フランス映画映画
CULTURE

フランス映画のおすすめランキング20!「アメリ」「最強のふたり」など、フランス映画の名作を紹介

カンヌ国際映画祭が開催されることでも有名な、映画制作の長い歴史を持つフランス。

映画といえばフランスというイメージがある方も多いのではないでしょうか。

映画の技術は1895年にリュミエール兄弟によって発明され、フランスの技術は当時、世界一を誇っていました。

フランス映画のおしゃれで哲学的な独特の世界観は、一度ハマってしまうとなかなか抜け出せません。

大ヒットしたフランス映画『アメリ』や『最強のふたり』はもちろん、ヌーヴェル・ヴァーグを代表するゴダールの『女は女である』や、見事な会話劇を描いたロメールの『海辺のポーリーヌ』や『友だちの恋人』など、幅広い時代の作品がランクイン。

今回は、ジャンル、時代も様々な選りすぐりの20作品をランキング形式で紹介します。

 

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20位 グッバイ・ゴダール!(2017)

パリの大学で哲学を学ぶアンヌはもうすぐ19歳。

ある日、彼女は映画の歴史を変えた映画監督と言われるかのジャン・リュック・ゴダールと出会い、恋に落ちます。
彼の最新作の主役を飾ったり、彼にプロポーズされたりと、刺激的な日々を過ごします。

しかし、パリの街では次第にデモ活動が激しさを増し、ゴダールも革命に傾倒していきーー。

\ ここがおすすめ /

ジャン=リュック・ゴダールの2番目の妻で、ゴダールの監督作「中国女」の主演を務めたアンヌ・ビアゼムスキーの自伝的小説を映画化。ポップでカラフルなインテリアやファッション、個性的な登場人物など、まるでアートを観ているような気持ちになる映画です。

「グッバイ・ゴダール!」を視聴する

 

19位 友だちの恋人(1987)

市役所で働く内気な女性ブランシュは、ふとしたきっかけで女子学生レアと知り合い、親しい仲になります。

レアにはファビアンという恋人がいますが、2人の仲は上手くいっていないよう。
一方ブランシュはプレイボーイのアレクサンドルに心を惹かれていきます。

4人の恋愛模様は一体どうなっていくのでしょうかーー

\ ここがおすすめ /

エリック・ロメール監督による「喜劇と格言劇」シリーズの第6作である本作のテーマは、「友だちの友だちは友だち」という格言。

80年代のカラフルなファッションやインテリアにも注目です。

「友だちの恋人」を視聴する

 

18位 女は女である(1961)

キャバレーの踊り子アンジェラは、恋人で同棲相手のエミールに、「今すぐ子供がほしい」という話を持ち掛けます。
エミールは戸惑っているようで、全く取り合ってもらえません。

そこへアンジェラに想いを寄せる青年アルフレッドが現れーー。

\ ここがおすすめ /

ヌーヴェル・ヴァーグの代表作「勝手にしやがれ」の監督、ジャン・リュック・ゴダールが手がけたラブコメディ。
“登場人物が歌わないミュージカルコメディ”というテーマの作品で、名作曲家ミシェル・ルグランによる上質な音楽が作品に花を添えます。

「女は女である」を視聴する

 

17位 海辺のポーリーヌ(1983)

15歳の少女ポーリーヌは、年上の従姉妹マリオンと一緒に、ノルマンディーの別荘でバカンスを過ごします。
マリオンは、元恋人とその友人との間で揺れ動き、ポーリーヌは海辺で出会った少年と恋に落ちます。

男女6人の恋愛模様をポーリーヌの目を通して描いた作品です。

\ ここがおすすめ /

恋愛喜劇の巨匠エリック・ロメールが手掛けた「喜劇と格言劇」シリーズ全6作の3作目。
色彩や光が美しい映像に釘付けになってしまう作品です。

「海辺のポーリーヌ」を視聴する

 

16位 ロシュフォールの恋人たち(1967)

物語の舞台はフランスの港町ロシュフォール。双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは、運命の出会いを夢見てこの町に暮らしていました。

町にやってきたお祭りが盛り上がる中、2人を中心にさまざまな恋愛が繰り広げられていく群像劇です。

\ ここがおすすめ /

「シェルブールの雨傘」の監督としてもお馴染みのジャック・ドゥミ監督作品。
カラフルな街並みやファッション、華やかな歌やダンスに思わず心が弾んでしまうミュージカル映画です。

「ロシュフォールの恋人たち」を視聴する

 

15位 ぼくを探しに(2014)

幼い頃に両親を亡くしたショックで言葉と記憶を失った主人公「ポール」。
彼はある日、孤独で不思議な力を持つ女性と出会うことになり、人生の転機を迎えることになりますが……

