2020/05/04

アーティストクロード・モネ   
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クロード・モネとは?代表作から人生まで徹底解説!

「光の画家」クロード・モネ

パリで生まれ、生涯を通して数多くの美しい絵画を多く残したモネ。

モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆し、新しい時代の世界観とその詩情を伝達する手段を創造するものでした。

モネの「印象・日の出」に始まった印象派の絵画運動はとても有名で、日本人にも大人気。

美術館で企画展がある度に長蛇の列ができますよね。

今回はクロード・モネの人生から代表作までを追い、彼の人気の秘密を明らかにしていきたいと思います。

モネの生い立ちと経歴

幼少期~青年期

本名はクロード=オスカール・モネ。1840年11月14日パリのラフィット街に生まれました。

少年時代はノルマンディの片田舎で過ごし、その恵まれた自然によって風景画に対する情熱を得ますが、経済的理由により、セーヌ河口の港町ル・アーブルへ移住。裕福な家庭で育ったモネは、10代の早くから絵の才能を見せはじめました。

15歳の頃には、町中で評判になり絵画が売れるほどになっていました。そんな作品が風景画家ウジェーヌ・ブーダンの目にとまり、彼はモネに風景画を描くようにすすめました。

 

苦しい下積み時代

1859年にはパリに移住。アカデミックな美術教育に反発を覚えたモネは、自由なシャルル・グレールのアトリエに通いルノワールやピサロ、バジール、シスレーらの画家と出会いました。サロンにも挑戦し初出品した海景画『オンフルールのセーヌ河口』と『干潮のエーヴ岬』は2点とも入選しました。

「オンフルールのセーヌの河口」(1865)

1869年には、モネはルノアールとともにパリ近郊のリゾート地「ラ・グルヌイエール」でラフな筆致でリズミカルに絵具を置いていく印象派独特の手法を手に入れました。

「ラ・グルヌイエール」(1869)

その後も何度かサロンに挑戦したものの結果は芳しくなく、経済的苦境の中自殺未遂に及んだこともありました。

 

アルジャントゥイユ時代

1871年12月、モネはマネの世話でアルジャントゥイユにアトリエを構え、その後6年をで過ごしました。

そして1874年、モネと仲間達は展覧会を開きました。

しかし彼らの絵画は世間には受け入れてもらえませんでした。これまでの絵画は、重くるしい色に題材がしっかりはっきりと描かれているものだったのに対し、モネたちの絵画は明るくあざやかな色で見たままの景色を描いていたからです。

この展覧会を見た評論家たちは、モネの作品『印象・日の出』から彼らを印象主義者だといい酷評しました。

「印象・日の出」(1872)

 

ヴェトゥイユ時代

経済的にも厳しくなったモネは、アルジャントゥイユを去って78年にヴェトゥイユに移住。

またモネのパトロンであったエルネスト・オシュデが破産してしまい、家をなくしたオシュデ一家と同居することになりました。(このオシュデ夫人のアリスとは後に再婚することに。)

妻カミーユは翌79年に亡くなってしまいました。

そして翌年の6月「ラ・ヴィ・モデルヌ」誌の画廊で開かれた個展を機に、また作品が売れ始めようやく経済的に安定します。

「解氷」(1880)

 

シヴェルニー時代〜晩年

1881年にはポワシーに移住。しかしモネはこの土地を毛嫌いしており、1883年にはアリスや子供たちとパリの西約80キロの郊外にあるシヴェルニーへ引っ越します。そしてここでの生活が晩年の大成功を導きました。

白内障にも苦しみましたが、シヴェルニーの地で庭づくりと創作活動に尽力し裕福な生活を送ったモネ。

ひとつのテーマをさまざまな天候や、季節、光線のもとで描く「連作」が中心になり、積みわらや睡蓮などのモチーフを多く描きました。死ぬ間際まで芸術への熱は消えることなく多くの作品を生み、1926年に86歳でこの世を去りました。

「草原の5人」(1888)

 

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モネの代表作

「日傘をさす女」(1875)

