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青春映画の人気・おすすめランキング30!「ヘアスプレー」「ソラニン」などの話題作を紹介

大人になると、つい忘れてしまいがちな青春の思い出。

甘酸っぱくも切ない青春映画を、ふと見たくなる時はありませんか?

そんな方に一度は見てほしい、おすすめの青春映画の名作を30作品紹介します。

お気に入りの作品をぜひ見つけて、青春の頃のひと時を思い出すきっかけになれば幸いです。

 

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青春映画ランキング30

30位 ウォールフラワー(2012)

名作といわれるスティーヴン・チョボウスキーの同名小説を映画化!

スクールヒエラルキー最下層にいる少年チャーリーは、影の薄い高校生活を送っていました。

彼の目標は「壁の花」のように、誰からも気づかれずにひっそりと日々を過ごすこと。

ところがある日、明るい性格のパトリックとその妹のサムと出会い、高校生活が一変します。

初めて知る友情や恋に戸惑いながらも青春を謳歌する日々。

しかし、ある出来事がきっかけで仲間たちの関係に亀裂が生じていき──。

\ ここが見どころ /

過去のトラウマに苦しむ主人公は見ていて辛いものがありますが、仲間との関係を通じてそれを乗り越えようとする勇敢な姿勢に心が動かされます。

思春期ならではの苦悩を、友情と恋を交えて爽やかに描いた青春映画です。

2012年公開 監督:スティーブン・チョボスキー

『ウォールフラワー』を観る

 

29位 小さな恋のメロディ (1971)

純粋極まりない少年少女の青春恋愛物語

ロンドンの公立学校に通う11歳のダニエルは、同じ学校に通うメロディという少女と知り合います。

惹かれ合っていく二人はお互いの心の内を明かしていき、交際することに。

やがて、二人は「結婚したい」という純粋な望みを口にするようになりますが、親や教師からは子供の馬鹿げた願望として全くとりあってもらえません。

大人たちに相手にされない二人は、結婚式を上げるためにクラスメートを巻き込んで授業を放棄。

集団脱走した生徒と、それを追って捕まえにくる教師たちとの激しい争いが起こります。

\ ここが見どころ /

1970年代に日本で大ヒットしたジュブナイル恋愛映画の名作。

授業をボイコットして結婚式を上げにいくという純粋すぎる二人の恋愛に心が浄化されます。

恋愛ものとしてだけではなく、大人と子どもの対立といったテーマも前面に描かれています。

1971年公開 監督:ワリス・フセイン

『小さな恋のメロディ』を観る

 

28位 青空エール(2016)

二人で甲子園球場を目指す、直球の青春恋愛映画

吹奏楽部の名門校に入学したつばさは、初心者でありながら吹奏楽部でトランペットを担当することになります。

厳しい練習の日々が続きくじけそうになりますが、同じクラスの野球部で甲子園出場を目指す大介と励まし合いながら苦難を乗り越えていきます。

大介は甲子園出場を目指し、つばさはその応援でトランペットを吹くことを約束。

異なる部活でありながらも同じ場所に行くことを誓った二人を前に、甲子園予選の日が近づいてくるのでした。

\ ここが見どころ /

「部活と恋愛」という学園映画の王道をテーマにしており、壁にぶつかりながらも互いに励まし合って乗り越えて行く姿に心打たれます。

うわついた要素のない、純粋で、真っすぐな青春映画です!

2016年公開 監督:三木孝浩

『青空エール』を観る

 

27位 さらば青春の光 (1979)

モッズ文化を全世界に知らしめた不朽の青春映画

イギリスのロックバンド「ザ・フー」が発表したアルバム「四重人格」を原作とした映画。

1960年代、暴走族のジミーはモッズ仲間と共に、薬物乱用とケンカに明け暮れる日々を過ごしていました。

彼が属しているモッズはロッカーズと呼ばれる不良組織と対立しており、抗争が絶えない状態。

そんなある日、ブライトンで起きた大規模な抗争で大暴れしたジミーは警察に逮捕されてしまいます。

罰金を払うことで釈放されたジミーですが、そこから彼の暴走が始まり、衝撃のラストへ物語は進んでいきます。

\ ここが見どころ /

多感な少年の心や社会への反抗心をモッズ文化をベースに描いている本作。

ジミーの内面の心細さや情けなさとは裏腹に暴走していく姿が痛々しくも切ない青春映画です。

主人公たちのおしゃれなモッズファッションにも注目!

