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ぶらっと立ち寄れる!「予約なし」で行ける東京の美術館・展覧会

予約なしで行ける!
東京の注目美術館10選

こんにちは。静物と申します。
ただの美術好きとしてTwitterで美術についての情報を呟いています。

新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で、様々な美術館が「事前予約制」をとり始めました。この予約制、感染防止のためにはもちろん大切なのですが「急に予定が空いちゃった!」というような日に美術館に行っていた身としてはほんの少し窮屈にも感じてしまいます。

そこで今回は、「事前予約なし」で行ける東京の注目美術館をまとめてみました。併せて注目の美術展情報もご紹介します。

※掲載情報は6月19日時点のものです。

※開館状況は随時変更になる可能性があります。訪問の前には必ず各美術館の公式サイトをご確認ください。

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東京都庭園美術館

東京都庭園美術館では、6月1日(月)より「東京モダン生活 東京都コレクションにみる1930年代」が開催中です。

本展は、1933年に竣工した朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の魅力を紹介する年1度の恒例展覧会。今年は朝香宮邸が誕生した「1930年代の東京」にフィーチャーした内容になっています。関東大震災から第二次世界大戦までの時期に花開いた、東京のモダンな生活スタイルを絵画や写真、雑誌や衣服によって再現。モガやモボたちが青春を謳歌したエネルギッシュで眩しい1930年代を追体験できるような展示となっています。

アクセス

JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分

都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分

 

東京都現代美術館

東京都現代美術館では6月9日(火)より、3つの企画展と1つの常設展を楽しむことができます。

中でも注目は企画展の一つである「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」です。オラファー・エリアソンは、気候変動やサスティナブルな世界の実現へ関心を寄せるアイスランド系デンマーク人アーティスト。光や水、鏡などを用いたインスタレーション作品を通じて、地球や環境に対する私たちの見方を問い直します。エリアソンの表現はインスタレーションにとどまりません。

彼は、技術者、建築家、研究者、美術史家、料理人などで構成される研究チーム「スタジオ・オラファー・エリアソン」を1995年に設立。本展では、そこで行われてきたサスティナブルな素材や環境に配慮した新技術についての研究成果も見ることができます。

アクセス

電車の場合

・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分

・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3番出口より徒歩13分

・東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車

車の場合

首都高速9号深川線「木場」出口から約5分「枝川」出口から約10分

 

東京都写真美術館

「森山大道の東京 ongoing」と「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」という2つの企画展が行われている東京都写真美術館。

個人的に推したいのは、会期延長して7月19日(日)まで見ることができるようになった「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」です。本展の監修をおこなったのは、文化誌『花椿』の編集者として活躍された林央子さん。『花椿』といえば1937年に資生堂が創刊した企業誌で、ファッション・美容・カルチャーなどを感度高く取り上げて人気を博したメディアです。

ファッションと写真について最前線で見つめてこられた林さんが手掛けるのですから、本展の“濃さ”は折り紙付き。『花椿』さながら、デザインにもこだわれらた見応えのある展覧会になっているのではないかと想像が膨らみます。

アクセス

JR恵比寿駅東口から徒歩約7分

東京メトロ日比谷線恵比寿駅から徒歩約10分

 

江戸東京博物館

特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」と企画展「発掘された日本列島2020」が開催中の江戸博。

「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」では、奇想の画家として知られる伊藤若冲、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳など、常識破りな画風の絵師たちが勢ぞろいします。しかし、よくある奇想の画家展で終わらないのがこの展覧会の特徴。従来ではスタンダードな江戸の絵師として知られている、俵屋宗達や尾形光琳、円山応挙らが試みた“奇才的”な表現を紹介。今までのイメージを覆すような作品群に、江戸絵画の奥深さを感じられる展示となっていることでしょう。

なお、「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」は会期が6月21日(日)までと短いのでご注意を。

アクセス

・JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分

・都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口 徒歩1分

・都バス錦27・両28・門33系統

墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」  
「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

 

岡本太郎記念館

青山のど真ん中にある岡本太郎記念館も事前予約なしで入場が可能です。

9月まで開催を延長した「岡本太郎の版画」は、岡本が手掛けた版画に焦点をあてた初の企画展。巨大なパブリックアートや絵画のイメージが強い岡本太郎ですが、実は数多くの版画作品を残していました。庶民も手にしやすい版画というメディアにこだわってきた背景には「芸術は民衆のもの」という太郎の考えがあるのだそう。彼の思想に深く触れることのできる展覧会になっていることは間違いありません。太郎ファンであれば是非とも駆けつけたい展示です。

アクセス

・東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道」駅から徒歩8分

・都営バス(渋88系統)新橋駅前行、渋谷駅前行「南青山六丁目」下車徒歩2分

 

