2019/01/20

建築建築家日本   
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日本の有名建築家14人とその代表作を徹底解説

建築好きは知っておきたい
日本の有名建築家をおさらい

アートが好きでも、建築となると「何だかちょっと難しそう…」と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし日本には、海外からも注目を集め、高く評価されている建築家が多くいます。

訪れたことのあるあの美術館も、街中でふと目を留めたあの不思議な建物も、もしかしたら、そんな有名建築家の手によるものかも?

名だたる日本人建築家とその作品を知れば、美術館を訪れる楽しみ、街歩きの楽しみがさらに増えるかもしれませんね。

 

1.前川國男


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経歴


1905年 
新潟県に生まれる。

1928年 
東京帝国大学工学部建築学科卒業。パリへ行きル・コルビュジエの事務所に入所。

1930年 
帰国し、アントニン・レーモンドの事務所に入所。

1935年 
個人事務所開設。

1968年 
第1回日本建築学会賞大賞を受賞。受賞者メッセージとして「もうだまっていられない」を発表し、建築家と建築界における精神の自由と連帯意識の欠如を批判する。

1979年 
フランスのレジオン・ドヌール勲章を受章。

1986年 
81歳で死去。

 

代表作


 

前川國男 自邸


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1942年に前川國男の自邸として建てられた住宅。一度解体されましたが、1996年に「江戸東京たてもの園」に移築されました。

太平洋戦争開戦の翌年に建てられたため、日本古来の伝統文化への回帰が叫ばれる状況を反映し、瓦屋根に縦板張りという和風の意匠となっています。しかし、幾何学的な格子窓や灯り障子などが大胆に大きく配置されるなど、前川國男らしいモダニズムの精神が随所に感じられます。

東京文化会館


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1961年に東京都開都500年祭の記念事業として開館した芸術文化施設「東京文化会館」。オペラやバレエ、オーケストラの公演を行う大ホールをはじめ、小ホール、音楽資料室などを擁します。

ホールの音響の良さは、歴代の音楽家たちから高く評価されてきました。外観は、重厚感のある曲面を有した大庇が特徴的で、この庇が生む巨大な軒下が屋内外の空間をつないでいます。

館内は色彩豊かで、赤い壁面や深い青の天井、金色の装飾などがコンクリートに映え、芸術を味わう非日常の空間を演出しています。

 

2.丹下健三


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経歴


1913年 
大阪に生まれる。

1938年 
東京帝国大学工学部建築科を卒業。ル・コルビュジエに傾倒し、その教え子である前川國男の建築事務所に入る。

1961年 
丹下健三+都市・建築設計研究所を設立。この頃から「空間と象徴」という問題に取り組み、構造主義を発展させた作品を多く生み出す。

1970年 
大阪万博・会場マスタープランの設計を手がける。

1987年 
プリツカー賞受賞。

1986年 
東京都新庁舎の指名競技設計で1等当選。

1991年
竣工。

2005年 
91歳で死去。

 

代表作


 

日本万国博覧会マスタープラン

 

1970年に大阪で開催された日本万国博覧会において、丹下健三は京都大学教授の西山夘三とともに総合プロデューサーを務め、中心施設であった「お祭り広場」の設計も手がけました。

大屋根をジャッキによる先駆的なリフトアップ工法で持ち上げ、それを太陽の塔が突き破ってそそり立つという斬新な意匠は人々を驚かせ、今も長く語り草となっています。

 

国立代々木競技場


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1964年の東京オリンピックのために建設された「国立代々木競技場」。

吊り橋と同じ吊り構造の技術を用いており、第一体育館は2本、第二体育館は1本の柱によって、屋根全体が吊り下げられています。

丹下健三がもっとも重視したのは、選手と観客の一体感でした。それを実現するのが「無柱空間」だと考えたのです。当時、吊り構造は橋などでは一般的でしたが、施設、それもこれほど大きな空間の屋根を吊り上げるのは前代未聞であり、世界中に衝撃を与えました。

 

3.磯崎新


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経歴


1931年 
大分市に生まれる。

1954年 
東京大学工学部建築学科を卒業。

1961年 
丹下健三研究室(都市建築設計研究所)を退職し、磯崎新アトリエを設立。

1967年 
「大分県立大分図書館」で日本建築学会賞(作品賞)受賞。

1986年 
王立英国建築家協会(RIBA)より、RIBAゴールドメダル受賞。

 

