2019/01/31

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浮世絵コレクションがある美術館・博物館15選

ソース

“この美術館の浮世絵が面白い”
おすすめの美術館・博物館15選

日本だけでなく海外からも高く評価されている「浮世絵」。

大規模な浮世絵展が開催されると、美術館に多くの人が詰めかけますが、その一方で、会場が混雑していてゆっくり見られないというデメリットもあるのではないでしょうか。

そんな時チェックして欲しいのが、その作品が「どこの美術館に所蔵されているか」です。

展覧会会場ではゆっくり見れなくても、所蔵美術館に見に行けば、独り占めできるチャンスがあるのです。

東海道五十三次と言ったメジャーな浮世絵から、北斎の肉筆画といった、滅多にお目にかかれないお宝が全国の美術館には眠っています。

今回は、そんな浮世絵好きなら一度はしておきたい、浮世絵がテーマの美術館・博物館をご紹介します。

気になる美術館があったらぜひ足を運んでみてくださいね。

1.石川県立美術館

石川

国貞の浮世絵700点以上
金沢の隠れアートスポット

石川県金沢市の有名観光地、兼六園と金沢21世紀美術館のちょうど真ん中にある隠れたアートスポット「石川県立美術館」。

こちらの美術館には地元の事業家から寄贈された2,224点もの浮世絵版画が所蔵されています。そのコレクション内容は、歌川国貞754点、歌川国芳214点、歌川広重166点と充実の内容。

コレクションの多くが公式ホームページ上で公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 2224点

● 主なコレクション

歌川国貞
「東海道五十三次(美人東海道)」
「東錦絵三十六歌撰 全」

歌川国芳
「みかけハこハゐがとんだいい人だ」
「魚づくし ふぐと赤えい」

歌川広重
「東海道五十三次」
「名所江戸百景」

● 主な絵師

喜多川歌麿 / 渓斎英泉 / 河鍋暁斎 / 鳥居清長 / 歌川国貞 / 歌川国芳 / 歌川豊国 / 鈴木春信 / 歌川広重

 

2.那珂川町馬頭広重美術館

栃木

広重の浮世絵を堪能できる
隈研吾設計の美術館

建物の設計を隈研吾が手がけたことでも有名な「那珂川町馬頭広重美術館」。

その名の通り、歌川広重の作品を多く所蔵しており、広重の作品を94点、うち肉筆画が40点以上という、国内でも有数の広重コレクションが最大の見どころとなっています。

作品は浮世絵を収集していた関西の実業家・青木藤作の遺族によって那珂川町に寄贈され、それらの作品を展示するためにこの美術館が開設されました。

隈研吾の設計による、地元の八溝杉を使った素晴らしい空間で、広重の肉筆画を堪能できる美術館です。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 4500点

● 主なコレクション

歌川広重
「東海道五十三次」

歌川国貞
「壱 清水清はる 藤川友吉」
「弐 淀平 尾上松助」
「三 清玄あしゃり 坂東三津五郎」
「四 こし本つまぎ 中むら松江」
「五 さくらひめ 市川傳蔵」

● 主な絵師

歌川広重 / 歌川国貞 / 歌川国芳 / 小林清親

 

3.河鍋暁斎記念美術館

埼玉

3000点以上の資料・作品を所蔵
暁斎の子孫が運営する美術館

埼玉県蕨市にある「河鍋暁斎記念美術館」は、河鍋暁斎と彼の門人たちの作品を所蔵する美術館です。

1944年、強制疎開によって、埼玉県蕨市に居を移していた暁斎の曾孫、河鍋楠美が自宅を改装して開館しました。

代々河鍋家に伝わる画稿、下絵など3000点余を所蔵している他、現在も暁斎作品の収集・研究を行っています。

他館への作品貸出も多いので、暁斎の作品を見る際には所蔵館名にも注目してみてくださいね。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 3000点

● 主なコレクション

河鍋暁斎
「文読む美人図」 
「閻魔大王と地獄太夫」 
「猫を抱く美人図」 
「寛永時代美人図」 
「百福の宴」 

● 主な絵師

河鍋暁斎

 