1979年公開 監督:フランク・ロダム

『さらば青春の光』を観る

 

26位 スタンドバイミー(1986)

ノスタルジー溢れるジュブナイル青春映画の傑作

それぞれが家庭の事情を抱える4人の少年は、ある日、町から離れた場所に死体があるという噂を聞きつけます。

少年たちは一旗あげて街のヒーローになるべく、死体探しの旅へ。

度重なる危険をかいくぐりながらも、徐々に目的地に向かっていく4人。

果たして彼らは町の英雄になれるのでしょうか。主題歌「スタンド・バイ・ミー」も世界的大ヒットを記録しました。

\ ここが見どころ /

死体探しの旅というショッキングなテーマである一方、ノスタルジー溢れる4人の冒険劇は大人になってから見ると胸に刺さるものがあります。

友情や未来への希望、大人への不信、孤独。様々な感情が溢れてくる、楽しくも切ない青春映画です。主題歌「スタンド・バイ・ミー」も世界的大ヒットを記録しました。

1986年公開 監督:ロブ・ライナー

『スタンド・バイ・ミー』を観る

 

25位 スウィート17モンスター(2017)

暴走する思春期女子がかわいいハイティーンムービー

ネイディーンは、これまでに男性と一切の交際経験のない女子高生。

妄想ばかりがいつも先行し、学校や家庭でも居場所を見つけられずにいましたが、親友のクリスタだけが彼女のよき理解者でした。

ところがある日、クリスタが自分の兄ダリアンと付き合いだしたことを知ったネイディーンは、唯一の親友に裏切られた気分になり、深い孤独と絶望に陥ります。

そこからネイディーンの暴走が始まり、事態は思わぬ方向へ。

\ ここが見どころ /

思春期を拗らせまくった主人公ネイディーンは見ていて恥ずかしくなってしまいます!

妄想にふける主人公のキュートさが存分に楽しめるとともに、不器用な恋の行方も気になる作品です。

2016年公開 監督:ケリー・フレモン・クレイグ

『スウィート17モンスター』を観る

 

24位 ブレックファスト・クラブ(1986)

スクールカーストの垣根を越えた、男女の友情ストーリー

休日なのに学校に登校させられた高校生5人。

彼らは様々な問題を起こし、懲罰として「自分とは何か」といったテーマで作文を書かされます。

教師たちの手により図書館に軟禁状態になった彼らは何を書いたらいいかわからず困惑します。

全くタイプの異なる5人。特別な時間を共有することで次第に互いの心を明かしていき、徐々に友情が芽生えて行きます。

心に残る80年代の青春傑作映画です。

\ ここが見どころ /

全くタイプの異なる高校生5人が、特別な時間を共有することで次第に絆ができていく過程が素敵な映画です。

全体的にノリが良く、明るく楽しい映画ですが、しっかり青春期の心理を描いている点が魅力的です。

1985年公開 監督:ジョン・ヒューズ

『ブレックファスト・クラブ』を観る

 

23位 SUPER 8 (2011)

未知との遭遇 meets グーニーズな青春SF映画

8ミリカメラで自主製作映画を撮ることを目指してる少年ジョーとその友人たち。

憧れのクラスメート、アリスを主演女優に起用することに成功したジョーらは、ある夜に線路のすぐ側で映画の撮影を行うことに。

しかし、映画の撮影中に凄惨な列車の衝突事故が起こります。

激しい爆発と飛び散る列車の残骸の中、彼らは何とか生き延びました。

何か普通ではない大変な事態が起きていることを察したジョーたちですが、事故の様子をたまたま録画していた8ミリカメラに、正体不明の貨物が写り込んでいることを発見します。

\ ここが見どころ /

少年少女の冒険と恋愛、SF要素が絶妙に混ざり合った本作。友情と初恋が楽しめる青春SF映画です。ノスタルジー溢れる80年代アメリカの音楽や町の様子にも注目です!

