音楽のジャンルとは?押さえておきたい基礎知識や歴史を解説!
みなさんは普段、どのような音楽を聴いているでしょうか。
音楽には様々なジャンルがあり、世界中で1000種類以上もの音楽ジャンルがあると言われています。
この記事では、その中でも代表的なものや近年注目されているものを紹介していきます。
新しい音楽との出会いのきっかけとして参考にしてみてください。
目次
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Q1.希望の価格帯は?
Q2.気になるジャンル・モチーフは?
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音楽のジャンルとは?
音楽の「ジャンル」
音楽のジャンルは、リズムやテンポ、使用される音階やスケール、使用楽器、発祥地や背景となる思想など、多くの要素を元に分類されます。
ポピュラー音楽と芸術音楽、または宗教音楽と世俗音楽などのようにまずは大きな枠で分類し、そこからカテゴリーを細分化していきます。
1000種類を超える音楽ジャンルが存在しているため、ジャンルごとに影響し合いながら現在も多様な進化を続けていると言えるでしょう。
楽曲を提供する側と認識が違う場合も
ジャンルのカテゴリー付けは、後からついてくる場合も多いもの。
そのため、ジャンルによる明確な線引きが難しい音楽も珍しくないため、結果的に制作者の本来の意図とは異なったカテゴリに分類されることもあります。
また、複数のジャンルを融合させた楽曲の場合、どのジャンルに分類するのか判断するのが難しい場合もあります。
音楽のジャンルを網羅した「音楽地図」
近年では、非常に細かく分類された音楽ジャンルを視覚的に確認することができる「音楽地図」が注目されています。
進化論の系統類推のように、音楽のジャンルの発生について段階的にわかりやすく理解することができるとして、高く評価されています。
音楽のジャンルは現代に近づくほど複数のジャンルが相関性を持っており、複雑な関係性を築いていますから、系統の確認や発祥時期などの全体像を把握する際には音楽地図はとても便利です。
西洋で生まれた音楽ジャンル
クラシック
クラシック音楽は、一般的に西洋の芸術音楽を指します。
「古典」を表すクラシックですが、音楽ジャンルとしてのクラシック音楽はとても古い歴史を持っており、6世紀ごろに誕生したグレゴリオ聖歌などの優美な旋律が特徴的です。
現代におけるクラシック音楽とは、主に1550年頃から1900年頃のバロック音楽、古典派音楽、ロマン派音楽を指していることが一般的です。
クラシック音楽では、長い歴史の中で数多くの作曲家が曲を残しており、ジャンルとしての規模は最大級といえます。
労働歌や黒人霊歌を起源とする音楽ジャンル
ゴスペル
ゴスペルはアメリカから生まれた音楽ジャンルで、福音音楽とも呼ばれます。
17世紀、奴隷として連行され言語や宗教を剥奪されたアフリカ系アメリカ人が、キリスト教プロテスタント系の福音と出会い、アフリカ音楽特有のリズムとヨーロッパ讃美歌の詩的感性が融合して生まれたとされています。
その後、ジャズやロック、ブルース、ヒップホップなど多くのジャンルに影響を与えました。
ゴスペルはさらに種類が細かく分かれており、日本に一番馴染みがあるものは礼拝で一番最初に歌われるプレイズソングという種類で、手拍子を使ってリズミカルに歌われるスタイルが有名です。
ブルース
ブルースは、1800年代後半にアメリカ南部のアフリカ系アメリカ人の間から生まれたジャンルです。
主に黒人霊歌や労働歌などが発達したものと言われており、悲しみや孤独を表現した抒情的な音楽的特徴があります。
伴奏ではギターがよく用いられ、デルタ・ブルースやカントリー・ブルースのようにアコースティックギターの弾き語りで演奏されるものや、エレクトリックギターを使用したバンド形式のシカゴ・ブルースなど多様に発達してきました。
また、ブルースはペンタトニックスケールと呼ばれる5音階で構成されるスケールで知られ、後のロックンロールなどにも大きな影響を与えました。