4.すみだ北斎美術館

東京 墨田区

北斎が愛した墨田区にOPEN
すみだ北斎美術館

北斎が生涯の多くを過ごしたと言われる墨田区に、2016年開館した「すみだ北斎美術館」。

同館の所蔵作品は、北斎の個人収集としては最高・最大の600点にも及ぶ、「ピーター・モース コレクション」。日本浮世絵協会会長を務めたこともある古美術・浮世絵収集・研究の大家、楢崎宗重が寄贈した「楢崎宗重コレクション」から成ります。

主な作品


 


『北斎漫画 三編』葛飾北斎

内容


● 所蔵数 1,800点

● 主なコレクション

葛飾北斎
「隅田川両岸景色図巻」 
「ほととぎす聞く遊君図」 
「四代目岩井半四郎 かしく」 
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」 
「冨嶽三十六景 凱風快晴」 
「冨嶽三十六景 山下白雨」
「諸国瀧廻 美濃ノ国養老の滝」
「北斎漫画」

● 主な絵師

葛飾北斎

 

5.江戸東京博物館

東京 両国

江戸の情緒と浮世絵が両方楽しめる
江戸東京博物館

東京・両国にある「江戸東京博物館」。
江戸時代の日本橋実寸大レプリカや、長屋や芝居小屋を再現した江戸情緒を感じることのできるスポットとして、特にお年寄りや外国人からの人気を集める観光地ですが、実はこちらも隠れた浮世絵スポットなのをご存知でしょうか。

浮世絵の所蔵数は少ないですが、定期的に浮世絵関連の展示を開催している他、歌川広重 ・喜多川歌麿 ・東洲斎写楽といった有名浮世絵師の作品を展示しています。

また、博物館全体が江戸の風景を再現しているので、当時の文化についても同時に知ることができるというおすすめのアートスポットです。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

歌川広重
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」

喜多川歌麿
「歌撰恋之部 物思恋」

東洲斎写楽
「市川鰕蔵の竹村定之進」

橋本貞秀
「東都両国ばし夏景色」

● 主な絵師

歌川広重 / 喜多川歌麿 / 東洲斎写楽 / 橋本貞秀

 

6.東京国立博物館

東京 上野

菱川師宣「見返り美人図」は必見
東京国立博物館

「東京国立博物館」で注目したい浮世絵はやはり、菱川師宣の「見返り美人図」です。

所蔵されている浮世絵の多くは個人の寄贈によるもので、実業家・松方幸次郎の浮世絵コレクション約8,000点がその大半を占めています。

有名浮世絵師の作品をほぼ網羅していると言っても過言ではありませんが、常設されている展示作品数の中で浮世絵が占める割合はごくわずか。他館にも貸出されているので、必然外部で見られる機会の方が多いかもしれません。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

菱川師宣
「見返り美人図」
「歌舞伎図屏風」

葛飾北斎
「冨嶽三十六景」全作品
「諸国瀧廻」8図中6図

喜多川歌麿
「ホッピンを吹く女」

歌川広重
「東海道五十三次」

東洲斎写楽
「市川男女蔵の奴一平」
「八世守田勘弥の鴬の次郎作」
「二世瀬川富三郎の大岸蔵人」
「市川海老蔵の竹村定之進」

鳥居清長
「風俗東之錦」

● 主な絵師

歌川広重 / 喜多川歌麿 / 東洲斎写楽 / 葛飾北斎 / 歌川豊国 / 鈴木春信 / 渓斎英泉 / 勝川春章 / 歌川国芳 / 鳥居清長

 

7.太田記念美術館

東京 表参道

国内最大級の作品数を誇る
太田記念美術館

東京都渋谷区にある「太田記念美術館」。
見た目はこじんまりとしていますが、実は総計1万2千点を超える国内でも最大級の作品数を持つ美術館なのをご存知でしょうか?所蔵作品の内訳は、

・肉筆浮世絵約500点
・浮世絵版画約1万点
・浮世絵関係の版本及び骨董品約200点
・旧鴻池コレクションの扇面画約900点
・浮世絵研究家・長瀬武郎から寄贈された肉筆画と版画約650点は

となっており、浮世絵の歴史を網羅した作品を多く取り揃えています。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 1万2千点