2011年公開 監督:J・J・エイブラムス

『スーパーエイト』を観る

 

22位 ガール・ネクスト・ドア (2004)

隣の家に越してきた彼女は、元ポルノ女優だった…!?

男子高校生マシューは、名門大学への入学を目指している真面目な優等生。

ある日、隣の家にダニエルという少女が引っ越してきます。

美少女のダニエルに心惹かれるマシューは、彼女の着替えを覗いてしまったことがきっかけで話をする仲に。

徐々にお互いの関係を深めていくマシューとダニエルですが、実はダニエルが元ポルノ女優であることが判明します。

それが原因で二人は険悪な雰囲気になります。

戸惑いを隠せないマシューですが、その一方で彼女の元プロデューサーであるケリーが、彼女をポルノ業界へ復帰させようとダニエルをラスベガスに連れていってしまいました。

それを阻止するために、マシューは二人の後を追って友人たちと共にラスベガスのパーティー会場に向かうのですがーー。

\ ここが見どころ /

隣の家の美少女、友情、性欲といった青春映画の三大要素が盛り込まれている本作。高校生たちの青臭くも純粋な思いに溢れています。

主人公とヒロインの恋愛ものとしてはもちろん、主人公と仲の良い友達との熱い友情も見どころの映画です。

2004年公開 監督:ルーク・グリーンフィールド

『The Girl Next Door』を観る

 

21位 JUNO(2008)

第80回アカデミー賞で作品賞を含む3部門を受賞した傑作青春映画

女子高生のジュノは同級生のポーリーと交際をしていました。が、妊娠してしまいます。

突然の出来事に戸惑うジュノは中絶を考えますが、最終的に出産することを決意しました。

養子を望むローリング夫妻に、生まれてくる子どもを託すことにした一方、周囲では厳しい現実が待っていて・・・

女子高生の出産という重いテーマと登場人物たちの葛藤を、コミカルに、そして温かく描いた青春映画です。

\ ここが見どころ /

高校生の妊娠というショッキングな内容を扱いながらも、周囲とのハートフルな関係性が描かれています。

厳しい現実を目の当たりにしながらも、明るく現実を乗り越えて行こうとするジュノとポーリーとローリング夫妻の姿に、心打たれるものがあるはず。

2007年公開 監督:ジェイソン・ライトマン

『JUNO/ジュノ』を観る

 

20位 ピンポン(2002)

松本大洋の同名コミックを、窪塚洋介らをキャストにして映画化

片瀬高校卓球部に所属するペコとスマイル。

二人は幼なじみですが、幼いころからスマイルがいじめられていると助けてくれたペコは、スマイルにとって今でもヒーローのような存在。

卓球の勝負でもいつもペコが勝っていました。

しかし、練習をサボりがちだったペコはライバルたちに敗北してしまい、挫折を味わいます。

一方、卓球部の顧問に才能を見い出されたスマイルは徐々に実力をつけていき──。

\ ここが見どころ /

卓球を通して成長していく少年たちが、窪塚陽介らの俳優陣を据えて描かれています。

登場人物たちにはそれぞれ個性とドラマがあり、それらがぶつかり合う様子に胸が熱くなるはずです。

スピード感溢れる試合のシーンは、思わず手に汗を握ってしまいます!

2002年公開 監督:曽利文彦

『ピンポン』を観る

 

19位 ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア (1997)

「天国ではみんな海の話をするんだぜ」

余命が残り僅かなルディとマーチン。偶然病院で出会った二人は意気投合し、会話の中でルディがまだ海を見たことがないことが明らかに。

「天国ではみんな海の話をする」と考えるマーチンは、死ぬ前に二人で旅に出ることを決意。

病院を抜け出し、車を盗んで、二人は海に向かいます。

ところが、それはギャングの高額な取引物が載っている訳アリな車でした…

\ ここが見どころ /

余命わずかな若者二人の、ドタバタ逃走劇。

旅の途中で様々な危機に直面しますが、その都度に垣間見える二人の友情に心震える青春映画です。

ラストシーンの海がすっごく印象的!

