「印象派」とは?モネなどの有名な画家と代表作品を分かりやすく解説
感じたままに時代を描く
印象派の画家たち
日本人にも人気の高い「印象派」。
1860年代にマネは、奥行きがない空間や陰影に乏しい人物をあえて描くなど、従来の描き方を大きく逸脱した作品を発表し、絵画の新時代を開きました。
同じ頃に、自分の目に映った印象を画面にそのまま表現しようとしたのが、モネやルノワールです。
当時、フランスの美術界の中心だった芸術アカデミーの教育に疑問を持った彼らは、独自の展覧会を1874年に開催します。
そこで展示されたモネの「印象・日の出」は、批評家から「まるでスケッチのようだ」と酷評されました。
しかし、一般の民衆はモネら印象派の画家たちの絵を好意的に迎え、画家たち自身も「印象派」の名を使うようになっていきました。
「印象・日の出」(1873)
「アート診断」
Q1.希望の価格帯は?
Q2.気になるジャンル・モチーフは?
あなたにおすすめの作品が
57件見つかりました!
煌めくカエルは上を目指す
¥9,900
Sunday afternoon
¥11,000
Over the snap
¥8,470
silver #2
¥9,900
鄂
¥6,600
simimon
¥8,657
びゅう
¥6,600
Drawing No.3
¥7,700
あなたにおすすめの作品が
140件見つかりました!
煌めくトカゲは上を気にする
¥13,200
A study of the color blue ζ
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Black&Pink Butterfly
¥13,750
bear
¥12,100
風の色。
¥13,200
image
¥13,200
黒い薔薇
¥16,500
Harmony of colors No.114
¥27,500
affection
¥33,000
南
¥13,200
Aqua
¥19,800
Picture C
¥31,350
SATSUKI POP
¥19,800
Ineffable
¥33,000
盆栽
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
171件見つかりました!
Deer of the colorful flowers
¥34,100
Whale3
¥110,000
WILLY&SHOE
¥167,200
Jazz Sensation
¥66,000
Underground
¥66,000
Picture C
¥31,350
花びらのぬくもり
¥110,000
The composition of the color 04
¥38,500
Creative switch
¥110,000
Untitled #06
¥69,300
丸のコンポジション
¥60,500
meditation/osteospermum
¥60,500
Willow Glen
¥91,300
superstring theory 8
¥495,000
ななめのせん
¥132,000
Blue green land No.142
¥34,100
Museum
¥77,000
swim
¥285,000
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
73件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
藪椿 (やぶつばき)
¥66,000
Whale3
¥110,000
桜桃と猫
¥110,000
季節の花 紫陽花
¥38,500
紅白牡丹
¥34,100
meditation/osteospermum
¥60,500
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
135件見つかりました!
ブドウ(クイーンニーナ)
¥25,300
rose in tea cup
¥26,400
林檎
¥33,000
somethings(Twin flowers)
¥27,500
ネコ
¥27,500
Happy flower
¥28,050
あなたにおすすめの作品が
202件見つかりました!
The Red-Bar
¥44,000
生きる
¥143,000
Red Cup and Saucer and Candy
¥66,000
tokyo.shibuya
¥282,700
セーヌ川の畔
¥88,000
縁側の二匹
¥132,000
Landscape
¥66,000
林檎
¥33,000
swim
¥285,000
Vase of flowers
¥44,000
あなたにおすすめの作品が
94件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
177件見つかりました!
German iris
¥19,800
半分こ
¥15,400
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Positive Emotion
¥29,700
シンフォニー
¥13,200
紫陽花の輝き
¥13,200
5月の花畑
¥27,500
Rose Garden
¥17,600
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
Whale3
¥110,000
Forest at night
¥36,300
夢の入口
¥49,500
Moonlight – 月光
¥35,200
霞の朝
¥41,800
4月のある日
¥49,500
虹の橋さんぽ
¥38,500
シャーレーポピーの丘
¥36,300
あなたにおすすめの作品が
80件見つかりました!
spring
¥8,800
silver
¥8,800
wonder
¥6,600
雪の中で春を待つ
¥7,920
Colour line_S_NO.100
¥8,800
Oh My Rose No.1
¥8,800
水焔の縄文土器
¥8,800
LIFE XLV (45) – BLUE (Image Transfer)
¥3,850
あなたにおすすめの作品が
170件見つかりました!
