2022年 第59回ヴェネチア・ビエンナーレ開幕!参加アーティスト・キュレーターを国別に詳しく解説
2022年4月23日、世界最大の国際美術展「ヴェネチア・ビエンナーレ」が開幕しました。
コロナの世界的流行により開催が1年延期され、2022年に入ってからはロシア館の展示中止やウクライナ館の参加が危ぶまれたりと、全世界が行く末を見守り、待ち侘びていたビエンナーレ。
ヴェネチア・ビエンナーレは国別のパビリオンが建ち並び、各国で数多くの候補者から選出された、その国を代表するアーティストが建物全体を使って展示を行う、「アートのオリンピック」とも呼ばれる世界最大の国際美術展です。
第59回ヴェネチア・ビエンナーレの参加国とアーティスト、キュレーターを詳しくご紹介します。
日本館に出展するダムタイプ、イギリス館とアメリカ館で初の黒人女性アーティストとして初めて参加するソニア・ボイスとシモーネ・リー、「あいち2022」にも参加を予定しているニュージーランド館のユキ・キハラなど、58カ国から200人以上のアーティストが参加しています。
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キュレーションテーマは「夢のミルク(The Milk of Dreams)」
第59回ヴェネチア・ビエンナーレの指揮を執るのは、イタリア人のチェチリア・アレマーニです。同ビエンナーレのチーフ・キュレーターに女性が選ばれるのは今回が初になります。
彼女が発表したキュレーションテーマのタイトルは、「夢のミルク(The Milk of Dreams)」。
このタイトルはシュールレアリズムの画家、レオノーラ・キャリントン(Leonora Carrington)が発表した本のタイトルから取られました。
幻想的な文章と子供向けのイラストが融合したダークな面白さが特徴のこの書物は、1950年代に初版が出版され、2017年に英語版が刊行されています。
ヴェネチア・ビエンナーレ「夢のミルク」展では、レオノーラ・キャリントンの描く別世界の生き物を仲間に迎え、身体の表現とその変容、人々とテクノロジーの関係、身体と地球環境の関係に焦点をあて、人間の定義をめぐる想像の旅へと鑑賞者を誘います。
今年注目のパビリオンと参加アーティスト
アルゼンチン館|モニカ・ヘラー
アルゼンチン館では今回初めて、ビデオインスタレーションが展示されます。
ブエノスアイレス出身のモニカ・ヘラーは、過去15年間、3Dアニメーションを中心に幻想的なペインティングを散りばめたインスタレーションを発表してきたアーティストです。
アーティスト:モニカ・ヘラー(Mónica Heller)
キュレーター:アレホ・ポンセ・デ・レオン(Alejo Ponce de León)
ベルギー館|フランシス・アリス
1999年、2001年、2007年、2017年と、過去4回にわたりヴェネチア・ビエンナーレで映像やインスタレーションを発表してきたフランシス・アリスが、ベルギー代表として再び参加します。
2017年に発表した映像作品「Children’s Games #19: Haram Soccer」は、イスラム国の支配下でスポーツへの参加を禁止される中、それでもスポーツを続ける子どもたちに焦点を当てた作品でした。
アーティスト:フランシス・アリス(Francis Alÿs)
キュレーター:ヒルデ・ティールリンク(Hilde Teerlinck)
ブラジル館|ジョナサス・デ・アンドラーデ
ジョナサス・デ・アンドラーデは、映画、写真、インスタレーション、彫刻などの作品を制作し、社会における権力の力学や、制度が個人に与える影響について焦点を当てています。
生まれ故郷であり、活動拠点でもあるブラジルの町、レシフェの地理や文化を元にした作品を多く発表しています。
アーティスト:ジョナサス・デ・アンドラーデ(Jonathas de Andrade)
キュレーター:
ヤコポ・クリヴェッリ・ヴィスコンティ(Jacopo Crivelli Visconti )
ジョゼ・オリンピオ・ダ・ヴェイガ・ペレイラ(José Olympio da Veiga Pereira)
フンダサン・ビエンナーレ・ド・サンパウロ(Fundação Bienal de São Paulo)
カメルーン館|フランシス・ネイサン・アビアンバ ほか
