2018/06/08

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絵を買う前に知っておきたい絵画の種類と購入方法

絵を買う際の注意点と購入方法

あなたの家の壁には絵がありますか?

誰しも一度は、海外の雑誌で見るような絵画のあるおしゃれな空間に小さな憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか。

部屋に一枚飾るだけで雰囲気をぐっと良くしてくれる絵画。
「賃貸だから壁を傷つけられない」「どんな絵を選んで良いのか基準がわからない」といった理由で、絵を飾る事を諦めるのはとてももったいないです。

一見、「高価なもの」「取り扱いが難しいもの」として懸念しがちな絵画ですが、構えることはなくても意外と簡単に絵は飾れます。

今回は、「絵画を購入したいけれど、どうやって購入したら良いかわからない」「絵にはどんな種類があるの?」という方に向けて、絵を買う前の基本知識として絵画の種類と購入方法についてご紹介します。

 

 

購入できる絵の種類

 

そもそも、購入できる絵画の種類にはどんなものがあるのでしょうか?

その基本知識がないと、複製絵画を誤って原画と認識してしまったり、購入してから後悔することもあります。
絵画は大きく分けて以下の3つに分類されます。

● 原画
● 版画
● プリント(複製)

 

ここからは、それぞれの絵の違いと特徴、メリット・デメリットについてご紹介します。

原画

 

「原画」とは、世界に1つしかないオリジナル作品のことを指します。その希少価値から、絵画の中では一番高額で取引されるケースの多い作品です。

 

原画のメリット

・希少価値がある

・”本物の良さ”を感じることができる

・画家のキャリア・知名度によって価値が上がる可能性も

 

原画のデメリット

・有名な画家の作品は高額で手に入りづらい

・作品本体が劣化するリスクがある

・保存状態が悪いと価値が現象する可能性も

 

購入できる場所

ギャラリー 画廊 百貨店 オークション ネット

 

 

版画

 

「版画」とは、木版画、銅版画、ジークレープリントといった、ある一定の数複製された作品を指します。

一般的な複製画(高品質のプリント作品)との決定的な違いは、作品にエディショナル・ナンバーが付いていることです。

作者が直に印刷し、エディショナル・ナンバーとサインを記したものに関しては、芸術的価値が認められます。

 

同時期に刷られた、同一デザインの版画でも、刷られたタイミングによって価格が異なる場合があります。

例えば、同じ北斎の「富嶽三十六景」でも、最初に刷られた200枚(初摺と呼ばれます)の方が、それ以降に刷られた版画よりも価値が高いものとして扱われます。

 

版画のメリット

・古くて有名な作品でも印刷部数が多ければ比較的に入りやすい

・印刷部数の多い作品ほど安く手に入りやすい

・額に入れて気軽に飾りやすい

 

版画のデメリット

・浮世絵のように紙に印刷されていて、古い作品の場合は特に保存に注意が必要

 

購入できる場所

ギャラリー 画廊 百貨店 オークション ネット

 

 

プリント(複製)

 

先ほど版画との違いでお話したように、「プリント(複製)」の絵画にはエディショナル・ナンバーが記入されていないため、美術品としての価値はありません。

しかし、有名な画家の絵を飾りたい場合には、複製の絵画でも高品質の印刷がされているので、自宅で名画鑑賞を楽しむことができます。よく展覧会の出口でも販売されていますね。

 

プリント(複製)のメリット

・ゴッホやモネといった有名画家の名画を自宅で楽しめる

・額装も一緒になった商品が多い

 

プリント(複製)のデメリット

・美術品としての価値が無い

 

購入できる場所

美術館 百貨店 複製画専門店 ネット

 

 

絵の飾り方と保存方法

 

ここからは、原画作品を購入する場合の注意点や特徴を、描画素材の種類別にご紹介します。

使われている画材によって、保存の方法や手入れの仕方が異なるので、絵を購入する前に一度おさらいしておくと良いでしょう。

 

絵画を飾る場所の基本

 

どんな種類の絵画でも湿気や日光には弱く、直射日光が当たる場所、湿度の高い場所に置いておくと劣化のペースを早めることになります。
なので以下のような場所に飾るのは避けましょう。

 

・直射日光の当たる場所

・浴室や洗面所といった湿度が高くなる場所

 

 

油絵の飾り方と保存方法

 

 

油絵の特徴

油絵は他の画材と比較して劣化のペースが遅いので、長期間飾っても大丈夫な絵画です。画材の特徴としては、油絵の具の堅牢で力強いマチエール(質感)を楽しむことができるところが油絵の魅力とも言えます。

 

保存する上で注意したいポイント

・直射日光が当たる場所を避ける

 

