのは、彫刻作品《無題(犬の上でバランスをとる人)》(1989年)です。へリングの彫刻といえば、まるで二次元から飛び出てきたような平面的な形が組み合わさったフィギュアで、目を引くようなビビッドな作品が代表的ですが、本作は生のアルミ素材が渋い輝きを放ちます。
彫刻のまわりをぐるりと一周してみましょう。見る角度で異なる像が現れます。人が犬の上に乗って無邪気に遊んでいるようにも見え ますし、作品タイトルの通り、なんとかバランスをとっているように見えるかもしれません。
人間と動物との共存関係や、その像のポーズは測り知れない未知の社会に対する不安を思い起こさせることもあるでしょう。
また、本展ではアーティストであり美術ジャーナリストの村田真氏が1982年12月から翌年1月にかけてニューヨークでヘリングに密着取材した際の一連の写真群を初公開いたします。そのほか、防水布にペイントを施した絵画作品《無題(KH.200)》(1982年/高知県立美術館蔵)、東京都多摩市で約500人の子どもたちと 描いた壁画《マイ・タウン》、《平和I-IV》(1987年/多摩市文化振興財団蔵)、そしてアムステルダムで制作され、新たに当館コレクションに加わった全6点の版画シリーズ《バッド・ボーイズ》(1986年)も披露します。
本展ではヘリングの多角的な芸術性と社会への深いメッセージを360°のアングルで再考します。
(公式HPより)