1997年公開 監督:トーマス・ヤーン

『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 』を観る

 

18位 アメリカン・グラフィティ(1974)

4人のティーンエイジャーが過ごす青春一夜の群像劇

高校卒業後は別々の道を進む4人が、地元で過ごす最後の夜を楽しむために街へ繰り出します。

暴走族、酒、女など、スリリングな経験をしながらも、次の日が一刻と近づいてくるのでした。4人の青春が、ロックンロールの名曲にあわせて軽やかに描かれていきます。

\ ここが見どころ /

地元で過ごす最後の青春一夜を描いた映画。60年代のアメリカの街並みや音楽を背景に描かれる若者たちの青春は、どこか懐かしくもありますが、いつの時代も青春の素晴らしさは変わらないと教えてくれます。アメリカ青春群像劇のスタンダードになった作品で、後の青春映画へ多大な影響を及ぼしました。

1973年公開 監督:ジョージ・ルーカス

『アメリカン・グラフィティ』を観る

 

17位 ボーイズ・オン・ザ・ラン (2010)

カッコ悪くてもいい、走り続けろ!
花沢健吾による同名漫画を映画化

うだつの上がらないアラサーダメ男、田西。

会社の営業として働く彼は、恋人もできず、実家暮らしで、自分の誕生日でさえ風俗に行って慰めてもらうような生活を送っていました。

ところがある日、田西が以前から思いを寄せていた同じ会社で働く植村ちはると、あることから距離が縮まります。

最近知り合ったばかりの競合会社の営業社員・青山の力を借りながら、ちはるとの関係を深めていく田西。

そんな中、ちはると青山が付き合い始めた事実が判明し──。

\ ここが見どころ /

ダメ人間の田西が、唯一本気になれるちはるのために奮闘する青春映画。

カッコ悪くても、無様でもいいから本気でぶつかっていく田西の姿に、心が奮い立ちます。

主役を演じた銀杏BOYZのフロントマン・峯田の演技力にも注目!

2010年公開 監督:三浦大輔

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』を観る

 

16位 あの頃ペニーレインと(2000)

厳格な家庭で育った少年の、ロックンロールと初恋

音楽誌の編集長に才能を見い出された少年ウィリアムは、15歳にして、ブレイク寸前のロックバンド「スティルウォーター」の担当記者を任されます。

バンドのツアーに同行することになりますが、そこはセックスやドラッグで溢れた世界。

厳格な家庭で育ったウィリアムは戸惑いながらも、音楽ライターとしての仕事を全うするために奮闘します。

そんな中、グルーピーの一人であるペニー・レインと名乗る少女と出会い、ウィリアムは心を惹かれていきますが──

\ ここが見どころ /

監督キャメロン・クロウの実体験を基にしている本作。音楽ライターに抜擢された初々しい少年が、華やかな音楽業界での出会いと経験を通して成長していく姿が見どころ。

そして、憧れのペニー・レインとの「切なくも狂おしい恋」が必見です!

2000年公開 監督:キャメロン・クロウ

『あの頃ペニー・レインと』を観る

 

15位 パッチギ(2004)

LOVE & PEACEで世界は変えられる

府立東高校2年の康介は、生徒同士の抗争が絶えなかった朝鮮高校へ、サッカーの親善試合を申し込みに行くことになりました。

朝鮮高校の不良たちにビビりまくる康介ですが、たまたま窓から見えた吹奏楽部のフルート奏者に一目惚れ。

何とか近づこうとしますが、実はその少女、朝鮮高校の番長であるリ・アンソンの妹でした。

国籍の違いを乗り越えようとする少年・少女たちの熱い友情と恋を、60年代を舞台に描いたノスタルジー溢れる青春映画です。

\ ここが見どころ /

日本と韓国の国籍の違いを乗り越えようとする主人公の純粋さと、その仲間たちとの熱い絆が見どころ。1960年代後半の時代設定と音楽が、懐かしい青春の日々を際立たせています。

2005年公開 監督:井筒和幸

『パッチギ!』を観る

 

14位 フットルース(1984)