代表作


 

奈義町 現代美術館

 

岡山県奈義町に1994年に開館した「奈義町 現代美術館」。

国際的に活躍する荒川修作+マドリン・ギンズ、岡崎和郎、宮脇愛子の3組のアーティストが展示空間込みで作品を構想し、それを磯崎新が建築化することで、作品と建物とが半永久的に一体化しているのが大きな特徴です。

「空間=作品」というスタンスを取り入れた美術館は当時としては画期的なものであり、のちの美術館建築に大きな影響を与えました。

 

水戸芸術館

 

茨城県水戸市に1990年に開館した、美術館・コンサートホール・劇場からなる現代芸術の複合施設「水戸芸術館」。

中央に、通りに面した大きな芝生広場とけやきの木があり、この広場を各部門の建物が三方から回廊で取り囲むという、古典主義的建築手法に習った形状となっています。

コの字型の建物は実際にはひとつにつながっているのですが、分節された複数の小さな建物のように構成されており、威圧感を感じさせません。チタンの三角形パネルを組み合わせた高さ100メートルのシンボルタワー(アートタワー)も、磯崎新によるものです。

 

4.黒川紀章


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経歴


1934年 
愛知県に生まれる。

1964年 
京都大学建築学科を経て東京大学大学院博士課程単位取得退学。在学中に「株式会社黒川紀章建築都市設計事務所」を設立。

1960年 
建築の理論運動メタボリズムを結成。

1986年 
フランス建築アカデミーゴールドメダル受賞。

1989年 
世界建築ビエンナーレ・グランプリ・ゴールドメダル受賞、フランス芸術文化勲章受章。

2007年 
73歳で死去。

 

代表作


 

国立新美術館


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2007年に開館した「国立新美術館」。東京・六本木にある日本で5館目の国立美術館になります。

日本最大規模の延べ床面積を持ち、建物前面のガラスのカーテンウォールが波のようにうねり、美しい曲線を描きます。「森の中の美術館」をコンセプトとし、建物内部からは、青山公園をはじめとした周辺の緑地に溶け込むように作られた庭園の眺めを楽しむことができます。

 

大阪万博東芝IHI館


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1970年に開催された大阪万博のパビリオンのひとつ「大阪万博東芝IHI館」。

「グローバルビジョン」と呼ばれる外径40メートルの赤いドームを、二等辺三角形の鉄板を6枚合わせた三角錐のテトラ・ユニットの集合体が抱きかかえるようにして造られています。

この一見不思議な構造は、テーマである「希望―光と人間たち」から「未来は森のようだ」という詩的イメージを導き出し、造形化したと言われています。

 

5.原広司


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経歴


1936年 
神奈川県に生まれる。

1964年 
東京大学大学院数物系研究科建築学専攻博士課程修了(工学博士)。

1970年 
この年以降、アトリエ・ファイ建築研究所と協働で設計を行う。

1986年 
「田崎美術館」で日本建築学会賞(作品賞)受賞。

2013年 
日本建築学会大賞受賞。

 

代表作


 

梅田スカイビル


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1993年竣工の、大阪市にある地上40階・地下2階、高さ約173メートルの超高層ビル。

2棟の頂部を連結するように円形の空中庭園展望台を設置した構造となっており、その独特の形状から大阪のランドマークとなっています。イギリスの出版社ドーリング・キンダースリーが選ぶ「TOP 20BUILDINGS AROUND THE WORLD」のひとつとして、パルテノン神殿、コロッセオといった歴史的建造物とともに選出されるなど、世界的にも有名な建築です。

 

京都駅


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1997年竣工、地上16階・地下3階の巨大な駅ビルで、鉄道駅の駅舎としては日本有数の規模の「京都駅」。

「京都は歴史への門である」というコンセプトのもと、京都の街路の「碁盤の目」の考え方を空間分割のシステムとして用いています。

古都京都のイメージに合わない建築だと賛否両論を巻き起こしたことでも有名ですが、約4,000枚ものガラスを用いたアトリウムの超巨大空間や、東西両脇に段々状のエスカレーターとフロアが積み重なる様子は「谷の建築」とも呼ばれ、近代建築の大胆な試みを随所に見ることができます。

 

