泣ける日本映画【邦画】おすすめランキング15!「万引き家族」「世界の中心で、愛をさけぶ」など感動の名作を紹介
涙が出るほど素晴らしい物語に触れる瞬間は、映画を観ている時間の中でも至福のひととき。
泣きたい映画を観て、1人で泣き晴らしてすっきりしたり、家族や恋人、友達など大切な人とともに感動を分かち合うのもいいですね。もしかしたら人生を変えてくれるような作品にも出会えるかもしれません。
今回は数ある感動の名作の中から、「万引き家族」「湯を沸かすほどの熱い愛」「そして父になる」などさまざまな形の家族愛を描いた作品から、「糸」「世界の中心で、愛をさけぶ」など、胸が張り裂けるような切ない恋愛を描いたラブストーリーまで、厳選した15本を紹介します。
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15位「糸」
激動の平成に揺らぐ若者たち
中島みゆきのヒット曲「糸」をモチーフにして、菅田将暉と小松菜奈が主演を務めました。平成生まれの若者が時代の変化とともに移ろいゆく感情と、出会いと再開を繰り返しての恋模様を描きます。
13歳の時に出会い、恋に落ちた少年少女はお互いの事情により離れ離れになってしまいます。しかし数年後に再開を果たすことに。再び時が動き出したと思いきや、まさかの展開に……。
\ ここが見どころ /
本作は平成の歴史を振り返りながら展開します。平成史では悲しい事件がたくさんありました。その悲しみを乗り越え生きる人々の、たくましい姿には何度も胸を掴まれるそうに。
作中に歌われる曲の「ファイト!」には目頭が熱くなります。
2020年公開 監督:瀬々敬久
14位「おくりびと」
納棺師の仕事を通して人生を見つめ直す感動のヒューマンドラマ
主人公の大悟は、”旅のお手伝い”という求人広告を見て面接に行きます。
その会社は遺体を棺に納める業務を行う会社でした。大悟は高額な給料に惹かれ、そこで納棺師の見習いとして働き始めます。
納棺の仕事を通してさまざまな人や死と向き合うことにやりがいを見出す大悟でしたが、その仕事を知った妻は離れていってしまいます。そして、幼い頃に家を出ていった父の遺体を納棺するという仕事が彼のもとに舞い込んできてーー
\ ここが見どころ /
日本映画で初めてアカデミー賞外国語映画賞を受賞し、海外でも高く評価されている日本を代表する名作。
久石譲が手がけた美しい音楽にも耳を傾けてみてください。
2008年公開 監督:滝田洋二郎
13位「そして父になる」
息子を取り違えた家族が選ぶ選択肢とは
エリート建築家である野々宮良多は、妻のみどりと6歳の息子とともに仲睦まじく暮らしていました。
ある日息子を出産した病院から、「重要な知らせがある」と連絡を受けて病院へ。そして良多は病院から、息子が出生した時、実は他の子供と取り違えてしまっていたという衝撃の事実を知らされます。
\ ここが見どころ /
6年間家族として向き合っていた息子が急に他人の子だと告げられた良多を通して、家族とは何か、親子とは何かを考えさせられます。
他の家族との出会いによって、福山雅治演じる良多の父としての成長や、様々な家族の生き方に胸を打たれる作品です。
2013年公開 監督:是枝裕和
12位「Love letter」
文通によって浮かび上がるもう一つの恋物語
博子は婚約者の藤井樹を遭難事故で亡くしてしまいます。悲しみから抜け出せないまま、三回忌を終えた博子は、藤井の母から中学の卒業アルバムを見せてもらことに。
博子はアルバムの名簿から藤井の住所を書き写し、藤井宛に手紙を送りました。返ってくるはずのない手紙。しかしいつしか手紙の返事が博子のもとに。送り主は、いまは亡き藤井樹でした。
\ ここが見どころ /
手紙を通して浮かび上がってくるもう一つの恋の物語は必見。北海道小樽の雪景色が、各登場人物の心理を美しく表現し、物語が鮮やかに彩られていきます。
SNSがまだなかった平成初期の作品だからこそ描けた恋模様でしょう。
1995年公開 監督:岩井俊二
11位「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
一途な愛が生んだ奇跡の物語
西澤尚志は職場の合コンで、中原麻衣と出会い意気投合。その後彼らはデートを重ねるうちに、結婚を誓い合う仲になります。
結婚を控えたある日、突然麻衣が病に伏して植物状態に。尚志は麻衣が戻ることを信じて毎日看病します。
それから数年が経ち、ついに麻衣は目を覚まします。喜ぶ尚志でしたが、麻衣には尚志の記憶がまったくありませんでした。