額装

・UVカットガラスがおすすめ

 

 

日本画の飾り方と保存方法

 

 

日本画の特徴

日本画の多くは、木製パネルに紙、絵の具は「岩絵具」という鉱石などを粉末状にした絵の具を使って描かれています。湿度の高い場所に置いておくとカビが発生する元となり、タバコの煙なども紙に染み付いて、茶色く変色してしまう原因となるので、取り扱いには特に注意が必要です。

 

保存する上で注意したいポイント

・直射日光を避ける

・湿度の高い場所を避ける

・排気口・喫煙スペースの側に置かない

 

額装

・UVカットガラスがおすすめ

・色紙用等、作品形態に合わせたサイズがあります

 

 

版画の飾り方と保存方法

 

 

版画の特徴

版画も日本画と同じく紙に印刷されているので、多湿な場所や喫煙スペースなどを避けるようにしましょう。直射日光が当たる場所も変色、退色の原因になるので避けましょう。使用されているインクの種類によっても劣化のペースが異なり、水性インクは油性インクよりも退色しやすい傾向があります。

 

保存する上で注意したいポイント

・直射日光を避ける

・湿度の高い場所を避ける

・排気口・喫煙スペースの側に置かない

・しまうときは中性紙に挟み、桐の箱に入れる

 

額装

・UVカットガラスがおすすめ

・作品サイズに合わせてマット紙を使用する

 

 

水彩画の飾り方と保存方法

 

 

水彩画の特徴

水彩画も、日本画や版画と同じく紙に描かれているので、湿気や直射日光を避けて飾る必要があります。水性の絵の具で描かれているので、日光の影響を受けやすく、退色・変色しやすい傾向があります。定期的にしまっておく習慣を作ると、絵の劣化を抑えることができます。

 

保存する上で注意したいポイント

・直射日光を避ける

・湿度の高い場所を避ける

・排気口・喫煙スペースの側に置かない

・しまうときは中性紙に挟み、桐の箱に入れる

 

額装

・UVカットガラスがおすすめ

・作品サイズに合わせてマット紙を使用する

 

 

絵を購入してから飾るまで

 

 

ここからは、絵画を購入する順序、プロセスに関する注意点や、疑問点などを解説します。

 

飾る場所が先?絵が先?

 

「この絵が欲しい!」と思っても、飾るスペースがなかったり、部屋の雰囲気に合わなかったりする時、とても悩みますよね。

飾る場所を優先して決めるべきか、絵を優先して決めるべきか、悩む方も多いのではないでしょうか。

絵を飾る時に、どっちが優先ということはありませんが、飾るスペースがしっかり確保できないのに無理やり飾ってしまうのは絵にとってもよくないですし、鑑賞の妨げにもなります。

なので以下の優先順位で購入する絵を決めることをオススメします。

 

・買いたい絵がある場合

 スペース > インテリアとの相性

 

・買いたい絵がまだ決まっていない場合

 インテリアとの相性 > スペース

 

絵画専門の通販サイトでは、サイズ指定で作品を探すことができるので便利です。

 

 

後悔しない絵の買い方

 

せっかく購入したのに、飾ってみて「あれ、なんか違う」となってしまうのは避けたいですよね。

作品はすごく気に入っていても、サイズ感やインテリアによっては、相性が悪く感じる場合もあります。

後から後悔しないために、購入する前には以下の点に注意しましょう。

 

・実物の作品をチェックする

 通販の場合、作品画像とサイズがわかっていても実際の色味が若干違っていたりすることがあります。

可能な場合はできるだけ実際の作品を見てから購入を決めると良いです。

 

・絵の種類をチェックする

 前にご紹介した通り、絵には「原画」「版画」「プリント(複製画)」の3種類があります。

通販などで原画と複製画を勘違いして購入してしまうと、「本物の作品だと思って注文して閉まった!」など、後で後悔することになるので注意が必要です。

 

・使用されている画材をチェックする

 前にご紹介した通り、絵に使用されている画材や作品形態によって、飾る時や保存方法の注意点が異なります。

作品によって取り扱いに特に注意が必要であったり、もともと価値のある作品や、年代物の作品の場合、保存環境が劣化に繋がり作品の価値を落としてしまうことになるので注意しましょう。

 

・サイズや額装の有無に注意

 ネットで絵画を購入する場合、額装がすでにされているものと、そうでないものがあります。

油絵の場合は額装無しでも問題ない作品もありますが、写実的な絵や日本画といった保存に注意の必要な作品の場合は、購入する前に額装の有無を確認して、ない場合は絵が届いた後に額を購入するようにしましょう。