今回、カメルーン代表がヴェネツィア・ビエンナーレに初登場。NFT作品をメインに展示します。
カメルーンパビリオンの共同キュレーターであるサンドロ・オルランディ・シュタッグルは、「カメルーンの若い世代にとってNFTの新たな世界を探求することは、可能性と発展を意味します」とコメントしています。
アーティスト:
フランシス・ネイサン・アビアンバ(Francis Nathan Abiamba)
アンジェレ・エトウンディ・エサンバ(Angele Etoundi Essamba)
ジャスティン・ガガ(Justine Gaga)
サリフー・リンドウ(Salifou Lindou)
シェイ・フリッシュ(Shay Frisch)
ウンベルト・マリアーニ(Umberto Mariani)
マッテオ・メッザドリ(Matteo Mezzadri)ほかキュレーター:
ポール・エマニュエル・ローガ・マホップ(Paul Emmanuel Loga Mahop)
サンドロ・オルランディ・シュタッグル(Sandro Orlandi Stagl)
デンマーク館|ウフェ・イソロット
ウフェ・イソロットは、コペンハーゲンを拠点に活動をし、数年前に姓をホルムからイタリア語のイソロット(英語で「島」の意味)に変えたアーティストです。
今回、190人のアーティスト候補の中からデンマーク代表に選ばれました。
アーティストが運営するスペース「Toves Galleri」(2010-2017年)を共同設立し、現在はアーティストのための展示と制作のプラットフォーム「Age of Aquarius」を運営しています。
今回は、フィジカルとデジタルを掛け合わせた作品を発表します。
アーティスト:ウフェ・イソロット(Uffe Isolotto)
キュレーター:ヤコブ・リレモセ(Jacob Lillemose)
エストニア館|クリスティーナ・ノーマン、ビタ・ラザヴィ
オランダのモンドリアン財団の招聘により、エストニアはオランダ館で展示します。
現代アートが提供する政治的側面の可能性の探求をするクリスティーナ・ノーマンは、人権、民族、政治などの問題を作品で扱っています。
2009年の第53回ヴェネツィア・ビエンナーレのエストニア代表、また、2013年のあいちトリエンナーレにも参加しています。
アーティスト:
クリスティーナ・ノーマン(Kristina Norman)
ビタ・ラザヴィ(Bita Razavi)キュレーター:コリーナ・アポストル(Corina Apostol)
フィンランド館|ピルヴィ・タカラ
国際的に活躍するヘルシンキ生まれのピルヴィ・タカラは、民間企業、ショッピングモール、教育施設、レジャー施設などに自ら潜り込み、それぞれの社会構造を明らかにする実験的なビデオ作品を制作しています。
ビデオ作品「リアル・スノーホワイト」(2009年)では、白雪姫に扮したアーティスト自身が、ディズニーランドの警備員に敷地内で白雪姫の衣装を着ることを禁じる規則について問いただす場面が写されています。
他にも、ヘルシンキのコンサルティング会社に潜入し、その労働状況を記録したビデオ作品「The Trainee」(2008年)などがあります。
アーティスト:ピルヴィ・タカラ(Pilvi Takala)
キュレーター:クリスティーナ・リー(Christina Li)
フランス館|ジネブ・セディラ
アルジェリア系アーティストとして初めてヴェネツィア・ビエンナーレにフランス代表として参加したジネブ・セディラ。
アルジェリア移民の娘としてパリに生まれ、ロンドンの多文化が共存するブリクストン地区で子育てをした経験が作品の大きな要素となっており、アイデンティティ、地理、植民地主義をテーマとしています。
2002年の作品「Mother Tongue」は、アーティスト自身が通訳となり、彼女の娘と母親がそれぞれの母国語で会話をする様子を描き出す作品です。
2015年には、フランスで最も権威のある現代美術賞「マルセル・デュシャン賞」にノミネートされました。
アーティスト:ジネブ・セディラ(Zineb Sedira)
キュレーター:
ヤスミナ・レガド(Yasmina Reggad)
アートリオリエンテッド(artReoriented)
ドイツ館|マリア・アイヒホルン
ベルリンを拠点とするアーティスト、マリア・アイヒホルンは、学術的な研究と遊び心のあるユーモアを融合させた作品で知られるコンセプチュアルアーティストです。
