ミケランジェロ
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ミケランジェロとは?代表作「ダビデ像」など西洋美術史に残る作品を解説!

ミケランジェロ

ミケランジェロ・ブオナローティは、イタリアのルネサンス期の彫刻家。

彫刻家としての活動の他にも、画家や建築家、詩人など幅広い芸術活動を行っています。

ミケランジェロはどんな作品を生み出し、どのような人生を送っていたのでしょうか。

今回は、ルネサンスを代表する芸術家・ミケランジェロの代表作品や作品を見ることができる美術館について解説します。

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ミケランジェロとは?

ミケランジェロは、ルネサンス期(14~16世紀にイタリアから始まり西ヨーロッパで展開された文化・芸術の運動)を代表する芸術家です。

代表的な作品として挙げられるのは「ピエタ」や「ダビデ像」、「アダムの創造」や「最後の審判」など。

彼は彫刻家としての活動が主でしたが、システィーナ礼拝堂の壁画など、画家としての活躍も有名です。

1475年3月6日、イタリアのカブレーゼに生まれた彼は、石工の家へ里子に出されました。幼少期に母を亡くし、芸術サークルにて彫刻を学びます。

教皇ユリウス2世に呼ばれローマへ渡った後は、苦労を重ねながらもさまざまな作品を残しました。

 

盛期ルネサンスを代表する一人 

盛期ルネサンスの3大巨匠

盛期ルネサンスを代表する芸術家の1人であるミケランジェロ。

盛期ルネサンスとは、長い美術史のなかでイタリアのルネサンス芸術の最盛期のこと。

画家たちは前期にはフィレンツェ派、後期はローマを中心に、ユリウス2世による芸術家たちをパトロンとしていました。

この盛期ルネサンスの「三代巨匠」と呼ばれるのが、ミケランジェロ、ラファエロ、レオナルド・ダヴィンチ の3人。

誰もが知っている数々の有名作品を残した彼らは、今となお天才と語り継がれています。

 

 盛期ルネサンスについて詳しく

 

彫刻や絵画を手がけた総合芸術家

ミケランジェロといえば、ダビデ像などの彫刻作品を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、そのほかにも様々な作品を手がけています。

彫刻のほかに作られた作品としては、システィーナ礼拝堂の天井画やアダムの創造、聖家族などの絵画が有名です。

また、建築デザインなども手がけており、幅広い芸術家であったことがわかります。

彼の評価は現代でも高くイタリアを代表する総合美術家として、名前を知らない人は世界にいないと言われています。

当時のライバルとしてよく名前があげられるのがレオナルド・ダ・ヴィンチ。

ミケランジェロとともに比較されることが多く、ルネサンスを代表する芸術家です。

 

ミケランジェロの代表作品

ピエタ 

世界の彫刻作品の中で、最も美しいとも言われている「ピエタ」

聖母マリアが十字架にかけられ死んだキリストを抱いている場面を表現しています。

「ピエタ」とはイタリア語で「哀れみ」であり、最も有名な「ピエタ」はサンピエトロのもの。

しかしこれ以外でもミケランジェロは3つの「ピエタ」を作っています。

ちなみにその他の3つは「フィレンツェのピエタ」「バレストリーナのピエタ」、そして「ロンダリーニのピエタ」です。ちなみに唯一完成しているのが最も有名なサン・ピエトロのものです。

 

ダビデ像 

制作年 1501-1504年
作品サイズ 517 cm × 199 cm

イタリア・フィレンツェのアカデミア美術館に展示されている、ダビデ像

実物はかなり大きく3.88メートルほどあります。ちなみに台座を入れると5.17メートル、重さは6トンです。

例えると、二階建ての一軒家より少し大きいくらいのイメージとなります。

 

全体像の写真で見るとそこまで大きい印象がないため、実物を見て驚く人もいるでしょう。

また、ダビデ像のモデルは旧約聖書に登場する「ダヴィデ」です。

この作品では、イスラエル王国の2番目の統治者だった彼が、巨人ゴリアテとの戦いにおいて岩石を投げつけようとしている場面を再現しています。

 

アダムの創造

制作年 1510年
作品サイズ 130 × 360cm

ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の天井に描いたフレスコ画である「アダムの創造」。

最初の人類であると言われているアダムと神を描いています。

これは神様がアダムに生命を吹き込む場面と言われている作品で、神様の周りにいる数人の人物は何者なのかという議論が今でもされています。

聖母マリアや、最初の人類のもう1人であるイヴという説が濃厚です。

 

アダムの創造

また神の周りにいる人物と描かれている布が、人間の脳の解剖図にぴったり一致しているという説もあります。

脳の説については謎も多く残るのですが、偶然の一致にしてはできすぎているため、ミケランジェロが意識したのだろうとされている説が有名です。

 

最後の審判 

制作年 1536-1541年
作品サイズ 1370 cm × 1200 cm

「最後の審判」は、ミケランジェロが66歳の時に描かれた作品です。

たった1人で完成させた作品であり、大きさは13.7×12メートルです。

これは個人で描いた絵画作品の中では史上最大とされています。

最後の審判のシチュエーションとしては、イエス・キリストが世界の終末の際、死者を蘇らせ、天国行きか地獄行きかを決める裁判を行うもの。

こちらはキリスト教において、最も重要とされている教義です。

この絵では上が天国で、下部では地獄が表現されており、その真ん中にいるのがキリストと聖母マリアです。

天国では天使のような人物が飛び交い、地獄では船から落とされています。

 

ミケランジェロの作品を見れる美術館

システィーナ礼拝堂「最後の審判」 

「最後の審判」を見ることができるのは、バチカン宮殿にある「システィーナ礼拝堂」。

「最後の晩餐」は、礼拝堂の祭壇に描かれている天井画です。「最後の審判」の他にも、盛期ルネサンスを代表する芸術家たちが数多くの装飾絵画を残しています。

現在こちらの礼拝堂は、ローマ教皇を選出する「コンクラーヴェ」という会議の会場として使用されていることでも知られています。

ちなみに日本の徳島県にある「大塚国際美術館」では、実物代のレプリカである「最後の審判」を見ることができます。

アクセス

 

アカデミア美術館「ダビデ像」

「ダビデ像」を見ることができるのは、イタリアのフィレンツェにある「アカデミア美術館」です。

この美術館ではダビデ像以外にも、さまざまな彫刻作品が展示されています。

ダビデ蔵があるのは北端である「ダヴィデのトリブーナ」。ここはダビデ像を飾るためだけのスペースとなっています。

元々はヴェッキオ宮殿まえに置かれていたダビデ蔵も、ミケランジェロの生誕400周年の1873年にアカデミア美術館に運ばれています。有名なダビデ像を一目みようと、常にたくさんの観光客で溢れています。

アクセス

 

まとめ

盛期ルネサンスを代表する芸術家「ミケランジェロ」について解説しました。

ダビデ蔵やピエタ、最後の審判など、誰もが知っている名作を多く生み出し、絵画や建築なども手がけた多才な彼。

日本でもミケランジェロの「ダビデ像」はレプリカを見ることができるため、気になる方は是非ともチェックしてみてくださいね。

 

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