偶然を運ぶ5
¥27,500
LIFE XXII (Image Transfer)
¥16,500
antelope canyon
¥27,500
Dancing flowers No.9
¥13,200
Harmony of colors No.114
¥27,500
Cherry blossoms – 桜
¥33,000
Aqua
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Precious junk
¥28,600
Prism(No.1)
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
166件見つかりました!
Autumn colors
¥51,110
meditation/osteospermum
¥60,500
Pilgrimage at Sunset
¥55,000
青と丸のコンポジション No,2
¥110,000
Euphorbia globosa#04 No.121
¥49,500
花びらのぬくもり
¥11,000
Earth
¥60,500
Underground
¥66,000
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
89件見つかりました!
燃えるポピー・5月
¥17,600
月の音
¥26,400
あの日の記憶
¥16,500
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Window ー窓-
¥13,200
Red mountain top
¥22,000
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
活躍したアーティスト
エドゥアール・マネ
クロード・モネ
ルノワール
エドガー・ドガ
エドゥアール・マネ
1832年1月23日-1883年4月30日(享年51歳)
19世紀パリのモダニズムな生活風景を描いた最初のフランス画家。
写実主義から印象派への移行をうながした重要な人物で、近代美術の創始者とみなされています。
マネの絵画は、印象派を創始する若い画家たちに多大な影響を与えました。モネやルノアールなどの若手画家と知り合い、後に「バティニョール派」と呼ばれるようになります。マネはその中心的存在になり、普仏戦争後もモネにアトリエを斡旋し、ともに戸外で絵を描くなど、親しい関係は続きました。
保守的なプルジョワで、あくまでサロンにこだわり、印象派展には一回も出品したことがないマネですが、印象派の画家から見れば、頼りになる先輩であり、絵画の可能性を広げた先駆者であったことは確かです。
「オランピア」1863
オスカー・クロード・モネ
1840年11月14日-1926年12月5日(享年86歳)
クロード・モネはフランスの画家です。
それまでの伝統的な風景画、古典性、理想的な美などから逸脱して、近代性や自身の感覚をそのままに表現するという基本的な印象派哲学を一貫して実践しました。
光の変化と季節の移り変わりをとらえるために、時間帯や視点を変えて何度も同じ風景を描く方法を確立させました。
モネと日本の関係は深く、浮世絵を200以上収集し自宅の庭に日本風の橋をかけるなどした日本通で、「睡蓮」シリーズは、日本美術に強く影響を受けているといわれています。
「日本橋と睡蓮」1899
▶️モネについて詳しくはこちら
ピエール・オーギュスト・ルノワール
1841年2月25日-1919年12月3日(享年78歳)
ルノワールも印象派を代表するフランスの画家の一人です。
彼は主に人物画を多く描いていました。ルノワールの作品は全体的に明るい雰囲気で柔らかく淡い印象が特徴です。
1880年後頃から、それまでの印象派という技法に疑問を持ち始めたルノワールは、イタリア旅行でラファエロ・サンティらの古典絵画に触れ、徐々に画風が変化していきました。
独自の画風を生み出した彼は、穏やかな生活を送っていたものの、関節リウマチを患います。
ルノワールが生きた時代には、治せる薬があるはずもなく、曲がった指先で絵筆を持ちながらも思うように身体が動かない中でも毎日作品を生み続けました。
「舟遊びをする人々の昼食」1876
▶️ルノワールについて詳しくはこちら
エドガー・ドガ
1834年7月19日-1917年9月27日(享年83歳)