ドイツ館のパビリオンは1938年にドイツのナチス党によって再設計された歴史を持つことから、ドイツのアーティストやキュレーターにとって大きな挑戦の場でもあります。
マリア・アイヒホルンは、過去にもナチスの歴史を検証する作品を制作しており、「Politics of Restitution」(2003年)と「In den Zelten …」(2015年)では、現代におけるナチズムの影響に焦点を当てています。
アーティスト:マリア・アイヒホルン(Maria Eichhorn)
キュレーター:Yilmaz Dziewior
ガーナ館|ナ・チャインクア・レインドルフほか
2019年のビエンナーレで高い評価を受けたガーナ館。
今回は、グループ展「Black Star – The Museum as Freedom」によって、アフリカとディアスポラ(民族離散)のつながりを象徴する黒い星のシンボルを通してガーナを考察します。
アーティスト:
ナ・チャインクア・レインドルフ(Na Chainkua Reindorf)
アフロスコープ(Afroscope)
ディエゴ・アラウージャ(Diego Araúja)キュレーター:ナナ・オフォリアッタ・アイム(Nana Oforiatta Ayim)
イギリス館|ソニア・ボイス
今回、ソニア・ボイスはヴェネチア・ビエンナーレのイギリス代表に選ばれた最初の黒人女性アーティストになりました。
彼女は1980年代にイギリスにおける黒人アートシーンの中心的存在として脚光を浴びたアーティストで、人種・性別・階級といった問題を様々な視点から解釈する作品を制作しています。
現在、ロンドン芸術大学の教授であり、ブラック・アート&デザインの講座を担当しています。
アーティスト:ソニア・ボイス(Sonia Boyce)
香港館|アンジェラ・スー
香港を代表する女性アーティストとして初めて国際展に参加するアンジェラ・スーは、中国による香港への政治的締め付けが強まる状況下で、ビエンナーレへの参加を表明しました。
彼女の作品はドローイングやドキュメンタリー映像作品など多岐にわたりますが、その多くは大学で生物学を専攻していた学問的な探求心に由来しています。
アーティスト:アンジェラ・スー(Angela Su)
キュレーター:フレイア・チョウ(Freya Chou)
アイスランド館|シーグルズル・グジョーンソン
シーグルズル・グジョーンソンは、アイスランドの首都レイキャビクのアーティストが運営する実験的なスペースで活動を始め、「暗くて催眠的なムードのビデオ」などを制作しています。
鑑賞者の感覚に働きかけ、視覚と聴覚の間の関連性に挑戦するビデオ作品です。
またミュージシャンとのコラボレーションも多く、「Enigma」というタイトルの最新作は作曲家と共同で制作しています。
この作品は世界中で演奏され、電子顕微鏡で見た断片化した石炭の映像が一緒に流れる作品です。
アーティスト:シーグルズル・グジョーンソン(Sigurður Guðjónsson)
イスラエル館|イリット・アズレイ
ドイツ、ベルリンを拠点にするイリット・アズレイの新作プロジェクト「Queendom」を発表するイスラエル館。
ベルリンにあるユダヤ博物館の現代美術キュレーターであるシェリー・ハーテンとの共同プロジェクトである新作は、大規模なパノラマ写真とサウンドインスタレーションを通して、文化的流用、芸術の主権、地域を超えた歴史についての問題を扱います。
アーティスト:イリット・アズレイ(Ilit Azoulay)
キュレーター:シェリー・ハーテン(Shelley Harten)
日本館|ダムタイプ
1984年に京都で設立されたアート集団であるダムタイプは、ビジュアルアート、コンピュータ・プログラミング、音楽、映像、ダンスの分野で各々に活動するアーティストで構成されたグループです。
プロジェクトごとにメンバーが入れ替わり、これまで、ジェンダー、人種、エイズ活動、生と死、情報化社会、記憶など広範囲にわたるテーマで、パフォーマンス、映像、インスタレーションなどのあらゆる表現形態を通して作品を発表してきました。
坂本龍一を新しいメンバーとして迎え入れた今回のビエンナーレでは、新作「Post Truth」と「Liminal Spaces」を発表します。