自由を求めて立ち上がる高校生が眩しい映画

都会育ちの主人公レンが、とある田舎町の高校に転校して来るところから物語は始まります。

その町ではロックミュージックとダンスが禁じられており、今までとは全く異なる環境に困惑するレン。

閉鎖的な町で自由を勝ち取るべく、議会の大人たちを相手に仲間と共に立ち向かうと、徐々に周囲が理解を示していきます。

主人公の勇気が住人たちとの隔たりを超える青春映画です。

\ ここが見どころ /

保守的な社会に反発する若者たちの「友情と恋」を描いたこの作品は、あらゆる青春映画に大きな影響を与えました。

行動を起こした主人公に影響されて、徐々に周囲が理解を示していく様子が見どころです。

1984年公開 監督:ハーバート・ロス

『フットルース』を観る

 

13位 溺れるナイフ(2016)

ジョージ朝倉の同名マンガを映画化
不安定な思春期の美しさ

中学生の夏芽は家庭の事情で都会から田舎町へ引っ越してきました。

夏芽はモデルの仕事をしていたことから東京に戻りたいと思っていましたが、そんなときに海辺で同級生の航一郎に出会います。

自由奔放な性格の航一郎に惹かれた夏芽は、やがて彼と付き合うようになります。

順調な交際が続くと思われましたが、地元のお祭りの夜に起きたあるショッキングな事件がきっかけで、二人の運命は大きく動き出すのでした。

\ ここが見どころ /

強烈に惹かれ合う少年少女の恋愛模様が楽しめます。

特に水中での二人のシーンはとても美しく、純粋な二人の関係性を象徴しているようです。

思春期特有の不安定さも上手く表現されており、美しくも危うい空気感が秀逸です。

2016年公開 監督:山戸結希

『溺れるナイフ』を観る

 

12位 百円の恋 (2014)

アラサーダメ女がボクシングに挑戦する青春映画

30歳を超えてもロクに働きもせず、実家で生活している一子は、自堕落な日々を繰り返していました。

家族からも疎まれていた彼女は、ある日妹と大喧嘩。その場の勢いで、家を出て一人暮らしをすることを決意します。

安いアパートを見つけて新生活を始めた一子は、100円ショップでアルバイトを開始。

そんな中、近所のボクシングジムに所属している狩野から、自分の試合を見に来るように誘われ、会場で真剣に殴り合ったあとにお互いを称え合うボクサーたちを見て、自分もボクシングをやりたいと思うようになります。

さっそく狩野と同じボクシングジムに入会した一子は、プロを目指して猛特訓の日々を開始しますが──。

\ ここが見どころ /

女を捨てていた32歳ダメ人間の一子が、ボクシングを通して成長していく姿が描かれています。

うだつの上がらない生活から抜け出すためにボクシングに熱中していく一子の姿は、思わず応援したくなること間違いなしです。

本格的な指導を受けた安藤サクラのボクシングシーンも見逃せません。

2014年公開 監督:武正晴

『百円の恋』を観る

 

11位 フラッシュダンス(1984)

諦めなければ夢は叶う!ダンスシーンがかっこよすぎる映画

ダンサーとして有名になることを夢見るアレックスは、昼は溶接工、夜はバーのダンサーとして働いています。

ある日、アレックスの良き指導者でもあるハンナからダンススクールのオーディションを受けることを勧められます。

ところが、独学でダンスを学んできたアレックスはダンススクールの他の受験者たちのレベルの高さを目の当たりにして、その場から逃げ出してしまいます。

恋人や友人との関係に悩みながら、ダンサーになる夢をあきらめきれないアレックス。

果たして彼女はオーディションの舞台に立ち、夢を掴むことができるのでしょうか──

\ ここが見どころ /

プロダンサーになる夢に向かって逆境に対し勇敢に挑戦する少女の姿は、観ていてとても勇気づけられるものがあります。

ラスト5分間の躍動感あふれるダンスシーンは、鳥肌が立つこと間違いなしの名シーンです。

1983年公開 監督:エイドリアン・ライン

『フラッシュダンス』を観る

 

10位 卒業 (1967)