世田谷美術館

「気になる、こんどの収蔵品―作品がつれてきた物語」という収蔵品展が開催中の世田谷美術館。

本来であれば東京オリンピック開催期間中の展示だったからなのでしょう、展示作品の中には宮本三郎による国立競技場モザイク壁画《より速く》や中村哲《東京オリンピック》などがラインナップされています。幻に終わった2020年の東京オリンピックに思いを馳せながら両作品を観賞するのも一興ですね。そのほかにも、中川一政、花森安治、高木茂子、木内克ら幅広いジャンルの作家たちの作品も紹介されます。

アクセス

・東急田園都市線「用賀」駅から徒歩17分

・東急田園都市線「用賀」駅から美術館行バスに乗車 「美術館」から 徒歩3分

・小田急線「成城学園前」駅から渋谷駅行バスに乗車 「砧町」から 徒歩10分

 

渋谷区立松濤美術館

キラキラと輝く宝飾品に惹かれる方には、松濤美術館の展覧会「真珠 ― 海からの贈りもの」がおすすめ。

古代から近代に至るまでに製作された真珠の装身具を通じて、真珠がもつ魅力にせまる本展。ヨーロッパで作られたネックレスやティアラはもちろん、日本で作られた真珠の帯留など、古今東西の逸品が揃います。本展では充実の関連イベントにも注目したいところ。真珠のイロハを知れる「はじめての真珠講座」や、パールアクセサリーワークショップ、さらにはアイリッシュハープの演奏コンサートまで!

コロナ自粛で疲れ切った心を優雅に甘く癒してくれること間違いなしでしょう。

アクセス

・京王井の頭線 神泉駅から徒歩5分

・JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅から徒歩15分

 

練馬区美術館

練馬区立美術館ではクラシックファン垂涎の企画展が開催中。

「ショパン-200年の肖像」は、病弱で悲運のうちに一生を終えたというショパンの画一的なイメージを覆す展覧会となっています。会場では彼の直筆の楽譜や手紙などを紹介し、新たなショパン像を描き出します。しかし、単なるショパンの資料展とあなどるなかれ。本展では、現代のアーティストたちがショパンからインスピレーションを得て制作した作品を紹介するという面白い試みも行われるとのこと。

アートの側面からクラシック界の大巨匠を見つめ直すこの展覧会で、芸術にどっぷりと浸かる1日を過ごしてみては。

アクセス

西武池袋線「中村橋」駅から徒歩3分

 

日本民藝館

「洋風画」や「泥絵」について語れる人はそう多くはないでしょう。

これらは江戸時代から明治時代にかけて、西洋の絵画表現を元にして生まれた日本独特の作品群のことを指します。日本民藝館で開催される「洋風画と泥絵 異国文化から生れた『工芸的絵画』」では、日本の転換期に生み出されたこれらの表現を総覧することができます。

明治期の画家たちは新しい表現に苦闘しながらも、これまでの日本にない絵画を生み出すことに高揚感を感じていたことでしょう。彼らのいきいきとした息吹を感じながら、作品をじっくり観賞してみてはいかがでしょうか。

アクセス

電車の場合

・京王井の頭線「駒場東大前駅」西口から徒歩7分

・小田急線「東北沢駅」東口から徒歩15分

バスの場合

・渋谷駅西口バス乗り場より、東急バス渋55系統 代々木上原・東北沢経由幡ヶ谷折返所行き 、「代々木上原」から徒歩8分

 

 

ちひろ美術館・東京

世界初の絵本美術館として知られうるちひろ美術館・東京。

6月20日(土)からは「瀬川康男 坦雲亭日乗―絵と物語の間(あわい)」が開催されます。瀬川康男は1932年生まれの画家。絵本のみならずタブローの制作もおこなったことで知られています。本展では彼の代表作でもある『絵巻平家物語㈨ 知盛』『だれかがよんだ』とともに彼の記した日記を紹介。絵本を見ただけでは感じ取れない瀬川の創作にかける思いを感じることができます。

また、同日からは「いわさきちひろ 子どものしあわせ-12年の軌跡」も開催予定。いわさきが12年間担当した雑誌「子どものしあわせ」の表紙絵を通して、子どもの幸せを願う彼女の視線を改めて考え直すことができます。

アクセス

・西武新宿線上井草駅下車徒歩7分

・JR中央線荻窪駅より西武バス石神井公園駅行き(荻14)「上井草駅入口」下車徒歩5分

・西武池袋線石神井公園駅より西武バス荻窪駅行き(荻14)「上井草駅入口」下車徒歩5分

 

まとめ

今回は予約なしで行ける東京の注目展覧会をご紹介しました。

急に予定が空いてしまった日などにぜひご活用ください。この他にもギャラリーや画廊、資料館なども含めれば予約なしで作品を観賞できる施設はたくさんあります。コロナ自粛で深刻なアート不足に陥った方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか? もちろん感染防止対策は万全な状態にして、安心して作品を楽しみましょう!

 

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