日本はヴェネチア・ビエンナーレに2003年の第50回から参加しており、今年で10回目の参加となります。
アーティスト:
ダムタイプ(高谷史郎、坂本龍一、古舘健、濱哲史、白木良、原摩利彦、泊博雅、南琢也、空里香、高谷桜子 ほか)キュレーター:国際交流基金
ネパール館|ツェリン・シェルパ
今回ビエンナーレに初参加するネパール。
ネパールで最も有名な現代アーティストの一人であるツェリン・シェルパの作品が展示されます。
ツェリン・シェルパは、12歳からチベットの伝統的な曼荼羅などを題材にした掛軸であるタンカ画を父から学びました。
古典的なチベット仏教の神々をモチーフとしながら、現代的な構図に置き換える独自のスタイルを展開し、聖と俗の文化の衝突に見られる二項対立を探求しています。
現在、アメリカのカリフォルニア州とネパールを行き来しながら制作しており、2020年の横浜トリエンナーレにも参加しています。
アーティスト:ツェリン・シェルパ(Tsherin Sherpa)
キュレーター:
シーラーシャ・ラジバンダリ(Sheelasha Rajbhandari)
ヒットマン・グルン(Hit Man Gurung)
オランダ館|メラニー・ボナーヨ
自称「エコ・フェミニスト」であるメラニー・ボナーヨは、アーティストでありながらも、映像作家、フェミニスト、性科学ボディワーカー、ソマティックセックスコーチ、教育者、動物権利活動家など、多様な肩書きを持っています。
彼女の作品は、ビデオ、パフォーマンス、写真、インスタレーションを通して、資本主義システムの中で共存する諸問題を検証し、テクノロジー世界の中で浸食される親密さと孤独のテーマを扱っています。
アーティスト:メラニー・ボナーヨ(Melanie Bonajo)
キュレーター:
マーイケ・グーウェンベルグ(Maaike Gouwenberg)
ゲイル・ハラルセス(Geir Haraldseth)
ソラヤ・ポル(Soraya Pol)
ニュージーランド館|ユキ・キハラ
日本人とサモア人の血を引くユキ・キハラ。
2008年にはニューヨークのメトロポリタン美術館で、ニュージーランド人アーティスト初となる彼女の個展が開催されました。
この展覧会は、植民地時代にポリネシアの人々を性的な対象として描いたヌード写真をテーマとし、それらをセルフポートレートとして展示したユキ・キハラは一躍注目を浴びました。
彼女の他の作品には、「今日の先住民の生活を支配している権力システムを覆すこと」と説明された、大企業のロゴを再利用した26枚のTシャツで構成されたシリーズがあります。
代表的な写真シリーズ「Where do we come from? What are we? Where are we going? (2013)」では、2009年の津波と2012年のサイクロンで壊滅的な被害を受けたサモア各地の現場で、アーティスト自身が19世紀のサモア人女性に扮してポーズをとり、太平洋の楽園という神話を解きほぐしています。この作品のタイトルは、ポール・ゴーギャンの描いたタヒチの代表作の一つにちなんで名づけられました。
また、2022年の夏に開催される国際芸術祭「あいち2022」への参加も決定しています。
アーティスト:ユキ・キハラ
キュレーター:ナタリー・キング(Natalie King)
サーミ館|パウリナ・フェオドロフ ほか
北欧パビリオンは、今年から「サーミ館」として生まれ変わりました。
北欧スカンジナビア半島の最北部の先住民族であるサーミの文化芸術にスポットライトを当てています。
現在サーミは、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧三国とロシアの四ヵ国に居住しています。
トナカイと季節ごとに移動するトナカイ遊牧民であるサーミ。
トナカイの骨を思わせる彼らの作品が、展示スペースを埋め尽くします。
キュレーターのカティア・ガルシア=アントンは、「この重要な国際美術展で、環境と先住民族との関わり方を考えることは極めて重要です」とコメントしています。
アーティスト:
パウリナ・フェオドロフ(Pauliina Feodoroff)
マーレ・アンネ・サラ(Máret Ánne Sara)
アンデルス・スンナ(Anders Sunna)キュレーター:
リーサ・ラーヴナ・フィンボーグ(Liisa-Rávná Finbog)
ベアスカ・ニーラス(Beaska Niillas)