世代を超えた青春映画のマスターピース

名門大学の陸上部でスターだったベンジャミンは将来有望な若者。

大学では将来を嘱望されていたベンジャミンでしたが、自分が本当はどんな仕事をしたいのかまだわかっておらず、将来に対する漠然とした不安を抱えていました。

大学卒業を機に地元に帰った彼は、親戚一同が集ったパーティーへ参加。

そこで人妻のミセス・ロビンソンと出会いますが、それがきっかけで二人は不倫関係に陥ります。

秘密を抱えて毎日を送る中、ある日ベンジャミンはミセス・ロビンソンの娘である幼馴染のエレーンとデートをするようになります。

惹かれ合っている二人はこのまま順調に交際がスタートするものと思われましたが、あるきっかけでベンジャミンがエレーンの母親であるミセス・ロビンソンと不倫関係にあったことが彼女に知られてしまいます。

その結果、二人は絶縁状態に。

エレーンを忘れられないベンジャミンは孤独な毎日を過ごしますが、ある日彼女が医学部卒の男と結婚することを知ります。

式の会場を聞き出したベンジャミンは、エレーンを取り戻すべく結婚式場へと向かうのでした。

\ ここが見どころ /

交際している彼女の母親との不倫関係というショッキングな設定に注目しがちですが、若者の虚無感と社会に対する反抗心や怒りをしっかり描いている点が見どころです。

劇中に挿入されるサイモン&ガーファンクルの名曲が60年代の青春を際立たせます。

結婚式から花嫁を連れ去ってバスに乗り込むラストシーンはあまりにも有名。

1967年公開 監督:マイク・ニコルズ

『卒業 デジタル修復版』を観る

 

9位 トレインスポッティング (1996)

「未来を選べ。」
90年代に一世を風靡した伝説的作品

スコットランドに住む薬物中毒の若者レントンは、同じく薬物中毒の悪友たちとともに退廃的な日々を送っていました。

みるみる生活が荒んでいったレントンたちは、ある日、薬を買う金欲しさに窃盗を行い警察に捕まってしまいます。

幸いにも実刑判決を逃れたレントンは、これを機に薬物依存から抜け出すことを決意。

定職にも就き、真面目な生活を送っていけるように思えましたが、ある日かつての悪友たちと再会します。

再び彼らとつるむようになったレントンは元の荒んだ生活に引き戻されそうになりますが、ある日悪友の一人がこれまでにない大金が手に入る儲け話を持ってきます。

果たして、レントンは無事に大金を手にできるのでしょうか。

また、悪友たちとの縁を切り、新しい人生を歩み始めることができるのでしょうか。

\ ここが見どころ /

90年代に世界的に大ヒットを記録した本作。

退廃的な若者の姿がリアルに描かれる一方で、時代を彩る音楽が若者たちのやるせない日々をポップに見せてくれます。

映画史に残るものとなった、爽やかなラストシーンは必見!

1996年公開 監督:ダニー・ボイル

『トレインスポッティング』を観る

 

8位 ちはやふる(2016)

末次由紀による同名のコミックを映画化
王道の青春スポ魂恋愛映画

競技かるたに奮闘する高校生を描いた青春映画です。

幼馴染の千早と太一、新はいつもかるたで遊んでいたが、家の事情で新は遠くへ引っ越してしまいます。

夢を持つことの大切さを新から教えてもらった千早。

競技かるたの世界で彼と再び会いたい一心で、千早は高校でかるた部を立ち上げるために太一とともに部員を集めに奔走します。

何とか部の設立にこぎつけた千早たちは全国大会に出場するために練習の日々を送りますが、そこからは激戦の連続が待ち構えているのでした。

\ ここが見どころ /

努力、友情、恋といった青春映画では欠かせない要素をすべて詰め込んでいる本作。

競技かるたの緊迫した空気感と青春のすべてをかけた真剣勝負に息を吞むとともに、主人公たちの恋愛関係からも目が離せません!