6.谷口吉生


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経歴


1937年 
東京に生まれる。父はモダニズムの建築家、谷口吉郎。

1964年 
ハーバード大学建築学科大学院修了、ボストンの建築設計事務所で勤務。

1965-1974年 
東京大学都市工学科丹下健三研究室および丹下健三都市・建築研究所に所属。

1975年 
計画・設計工房を設立。

2001年 
「東京国立博物館法隆寺宝物館」で日本建築学会賞受賞。

 

代表作


 

ニューヨーク近代美術館(MoMA)


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谷口吉生建築の代表作として知られる、2004年に開館した「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」。

展示スペースのさらなる増加と、増築によって複雑になった全体の整理を目指して行われた国際建築コンペで選ばれたのが谷口吉生でした。

歴代の建築に敬意を払い、周囲と調和した建物になっています。谷口吉生はコンペに参加しないことでも有名ですが、その彼が唯一参加したのがこのMoMAのコンペだと言われています。

 

豊田市美術館


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愛知県豊田市に1995年に開館した「豊田市美術館」。鉄とガラスのシンプルな形態のモダニズム建築で、モスグリーンのアメリカ製スレートによる直方体と、乳白色のガラスに覆われたファサードが印象的です。

展示空間は自然光を効果的に取り入れており、展示室から別の展示室が少しだけ見えたり、展示室をつなぐ廊下から豊田市の眺望が開けたりするなど、意外性や面白さを併せ持ったものとなっています。

日が落ちるとガラスのファサードから光が放射され、目の前の大きな池にランタンのように建物が浮かび上がる姿を見ることができます。

 

7.安藤忠雄


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経歴


1941年 
大阪市に生まれる。経済上の理由で大学に通えなかかったため独学で建築を学び、1年で建築士試験に合格。

1965年 
24歳。チェ・ゲバラに傾倒し、ガンジス川の川辺でゲリラとしての生き方を決意。この年より4年間、2度にわたり世界を放浪する。

1969年 
安藤忠雄建築研究所を大阪に設立、個人住宅を多く手がける。

1979年 
「住吉の長屋」(大阪市住吉区)で日本建築学会賞を受賞。

1989年 
ベネッセの依頼により直島プロジェクトに参画。

1992年
ベネッセハウス、1999年「家プロジェクト」を手がける。

1995年 
「建築界のノーベル賞」とも称されるプリツカー賞を受賞。

 

安藤忠雄の代表作


 

ベネッセハウスミュージアム


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ベネッセアートサイト直島の中核施設として1992年に開館した「ベネッセハウスミュージアム」。

「自然・建築・アートの共生」をコンセプトとし、大きな開口部から島の自然を内部へと導き入れる構造が特徴的です。

有名旅行誌『コンデナスト・トラベラー』の「次に見るべき世界の7ヶ所」特集で取り上げられるなど、世界的にも注目を集める建築です。

 

光の教会


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茨木春日丘教会(大阪・茨木市)の礼拝堂として1989年に建てられた「光の教会」。

安藤建築によく見られる打ち放しコンクリートの建物で、説教などを行う祭壇の後ろにある、壁面いっぱいの十字架状のスリット窓が非常に印象的です。簡素ながら、祈りの場にふさわしい静謐さに満ちた空間となっています。

 

8.伊東豊雄


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経歴


1941年 
京城(現・ソウル)に生まれる。

1965年 
東京大学工学部建築学科卒業

1971年 
アーバンロボット(現・伊東豊雄建築設計事務所)設立。

2005年 
くまもとアートポリス第3代コミッショナー就任。

2013年 
プリツカー賞を受賞。

 

伊東豊雄の代表作


 

みんなの森 ぎふメディアコスモス


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2015年に開館した、岐阜市にある岐阜市立中央図書館を中核施設とする複合施設「みんなの森 ぎふメディアコスモス」。

岐阜市のシンボル・金華山から続く山並みを想起させる、波打つような木造屋根が特徴です。

これほど大規模でうねりのある屋根を木材で造るのは世界初の試みで、全国から腕利きの造作大工160人が施工に参加。建設途中には建築関係者の視察が相次いだことで知られています。

 

せんだいメディアテーク


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2001年に開館した仙台市にある複合文化施設「せんだいメディアテーク」。7枚の薄い床を、何本もの鉄骨を束ねたチューブが支える構造で、その建築の概念を覆すような軽さ、透明さは世界中を驚かせました。