カティア・ガルシア=アントン(Katya García-Antón)
ポーランド館|マウゴジャータ・ミルガ・タス
ポーランド系ロマ人のアーティストであるマウゴジャータ・ミルガ・タス。
彼女の作品は、ヨーロッパを中心に数十の個展やグループ展で紹介され、ポーランドの最優秀アーティストに贈られる「Polityka’s Passport」も受賞しています。
代表的なパッチワークのシリーズ作品は、彼女のロマの親族やコミュニティの人々が着ていた衣服の生地を取り入れ、祖母や母親など、それぞれ第二次世界大戦やポーランドでの共産主義支配を生き延びた女性の強さが描かれています。
アーティスト:マウゴジャータ・ミルガ・タス(Małgorzata Mirga-Tas)
キュレーター:
ヴォイチェフ・シマンスキー(Wojciech Szymański)
ジョアンナ・ワルシャ(Joanna Warsza)
ワルシャワ国立美術館(National Gallery of Art, Warsaw)
シンガポール館|シュビギ・ラオ
インドのムンバイ生まれであるシンガポールの現代美術家、シュビギ・ラオ。
彼女は現代アート界で最も影響力のある人物をリストにした「ArtReview Power 100」の2019年と2020年版に選出されています。
また、2022年12月からインドで開催予定の南アジア最大の視覚芸術イベントである「コチ・ムジリス・ビエンナーレ第5回(Kochi-Muziris Biennale)」のキュレーションも担当します。
アーティスト:シュビギ・ラオ(Shubigi Rao)
キュレーター:ウテ・メタ・バウアー(Ute Meta Bauer)
南アフリカ館|ロジャー・バレン ほか
「Into the Light」というテーマで構成されたグループ展の南アフリカパビリオン。
ガラスにコーティングを施し、バックライトを当てる独自の技法を開発した写真家のロジャー・バレン、生まれ故郷を舞台にした西洋の伝統的な童話に自分を重ねるレボハン・クガーニェ、ストップモーションアニメーションに自画像を取り込んだプムラニ・ントゥリの3人が登場します。
キュレーターのアメ・ベルは、「今回紹介するアーティストたちが、芸術的な真実や自己のアイデンティティを再認識するために、自ら発見の旅に出たように、私たちのブースに訪れた方々にも同じような旅に出ることをお勧めしたいのです。
照明や衣装、ブースのデザインなどを工夫することで、来場者に未知の世界を探検してもらうことを目指します」とコメントしています。
アーティスト:
ロジャー・バレン(Roger Ballen)
レボハン・クガーニェ(Lebohang Kganye)
プムラニ・ントゥリ(Phumulani Ntuli)キュレーター:アメ・ベル(Amè Bell)
スペイン館|イグナシ・アバッリ

ソース
スペインのアーティストであるイグナシ・アバッリは、これまでヴェネツィア・ビエンナーレのほか、韓国で最大級のビエンナーレ「光州ビエンナーレ」やシドニービエンナーレにも出展経験があり、2015年にはジョアン・ミロ財団から贈られる権威あるジョアン・ミロ賞を受賞しています。
今回のイグナシ・アバッリの展覧会「Corrección」は、迷路のような建築的インスタレーションの形態をとっています。
彼は今回の作品について「ある地点では通り抜けが不可能で、ある地点では開口部、廊下、すべての部屋が変化する、不可能で不条理で想像を絶する空間であり、今まで見たことのない方法で鑑賞することができるだろう」と説明しています。
アーティスト:イグナシ・アバッリ(Ignasi Aballí)
キュレーター:ベアトリス・エスペホ(Beatriz Espejo)
スイス館|ラティファ・エシャック ほか
モロッコ出身で現在スイス在住のラティファ・エシャックは、2013年に革新的なアーティストに贈られるフランスで最も権威のあるマルセル・デュシャン賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けているアーティストです。
アーティスト:
ラティファ・エシャック(Latifa Echakhch)
アレクサンドル・バベル(Alexandre Babel)キュレーター:フランチェスコ・ストッキ(Francesco Stocchi)