\ ここが見どころ /
佐藤健演じる尚志の一途な姿に胸を打たれ、涙なしに本作を見ることはできません。
そして土屋太鳳演じる麻衣の歯痒さや悲しみ。記憶を失うことの怖さや喪失感が痛いほど伝わってくる映画です。
2017年公開 監督:瀬々敬久
10位「僕は明日、昨日のきみとデートする」
二人の恋の裏に隠された秘密に涙する
美大生である南山高寿(福士蒼汰)は通学電車のなかで福寿愛美(小松菜奈)に一目惚れします。
高寿が思い切って愛美に声をかけると突然、愛美は涙を流します。理由もわからず困惑する高寿でしたが、再び会う約束を取り付けることに。
涙の理由は謎のまま、二人はデートをする仲になります。ある日愛美は、「私、あなたに隠していることがあるの…..」とある真実を告げます。そして物語は予想もしていなかった展開に。
\ ここが見どころ /
百聞は一見にしかず、難解なタイトルの裏に隠された真実にあなたは驚愕してしまうでしょう。
本作は恋愛映画でもありながらSFの要素も隠されています。SFチックな設定と現実的な世界が織りなす大学生の恋模様に、あなたも気づかぬうちに釘付けです。
2016年公開 監督:三木孝浩
9位「湯を沸かすほどの熱い愛」
お母ちゃんの熱い愛に巻き込まれていく
パートとして働いている幸野双葉(宮沢りえ)の愛情に人々が巻き込まれて、温かい気持ちになる作品です。
双葉は夫が蒸発したことにより、経営していた「幸の湯」を休業して、一人娘の安澄を育てていました。ある日、パートの仕事中に倒れてしまった双葉は搬送先の病院で、末期ガンで余命2ヶ月だと宣告されてしまいます。
ショックを受ける双葉でしたが、自分が死ぬまでにやることを決めて動き出します。
\ ここが見どころ /
余命宣告を受けたとは思えないお母ちゃんのエネルギーを感じれる作品です。
物語が進むにつれて、様々な思いをもつ人に遭遇していきますが、それぞれ悩んでいたことがお母ちゃんの愛情によって解決していく様子は痛快です。
2016年公開 監督:中野量太
8位「サヨナライツカ」
愛に溺れた者たちの哀しい恋の物語
出世欲が高い東垣内豊(西島秀俊)は光子(石田ゆり子)と交際していました。
二人は婚約中でしたが、豊は光子を愛しているわけではなく出世のために選んだ相手でした。
豊は間近に結婚を控えていましたが、出世のためにタイ・バンコクに赴きます。そこで豊は華やかな女性“沓子”(中山美穂)に出会い一目惚れ。次第に惹かれていきますが……。
\ ここが見どころ /
映画のタイトルである「サヨナライツカ」は作中の光子が書いた詩。中でも「人間は死ぬとき、愛されていたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトに分かれる」という詩には考えさせられます。
人生を振り返った時、あなたはどちらを思い出すヒトでいたいですか?
2010年公開 監督:イ・ジェハン
7位「いま、会いにゆきます」
雨の季節に訪れる奇跡的な日常
妻の澪(竹内結子)に先立たれ、6歳の息子である佑司と暮らしている巧(中村獅童)。澪が残した絵本の中には「死んだ人は雨の季節に戻ってくる」という一文が。
梅雨の季節。巧と佑司は雨の中、タイムカプセルを探すため森のトンネルに向かいます。
トンネルの先でタイムカプセルを探していると、突如死んだはずの澪が二人の前に。
\ ここが見どころ /
主題歌になっているORANGERANGEの「花」は聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
物語が進むにつれて、ハンカチなしでは観られない展開に号泣必至の名作です。
2004年公開 監督:土井裕泰
6位「きみの膵臓を食べたい」
儚すぎる二人だけの秘密を描いた恋愛映画
高校で教師を務めている僕(小栗旬)は内気な性格も相まって退職を検討していました。
母校である勤務先の学校の図書室が取り壊されることをきっかけに、12年前の記憶が呼び起こされます。
12年前の僕は、あることをきっかけにクラスで人気者の山内咲良(浜辺美波)と仲良くなりますが、彼女は誰にも言えないある秘密を抱えていました。秘密を知ってしまった僕は、ある決意を固めることに。
\ ここが見どころ /
日常生活を通して、毎日当たり前に送る日々の大切さや、生と死を改めて考えることができる作品です。
浜辺美波演じる山内咲良が日々の生活に全力投球する姿は、日々の生活が約束されたものではないと改めて実感させてくれるでしょう。
2017年公開 監督:月川翔
5位「万引き家族」
あなたが考える家族とは一体なんですか?