チューブは垂直なものはほとんどなく、それが躍るような軽やかさを感じさせます。チューブの中には階段やエレベーター、各種配管などが入っているほか、太陽光もチューブを通して建物内に入る仕組みとなっています。

 

9.藤森照信


ソース

経歴


1946年 
長野県に生まれる。

1971年 
東北大学工学部建築学科卒業。その後、東京大学大学院に進学し、近代日本建築史を研究。

1986年 
赤瀬川源平、南伸坊らと路上観察学会を結成。

1991年 
「神長官守矢史料館」で建築家としてデビュー。

2001年 
「熊本県立農業大学校学生寮」で日本建築学会賞(作品賞)を受賞。

 

代表作


 

タンポポハウス


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1995年、東京都国分寺市に藤森照信の自邸として建てられた「タンポポハウス」。
屋根にタンポポを植えたことからこの名がつきました。

故郷である諏訪の鉄平石が外壁全体に使われており、石の持つ強固な印象を持ちながらも、色や厚みがまちまちな鉄平石によって温かみやかわいらしさのようなものも感じられます。

 

多治見市モザイクタイルミュージアム


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岐阜県多治見市に2016年に開館した、地場産業であるモザイクタイルを紹介する「多治見市モザイクタイルミュージアム」。

こんもり盛り上がった土の小山のような外観は、タイルの原料になる粘土を切り出す採土場を模したものです。上には、「タンポポハウス」のように木がちょこちょこと生えています。

ファサードにはタイルや茶わんのかけらがはめ込まれてキラキラと光り、メルヘンチックな木の小さなドアを入ると、土に囲まれた温かな空間が広がります。

 

10.隈研吾


ソース

経歴


1954年 
横浜に生まれる。

1964年 
東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、建築家を志す。

1979年 
東京大学建築学科大学院卒業。同級生の多くが安藤忠雄に憧れる中、その逆を行くことを選択。社会に揉まれるために大手設計事務所の日本設計に就職。

1990年 
隈研吾建築都市設計事務所設立。

2008年 
フランス・パリにKUMA & ASSOCIATES EUROPE設立。

2010年 
「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。

 

隈研吾の代表作


 

梼原 木橋ミュージアム

 

2010年に建てられた「梼原 木橋ミュージアム」。梼原の森のなかに溶け込むような、森のような建築をコンセプトに設計されました。

日本建築の軒を支える「斗栱(ときょう)」という伝統的な木材表現を採用し、刎木(はねぎ)を何本も重ねていく「やじろべえ型刎橋(はねばし)」は、世界でも類を見ない架構形式による唯一の建物として、神々しさすら感じさせます。

 

スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店


ソース

2011年、福岡市の太宰府天満宮の参道沿いにオープンした「スターバックスコーヒー太宰府天満宮表参道店」。細長い敷地を活かして木を斜めに組むことで、光と風が流れるような有機的な空間となっています。

内部空間を覆い尽くすX型の木組みには、約2,000本の杉材を使用。太宰府という歴史ある土地と、現代的な木造技術との出合いにより、他のスターバックスにはない印象的な空間を生み出しています。

 

11.坂 茂


ソース

経歴


1957年 
東京に生まれる。

1978年 
南カリフォルニア建築大学に入学。

1980年 
ニューヨークのクーパー・ユニオン建築学部に編入。一時、磯崎新アトリエに在籍したのち、同校に戻り卒業。

1985年 
坂茂建築設計を設立。

2014年 
プリツカー賞受賞。

2017年 
マザー・テレサ社会正義賞を日本人初受賞。

 

代表作


 

富士山世界遺産センター


ソース

2013年に世界文化遺産に登録された富士山を「守る」「伝える」「交わる」「究める」ための施設として、2017年にオープンした「富士山世界遺産センター」。

建物の中心となる展示棟は、木格子を組み上げた逆円錐状の「逆さ富士」としてデザインされており、それが正面の水盤に映ると雄大な富士の姿になるという意匠。木格子には地域のブランド材「FUJI HINOKI MADE」が使われています。

 

紙の教会


ソース

1995年の阪神・淡路大震災後で全焼した、神戸市のカトリックたかとり教会の仮設集会所兼聖堂として建てられた「紙の教会」。

紙管で制作され、復興と交流のシンボルとなりました。2005年に解体されましたが、2006年に大地震の被害を受けた台湾の村に移設され、紙教堂と呼ばれるようになりました。

