フェルメールフェルメール展上野上野の森美術館
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「フェルメール展」の見どころ・作品を詳しく解説!気になる混雑状況も

日本美術展史上、最大。といわれ大変な話題を呼んでいる「フェルメール展」

現存する作品は35点しかないという貴重な作品たちが今回はなんと、9点も集結するとあって見逃せない展示となっています!

サブタイトルにもあるように「それは、この上もなく優雅な事件」なのです!!

さっそくthisis media編集部も優雅な事件を目撃すべく、上野の森美術館に行ってきました。

感想から見どころまで、展示の情報をぎゅぎゅっと詰め込んだので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

あなたの部屋に合うアートは?
「アート診断」

Q1.希望の価格帯は?

Q2.気になるジャンル・モチーフは?

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日曜夕方の混雑状況は?

まず今回のフェルメール展では日時指定入場制となっていて、チケットを買う際にあらかじめ時間を指定する形になっています。(チケットの詳しい説明は後ほど)

そのため今回は日曜日の夕方(17 : 00 ~ 18 : 30)を予約して美術館に行ってきました!

理由は単純で、休日とはいえ夕方だったら空いているだろうと考えたからです。

安易でした…。笑

17時から入場可能ということだったので15分程早めに着いたのですが、すでに人の列・列・列…

こちらは入り口付近なのですが、入場を待つお客さんでいっぱいです。

結局、予定時間の20分後に入場することができました。

入場ができる時間より少し後に行くと比較的スムーズに入れるようなので、時間をずらすことをおすすめします。

しかし、最もおすすめなのは平日の夕方です!
一番人が少ない時間帯のため、ゆっくり作品を鑑賞できます。

せっかく行くなら、空いてる時間を狙って行ってきてくださいね!

チケットの買い方

ここからはチケットの買い方についてご紹介します。
チケットの買い方は大きく分けて三種類あります。

1.インターネットで申し込む(フジテレビダイレクト・チケットぴあ)

>フジテレビダイレクト公式サイトはこちら

>チケットぴあ公式サイトはこちら

2.電話で申し込む(チケットぴあ・フェルメール展インフォメーションセンター)

>チケットぴあインフォメーションダイヤル 
 0570-008-035(オペレーター対応 9:00~20:00)

フェルメール展インフォメーションセンター
 0570-008-035(オペレーター対応 10:00~18:00/会期中9:00~20:00)

⒊直接店舗で購入する(チケットぴあ・会場チケット窓口)

チケットポート各店の詳しい情報はこちら
チケットぴあ店舗の詳しい情報はこちら

 

日時指定入場制とは

今回のフェルメール展では日時指定入場制を導入しています。

簡単にいうと、お客さんが美術館にいく時間帯をあらかじめ指定できるというものです。

定員が決まっているので、どの時間でも比較的スムーズに作品を鑑賞できるのがうれしいポイントですね!

入場時間枠は以下の六つからお選びいただけます。
 
①9:30~10:30 (1月・2月は9:00~10:30)
 
②11:00~12:30
 
③13:00~14:30
 
④15:00~16:30
 
⑤17:00~18:30
 
⑥19:00~20:00
 
先ほども述べたように、各時間枠の入場開始直後は入場待ち列ができるので、時間に余裕がある方は時間枠内後半に入場することをお勧めします!

入場後は閉館まで時間制限なく鑑賞できるのでご安心を。

展示内容は?

それではここから本題の展示について解説していきます。
美術館に行く前に軽く予習していきましょう!

「牛乳を注ぐ女」を含む豪華9作品が来日


ソース

オランダの絵画黄金時代に活躍した、ヨハネス・フェルメール。

国内外問わず不動の人気を誇っており、フェルメールの作品となれば数点の展示でも行列ができるほど…

現存する作品はわずか35点とも言われており、そのうちの9点を一度にみられる今回の展示はまさに夢の共演です。

さらに「牛乳を注ぐ女」「手紙を書く女」「真珠の首飾りの女」「ワイングラス」は日本初上陸とあって、アートファンにとっても大注目の展示となっています。

日本美術展史上最大のフェルメール展を東京・上野の森美術館にてお楽しみください!

そもそもフェルメールってどんな人?


ソース

オランダ絵画黄金時代を生きた画家、ヨハネス・フェルメールは1632年、オランダのデルフトに生まれました。

フェルメールは「牛乳を注ぐ女」や「手紙を書く女」からも分かるように、人々の日常を題材とした風俗画を丁寧に描いていきました。

それらの絵画における考え抜かれた構図や、緻密な筆使い、優しく包み込むような光の表現が見る人を魅了していったのです。

その後43歳で没すると、次第に世間から忘れ去られていきましたが、19世紀に入りフェルメール熱が再燃。

現存する作品がわずか35点しかないという希少性も相まって、世界的を代表する画家となっていきました。

人気女優「石原さとみ」が音声解説を担当!


ソース

フェルメール展で音声解説を務めたのは映画やドラマ、舞台など様々なシーン活躍中の女優石原さとみさんです。

石原さんの優しい声を聴きながら、作品をより深く・じっくり味わうことができます。


ソース
そして今回驚いたのは、音声解説が来場者全員に無料配布されるところです!

