デッサン用鉛筆のおすすめ10選!種類と選び方を初心者にも分かりやすく解説
「これからデッサンを始めたいけど、どの鉛筆を買えばいいの?」「何から集めればいいのだろう?」…なんてお悩みではありませんか?
デッサンをするにあたって、鉛筆の選択は非常に重要です。硬度はもちろんのこと、ブランドによっても描き心地は異なるので慎重に選びたいところ。
今回は、デッサン用鉛筆の選び方のコツを5つの観点から掘り下げていきます。おすすめ商品も10個紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「アート診断」
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デッサン用鉛筆の選び方
デッサン用鉛筆は通常の鉛筆と比べてそれぞれ目的などに合わせて種類が異なります。形状や硬さのほかブランドなど、それぞれ特徴やメリットが異なりますので、しっかりと把握して自分にとってぴったりなアイテムをみつけましょう。
描き心地や性能などと合わせて詳細にまとめましたので、ぜひ購入の際には参考にしてみてくださいね。
メーカー・ブランドで選ぶ
デッサン用鉛筆はメーカーやブランドによって特色が異なります。
描き心地や仕上がりにも影響が出てくるので、それぞれの特徴を捉えておきましょう。コスパや柔らかさなど理想とする使用感に近いものを探してみてください。
製造のこだわりなどもメーカーによって異なります。ここでは主に「ハイユニ」「ユニ」「ステッドラー」の三つをまとめました。メリットや向いている人について詳しく掘り下げていきますよ。
滑らかな書き心地の三菱鉛筆「ハイユニ」
まず「ハイユニ」はなめらかな描き心地が特徴的な鉛筆です。芯の折れにくさというのはデッサンにおいて重要ですよね。
書いている最中に折れてしまうと作品の出来にも影響を与えますし、何よりもモチベーションが下がってしまいます。
三菱鉛筆のハイユニはなめらかで心地の良い滑り具合と、折れにくいことで親しまれています。
集中力も持続されますから、扱いやすく折れにくいものを探している方はこちらをチェックしてみてください。
次に紹介するユニとの大きな違いは「芯の材質」です。通常、鉛筆は黒鉛と粘土を合わせて作られるのですが、ハイユニでは不純物を極限までカット。また、粒子も均一なため滑らかな描き心地を実現しているのです。
コスパに優れた三菱鉛筆「ユニ」
こちらも三菱鉛筆から登場しています。「ユニ」はハイユニに比べてコスパがよく、初心者の方は試しに使ってみたい方にもおすすめです。こちらもやわらかめで折れにくいという特徴があります。
ユニはスタンダードなモデルなので、ハイユニと比べると描き心地はやはり劣ります。ユニとハイユニの値段には50円の差もあるので当然ですね。
本格的にデッサンを始める前に、とりあえず練習で使ってみたいときやそれぞれ使い心地を確かめたいときはユニを選んでみてもいいですね。
固めの書き心地が魅力「ステッドラー」
固めの描き心地で繊細な作品を描く方におすすめなのが「ステッドラー」です。製図用など細かい描写を目的としているならばステッドラーの方が向いています。芯が硬めに作られているので折れにくく紙への色の乗りも抜群です。
また細くしなやかな線が描けることでも愛されています。細かい作品を書きたいときはステッドラーを検討してみましょう。
鉛筆の「硬さ」で選ぶ
デッサンで使用する鉛筆はそれぞれ硬さが異なります。描き心地や仕上げたい作品によって使い分けたり、自分が表現したい作品の理想に合わせて硬さを選びましょう。
それぞれ鉛筆の方の特徴や、注目ポイントについて詳しくご紹介いたします。選ぶ基準をしっかりと把握しておいてくださいね。
硬さは「10H〜10B」まで!
