オランジュリー美術館の行き方と見どころ!人気の「睡蓮」や見るべき作品5選をご紹介
モネの「睡蓮」を堪能できるオランジュリー美術館
フランスはパリにあるオランジュリー美術館は、クロード・モネの「睡蓮」の展示に特化した美術館で、「睡蓮」に囲まれるような形で絵画を楽しむ事ができる空間が見どころのひとつです。
また、ルノワールやセザンヌなどの印象派の巨匠たちの名作も数多く展示されており、印象派、ポスト印象派ファンにはたまらない美術館です。
観光客のみならず現地の方にも愛されるオランジュリー美術館。
今回は、そんなオランジュリー美術館の魅力について余すところなくご紹介します。
オランジュリー美術館に行く前に、見どころをしっかり予習しておきましょう!
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オランジュリー美術館への行き方
メトロを利用する場合
1番線,8番線,12番線 Concorde(コンコルド)駅より徒歩約5分
RERを利用する場合
24,42,52,72,73,84,94 Concorde(コンコルド)下車
※RER(エール・ウ・エール)とは郊外まで延びる高速地下鉄の事です。
入館料と無料開放日
入館料
大人 | 9€ |
割引 |
6.5€ |
無料開放日
毎月第一日曜日は一般チケットが無料になります。
もし旅行のスケジュールと合致したらラッキーです!
ただし無料開放日は混雑する可能性もあるので注意が必要です。
チケットの予約・購入方法
オフィシャルサイトを利用する
前もってオフィシャルサイトで購入することができます。
ただし、完全にフランス語のみ対応で、フランス語が堪能でない方には手配が難しいかもしれません。
また、チケットの種類も、企画展のものや、レギュラーのものまで、かなり沢山の種類がありますので混乱必至です。
日本語サイトを利用する
日本語で事前にチケットを購入したい方におすすめのサイトは「GET YOUR GUIDE」です。
最も安く、説明も分かりやすく、手続きしやすいサイトです。
「パリ・ミュージアム・パス」を利用する
「パリ・ミュージアム・パス」は、パリと周辺地域の50以上の美術館や周辺施設に入場できるパスです。
切符売り場に並ばずに各美術館に入ることができ、さらに再入場も可能なため、1日でたくさんの美術館を楽しみたい人にオススメです!
このチケットは『パリ・ミュージアム・パス』の公式サイト(日本語)から購入が可能で、購入方法はインターネット・ファックス・電話の3つです。
ちなみに当日購入したい場合は、美術館や空港、主要観光スポットでも購入が可能となっています。
パリ・ミュージアム・パス料金
パリ・ミュージアム・パスの料金は以下の通りです。
観光したいスポットの入場料の合計と比べて、元がとれるか計算してみてください。
たくさん回りたい人にはとってもお得なパスとなっています。
2日間 | 48€ |
4日間 |
62€ |
6日間 |
74€ |
>パリミュージアムパスが利用可能な美術館、スポット一覧
>パリミュージアムパスの予約・購入方法詳細はこちら
>パリミュージアムパスの予約・購入はこちら
オルセー美術館+オランジュリー美術館
お得なセットチケットを利用する
日本語でチケットを事前購入できるサイト「GET YOUR GUIDE」ではセットチケットをお得に購入する事ができます。
オルセー美術館 | 2,234円 |
オランジュリー美術館 |
1,577円 |
セット割引 |
2,891円 |
どちらも回りたいと思っている方にとっては920円もお得になります!
チケットは賢く購入して、観光を思いっきり楽しんでくださいね。
窓口で購入する
当日に窓口で購入する事もできますが、並びますし、場合によっては英語があまり堪能ではないスタッフの方もいらっしゃる可能性もあるため、あまりおすすめしません。
できれば事前にチケットは手配しておくようにしましょう。
オランジュリー美術館で必ず見たい見どころ作品5選
オランジュリー美術館には数多くの名画が所蔵されています。
特に注目したいのが印象派の画家たちの作品で、ルノワールやセザンヌ、マティス、モディリアーニなど、印象派の時代に活躍した巨匠の名画が数多く展示されています。
また、モネの「睡蓮」のための展示スペースがあるのも特徴のひとつで、モネのファンにはたまらない美術館です。
そんなオランジュリー美術館の中でも着目すべき5作品をご紹介します。
1.『ピエロ服のクロード・ルノワール』
オーギュスト・ルノワール作
ルノワールが自分の息子を描いた作品です。
当時まだ8歳だったら、3男のクロードにピエロの衣装を着せて描いたのですが、この時にクロードが白タイツを履くのを嫌がったというエピソードが残されています。
白タイツはチクチクして嫌だし、ダブダブのへんてこな格好をさせられてポーズをとるのはクロード少年には苦痛だったのでしょうが、絵具を買ってやるとなだめられ、ルノワールは苦労して描き上げました。
2.『ジュニエ爺さんの二輪馬車』
アンリ・ルソー作
ルソーが、自身と家族で馬車に乗っているところを描いた作品。
リアルを追及して、写真のように描き出そうとしていたようですが、実際には全員が真正面を向いていたり、犬の大きさが小さすぎたり、どこか不自然な構図になってしまっています。
この絵は、ジュニエ爺さんへのツケを払うために描かれたものだというエピソードもあります。
3.『マドモアゼル・シャネルの肖像』
マリー・ローランサン作
憂いを帯びた女性が、寒色で描かれている一枚の絵です。
マドモアゼル・シャネルとは、そう、誰あろうあのココ・シャネルその人なのですが、ローランサンがこの絵をシャネルに贈ろうとしたところ、シャネル本人は受け取りを拒否したというエピソードがとても有名です。
受け取りを拒否した理由は、ローランサンが描いたシャネルが儚く憂いを帯びた女性であり、これは彼女自身の思い描くシャネル像とあまりにもかけ離れていたためだったと言われています。
4.『睡蓮 朝』
クロード・モネ作
モネは生涯通して数多くの「睡蓮」の絵を描きました。
モネといえば「睡蓮」というイメージが定着していますが、その中の1枚「睡蓮 朝」がオランジュリー美術館に所蔵されています。
爽やかな朝日を浴びて輝く水面に睡蓮が浮かんでいます。比較的睡蓮の数、キャンバスを占める割合が少な目で、水面とのコントラストが印象的な作品です。
5.『ピアノに寄る娘たち』
オーギュスト・ルノアール作
ルノアールの作品の中で最も有名な作品のひとつ「ピアノに寄る娘たち」は、2人の少女がピアノに向かい寄り添っている絵ですが、誰もが知っている有名な作品はオルセー美術館に所蔵されています。オランジュリー美術館で観る事ができる「ピアノに寄る娘たち」は、オルセー美術館のものとは別のものです。
オルセー美術館の作品よりも全体の線がぼやけており、どこか構想段階のような、下書きのような、言うなればラフ画のような印象を受けます。
2つの「ピアノに寄る娘たち」の違いを味わってみてはいかがでしょうか。
オランジュリー美術館の基本情報とアクセス
開館時間 9:00~18:00 (最終入場:17:15)
定休日 毎週火曜日
入館料 9ユーロ 6.5ユーロ
18歳未満は無料無料開放日 毎月第1日曜日
URL https://www.musee-orangerie.fr/
地図
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