万引きで生計を立てていた治と祥太はある日、団地のベランダで寒さに凍えている幼い少女を見つけます。二人は少女を放っておけず、自分たちが住むボロ家に連れて帰ることにしました。
ボロ家には彼らの他に、初枝というおばあちゃん、治の妻の信代、信代の妹の亜紀が住んでいて大所帯。そんな彼らがある事件をきっかけにバラバラに。
そしてみなが抱える秘密や願いが、次第に明らかになっていきます。
\ ここが見どころ /
人と人とのつながりを通して家族を描いた本作。本作は2018年カンヌ国際映画祭にて日本映画では21年ぶりに最高賞を獲得し、海外でも高い評価を得ました。
圧巻の演技力を誇るキャストによって固められた本作は、物語を通して家族のあり方とは何か、考えてしまう作品です
2018年公開 監督:是枝裕和
4位「ジョゼと虎と魚たち」
貝殻のような少女が体験する切なくリアルな恋
平大学生の恒夫はバイト先の雀荘で、近所に乳母車を押す奇妙なおばあさんがいることを耳にします。
ある朝恒夫はその乳母車に遭遇します。乳母車の中を覗くと足の不自由な少女ジョゼが乗っていました。
足が不自由でありながら自由に生きるジョゼの生き方に恒夫は惹かれていきます。しかし、次第に恒夫は障害を持ち合わせている人間と向き合うことの責任を感じていきます。
\ ここが見どころ /
ジョゼは恒夫との交流によって今まで知らなかった世界へと旅立ちます。知らなかった世界を体験するジョゼは、まるで無邪気な子供のような表情を見せてくれます。
人との交流でしか得られない価値観を教えてくれる晴らしい作品です。
2003年公開 監督:犬童一心
3位「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」
実体験をもとにした平凡な家族の物語
リリー・フランキーの実体験をもとに、各登場人物の真っ直ぐな思いに乗せて、ありふれた家族関係を描いた作品です。
1960年代、3歳のボクは真夜中に帰ってきた酔っぱらいのオトンにいきなり焼き鳥の串を食べさせられます。これがボクの家族として最後の楽しい思い出でした。
その後、オトンの行動に手を焼いたオカンは、筑豊の実家にボクを連れて帰り女手一つでボクを育てます。
\ ここが見どころ /
作中の親子関係に感動すると同時に、思わず自分の母を思い浮かべてしまう人も多いでしょう。
作品の設定が平凡な日常であるため、登場人物に共感しやすく、作品を見終わる頃には自分の家族が恋しくなること間違いなしです。
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精一杯な愛が生んだ奇跡の日々
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告白が成功すると考えていた太郎はショックを受けますが、千恵が告白を断ったのにはある理由がありました。それは千恵が乳癌を患っている身であるから。
それでも太郎は諦めずに千恵と交際することになりますが、二人には数々の試練が待ち受けていました。
\ ここが見どころ /
二人が病気と向き合い闘っている姿には涙が溢れるでしょう。太郎のひたすらに真っ直ぐな愛情表現は美しく、観る人を感動させます。
命の終わりをわかっていながらも、ひたすらに一生懸命生きることの大切さを教えてくれる作品です。
2005年公開 監督:廣木隆一
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悲しい純愛を描いた大ヒットラブストーリー
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困惑する朔太郎でしたが、ふとしたことで律子が朔太郎の地元に向かっていることに気がつき実家に戻ります。
実家に戻った朔太郎は律子が聞いたテープを聴くことに。テープの声の主は初恋の相手だった亜紀でした。
\ ここが見どころ /
映画の大ヒットを受け「セカチュー」が流行語にノミネートされるなど社会現象を巻き起こした本作。
映画界だけにその勢いは留まらず、平井堅が歌う本作の主題歌「瞳をとじて」はあまりにも有名。後に数多くのアーティストがカバーをする名曲になりました。
2004年公開 監督:行定勲
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