2018年公開 監督:小泉徳宏

『ちはやふる-上の句-』を観る

 

7位 シングストリート 未来へのうた(2016)

キラキラしている少年たちの音楽が眩しい

1985年のアイルランドが舞台のバンド音楽を題材にした青春映画。

14歳の少年コナーは、不況による父親の失業や両親の不仲によって家庭崩壊の危機に瀕していました。

そんな中でも音楽だけが彼の心の拠り所。

音楽好きの兄とテレビでミュージックビデオを見ることが楽しみでした。

ある日、街でラファナという少女と出会ったコナーは彼女に一目惚れ。

自分はバンドをやっているから今度ミュージックビデオに出演してくれないか、とありもしない嘘の誘いをその場の勢いでしてしまいます。

引くに引けなくなったコナーは急遽、ロックバンドを結成することに。

PV製作に向けて猛特訓を開始します。

果たしてコナーは無事にラファナをPVに出演させることができるのか。バンドの運命はいかに。

\ ここが見どころ /

冴えない高校生が憧れの女子に振り向いてもらうために音楽に没頭していく姿は、応援したくなると共に純粋な青春と初期衝動に溢れています。

懐かしくもある80年代のバンドサウンドに乗せて送られる曲の数々に、忘れていた感情が思い出される傑作です。

2016年公開 監督:ジョン・カーニー

『シング・ストリート 未来へのうた』を観る

 

6位 ファンダンゴ(1985)

青春ロードムービーのマスターピース

ベトナム戦争真っ只中の1971年のアメリカ。

大学卒業と兵役の召集を控えた若者5人が、最後のバカ騒ぎをするために車で旅に出る話。

旅の途中で様々なハプニングに見舞われたり、スリリングな経験をすることになりますが、5人にとって生涯忘れられない思い出を作っていきます。

卒業や結婚、戦争召集などのバックグラウンドを抱えながら最後の青春を謳歌する5人ですが、旅の終わりにはそれぞれの道が待っているのでした。

\ ここが見どころ /

若者が抱える将来の不安や思春期ならではの勢いとノリが、71年の音楽とアメリカの風景を舞台に描かれます。

基本的にバカ騒ぎに溢れた映画ですが、最後はしっかり切ない青春ロードムービーの名作です。

1985年公開 監督:ケヴィン・レイノルズ

『ファンダンゴ』を観る

 

5位 リバース・エッジ(2018)

岡崎京子の同名漫画を映画化
描かれる繊細で危うい青春

女子高生のハルナは、彼女の恋人からいじめられている同級生の山田を助けるところから物語が始まります。

山田は助けてもらったお礼に自分の宝物を見せるといいハルナを河川敷まで連れていきました。

そこにはまだ他の誰にも発見されていない白骨化した死体があり、山田は生の実感がない現実のなかで、この死体をみているときだけが生きてることを実感するとハルナに打ち明けます。

そこから2人は秘密を共有することになりますが、その死体の存在がきっかけで周囲の人間関係が大きく動いていきます。

\ ここが見どころ /

自分や他人を傷つけながら生きる高校生たちの姿や歪んだ人間関係などを通して、暴走していく青春が描かれています。

作品全体に流れる虚無感を演じきった若手俳優たちの演技にも注目です。

2018年公開 監督:行上勲

『リバーズ・エッジ』を観る

 

4位 ソラニン (2010)

葛藤する若者たちの音楽が切なく鳴り響く
浅野いにおの同名漫画を映画化

社会人2年目の芽衣子は、フリーターであるバンドマンの恋人、種田と同棲中。

2人は先が見えない日々を送っていましたが、大学時代に所属していた軽音サークルの同級生たちと共に青春の名残ともいえるような時間を楽しく過ごしていました。

ところがある日、恋人の種田がバイク事故に遭い他界。

突然の喪失と孤独に耐え難い苦しみを抱く芽衣子ですが、日常を取り戻すために少しずつ新しいことを始めていきます。

そんなとき、恋人の種田が最後にレコーディングしていた曲「ソラニン」を演奏してみたいと思った芽衣子は、大学の仲間たちに声を掛けバンドを結成。ステージに立つために猛練習を開始しますがーー。