ジャズ
ジャズは、1900年代初頭にアメリカのルイジアナ州ニューオーリンズのアフリカ系アメリカ人の間で生まれたジャンルです。
アフリカ系アメリカ人の持つリズムに西洋音楽のハーモニーが融合し、さらにスウィングやブルーノート、即興演奏などの要素が加えられています。
1920年代以降からアメリカでジャズが時代の流行の音楽となり、その後に世界中に発展していきました。
その際、その国や地域の音楽文化の影響を受け続けたことから、現在では多種多様なスタイルが存在しています。
R&B
R&Bはリズム・アンド・ブルースの略で、黒人霊歌であるブルースとゴスペルなどのブラック・ミュージックが融合した音楽ジャンルとして知られています。
主に1940年代後半から発展し、リズムとビートに乗りながら叫ぶように歌うスタイルが特徴的で、1960年代からはソウルミュージックの発展にも繋がりました。
近年におけるR&Bはヴォーカルや演奏がかなり洗練された表現に変化していき、1950年ごろの初期R&Bとは、そのスタイルに大きな違いがみられます。
また、若手の歌うヒットしそうな歌ものをR&Bと呼ぶことも最近では多くみられ、明確な定義付けが難しくなってきているジャンルともいえます。
ソウルミュージック
ソウルミュージックは、1960年代以降のゴスペル色の強くなったR&Bを指しますが、R&Bとの明確な違いを線引きするのは難しく、「ソウル/R&B」のように一括りのジャンルとして扱われることもよくあります。
1960年代のディスコではソウルミュージックが頻繁に流れ、大衆的な音楽として認知されるようになりました。
ソウルミュージックの先駆けになったのは、アメリカのデトロイト発祥の音楽レーベル「モータウン」と言われており、大衆性の強いサウンドが人気を博して発展に大きく貢献しました。
R&Bを起源とする音楽ジャンル
ロック
ロックは1950年代のアメリカで生まれた音楽ジャンルで、黒人音楽であったロックンロールやブルース、カントリーミュージックが元となり、イギリスやアメリカで多様な発展をしていきました。
特に、1960年代後半のヒッピーブームや社会運動の一環を担っていたカウンターカルチャーの流行によって、ロックはその代表的な文化として絶頂期を迎えます。
また、ロックはフォークの影響も受けているとされ、反体制的なロックのカルチャーはフォークから受け継いだものであるとも言われています。
ポップ
ポップは1950年代にロックンロールから派生したものです。
1960年代頃にロックが反体制的なカウンターカルチャーとしての役割を担っていたのに対し、ポップスはイデオロギーなどには依拠せず大衆が楽しむための音楽として普及してきました。
曲調は軽快で明るく、歌詞は愛や恋愛をテーマとしたものが多くあり、主流のスタイルを取り上げていくといった商業的な性質が強いジャンルの音楽です。
こうした特徴から一過性の音楽としての側面も強い一方で、流行にも敏感なジャンルであるとも考えられ、現在でも変化し続けている人気のジャンルです。
スカ
スカは1950年代にジャマイカで発祥した音楽ジャンルで、アメリカのR&Bなどの影響を受けたジャマイカの音楽文化が発展したものであると言われています。
2、4拍目の強調したリズムが特徴的で、この裏打ちを強調したスカは1962年のジャマイカ独立を祝う気持ちとよくマッチしていたこともあり、1960年代に急激にジャマイカ内で普及しました。
有名な曲には、デリック・モーガンの「Forward March」などがあげられ、ジャマイカの独立を記念して作られた曲としても知られています。
レゲエ
レゲエは、1960年代後半のジャマイカで生まれたポピュラー音楽です。
レゲエの語源には諸説がありますが、ジャマイカ英語のスラングで「ぼろ布」を表す単語が転じたものという説が有力といわれています。
同じくジャマイカ発祥のスカと同様に、4拍子の2、4拍目をギターのカッティング奏法で強調することが多く、また、チューニングを低くしたベースギターが奏でるうなるようなベースラインが特徴的です。