音声ガイドには名画の鑑賞ポイントや画家たちのトリビア、さらには石原さん自身の作品に対する思いなどが収録されており、贅沢な音声ガイドとなっています。

 

今回の見どころ

フェルメール展と題していますが、展示作品はフェルメールの作品だけではありません。ハブリエル・メツー、ピーテル・デ・ホーホ、ヤン・ステーンといった有名画家による約50点もの作品をお楽しみいただけます。

ここでは美術館に行った際、これだけは見逃さないで欲しい!という作品をご紹介いたします。

「牛乳を注ぐ女」


ソース

こちらは今回の展示の目玉でもある、フェルメールの代表作です。

フェルメールがまだ若い20代の頃にできた作品ですが、黄色と青が見事な対比になっていたり、細部に巧みな遠近法が使われていたりと、すでに画家として十分な技量があったことが伺えます。

また、フェルメールならではの柔らかい優しい光の表現も思わずうっとりするような仕上がりです。

その他にも背後の壁にある釘穴や、窓ガラスが露結して曇っている様子など、何度見ても見飽きない細密な表現がたくさんあります。

ぜひ美術館にて、本物の魅力を味わってください。

 

「手紙を書く女」

手紙を書いていた女性はこちらの存在に気づいたのでしょうか、ふとした表情でこちらを見上げています。

よく見るとこちらの絵にも隠されたサインが沢山あります。

まず、真珠の首飾りと白の髪飾りは絶妙なバランスが保たれており、永遠の時を表しています。

背後には「ヴィオラ・ダ・ガンバ」と呼ばれているヴィオラが描かれており、これは美しい音色を出すことから愛を象徴とされています。

つまりこちらの絵には愛が長くは続かないことが永遠のテーゼであるという、フェルメールなりのメッセージが込められているのです。

女性が今書いている恋文は一体誰に向けて書かれているものなのか…想像力を掻き立ててくれる一作です。

 

「真珠の首飾りの女」

鏡に映る自分を見ながら身支度を整える女性。

その優しい表情は幸せそうなオーラで溢れています。

フェルメールは絵の中に小道具を用い、たくさんのメッセージを込めると言われていますが、こちらの作品にはそういった「意味」をあえて削ぎ落としたような、シンプルで純潔な女性の幸福が感じられます。

余計なものを削ぎ落とした景色の中に詮索は不要なのかもしれませんね。

 

「リュートを調弦する女」


ソース

女性が手にしている楽器はリュートといって、ギターの一種です。

ルネサンス期からバロック期にかけて流行し、音量が小さいながらも温かく心癒される音色が特徴的です。

当時は楽器が恋愛を示唆していたこと、背景に世界地図が飾られていることなどから、彼女の恋人はどこか遠くにいるとも推測できます。

さらに手前の椅子が引かれている様子から、恋人が不在であるという解釈もできます。

彼女の視線の先には誰が映し出されているのか…想像を巡らしてお楽しみください。

 

「赤い帽子の女」


ソース

印象的な真っ赤な帽子をかぶり、何かに気づいたかのようにこちらを向く女性。

フェルメールの作品としては光の使い方が他と異なるところが特徴的です。

さらに絵画の大きさもフェルメール作品の中で最小であり、唯一の板絵であることにも注目です。

謎めいた女性の表情は一体何を表しているのでしょうか。

日本初上陸の不思議な絵画をぜひご堪能ください。

 

「本を読む老女」


ソース

こちらの作品はレンブラントの弟子であるダウによって描かれた一枚です。

老女のシワや帽子の毛皮など本当に細かい仕上がりとなっており、読んでいる聖書のページは「ルカによる福音書」19章であることがわかります。

ぜひ本物の絵から溢れる繊細なタッチをお楽しみください。

 

「手紙を読む女」


ソース

ハブリエル・メツーによって描かれたこちらの作品は同じくメツーによって描かれた「手紙を書く男」と対の作品となっています。

実際、今回の展示でも隣り合わせで展示されているためじっくり見比べることができます。

女性の衣装はフェルメールの作品から影響を受けているところにも注目です。

 

帰りはグッズも要チェック!

作品の鑑賞が終わったら、お土産コーナーも要チェックです。
フェルメール作品にちなんだ可愛いグッズから目が離せません!

公式グッズ 

ミルククッキーにミルクキャンディーなど「牛乳を注ぐ女」になぞらえた商品がたくさん!お土産にもってこいの商品ですね。

コラボグッズ 

こちらは作品のモチーフをあしらったタオルハンカチ。上品な肌触りが素敵ですね。

こちらはアートを実際に体験できちゃうボトルです。
限定デザインというワードに惹かれちゃいますね。

こちらは大好評で完売した「牛乳を注ぐミッフィー」です。
ネットでは購入できるようなので気になる方は要チェックです!

フェルメールの美味しいコラボ商品

こちらはエキュート上野「シーズカフェ」にて販売中のホワイトカレー。
作品鑑賞の前によってみてはいかがでしょうか?

ハードロックカフェ上野駅東京でいただけるのは牛乳を注ぐ女をイメージしたパンのデザートです!
鑑賞後のちょっとした休憩にぴったりですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はフェルメール作品の9点が一堂に会するとだけあって、お客さんの多さに驚いてしまいましたが、鑑賞自体は制限なく回れたので大満足でした!

個人的には最初にフェルメールルームに行ってから、その他の作品を鑑賞する順番が効率的かなと思いました。

少しでもみなさんの美術館鑑賞の参考になれば幸いです。

「最大にして、最も贅沢な。フェルメール展」ぜひ楽しんできてください!

 

上野の森美術館基本情報

開館時間 10 : 00~17 : 00(入場は閉館30分前まで)

定休日 不定休

入館料 展示により異なります。

TEL03-3833-4191

URLhttp://www.ueno-mori.org/

住所 〒110-0007 東京都台東区上野公園 1-2

地図

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