妻カミーユを描いた作品。珍しく人物を中心にして描いている一枚です。

モネは戸外で描くことにこだわりました。夏には絵の道具のほかに、カンヴァスに直接日光が当たらないようにするため大きな日傘を持って出かけました。風が強く、雲が流れていく様子が美しいタッチで描かれています。

「積みわら 連作」(1888~)

1888年から、計30点にものぼる「積みわら」の連作を残したモネ。

一連の絵の主題は、すべて収穫シーズンの後の畑にある干し草の塊です。

異なる時間や天候が物におよぼす色彩の変化を追い続け、光を細かに捉えました。

「日本橋と睡蓮」(1899)

18点の連作のうちの1つ。

池の水面におよぼすさまざまな効果を描くことに興味が移ったモネは、家の隣の土地を買い「水の庭」を造りました。

「水の庭」には、池を作り睡蓮を植え、池の上にはモネは好きだった日本の浮世絵に描かれたような日本風の太鼓橋を掛け、池の周りには柳、竹、桜、藤、アイリス、牡丹などのさまざまな植物が植えられました。

邸宅や庭はモネの死後、大規模な修復工事を経て、クロード・モネ財団により一般開放されています。

「睡蓮 連作」(1919)

約30年間の長期に渡り、モネは250枚以上の睡蓮シリーズを描きました。

晩年になると花や水を表わす筆触や色彩は、初期の印象主義的な手法とはかなり異なっており、池の水面の神秘なまでの美しさを表現主義的に捉えています。

 

モネと印象派

印象派の誕生

モネの作品「印象・日の出」に名に由来する印象派。

光の動き、変化の質感をいかに絵画で表現するかに重きを置き、野外の風景を美しく捉えることに尽力しました。

マネやモネ、ルノワール、エドガー・ドガなどの巨匠達によって発展しました。

モネは自ら、「私はいつも理論は嫌悪してきた。私がやったことといえば、直接自然を前にして、きわめて逃げ去りやすい効果に対する私の印象を正確に表現しようと努めながら描き続けたということだけだ」と述べたように、彼自身が印象派グループの理論や体系を打ち立てたわけではありませんが、彼の作品はまさに印象派の美学を体現するものでした。

美術史に与えた影響

モネを中心として生まれた「印象派」の絵画運動は、絵画史に大きな影響を与えました。

当初はアカデミズム絵画の理想には程遠く嘲笑されることも多かったのですが、広く受け入れられるようになり後の画家たちにも大きな影響を与えました。ゴッホやセザンヌ等の巨匠たちも印象派に受けた影響を語っています。

↓印象派について詳しくはこちら

モネと日本

モネが活躍した当時のパリは日本ブームの真っ最中。

1ヨーロッパ各国で開催された万国博覧会をきっかけに、浮世絵を中心とした日本の美術工芸品が大々的に紹介され、日本ブームが巻き起こっていました。19世紀の若い画家たちに影響を与えた浮世絵は、印象派の生みの親であるとも言えます。

モネも日本美術との関係は深く、浮世絵を200以上収集し自宅の庭に日本風の橋をかけるなどした日本通でした。

1876年にモネは、妻カミーユをモチーフにし「ラ・ジャポネーゼ」を描きました。

 

モネの作品が観れる美術館

オランジュリー美術館(パリ)

パリのルーブル美術館やオルセー美術館から徒歩ですぐのところにあるオランジュリー美術館。

モネの「睡蓮」を展示するために整備された美術館で、モネの作品をはじめとして、印象派とポスト印象派に属する画家達の様々な作品が展示されています。

まさにモネのファンなら一度は訪れたい、美しい美術館です。

 

↓日本の美術館の情報はこちら

まとめ

印象派を代表する画家、モネ。

苦労もありましたが生涯を通し、数多くの美しい作品を制作しました。

彼の残した功績は、後の美術史にも大きな影響を与えました。

日本でもモネの作品を扱う展覧会は多く開催されていますので、機会がありましたら是非見に行って彼の美しい絵画のタッチを堪能してください。

 

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