● 主なコレクション

菱川師宣
「見返り美人図」
「歌舞伎図屏風」

葛飾北斎
「冨嶽三十六景」全図
「雨中の虎」

葛飾応為
「吉原格子先の図」

喜多川歌麿
「喜多川歌麿 美人読玉章図」

歌川広重
「東海道五十三次」全図

東洲斎写楽
「市川海老蔵の竹村定之進」

勝川春章
「猫に美人図」

● 主な絵師

歌川広重 / 喜多川歌麿 / 東洲斎写楽 / 葛飾北斎 / 歌川豊国 / 鈴木春信 / 渓斎英泉 / 勝川春章 / 歌川国芳 / 鳥居清長

 

8.鎌倉国宝館

神奈川 鎌倉

北斎・広重の肉筆浮世絵を多数所蔵
鎌倉国宝館

鎌倉の観光スポットとしても知られる鶴岡八幡宮境内の東側にひっそりと佇む「鎌倉国宝館」。

鎌倉に関係する古文書や絵画、美術品を保存・展示する目的として開館されましたが、肉筆浮世絵の蒐集家・氏家武雄と鎌倉市が財団法人氏家浮世絵コレクションを館内に設立したことで、100点以上の肉筆浮世絵が鎌倉国宝館に所蔵されました。

北斎や広重といった有名浮世絵師の、特に見応えのある肉筆画を所蔵する珍しいアートスポットです。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

菱川師宣
「桜花遊女と禿図」

葛飾北斎
「酔余美人図」
「桜に鷲図」

歌川広重
「高輪の雪図」
「両国の月」
「御殿山の花図 」

● 主な絵師

菱川師宣 / 喜多川歌麿  / 葛飾北斎 / 歌川広重

 

9.岡田美術館

神奈川 箱根

喜多川歌麿「深川の雪」は必見
岡田美術館

多くの国宝・重要文化財を所蔵することでも有名な、日本美術好きは一度は訪れたい美術館「岡田美術館」。

ここにも有名浮世絵師の肉筆画コレクションがあり、一見の価値があります。

特に、1948年以降行方不明になっていた喜多川歌麿作「深川の雪」は、2012年に発見され岡本美術館が所蔵・公開したことでも有名。

日本美術の名品と共に、浮世絵も楽しめるおすすめのアートスポットです。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

喜多川歌麿
「深川の雪」
「三美人図」
「芸妓図」

葛飾北斎
「夏の朝」
「傾城図」
「立美人図」

● 主な絵師

喜多川歌麿  / 葛飾北斎 / 勝川春章

 

10.東海道広重美術館

静岡

広重の風景浮世絵がずらり
東海道広重美術館

東海道の宿場町「由比宿」の本陣があった跡地、由比本陣公園内に平成6年に開館した「東海道広重美術館」

こちらの美術館は「東海道五十三次」を中心とした広重の風景浮世絵約1,400点を所蔵・公開しています。

かつての宿場町で510円〜とお得に浮世絵の世界を楽しめるスポットです。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

歌川広重
「東海道五拾三次之内」(保永堂版)
「東海道五拾三次」(狂歌入東海道)
「東海道五十三次之内」(行書東海道)
「東海道」(隷書東海道)
「東海道五十三対」
「双筆五十三次」
「木曾街道 六拾九次之内」
「名所江戸百景」
「不二三十六景」 

● 主な絵師

歌川広重 / 歌川豊国

 

11.真宗小布施北斎館

長野

「男浪図」「女浪図」は必見
北斎の肉筆画を堪能

長野県小布施市にある「真宗小布施北斎館」は、北斎が手がけた、東町祭屋台天井絵「龍図」「鳳凰図」、上町祭屋台天井絵「男浪図」「女浪図」を展示する施設です。

北斎とその娘・葛飾応為の肉筆画や、北斎の門弟の作品などを展示。

一番の見どころはやはり「男浪図」「女浪図」と、北斎絶筆の作と言われる「富士越龍図」です。

ここでしか見られない肉筆画が多数、北斎好きなら一度は訪れたいスポットです。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