1970年代にはボブ・マーリーが世界的ヒット曲を生み出したことからレゲエは広く認知され、世界の様々なポピュラー音楽にレゲエの要素が取り入れられるようになりました。
ファンク
ファンクは1960年代にジェームズ・ブラウンおよび彼の率いるバンドのメンバーが中心となって原型が作られたと言われています。
1拍目を強調した16ビートのリズムとリフレインが特徴的で、カッティングを多用したリズミカルなギターや強調されたベースラインなどの楽器演奏で構成されています。
1970年代に入ると、ファンクにロックの要素を加えたバンド、スライ&ザ・ファミリー・ストーンが登場し、白人にも広く浸透していきました。
ヒップホップ
ヒップホップは1970年代のアメリカ、ニューヨークのブロンクス区でアフロ・アメリカンやヒスパニック系の住民によって開かれていたブロックパーティーと呼ばれるパーティー文化から発展した音楽ジャンルです。
既存の楽曲からサンプリングした音源や打ち込みのバックトラックをDJが流し、MCがラップを乗せるスタイルが特徴的であり、70年代に誕生してから現在に至るまで世界各国に広がってきました。
また、ヒップホップはその音楽的な要素以外にも、ブレイクダンスやグラフィティアート、ファッションなど、様々な文化に大きな影響を与えた音楽ジャンルといえます。
ロックを起源とする音楽ジャンル
フュージョン
「融合」を意味するフュージョンは、ジャズを基点にロックやラテン音楽、電子音楽などを融合させたジャンルで、1960年代後半あたりから発展してきました。
基本的にはジャズの派生ジャンルとして認識されています。
楽曲の多くがボーカルなしのinstrumentalであることが大きな特徴で、BGMとしてメディアで使用されることも多くありました。
日本においても、1970年代後半から1980年代前半にかけてフュージョンブームが起き、国内ミュージシャンの楽曲がラジオやテレビなどのBGMで頻繁に使用されていました。
サイケデリック
サイケデリックは超現実的な幻覚をみているような感覚を表現した音楽ジャンルで、1960年代に誕生し、ロックやフォーク、ソウルやヒップホップなどの多様なジャンルに派生していきました。
特徴としては、シタールなどのエキゾチックな楽器が良く使われ、曲調や拍子の変化が複雑であることが挙げられます。
テクノロジーを駆使したアプローチとしては、プログラミングによる同じフレーズのループ再生や逆再生、残響の強調などが使用され、超現実感を前面に出す表現がよくみられます。
パンク
パンクは1975年、アメリカのニューヨークで誕生した音楽ジャンルで、1976年頃からはイギリスでも有名なパンクロックのバンドが生まれました。
初期のパンクは反体制や無政府主義などのメッセージを歌うものが多くありましたが、次第にその傾向は薄れていきました。
スリーコードなどの単純なコード進行で構成される簡素で原始的なロックである点が音楽的特徴で、ブルースなどの黒人由来の音楽性を排除したスタイルとなっています。
速弾きなどの技巧を競っていた1970年代主流のハード・ロックやプログレッシブ・ロックに対するアンチテーゼとしての側面もあり、初期のロックへ原点回帰を目指すものでもあったといえます。
ハウス
ハウスは1970年代にアメリカのシカゴで誕生した音楽ジャンルです。
1977年にオープンした「ウェアハウス」というクラブのDJが生み出した音楽であることが、ハウスの語源となっています。
音楽的特徴としては、BPM120~130ほどの四つ打ちのリズムと、サンプリングや打ち込みによるDJのミックスを主体としたスタイルが挙げられます。
ハウスは現在でもダンスミュージックの主流にあり、特にクラブシーンにおいては欠かせないジャンルです。
ヘヴィーメタル
通称「メタル」とも呼ばれるヘヴィーメタルは、1960年代末からロックの派生ジャンルとしてイギリスやアメリカを中心に発展しました。