エドガー・ドガは、印象派のなかでも、最も強く古典主義の系譜を受け継いでいるフランスの画家です。
ドガは、バレエを主題とした作品でよく知られており、作品の半分以上はバレエの絵だったと言われています。裕福な家庭の出身であったドガは、バレエを好み、オペラ座の楽屋や練習風景・舞台袖といった一般人では出入りできない場所を描いた絵画を多く製作しました。
ドガは、構図はもちろんデッサンにも非常に優れており「動き」を描写するのが得意な画家でした。
1880年代後半になると、ドガは写真へ関心を持ちはじめます。彼は多くの友人のほかに、踊り子や女性のヌード写真も多数撮影し、それらの写真はドガのドローイングや絵画の下敷きにもなりました。
「舞台のバレエ稽古」1874
印象派の傑作4選
1.草上の昼食
作者 エドゥアール・マネ
制作年 1862〜1863年
所蔵 オルセー美術館
解説
『草上の昼食』は1863年のサロンに出品されましたが、普通の女性が裸体になっていことを批判され、落選してしまいます。当時、絵を描く場合「裸婦は神話の女神でならなくてはいけない。」という約束事があったからです。
また、左下に脱ぎ捨てられた衣服があることから、この女性は娼婦であることが想像できます。
1865年には、『オランピア』を発表。この絵もまたスキャンダルとなりました。陰影に乏しく、遠近感のないマネの作品は当時の人々を驚かせました。マネは西洋絵画の建前を破り、従来の描法から逸脱した、なんとも掟破りな作品を生み出したのです。
2.印象・日の出
作者 クロード・モネ
制作年 1873年(1872年という説もあり)
所蔵 マルモッタン美術館
解説
『印象・日の出』は「印象派」という名前を生み出したモネの作品です。
描かれた場所はモネの故郷、港町ル・アーヴル。港が見える部屋の窓から、霧の中を昇ってくる真っ赤な太陽と、それを写す波打つ海を描いています。
この絵の特徴は、水平線をあえて高めに設定していること。光が反射する水面が主役なのです。
一時期、これが日の出なのか日の入りなのかで研究者の中で議論されたことがありましたが、モネが滞在したホテルや太陽の位置などから、現在は日の出とされています。
残念ながらモネがいた当時のル・アーヴルは、第二次世界大戦でほとんどの建物が壊され、破壊されてしまいました。
3.ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会
作者 オーギュスト・ルノワール
制作年 1876年
所蔵 オルセー美術館
解説
1877年開催の第3回印象派展に出品された『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』。印象派の絵の中でも有名な作品のひとつといっていいでしょう。舞台はモンマルトルの丘にある同名のダンスホールです。
当時近くに住んでいたルノアールは、徒歩でここへ通い、作品を制作していました。絵の中の人々はルノアールの友人やお気に入りのモデルたち。木漏れ日の下で休日を楽しむ男女が、印象派のタッチで的確に表現されています。
この絵を厳しくコメントする批評家もいましたが、のちに彼のパトロンとなるシャンパルティエ夫妻など、これを期にルノアールの作品を気に入った人もいました。
この作品は印象派のメンバー・カイユボットの死後、フランス政府に寄贈されました。
4.舞台の踊り子
作者 エドガー・ドガ
制作年 1876年ごろ
所蔵 オルセー美術館
解説
バレリーナが両手を広げ、優雅に踊る一瞬の光と動きを捉えた作品。バレリーナが見せる一瞬の身のこなしや表情を、スナップ写真で切り取るように、軽やかに表現しています。
左上に顔の見えないスーツの男性は、当時バレリーナを支援していたパトロンです。
ドガはこの作品でも見られるように、しばしば絵の主役を画面の中央から外しています。この左右非対称な構図は伝統的な西洋絵画には見られないもので、日本の浮世絵からの影響であると言われています。
「印象派」のおすすめ関連書籍3選
『イラストで読む 印象派の画家たち』
印象派が活躍した頃の時代背景と、なぜ印象派というものが生まれたのか、ということを、画家同士の付き合いや、それぞれの絵にまつわる話を元に、丁寧に解説しています。
画家たちの人間性がわかる㊙︎エピソードもあり、非常に興味深いです。
また、オールカラーで、見るべきポイントを丁寧に説明してくれるのも読みやすく、印象派をよりよく理解できます。
● 読者の感想