葛飾北斎
東町祭屋台天井絵「龍図」「鳳凰図」
上町祭屋台天井絵「男浪図」「女浪図」
「富士越龍図」
「白拍子」

● 主な絵師

葛飾北斎 / 葛飾応為

 

12.日本浮世絵博物館

長野

質・量ともに日本一
日本浮世絵博物館

長野県松本市にある「日本浮世絵博物館」。

所蔵作品数は約10万点、うち肉筆浮世絵が約千点という日本でも有数の浮世絵博物館で、質・量ともに日本一といっても過言ではありません。

コレクションの多くは、江戸時代松本の豪商だった酒井家5代200年にわたる「酒井コレクション」がメインとなっています。

特に作品の保存状態が良く、他館の浮世絵展へ頻繁に作品貸出を行っているのも特徴です。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 10万点以上

● 主なコレクション

喜多川歌麿
「切の娘」

葛飾北斎
「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
「諸国滝巡」

歌川広重
「江戸名所百景」
「東海道五十三次」

歌川国芳
「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」
「相馬の古内裏」
「みかけハこハゐがとんだいい人だ」

渓斎英泉
「今様花鳥風月」

● 主な絵師

喜多川歌麿 / 葛飾北斎 / 歌川広重 / 歌川国芳 / 渓斎英泉

 

13.中山道広重美術館

岐阜

金曜日は入場無料
中山道広重美術館

岐阜県恵那市にある「中山道広重美術館」は、歌川広重を中心に歌川国芳などの浮世絵約500点以上所蔵する美術館です。

コレクションの多くは、恵那市の実業家・田中春雄が木曽街道と歌川広重をテーマに約30年の歳月をかけて収集した「田中コレクション」で、風景浮世絵の名品が揃っています。

風景浮世絵の中でも特に見応えのある「木曽海道六拾九次之内」は一見の価値ありです。

主な作品


 

内容


● 所蔵数 500点以上

● 主なコレクション

歌川広重
「木曽海道六拾九次之内」
「東海道五十三次之内」(行書東海道)
「京都名所之内」
「浪花名所図会」
「魚づくし」
「忠臣蔵」

歌川国芳
「木曽街道六十九次之内」

葛飾北斎
「基礎名所一覧」

● 主な絵師

葛飾北斎 / 歌川広重 / 歌川国芳 / 渓斎英泉

 

14.細見美術館

京都

隠れた名品揃い
細見美術館

東洋の古美術品約1000点以上コレクションする、「細見美術館」。

こちらの美術館は、関西でも一二を争う名コレクションをもち、多数の重要文化財を所蔵していますが、浮世絵においても例外ではなく、隠れた名品を持っています。

一つは北斎の肉筆美人画の中でも特に評価の高い「夜鷹図」。もう一つは、最小にして最高の春画「袖の巻」です。

作品が公開される機会は少ないですが、他館へ貸出される場合もあるのでどちらも要チェックの作品です。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

葛飾北斎
「夜鷹図」

鳥居清長
「袖の巻」

● 主な絵師

葛飾北斎 / 鳥居清長

 

15.山口県立萩美術館・浦上記念館

山口

陶器と浮世絵を堪能
山口県立萩美術館・浦上記念館

「萩焼」で有名な萩市出身の実業家・浦上敏朗氏が収集した浮世絵、東洋陶磁などの寄贈作品を公開する目的で1996年に開館した「山口県立萩美術館・浦上記念館」。

歌川広重、葛飾北斎、歌川国芳と言った有名浮世絵師の作品約5,500点を所蔵しています。

一番の見どころは、世界に3作しか残っていないと言われている葛飾北斎作「風流無くてなゝくせ 遠眼鏡 」。

東洋の陶器コレクションも見応えがあり、陶芸と浮世絵を両方楽しめる美術館です。

主な作品


 

内容


● 主なコレクション

葛飾北斎
「風流無くてなゝくせ 遠眼鏡 」

喜多川歌麿
「難波屋おきた」

東洲斎写楽
「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵妻おしづ」

● 主な絵師

葛飾北斎 / 喜多川歌麿 / 歌川国芳 / 歌川広重 / 歌川国貞 / 鈴木春信

 



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