1970年代から1980年代に全盛期を迎え、ハードロックとともに当時の音楽シーンで大きな地位を築いたジャンルであると言えます。
ディストーションやファズで激しく歪ませたギターサウンドや、通常よりもチューニングを下げたギターやベースの重低音、曲のテンポが速いことが特徴です。
民謡を起源とする音楽ジャンル
カントリー
カントリーは1930年代からアメリカ南部で発展してきたジャンルで、白人労働階級のフォーク・ミュージックです。
カントリーは、アイルランド音楽や民謡が霊歌や讃美歌に影響を受けて変化したものが起源だといわれています。
音楽的特徴としては、ギターやベース、ドラムのバンドの基本的な使用楽器とともに、フィドルやバンジョー、スティール・ギターなどの弦楽器などを多用することが挙げられます。
現代でもなお、カントリーにはアメリカ南部を中心に多くのファンがおり、2009年に行われた調査によるとアメリカ合衆国の通勤時間ではカントリーがよく聞かれていることがわかっています。
フォーク
民族を意味する「folk」は、音楽のジャンルでは民謡を意味しています。
20世紀半ばから、伝統的なフォーク・ミュージックから進化した新しいスタイルのポピュラー・フォーク・ミュージックのリバイバルが起こり、後のフォーク・ロックの誕生などに繋がっていきました。
元来のフォークは電子楽器は使用せずに、アコースティックギターやバンジョーなどの楽器を使用します。
日本においてもフォークは、1970年代~1980年代にかけてブームが起き、吉田拓郎やかぐや姫などの歌手・ミュージシャンが活躍しました。
ダンスミュージックを起源とする音楽ジャンル
ディスコ
ディスコは1970年代前半に流行したダンスミュージックです。
音楽的特徴としては、BPMが120前後の一定の四つ打ちのリズムと音量の大きいボーカルなどがあげられ、ディスコやクラブで客を踊らせるために発展してきたジャンルといえます。
ディスコミュージックは、ハウスなどと同様にダンスミュージックの発展に大きな影響を与え、現在でも他ジャンルとの融合などを経て進化し続けています。
テクノ
テクノは1980年代初期にアメリカのミシガン州デトロイトで誕生したダンスミュージックの一種です。
全体的に電子音楽によって構成されている楽曲がほとんどで、特にシンセサイザーとリズムマシンを多用している点が特徴として挙げられます。
テクノの源流となったのは、デトロイトで活躍していたDJやクラブ通いの少年たちが安価な機材を使用して自主制作した音源であると言われており、それらの楽曲をクラブで流し始めたことから広まっていったとされています。
現在でもテクノはダンスミュージックの主要なジャンルであり、さらに細分化が進んで多様な発展を見せています。
トランス
トランスは1980年代中にテクノやハウスから派生したダンスミュージックです。
テクノやハウスがBPM120前後が一般的なのに対して、トランスはBPMが125から150くらいでテンポが速く、サンプリング素材やシンセサイザーによって演奏される旋律を短時間でループさせることにより、催眠や幻覚体験を表す「トランス」状態へリスナーを誘導するかのような音楽的特徴があります。
現在では、、ヨーロッパで流行しているトランスと、世界規模で流行しているサイケデリックトランスなど主流が分かれており、互いに影響を与えながら現在も発展を続けています。
その他
ラテンミュージック
ラテンミュージックは、1930年ごろから中南米で発展してきた音楽の総称です。
浮足立つようなリズムが特徴的で、2拍子と3拍子、8分の6拍子と4分の3拍子といったような、拍子の異なるリズムを複合させたスタイルがよくみられます。
現在は多様なスタイルが存在しており、複数の民族や地域の音楽性が融合した大きなジャンルとして考えられています。
ラテンミュージックは誕生してから数多くのジャンルに派生していき、サンバやマンゴ、ルンバ、スカ、レゲエなどの発展にも影響を与えています。
ニューエイジ
ニューエイジは1980年代に流行した音楽ジャンルです。