豊富なバリエーション
まずデッサン用の鉛筆の種類は薄くて硬い10Hから濃くて柔らかい10Bまであります。
それぞれの硬さで得意とする表現が違いますので、複数揃えるのが一般的です。デッサンの序盤では柔らかい2B程度、濃く表現したい部分には4B以降、デッサンの終盤に細かいタッチを加える時には2Hなどと使い分けましょう。
「2H〜4B」までは揃えておくと◎
初心者や鉛筆デッサンに慣れていない方は、まずは2Hから4Bの間くらいでそろえておきましょう。デッサン用の鉛筆には全部で22種類ありますが、すべて揃える必要はありません。
初めのうちは2Hから4Bくらいが揃っていれば十分です。力の入れ方や陰影の特徴などのスキルを身につけていきましょう。
モチーフや表現に合わせて硬さを買い集めよう
ある程度鉛筆デッサンに慣れてくると、自分が表現したい構図や欲しい鉛筆の硬さなどがわかってきます。
描きたい表現によって鉛筆を変えてあげると、より細かで立体的なデッサンができるようになるでしょう。
「もう少し細かいところを書き込める硬い鉛筆が欲しい」「濃い鉛筆で影を表現したい」など自分の目指す表現に合わせて他の硬さを購入し、試してみてください。
セット内容(本数・バリエーション)で選ぶ
デッサン用の鉛筆はそれぞれセットで販売されていることもあります。
初心者用にセットになっているものや、使いやすくケースが付いたものなどさまざまです。鉛筆の硬さと一緒にセット内容にも注目しましょう。
すべてを自分で揃えるよりもセットになっているものの方がお得ですし、いろいろな濃さの鉛筆が試せますよね。セット商品を選ぶ際には内容をしっかりとチェックしておいてください。
【初心者におすすめ】色々な硬さの鉛筆が入ったセット
初心者の場合はどの硬さが自分に合っているのかまだわかりませんよね。そんな方には最初から複数の硬さが入ったセットを購入するのがおすすめです。
セット商品はバラ売りよりもお得な価格で販売されていることも珍しくありません。
結果として使わない硬さのものが出てくるかもしれませんが、色々な表現を模索するにはぴったりです。なるべく幅広い硬さの鉛筆が入っているものを選びましょう。
持ち運びに便利!ケース付きのセット
セット商品によっては専用のケースやペン入れなどが付属していることもあります。
たくさんのデッサン鉛筆を持ち歩くのはなかなか大変です。とくに学校などで使う場合には、ケースなどがついていると便利ですよね。
持っている鉛筆の管理もしやすくなりますし、ぜひケースにも注目して探してみてください。ケースにはプラスチックや金属製のハードケースや、布の巻き型などあります。
形状や持ちやすさで選ぶ
デッサン用の鉛筆を選ぶ際には、軸の形状にも注目しましょう。
軸の形状によって使い心地や持ちやすさは変わります。通販などではなかなかわかりにくい部分ではありますので実際に持ってみるのが一番でしょう。
比較的握りやすいと言われているのは六角軸です。円形や多角形などの種類別に見たデッサン鉛筆の特徴をまとめました。
円形・多角形など様々
デッサン鉛筆に限ったことではありませんが、鉛筆はそれぞれ形状が異なります。普通の鉛筆であっても円形から多角形などがありますよね。
もっともポピュラーなのは六角軸。ユニやステッドラーもこの形状です。
多角形型の鉛筆のメリットは、芯が削りやすい点です。デッサンではカッターで鉛筆を削りますが、多角形の山の部分を削るようにすると均等に芯を削ることができます。デメリットとしては、力を込めて描く場合にペンだこなどができやすいことでしょう。
一方で丸型の鉛筆は強く持っても手が痛くなりにくいです。芯は多少削りにくいですが、長い時間持っても痛くなりにくいのは大きなメリットですよね。
自分の手にフィットするものを選ぶ
デッサン鉛筆を選ぶとき一番いいのは実際にその鉛筆を握ってみることです。実際に握ってみると手とのなじみ具合や触り心地のほか、フィット感がはっきりとわかるでしょう。
持ち方のくせや筆圧によっても握りやすいと感じる形状は人それぞれです。特にデッサン初心者の方は実際に触れてみた方がわかりやすいでしょう。慣れてくればこだわりの鉛筆を選べるようになりますよ。
芯の材質で選ぶ
デッサン鉛筆には芯の素材にも種類があります。使い心地だけではなく、描き上げた時の仕上がり具合も変わってきますから自分好みの素材を選ぶのが大切ですね。
主なデッサン用鉛筆の芯の種類は「グラファイト」と「カーボン」です。それぞれの特徴をまとめました。使い勝手のいいものを使いましょう。
滑らかで光沢感がある「グラファイト」
「グラファイト」はなめらかな質感と光沢感があるのが特徴的です。三菱鉛筆の「ユニ」や「ハイユニ」で使われている素材で光沢感のある仕上がりが目指せます。つや感を得たい方にぴったりです。
自分が描きたい作品のイメージに合わせて使い分けてもいいでしょう。使い心地もいいので初心者にも向いている素材です。
マットで木炭のような質感の「カーボン」
「カーボン」はマットな仕上がりになる特徴があります。木炭のような質感の素材で、木炭デッサンに近い作風になるでしょう。「ステッドラー」の鉛筆はこちらのカーボンの芯が使用されています。