トルコ館|フュスン・オヌール
イスタンブールを拠点とするフュスン・オヌールは、拾った物や幼少期のおもちゃ、日常的な日常的な素材を用いて、空間、時間、リズム、形について考察する絵画や彫刻を制作しています。
彼女は、トルコの現代美術とコンセプチュアルアートのパイオニアでもあり、トルコの現代アートシーンに多大な影響力を持ちます。
新作インスタレーション「Once upon a time…」は、イスタンブール文化芸術財団の委託のもと、トルコ共和国外務省の後援が付き、トルコ文化観光省により実現しました。
アーティスト:フュスン・オヌール(Füsun Onur)
キュレーター:ビゲ・エラー(Bige Örer)
アラブ首長国連邦館|モハメド・アフメッド・イブラヒム
ニューヨーク大学アブダビ校アートギャラリーのエグゼクティブ・ディレクターであるマヤ・アリソンのキュレーションにより、約40年にわたってアラブ首長国連邦のアートコミュニティの前衛で活躍してきたモハメド・アフメド・イブラヒムの新作が展示されます。
イブラヒムは、実験的で多作な芸術活動を展開しており、実験的でコンセプチュアルなアーティストグループ「the five」の中心メンバーとして知られています。
アーティスト:
モハメド・アフメッド・イブラヒム(Mohamed Ahmed Ibrahim)キュレーター:
マヤ・アリソン(Maya Allison)
サラマ・ビン・ハムダーン・アル・ナヒヤーン財団(Salama bint Hamdan Al Nahyan Foundation)
アメリカ合衆国館|シモーネ・リー
今回、シモーネ・リーはヴェネツィア・ビエンナーレのアメリカ代表において、初の黒人女性となりました。
キュレーターのジル・メドベドウは「400年以上にわたって黒人女性がこの世界的なプラットフォームと歴史から排除されてきたことを、今回、破壊します。」とコメントしています。
彫刻家であるシモーネ・リーは、ブロンズ、セラミックなどで作られた本人よりも大きな女性の姿である像を発表し始めてから、アート界でスーパースターへの道を進んでいます。
ニューヨークの空中庭園「ハイライン」に設置された彼女の代表的なパブリックアートは、西アフリカやアメリカ南部の建築様式をモチーフにした女性像です。
アーティスト:
シモーネ・リー(Simone Leigh)キュレーター:
ジル・メドベドウ(Jill Medvedow)
エバ・レスピーニ(Eva Respini)
その他の参加国とアーティスト、キュレーター
国 | アーティスト | キュレーター |
アルバニア | ルムトゥリ・ブロシュミ(Lumturi Blloshmi) | アデラ・デメッチャ(Adela Demetja) |
アルメニア | アンドリアス・アルティウニアン(Andrius Arutiunian) |
アン・ダヴィディアン(Anne Davidian)、エレーナ・ソロキナ(Elena Sorokina) |
オーストリア |
ヤコブ・レナ・クネブル(Jakob Lena Knebl)、アシュレイ・ハンス・シャイール(Ashley Hans Scheirl) | カロラ・クラウス(Karola Kraus) |
オーストラリア |
マルコ・フジナート(Marco Fusinato) | アレクシー・グラス=カントール(Alexie Glass-Kantor) |
アゼルバイジャン |
ナルミン・イスラフィロヴァ(Narmin Israfilova)ほか | エミン・ママドフ(Emin Mammadov) |
バングラディッシュ |
ジャマール・ウッディン・アーメド(Jamal Uddin Ahmed)ほか | ヴィヴィアーナ・ヴァヌッチ(Viviana Vannucci) |
ブルガリア |
ミハイル・ミハイロフ(Michail Michailov) | イリーナ・バトコヴァ(Irina Batkova) |
カナダ | スタン・ダグラス(Stan Douglas) | |
チリ | アリエル・ブスタマンテ(Ariel Bustamante)ほか | カミラ・マランビオ(Camila Marambio) |
カタルーニャ州、スペイン |
ララ・フルクサ(Lara Fluxà) | オリオル・フォンデビラ(Oriol Fontdevila) |
中国 |
リウ・ジェイユ(Liu Jiayu)ほか |