 

 

絵画を購入できる場所と価格帯

 

 

絵画を購入できる場所と価格はこのような関係になっています。

ギャラリーによってもピンキリなので、特に高額の商品はコマーシャルギャラリー 、誰でも手に入る作品はネット通販といった大まかな関係性で捉えておいて良いです。

アートフェアは一度に多くのギャラリーの作品を見ることができるのでオススメです。

 

 

絵画を購入できる場所

 

絵画を購入できる場所には以下のようなものがあります。

 コマーシャルギャラリー
 レンタルギャラリー
 百貨店
 アートフェア
 アーティスト自身が開設している公式サイト
 絵画販売サイト

 

ここからは、それぞれの場所のメリット・デメリットについてご紹介します。

 

コマーシャルギャラリー(企画画廊)

 

コマーシャルギャラリー (企画画廊)は、ギャラリーが作家と契約して作品を展示・販売している画廊です。国内外の有名アーティストの作品を購入できるので、アートコレクターを目指している人にオススメです。

 

メリット

・美術品としての価値が高い作品を購入できる

 

デメリット

・価格帯が高め

 

東京の主なコマーシャルギャラリー 

詳しくはこちら↓

 

 

レンタルギャラリー(貸画廊)

 

レンタルギャラリー (貸画廊)は、その名の通り、アーティストが一定の期間そのギャラリーを借りて展示をしているギャラリーのことです。アーティストはレンタル料や絵の販売額の何割かをギャラリーに支払うことになります。無名に近いアーティストが自費で出展しているので、才能あるアーティストの作品を比較的低価格で購入できるのがレンタルギャラリーのメリットです。

 

メリット

・コマーシャルギャラリー に比べて価格帯は低め

・将来そのアーティストが有名になった場合、その作品の価値が上がる

 

デメリット

・作品の価値をきちんと見極める必要がある

 

 

百貨店

 

百貨店にも画廊があるのをご存知でしょうか。百貨店の場合、すでにある程度有名な画家の作品、特に美術団体や日本画壇などで有名な画家の作品を取り扱っている場合が多いです。小作品であれば比較的手に入りやすく、価値も安定しているので安心です。

 

メリット

・日本国内で有名なアーティストの作品を購入できる

・作品の価値が安定している

・手に入りやすい値段の作品も多い

 

デメリット

・海外ではその価値が保証されない

・美術団体所属の画家の作品が多い

 

 

 

アートフェア

 

アートフェアは、単に絵画の購入だけでなく、旬のアートを知ることができ、しかも都内のギャラリーのほとんどが出展しているため、作品を一度にたくさん見ることができるので特にオススメです。また、アーティスト本人がいる場合もあるので、直接アーティストから話を聞くこともできます。

 

メリット

・一度にたくさんのアート作品を見ることができる

・旬のアートを知ることができる

・運が良ければアーティストに会える

・価格帯もピンキリなので手に入りやすい

 

デメリット

・コレクターが詰めかけるので、良い作品は即soldoutになってしまう

・出店数が多いので雑多な空間になりがち、ゆっくりと鑑賞ができない

 

日本で主に開催されているアートフェア

 アートフェア東京

 表参道アートフェア

 アートフェア京都

 デザインフェスタ

 

 

アーティストから直に購入する

 

ネットショップ作成サービス「BASE」などを利用して、個人でネット販売をしている作家も多くいます。また、Twitter、Instagram、FacebookといったSNS上で自分の作品を紹介している作家も多いので、SNSで気になる作家がいたら声ををかけてみる、というのも1つの方法です。

 

メリット

・アーティストと直接やりとりができる

・購入金額がアーティストに全額入る

 

デメリット

・SNSやネットを駆使して探す必要がある

 

 

 

絵画専門の通販サイト

 

絵画専門販売サイトは、無名アーティストが自由に作品を登録・販売できる、ネット上のギャラリーです。全国のアーティストの作品を自由に検索でき、幅広いジャンルの作品を一度に探すことができます。

 

メリット

・多くの作品の中から探すことができる

・PCやスマホで簡単に探せる

・好きなサイズや作品テイスト、モチーフから検索することができる

 

デメリット

・購入前に実物を確認することができない

 

おすすめの絵画販売サイト

 @TAGBOAT(タグボート)

 thisisgallery(ディスイズギャラリー)

 ART-Meter(アートメーター)

 

詳しくはこちら↓

 

まとめ

いかがでしたか?

今回はインテリア絵画の選び方・買い方の超入門編として、絵画の種類と購入方法をご紹介しました。

皆さんも様々な方法を活用して、自分のイメージにあった絵を手に入れてくださいね。

 

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