坂茂はこの後、避難所のプライバシー確保や仮設住宅の質向上など、紙管を用いた建築による被災地支援に深く関わるようになりました。

 

12.SANAA


ソース

経歴


1995年 
妹島和世と西沢立衛による建築ユニットとしてSANAA設立。

1996年 
「岐阜県立国際情報科学アカデミー・マルチメディア工房」で日本建築学会賞作品賞受賞。

2004年 
「金沢21世紀美術館」でイタリア・ヴェネツィアビエンナーレ第9回国際建築展金獅子賞受賞。その後、同建築で2005年毎日芸術賞、2006年に2度目となる日本建築学会(作品賞)を受賞。

2010年 
プリツカー賞を受賞。

 

SANAAの代表作


金沢21世紀美術館


ソース

2004年に開館。総ガラス張りの円形の建物で明確な正面を持たず、個々の展示室が独立した立方体として館内に配置されています。ガラスの多用により建物内側から外部の風景がよく見渡せる、開放的な空間が特徴的です。

 

ニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アート


ソース

米ニューヨークで1977年に開館した美術館で、2007年に移転・再開館しました。その際の新しい建物がSANAAとゲンスラーの設計によるものです。

不揃いな箱をずらして積み上げたようなファサードが印象的。ずらしてできた空間は、自然光を取り込むトップライトやテラスとして使われています。

 

13.藤本壮介


ソース

経歴


1971年 
北海道に生まれる。子どもの頃、自宅にあったガウディの写真集を見て衝撃を受ける。

1994年 
東京大学工学部建築学科卒業。卒業後はニート同然の状況下で、孤独に設計活動に勤しむ。

2000年 
青森県立美術館設計競技2位(優秀賞)受賞。これを機に建築家としてデビューし、藤本壮介建築設計事務所を設立。

2008年 
「情緒障害児短期治療施設」で第1回日本建築大賞を受賞。

2012年 
イタリア・ヴェネツィア・ビエンナーレ第13回国際建築展 金獅子賞受賞。

 

代表作


 

House NA


ソース

2011年に個人宅として建てられた「House NA」。

いくつもの箱を積み上げたような構成で、建物を支える柱と床以外はすべてガラス張りとなっており、開放感に溢れています。

屋内は壁がなく、あちこちにオープンな部屋が点在している形となっており、住んでいる人同士の気配が自然に感じられる空間となっています。ガラス張りの外観は、1日の時間の流れの中で、また季節の流れの中で多彩な表情を見せます。

 

House N


ソース

2008年に個人宅として建てられた「House N」。白い箱型の建物に四角い間口が開けられ、三重の入れ子構造になっています。

最も内側の箱にだけガラスが入っており、いちばん外側の箱は半外部の庭という構造になっています。
四角く開けられた空間が重なる様子は雲のようにも見え、自然の中にいるような感覚を覚えます。

 

14.石上純也

経歴


1974年 
神奈川県に生まれる。

2000年 
東京藝術大学大学院美術研究家建築専攻修士課程修了。

2004年 
石上純也建築設計事務所を設立。

2009年 
日本建築学会賞(作品賞)を受賞。

2010年 
第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 金獅子賞受賞。

 

代表作


 

神奈川工科大学 KAIT工房


ソース

大学の創作活動専用の施設として2008年にオープンした、「神奈川工科大学 KAIT工房」。
大きな建物ですが全面ガラス張りで圧迫感がなく、軽やかな印象を与えます。

内部には総数305本の細く白い柱が林立し、屋根の荷重を支えます。このランダムに並ぶ柱は、森の木立のようにも感じられ、緩やかに区切られた有機的な空間をいくつも生み出しています。

 

ボタニカルガーデン アートビオトープ『水庭』


ソース

那須山麓にあるホテル「アートビオトープ那須」は、隣の広大な敷地に2018年にオープンした、水と木々のアート空間です。

318本の木々と大小160の池は、あるがままの自然の姿に見えますが、石上純也の緻密な計算によって生み出された「作品」なのです。樹木はもともとこの場所にあったのではなく、すべて隣の敷地から移植したもの。

視線を遠くに向けても木々が重なっておらず、奥行きと広がりが感じられます。
この庭を訪れたゲストは、木々の間を埋める池と苔に配された、迷路のような踏み石をたどりながら散策します。

 



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