\ ここが見どころ /

青春のモラトリアムから抜けきれない若者たちを描いた本作。

将来の夢と現実の狭間で揺れ動く心情が繊細に描写されています。

劇中で使用されるASIAN KUNG-FU GENERATIONの同名曲も大ヒットを記録。

時折挿入される過ぎ去った青春の日々が回想されるシーンは涙なしには見られません。

2010年公開 監督:三木孝浩

『ソラニン』を観る

 

3位 キッズ・リターン(1996)

「マーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな?」

北野武監督による青春映画の傑作。

不良高校生のマサルとシンジは学校をサボっていつも一緒につるむ毎日を送っていました。

ある日、カツアゲした相手がボクサーを助っ人に呼んだことから、マサルは無様な敗北を味わいます。

ケンカに強くなるためにマサルはシンジと一緒にボクシングジムに入会しましたが、シンジには天性の才能があり、二人の間には徐々に実力差が出始めます。

ボクシングを辞めてヤクザの世界に足を踏み入れたマサルは、お互いの世界でトップになることを誓ってシンジとは別な道を歩み始めますが、厳しい社会が二人を待っていました。

\ ここが見どころ /

お互いの道を歩み出した少年たちの栄光と挫折を、透明感溢れる映像で描いた傑作。

特に、校庭での二人のラストシーンとセリフは切なくも希望溢れる名シーンであり、観る者に爽やかな余韻を残してくれます。

1996年公開 監督:北野武

『キッズ・リターン』を観る

 

2位 ヘアスプレー(2007)

ポジティブ思考は世界を変える
元気溢れる青春映画の傑作

2007年に公開された青春ミュージカル映画。

1960年代のアメリカを舞台に、太めの体型の女子高生が人気者になっていく様子が描かれています。

トレイシーは丸々とした体型ですが、ダンスとおしゃれのセンスは抜群。天真爛漫な女子高生です。

そんな彼女は人気のテレビ番組「コニー・コリンズ・ショー」に出演して踊ることをいつも夢見ていました。

ある日、番組のオーディションを受けるチャンスを掴んだトレイシーですが、プロデューサーから太めの体型を理由に不合格にされてしまいます。

同日、オーディションを理由に学校を遅刻したトレイシーは居残りをするはめに。

酷く落ち込みながら教室に向かうと、そこには普段は一緒に授業を受けることのない黒人の生徒たちがダンスを踊っていました。

彼らとの交流がきっかけとなり、トレイシーは人気者になり始め、さらには人種問題まで解決していきます。

\ ここが見どころ /

コンプレックスをものともしない天真爛漫なトレイシーは、見ているだけで元気づけられます。

60年代を再現したキュートなファッションとミュージカル映画ならではの名曲の数々も大きな見どころです。

2007年公開 監督:アダム・シャンクマン

『ヘアスプレー』を観る

 

1位 バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)

もはや説明不要のSF青春映画の金字塔

高校生のマーティは、親しくしている変わり者の科学者エメット・ブラウン博士(ドク)が発明したタイムマシンの実験を手伝うことに。

ところが、実験中に事故が起こりタイムマシンの誤作動によってマーティは1955年にタイムスリップしてしまいます。

未来に戻るために1955年に存在しているドクと協力しながら方法を模索しますが、その過程で当時高校生である自分の両親と遭遇。

タイムパラドックスによって自分が生まれない未来が起こり始め、マーティの存在自体も消えかけてしまいます。

果たして、マーティは未来を変えることができるのか、そして無事に未来に帰ることができるのか…!?

\ ここが見どころ /

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めたSF青春映画の名作。

コミカルなドタバタ劇もさながら、未来への希望や家族への愛、そしてマーティとドクの友情に胸が熱くなります。

生涯に一度は見ておきたい大ヒット傑作映画です。

1985年公開 監督:ロバート・ゼメキス

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観る

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

世の中に数多く存在する青春映画ですが、誰しもが一度は経験したことがテーマとなっているため、他ジャンルの映画よりも共感できるものが多くあると思います。

青春映画に名作が多いのは、それが不変的なテーマであるが故ではないでしょうか。

新鮮で爽やかな気分に浸りたい時には、青春映画を見て心をリフレッシュしましょう!

 

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