\ ここがおすすめ /

フランスの有名アニメーションを手掛けてきた作家「シルバン・ショメ」が、初めて手掛けた実写長編作品です。
106分間という短い時間の作品でありながらも、フランスならではのオシャレな音楽や映像で五感をフルに楽しませてくれます。

 

「ぼくを探しに」を視聴する

 

14位 燃ゆる女の肖像(2019)

望まない結婚を控えた貴族の娘と、娘の肖像画を描くためにやってきた女性画家との禁断のラブストーリーです。

難航しながらも、あと一筆で娘の肖像画を書き終えてしまうところまできた女性画家。

しかし肖像画を描き終わるということは、二人の関係が終わってしまうという意味も持ち合わせています。

そして恋に落ちていた両者が関係を終わらせないために、最後にとった行動は意外なものでした…

\ ここがおすすめ /

切なさを掻き立てる、美しいフランス映画ならではの情景描写は必見です。

 

「燃ゆる女の肖像」を視聴する

 

13位 世界で一番不運で幸せな私(2003)

ジュリアンとソフィーは小学校の同級生で、幼い頃から仲の良い幼なじみです。

そんな二人はある日、ゲームを一緒に始めます。

そのゲームは、相手が出した一つの“条件”をクリアするというものです。

そして、それを交互に繰り返し、相手が仕掛けるゲームに絶対に乗るというのが鉄則でした。

\ ここがおすすめ /

やがて大人になった二人がゲームに囚われているため、特別な思いを伝えきれないもどかしさは切ないです。
さらに、時折挟まれるコミカルなシーンが切なさを加速させます。

 

「世界でいちばん不運で幸せな私」を視聴する

 

12位 レ・ミゼラブル(2020)

レ・ミゼラブルの舞台となった町「モンフェルメイユ」を舞台に、現代社会が抱える闇を細かに描いた作品です。

モンフェルメイユの警察署に派遣されたステファンは、同僚たちの市民への不適切な対応を目の当たりにし、疑問を感じていました。

そんな中、イッサと呼ばれる少年が起こした小さな出来事から、取り返しのつかない事件へと発展してしまいます。

\ ここがおすすめ /

悪意がない登場人物たちが、ずるずると現代社会の闇へとはまっていってしまう様子は、あまりにもリアルです。

 

「レ・ミゼラブル」を視聴する

 

11位 ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986)

海辺のバンガローに暮らしていた青年は、妖艶な女性「ベティ」と出会い、瞬く間に恋に落ちていきます。

一緒に暮らすことになった二人ですが、ベティの愛情表現が次第に過激になっていきました…

\ ここがおすすめ /

次第に過激さがましていくベティの猟奇的ぶりは、狂気じみてはいますが、次第に観ているあなたを虜にしていきます。
独特な世界観で語られていく、狂気じみたラブストーリーの意外な結末は、ぜひ自身の目で確かめてみてください。

 

「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」を視聴する

 

10位 最強のふたり(2012)

全身麻痺の大富豪の男は、自分を介護してくれる人間を探していました。

平凡な人ばかりが集まってくる中、一人だけ異彩を放っていた男。

大富豪の男はその男を介護役として採用します。

そして、価値観も立場も全く違う二人の男の交流が始まりまることに……

\ ここがおすすめ /

身分が全く違うからこそ織りなせる、二人の魂の交流には涙することは必至なはずです。
さらに時折流れるソウルミュージックが、物語を盛り上げてくれます。

 

「最強のふたり」を視聴する

 

9位 ポンヌフの恋人(1991 )

パリのポンヌフ橋で暮らしている孤独な大道芸人「アレックス」は、失明の危機にある少女「ミシェル」と出会います。

やがて二人は恋に落ちていきますが、ミシェルにはなんと家族から捜索願が。

二人の関係が続くのは時間の問題でした……

\ ここがおすすめ /

心のどこかに孤独を抱えた男女の交流を描いた作品です。
作中の中でも、花火が上がる中でのダンスシーンは、美しくありながらも、どこか儚さを感じさせる本作を象徴したシーンといえます。

 

「ポンヌフの恋人」を視聴する

 

8位 シェルブールの雨傘(1964)

自動車修理工場に勤める青年「ギイ」と傘屋の娘「ジュリビエーブ」は、結婚を誓い合った仲でした。

しかし、ある日ギイのもとにアルジェリア戦争の徴兵令が届き、二人の人生は引き裂かれ始めますが……

\ ここがおすすめ /

ミュージカル映画の最高傑作として知られている本作は、全て歌で表現されたセリフの美しさを堪能できる作品。
1964年の作品でありながらも、現代の作品に引けを取らない映像美やミュージカルは観なければ損です。

 

「シェルブールの雨傘」を視聴する

 

7位 ニキータ(1991)