チャン・ジカン(Zhang Zikang) |
クロアチア | トモ・サヴィッチ・ゲカン(Tomo Savic-Gecan) | エレナ・フィリポヴィッチ(Elena Filipovic) |
キューバ |
ラファエル・ヴィラレス(Rafael Villares)ほか
|
ネルソン・ラミレス・デ・アレリャーノ・コンデ(Nelson Ramírez de Arellano Conde) |
エジプト |
モハメド・シュクリ(Mohamed Shoukry)ほか |
ヘバ・ユセフ(Heba Youssef)、モハメド・シュクリ(Mohamed Shoukry) |
ギリシャ |
ルーキア・アラヴァヌー(Loukia Alavanou) |
ハインツ・ペーター・シュヴェルフェル(Heinz Peter Schwerfel) |
グレナダ |
サイファ・アート・コレクティブ(Cypher Art Collective) |
ダニエレ・ラディーニ・テデスキ(Daniele Radini Tedeschi) |
グアテマラ |
クリスチャン・エスコバル (Christian Escobar) |
|
ハンガリー |
Zsófia Keresztes |
モニカ・ツィクラ(Mónika Zsikla) |
アイルランド |
ナイアム・オマリー(Niamh O’Malley) |
クリオドナ・シャフリー(Clíodhna Shaffrey)、マイケル・ヒル(Michael Hill) |
イタリア |
ジャン・マリア・トサッティ(Gian Maria Tosatti) |
エウジェニオ・ヴィオラ(Eugenio Viola) |
コートジボワール |
フレデリック・ブリュイ・ブアブレ(Frédéric Bruly Bouabré) |
マッシモ・スカリンジェラ(Massimo Scaringella)、アレッサンドロ・ロマネーニ(Alessandro Romanini) |
カザフスタン |
ORTAコレクティブ |
|
コソボ |
ヤクプ・フェリ(Jakup Ferri) |
インケ・アルンズ(Inke Arns) |
ラトビア |
スクーヤ・ブレーデン(Skuja Braden) |
ソルビタ・クレーゼ(Solvita Krese)、アンドラ・シラペーテレ(Andra Silapētere) |
レバノン |
アイマン・バールバキ(Ayman Baalbaki)、ダニエル・アルビド(Danielle Arbid) |
ナダ・ガンドゥール(Nada Ghandour) |
リトアニア |
ロベルタス・ナルカス(Robertas Narkus) |
ネリンガ・ブンブリーネ(Neringa Bumblienė) |
ルクセンブルク |
ティナ・ギレン(Tina Gillen) |
|
マルタ |
アルカンジェロ・サッソリーノ( Arcangelo Sassolino)ほか |
キース・シベラス(Keith Sciberras)、ジェフリー・アスリップ(Jeffrey Uslip) |
メキシコ |
マリアナ・カスティージョ・デバル(Mariana Castillo Deball)ほか |
カタリナ・ロサノ(Catalina Lozano)、マウリシオ・マルシン(Mauricio Marcín) |
モンゴル |
ムンフツェツェグ・ジャルカジャヴ(Munkhtsetseg Jalkhaajav) |
ガントゥヤ・バダムガラヴ(Gantuya Badamgarav) |
モンテネグロ |
ダンテ・ブー(Dante Buu) |
ナタリア・ヴヨシェヴィッチ(Natalija Vujošević) |
北マケドニア |
ロベルト・ヤンクロシキ(Robert Jankuloski) |
アナ・フランゴフスカ(Ana Frangovska) |
オマーン |
アンワール・ソーニャ(Anwar Sonya)ほか
|
アイシャ・ストビー(Aisha Stoby) |
ペルー |
ヘルベルト・ロドリゲス(Herbert Rodríguez) |
ホルヘ・ビジャルコルタ(Jorge Villarcorta) |
フィリピン |
ジェラルド・タン(Gerardo Tan)ほか |
ヤエル・ブエンカミノ・ボロメオ(Yael Buencamino Borromeo)、アルヴィン・ジェイソン・フローレス(Arvin Jason Flores) |