木炭デッサンを経験したことのある方が、カーボン素材のデッサン鉛筆を使用してデッサン作品を書き上げることもあります。マットな仕上がりですので使い慣れるまで少しコツが必要です。
デッサン・スケッチ用鉛筆のおすすめランキング
デッサンやスケッチ用の鉛筆の中で人気がありぜひ一度試していただきたいおすすめのアイテムをご紹介いたします。ランキング形式で見ていきましょう。それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめました。
一般的な鉛筆に比べると芯が細かい微粒で均一なため、よりキレイに黒く描くことができます。デッサンやスケッチだけではなく製図やクラフトなどにもぴったりです。滑らかで濃い描写ができますよ。
本商品の難点は、1つのケースには1つの硬度しか入っていないところ。複数人での共同購入などに向いていますが、個人の場合はバラ売りで買った方がいいかもしれません。
プロのデザイナーからアーティスト、美大生など幅広く活用いただけます。日本で発売されている一般的な鉛筆に比べて若干硬めの硬度です。製図だけではなくクロッキーデッサンなどにも向いています。絵画教室に通う学生さんなどからも支持されているデッサン鉛筆です。
芯と木軸を全面装着した折れにくいSV式です。折れにくく、そして使いやすいので長らく愛用できます。環境にも優しい水性塗料が軸につかわれています。
シンプルかつ使いやすさにこだわって作られています。余分なものをすべて取り除いたシンプルなデザインの鉛筆セットですから、これから始める人にもおすすめです。もち運びにも便利ですね。
細かいディティールからイラストのほか、写真画、スケッチなどさまざまな場面で活躍してくれるでしょう。6Bから4Hまで揃っているので、墨入れからテクスチャーの描写まで全てに対応できますよ。
特別な結合によってより芯が強度になり、長持ちしてくれるのも見逃せません。先端の強度が高くなり描きやすさを感じますよ。
ストレスを感じにくく削りやすさと消しやすさが抜群です。また環境のことを考えて無毒で優しい鉛筆に仕上がっています。
テカリが少なく、書き心地は独特のザラザラ感があります。きっちりタイトな描写をしたい方にはぴったりでしょう。
セット内容は6硬度・6本が入っています。持ち運びにも便利な感ケース入りで出先でのスケッチにもおすすめですよ。
陰影を表現するのにぴったりで慣れてくればさまざまな描写を行うことができるでしょう。紙への定着がよく、それでいて消しやすいのでストレスを感じにくいです。
太軸の鉛筆で握りやすく手にフィットしやすいです。描いたときは色味が少し銀色っぽさがありますので、その色味を利用して表現することもできるでしょう。柔らかめで滑りが良い芯は快適な制作活動をサポートします。
まずはいろいろな描写を試したい方にぴったりです。柔らかめの鉛筆をメインにセットとなっているので、紙を傷つけることもありません。
イギリスが生んだ最高品質で歴史も古く多くの国で愛される鉛筆をぜひお試しください。
あると便利!鉛筆以外のデッサン用具3選
鉛筆デッサンで使用する画材は鉛筆がメインです。…が、鉛筆だけではデッサンをすることはできません。
綺麗に消すための消しゴムや、柔らかい表現を助ける擦筆などがあれば、より理想に近いデッサンをすることができるでしょう。 今回は、鉛筆を買う時に一緒に揃えておきたいアイテム3つをご紹介します。
各練り消しにはチャック付きの袋がついているので、保管中に埃がつくことも防げます。あえて難点を挙げるならば、消した後にざらつきが残りやすいこと。しかし、薄めに色を乗せていけばそこまで気にならないでしょう。
コストパフォーマンスも使い勝手も抜群の安定の練り消しゴムです。
「デッサンの後半に綺麗に輪郭を整えたい」「ハイライトを綺麗に入れたい」…なんてことありますよね。しかし、練り消しだとふわっとしてしまう。消したくないところまで消してしまう…などなどストレスが溜まってしまいます。
そんな時に、ピンポイントで消すことができるのがトンボのMONOZERO!狙った場所をしっかりと消せて、持ち運びも場所をとりません。ぜひ、鉛筆と一緒に購入してみてください。
8種類の太さの擦筆が各2本、短くなった鉛筆を延長するのに役立つ鉛筆補助軸1本、消しゴムが2個、紙やすりが2個、そして全てを収納するためのペンケースが1個の合計22個のセットなります。
繊細な部分をぼかしたいとき、ティッシュでは限界がありますよね。そんな時にも、擦筆があれば細部までこだわって作品制作をすることができます。手も作品も汚すことなく、美しい仕上がりにするには必須のアイテムですよ。
まとめ
デッサン用鉛筆はプロのアーティストだけではなくデザイナー、学生などさまざまな人が愛用するアイテムであり絵画の学習においては欠かせません。一般的な鉛筆よりも濃さが幅広いだけではなく専門性にこだわって作られています。
これから始める方は10本や20本などいろいろな濃さの鉛筆がセットになっているものがおすすめです。選び方やメーカーの特徴などをふまえて、自分にぴったりなものを探してみませんか。
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