警察官を射殺して逮捕されてしまったニキータは、政府に所属する暗殺者になることを迫られます。

そうして暗殺者へと道を歩み始めたニキータは、三年間もの特訓を終えてプロの殺し屋になりました。

しかしニキータはある時、恋に落ちてしまいます。

平凡な人生を歩むことを望みますが、殺し屋であることが彼女を阻みます。

\ ここがおすすめ /

不良娘が教育を受けて成長し愛の美しさを知りますが、それゆえに愛の痛みを知るという切ないストーリーをセンシティブに描きます。

 

「ニキータ」を視聴する

 

6位 アメリ(2001)

厳しい家庭のもとで育った結果、空想の中で遊ぶことと、こっそりイタズラするのが得意になった少女「アメリ」。

22歳になった彼女は青年「ニノ」と出会い、心がときめきますが、不器用な彼女はイタズラすることでしか愛情を伝えられませんでした。

\ ここがおすすめ /

その独特な世界観はさることながら、物語にもさまざまな工夫が凝らされていますので最後まで「アメリ」の世界に入り込めます。
さらに、作中には秀逸な音楽が使用されていますので、五感をフルに堪能できる作品になっています。

 

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5位 大人は判ってくれない(1959)

パリの下町で暮らす少年「アントワーヌ」。

彼は学校では教師に叱られ、家庭では両親の口論が絶えないため、毎日息苦しい生活を余儀なくされていました。

そんなある日、アントワーヌは学校をサボり街に繰り出しますが、街中で母と知らない男性が抱き合っている現場を目撃してしまいます…

\ ここがおすすめ /

愛のない環境で育ってしまったアントワーヌの反抗心を描いた作品です。
含みあるエンディングについて考察するだけでも価値のある作品ともいえます。

 

「大人は判ってくれない」を視聴する

 

4位 エール!(2015)

フランスの田舎町に暮らしているベリエ家は、長女のポーラ以外は全員聴覚障害でした。

そんなある日、ポーラに対してパリの音楽学校から誘いが届きます。

しかし、家族は聴覚障害がゆえにポーラの歌声を信じられずに、猛反対しますが……

\ ここがおすすめ /

障害者と健常者との間に生まれるギャップを繊細に描きながら、それを感動的に伝えきるフランス映画ならではの特色が出ている作品です。
そして、笑って泣ける作品ですので、観終わった後は多幸感に包まれること間違いありません。

 

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3位 アデル、ブルーは熱い色(2014)

教師を夢見る「アデル」は、あることがきっかけで青い髪の画家「エマ」に魅了されてしまいます。

そして二人が恋に落ちるのも時間の問題で、次第に愛し合うようになりました。

そして数年後アデルは教師になり、このまま二人は幸せに暮らしていくかと思われましたが……

\ ここがおすすめ /

女性二人の切なくも純粋な恋模様を、ストレートに描いた作品です。
おとなしい展開の作品ですが、彼女たちの内からほとばしる熱い愛情を、落ち度なく描ききったことで当時話題を呼びました。

 

「アデル、ブルーは熱い色」を視聴する

 

2位 死刑台のエレベーター(1958)

後世にまで語り継がれて、後にリメイクもされた傑作サスペンスです。
パリのとある企業の重役を務める「ジュリアン」は、その企業の社長夫人と不倫関係にありました。
そして二人の間を阻む社長をジュリアンが殺害しますが、犯行後のエレベーターにジュリアンは閉じ込められてしまいました。

\ ここがおすすめ /

狂気的な展開で、十分それだけで楽しめる物語でありながらも、作中流れるジャズの音楽が物語をさらにスリリングなものにしてくれます。

 

「死刑台のエレベーター」を視聴する

 

1位 レオン(1995)

家族を殺されて、寡黙な殺し屋「レオン」が住む部屋へと住むことになった少女「マチルダ」。

マチルダは殺された家族の復讐のために、レオンに暗殺技術を教えてもらおうとします。

最初こそ拒むレオンでしたが、マチルダの熱意に押されて暗殺技術を伝授することになりました。

\ ここがおすすめ /

殺し屋と少女の純愛を、過激な銃撃シーンと共に展開する本作。
本作でデビューを迎えたナタリー・ポートマンの、少女のようなあどけなさを残しながらも、時折魅せる哀愁漂う表情は堂々たるものです。

 

「レオン」を視聴する

 

まとめ

ここまで独特の世界観を持つフランス映画を紹介しました。

オシャレな雰囲気を残しながらも、物語の本質を最後まで伝えきるフランス映画は、誰の心にも響く作品が多いともいえるはずです。

そんなフランス映画のジャンルは多岐にわたりますので、一つひとつゆっくり鑑賞しながら、あなたのお気に入りのフランス映画を探してみてください。

 

 
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