ポルトガル |
ペドロ・ネヴェス・マルケス(Pedro Neves Marques) |
ジョアン・モウラン(João Mourão)ほか |
ルーマニア |
アディナ・ピンティリー(Adina Pintilie) |
コスミン・コスティナス(Cosmin Costinas)、ヴィクトール・ノイマン(Viktor Neumann)
|
サンマリノ共和国 |
エリサ・カンタレッリ(Elisa Cantarelli)ほか |
ヴィンチェンツォ・ロトンド(Vincenzo Rotondo)
|
サウジアラビア |
ムハナド・ショノ(Muhannad Shono) |
リーム・ファッダ(Reem Fadda) |
スコットランド |
アルバータ・ウィトル(Alberta Whittle) |
グラスゴー・インターナショナル |
セルビア |
マリヤナ・コラリッチ(Marijana Kolarić) |
Biljana Ćirić |
スロベニア |
マルコ・ヤクセ(Marko Jakše) |
ロベルト・シモニシェック(Robert Simonišek) |
韓国 |
キム・ユンチョル |
イ・ヨンチョル |
シリア・アラブ共和国 |
サウサン・アル・ズビ(Saousan Al Zubi)、イスマエル・ナスラ(Ismael Nasra)ほか |
エマド・カシュート(Emad Kashout) |
台湾 |
|
パトリック・フローレス(Patrick Flores)、台北市立美術館(Taipei Fine Arts Museum) |
ウガンダ |
アカイエ・エリザベス・パマラ・ケルネン(Acaye Elizabeth Pamala Kerunen)、コリン・セカジュゴ(Collin Sekajugo) |
シャヒーン・メラリ(Shaheen Merali) |
ウクライナ |
パブロ・マコフ(Pavlo Makov) |
リザヴェータ・ジャーマン(Lizaveta German)、マリア・ランコ(Maria Lanko)、ボリス・フィロネンコ(Borys Filonenko) |
ウルグアイ |
ジェラルド・ゴールドワッサー(Gerardo Goldwasser) |
ラウラ・マロセッティ・コスタ(Laura Malosetti Costa)、パブロ・ウリベ(Pablo Uribe)
|
ウズベキスタン |
|
スペースキャビア(Space Caviar: Joseph Grima, Camilo Oliveira, Sofia Pia Belenky, Francesco Lupia) 、シーダ・ゴマシュチ(Sheida Ghomashchi) 主催:ウズベキスタン共和国芸術文化開発財団(Art and Culture Development Foundation of the Republic of Uzbekistan) |
ベネズエラ |
パルミラ・コレア(Palmira Correa)、セサル・バスケス(César Vázquez)、ミラ・キャスト(Mila Quast)、ホルヘ・レシオ(Jorge Recio) |
ザカリアス・ガルシア(Zacarías García) |
ジンバブエ |
ロナルド・ムチャトゥタ(Ronald Muchatuta)、クレシア・ムクワジ(Kresiah Mukwazhi)、テレンス・ムセキワ(Terrence Musekiwa)、ワレン・マポンデラ(Wallen Mapondera) |
ファザイ・ムケムワ(Fadzai Muchemwa) |
4月23日〜11月27日にかけて開催される第59回ヴェネチア・ビエンナーレ。
この期間はヴェネチアに世界中のアート関係者やコレクターが一挙に集まり、街全体がビエンナーレ一色になります。
国を代表するアーティストたちは、国際的にも活躍している強者ばかり。
ビエンナーレへの出展をきっかけに、世界の主要美術館での展示が決まったりと、作家にとっては今後の活動を左右する挑戦の場でもあります。
1895年に初回の美術展が開かれて以来、約120年の歴史を刻んでいるヴェネチア・ビエンナーレ。
世界最大の芸術の祭典を旅の目的地としてみてはいかがでしょうか。
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