”印象派の画家たちの関係や基質がよくわかる本です。(本当かどうか、作者の主観があるとは思いますが)。楽しく読める本です。”
”印象派の画家ひとりひとりに対する理解のみならずお互いの関係もよく分かりました。イラスト付きで読みやすく、良本だと思います。”
参考
『モネのあしあと 私の印象派鑑賞術』
印象派の画家の中でもモネに焦点をあて、モネが時代ごとに生み出した絵と、その複雑な人生を、当時の時代背景も織り込みながら、すみずみまで伝えてくれています。
彼の画法は、筆致を残す描き方からモチーフの抽象化へと変わっていきましたが、彼の人生の節目と絵の違いがよく分かるよう解説されています。
画家の温かい性格も垣間見える内容ですので、モネファンにはぜひ手に取っていただきたい一冊です。
● 読者の感想
”若い頃はどうしてもカッコつけて、日本人が大好きな印象派って事でだいぶ斜に構えて見ていましたが、みんなが大挙して見にいく程度には自分も素直に観る事が出来る様になった。これでまた、夏にやるモネ展ももっと楽しく鑑賞出来るかな。”
参照
『印象派という革命』
アカデミーという国家権威に対し、印象派は確かに革命でした。印象派が現れ、体制に反発したことで、その後の画家や絵画の可能性が大きく広がったのです。
そんな革命がいかに起こったのか、詳しく解説しています。読み応えのある一冊です。
● 読者の感想
”印象派の絵画を見るなら、この本を読んでから!と強く薦めたい。印象派の絵画になって初めて、個性とか人間味が加味されて描かれるようになったようだ。非常にわかりやすい解説で、興味深い内容だった。”
LINEで 無料診断!
アート作品を購入してみたいけど、
「どこで買えば良いかわからない…」
「どんな作品を購入すれば良いかわからない…」
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、thisisgalleryの公式LINEアカウントから、気軽に相談できる 無料アート診断 サービスをリリースしました!
専門アドバイザーが、あなたに最適な作品をセレクト。
インテリアに合った作品のご提案や、オーダーメイドのご相談など、様々なお悩みを解決します。
\ こ ん な 方 に お す す め /
作品をどこで探したら良いかわからない
どんな作品を購入すれば良いかわからない
今売れているアーティストを知りたい
絵画・アート作品をオーダーしたい
\ L I N E で い ま す ぐ 診 断 ! /
● 知っておきたい!西洋美術史の基本知識
関連記事
ポーラ美術館「ピカソ 青の時代を超えて」展、9月17日から開催
20世紀を代表する芸術家、パブロ・ピカソ(1881-1973)。 ピカソは20代の頃、悲しみを抱えた貧しい人々をモチーフとして、青い絵具を使用した絵画シリーズ「青の時代」を制作していました。 2022年9月、国内屈指のピカソ・コレク
「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」国立新美術館で開催、 9/20〜
世界的ファッションブランド「イヴ・サンローラン」の創業者であり、かつて「モードの帝王」「モードの革命家」と呼ばれた偉大なファッションデザイナー、イヴ・サン=ローラン(1936-2008)。 イヴ・サンローラン美術館パリの協力を得て、日
エッシャーの作品11選!不思議なだまし絵の世界にひたってみよう
日本でも人気が高い奇想の版画家エッシャー。 一見緻密な写実画のようなエッシャーの作品は、よく見ると現実には存在しえない世界が表現されており、唯一無二の世界観を持っています。 私たちを不思議な世界に誘うエッシャーの生涯、そして版
「シュルレアリスム(超現実主義)」とは?有名な画家と代表作品を分かりやすく解説
理性や常識を超えた 世界を描く シュルレアリスムは、日本語で「超現実主義」と訳される芸術の潮流の1つです。1924年にフランスの詩人アンドレ・ブルトンが提唱したことからシュルレアリスムは始まり、ヨーロッパの絵画や文学において、夢
曜変天目の「原寸大ぬいぐるみ」に予約殺到!静嘉堂@丸の内で販売
2022年10月1日に世田谷から丸の内へと移転オープンした静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)。 移転オープンに向けて新しく企画開発されたのは、国宝 曜変天目(稲葉天目)茶碗の「原寸大ぬいぐるみ」。 ぬいぐるみは美術館オープンの1