アール・ヌーヴォーミュシャ
ART

動く、ミュシャ展「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」パシフィコ横浜で開催

19〜20世紀にかけてヨーロッパで花開いたアール・ヌーヴォーを代表する作家、アルフォンス・ミュシャ。

ミュシャの美しい作品の数々をデジタルアニメーション技術で再現し巨大空間に360度投影。

映像と音楽による没入型の展示「動く、ミュシャ展『iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION』」がこの夏、パシフィコ横浜で開催されます。

 

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動く、ミュシャ展「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」

動く、ミュシャ展「iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION」は、デジタルアニメーション技術によってミュシャ作品を忠実に再現。

映像を360度投影させることで、鑑賞者がミュシャの作品の中に入り込んだかのような体験を味わえる展示となっています。

美しい女神の姿を描いたポスターや、チェコの民族の歴史と神話を描いた大作「スラヴ叙事詩」などが、オーケストラによる音楽とともに展開されます。

 

iMUCHA Production

この展示を手がけるのは、ミュシャの故郷であるチェコを拠点に活動するプロダクション「iMUCHA Production」。

iMUCHA Productionはこれまで、ミュシャ作品を用いた没入型の展示やプロジェクションマッピング、コンサートなどを開催しています。

iMUCHA Productionの作品は、今回の展示が日本初公開となります。

 

アルフォンス・ミュシャについておさらい

ミュシャ 画家 チェコ

ソース

アルフォンス・ミュシャは19世紀から20世紀にかけて、ヨーロッパで花開いた国際的な芸術運動アール・ヌーヴォーを代表する画家であり、イラストレーター、グラフィックデザイナーです。

アール・ヌーヴォー

19世紀末から20世紀初めにかけて、都市化と産業化を背景に、フランスとベルギーを中心に広まった国際的な芸術運動・様式。フランス語で「新しい芸術」を意味する。装飾的で曲線的、しなやかなデザイン、花や植物などの有機物なモチーフを特徴とする。建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐分野にわたる。

 

ミュシャは1860年、現在のチェコ共和国の南モラヴィア地方イヴァンチッツェという小さな村に生まれました。

幼い頃から絵を描くことに長けていたミュシャは、芸術を学ぶためドイツ、ミュンヘンの美術アカデミーに入学し、その後パリに移り絵画を学びます。

しかし、当時のパトロンであったクーエン=ベラシ伯爵からの援助が突如打ち切りになり、ミュシャは雑誌や書籍の挿絵を描いて生計を立てていきます。

 

「ジスモンダ」のポスターで一躍有名に

1894年、ミュシャが34歳の時に描いた、舞台女優サラ・ベルナール主演の演劇「ジスモンダ」のポスターがパリ中で話題となりました。

華やかさと気品あふれる人物描写と繊細なデザインはパリで大人気となり、ミュシャは煙草用巻紙(JOB社)、シャンパン(モエ・エ・シャンドン社)など、生活に身近な数々の商品の企業ポスターを手掛けることになります。

 

パリでのブレイクを機に、ミュシャは世界中の注目を集めるアール・ヌーヴォーの中心人物となりました。

活動の拠点をアメリカに広げ、パリ万博博覧会やアメリカ各地で展覧会を開催。ニューヨークのデザインスクールで教鞭を取るようになります。

 

「スラヴ叙事詩」

芸術家としての成功を収めたミュシャは、1910年、50歳の時に故郷のチェコに戻りました。

そこから20年という制作期間を経て、チェコとスラヴ民族の歴史や神話を描いた大作「スラヴ叙事詩(slav epic)」を完成させます。

 

スラヴ民族の血を持つミュシャは、自身の作品を通して祖国と民族への愛情を表現したいという思いがありました。

この大作は全20作品からなるシリーズ作品で、サイズは小さいものでも4×5メートル、大きいものでは6×8メートルにもなる大作です。

商業ポスターとは雰囲気が異なり、壮大なスケールでスラヴ民族の歴史と世界観を表現しています。

 

 

本展の詳細や会期、チケット情報などはこれから発表される予定です。

ミュシャの世界観を体験する日本初の展覧会。ぜひこの夏はパシフィコ横浜に足を運んでみてください。

 

「動く、ミュシャ展 iMUCHA IMMERSIVE EXHIBITION(アイミュシャ イマーシブ エキシビション)」

会場
パシフィコ横浜 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1

 

 

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