クラシックやポップスなどの多様なジャンルを融合させたようなスタイルであり、ピアノやシンセサイザーを使用した落ち着く曲調が特徴です。
リラクゼーションや瞑想を助けるBGMとして使用されやすいことから、ヒーリングや環境音楽とも共通点の多いジャンルと言えます。
自然や宇宙などの壮大なテーマを持っている楽曲も多くあり、背景に自然音が使用される場合もあります。
ボサノヴァ
ボサノヴァはブラジル発祥の音楽であり、同じくブラジル発祥のサンバをベースとしてジャズの影響を受けながら発展したジャンルです。
ブラジルの伝統音楽を若者にも受け入れられやすい洗練されたサウンドに発展させたものとも言われており、サンバのリズムに落ち着いたボーカルとクラシックギター、ジャズの影響を受けたピアノやサックスなどを乗せた多元的なスタイルが特徴です。
ボサノヴァはブラジルのポピュラー音楽にも新しい影響を与え、1960年代に隆盛を迎えました。
日本の音楽ジャンル
歌謡曲
歌謡曲とは、1960年代から1970年代にかけて流行した日本のポピュラー音楽の総称です。
洋楽の音階の影響を受けたメロディラインが特徴で、西洋音楽の日本における派生形であるといえます。
歌謡曲は基本的に大衆に広く受け入れられるように作られた商業音楽であり、テレビやラジオなどのマスメディアの発達とも深いかかわりがあったことから、昭和の音楽番組では多くの歌謡曲が流れていました。
1990年代に入るとJ-POPの呼び方が主流になったため、現在では流行歌を歌謡曲と呼ぶことはほとんどなくなりました。
演歌
演歌は歌謡曲の派生ジャンルであり、1960年代に誕生した日本の音楽です。
ヨナ抜き音階と呼ばれる、日本古来の民謡などで使用されてきた伝統的な音階でメロディが作られ、バックの演奏ではギターやバイオリンなどがよく使用されます。
初期の演歌では「ブルース」と名付けられた曲が多く発表され、当時を生きる人々の悲しみや辛さ、色恋などをテーマにした感傷性を表現するスタイルが一般的になりました。
昭和の歌謡曲としては、日本国民に広く受け入れられたジャンルであるといえます。
注目の最新音楽ジャンル3選
ゴム
ゴムは2010年頃に南アフリカで誕生した、最近注目されている音楽ジャンルです。
ジャンルとしてはハウスミュージックの亜種に分類され、欧米を経由して世界中に広まりつつあるEDM(エレクトリック・ダンス・ミュージック)です。
一般的なハウスのリズムとは違い、複数のリズムを複合させているポリリズムなビートが特徴で、テクノやヒップホップの要素との融合が試みられています。
ADM(アコースティック・ダンス・ミュージック)
ADMは生楽器を使用したダンスミュージックです。
EDMがシンセサイザーなどの電子音を多用しているのに対し、ADMはピアノやアコースティックギターなど電子音とは対極にある楽器を使用している点が大きな特徴です。
ダンスミュージックでありながら落ち着いた曲調と美しいメロディを併せ持っており、近年のダンスミュージックに新しい流れを作っています。
ウエーブ
ウエーブは2012年ごろにイギリスで誕生しました。
トラップやダブステップなどから派生し、ダークで繊細なサウンドが特徴的な音楽ジャンルです。
SoundCloudなどの音楽配信サービスがきっかけで注目された新しいジャンルで、ルーツであるダンスミュージックをベースにどこかミステリアスな雰囲気が漂う曲調が人気を博しています。
まとめ
音楽はそれぞれのルーツや地域、カルチャーなどから影響を受けて、日々進化と分派を繰り返しています。
音楽のジャンルは数えきれないほど多岐にわたっており、すべてを網羅することは至難の業でしょう。
しかしあるジャンルからお気に入りのジャンルを見つけたり、そこから派生したジャンルを知ったりすることで、新しい音楽の世界により多く触れることができるかもしれません。
いろんなジャンルの音楽を聴いて、より幅の広い音楽の楽しみ方を目指してみてはいかがでしょうか。
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