バスキア作品2点が5月のオークションに登場!ヴァレンティノ・ガラヴァーニ所有の作品も
2023年5月に開催されるサザビーズのコンテンポラリー・イブニング・オークションに、ジャン=ミシェル・バスキアの作品が出品されることが発表されました。
今回出品されるのは、「Now’s the Time」(1985年)と題された絵画作品。
バスキアが、ジャズの巨匠、チャーリー・パーカーへオマージュとして描いたもので、3,000万ドル(約40億円)の値がつくと予想されています。
また、同じく5月に開催されるクリスティーズのオークションには、ファッションデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニが所有していたバスキア作品が出品される予定で、予想落札額は「Now’s the Time」をさらに上回る、4,500万ドル(約60億円)以上となっています。
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サザビーズオークションに出品される「Now’s the Time」(1985年)
2023年5月19日、サザビーズのコンテンポラリー・イブニング・オークションに出品される「Now’s the Time」(1985年)。
本作はトップアートコレクターとして知られるピーター・ブラントが所有していたもので、約40年ぶりの出品。予想落札額は3,000万ドル(約40億円)です。
この作品は、伝説のサックス奏者チャーリー・パーカーが1945年に録音した同名のレコードのプレス盤をモチーフに制作したもので、歪んだ円形にカットされた巨大なパネルに描かれています。
奇抜な構図と鮮やかな色彩で描かれた多くのバスキア作品とは対照的に、モノクロで落ち着いた雰囲気を持つ作品です。
チャーリー・パーカーはアルトサックス奏者の名プレイヤーで、1940年代後半に起こった自由な即興演奏「モダン・ジャズ(ビバップ)」を創生した先駆者として知られています。
バスキアはパーカーに敬意を表し、本作では自身の作風を抑え、マットな黒の円形にわずかな白い文字で作品を制作しました。
バスキアは熱心なジャズ音楽のファン、レコードコレクターとしても知られ、亡くなるまでに約3,000枚のレコードを所有していました。
他にもジャズの偉大なアーティストを描いた作品を数多く残していますが、チャーリー・パーカーほど頻繁に、そして愛情を込めて描かれたアーティストはいないと言われています。
サザビーズの現代美術部門担当であるグレゴワール・ビローは、以下のようにコメントしています。
『Now’s the Time』では、本来のバスキアが持つストリートアートの爆発的な豪快さが抑えられ、シンプルに表現されています。
彼の作品の中で最も重要で視覚的に印象的な傑作作品です。
署名入りの著作権表示を表面に施したことで、パーカーの功績を称え敬意を示すとともに、しっかりとバスキアなりの表現も残しています。
クリスティーズオークションに出品されるヴァレンティノ所有の「El Gran Espectaculo」
同月15日、ロックフェラーセンター(ニューヨーク)で開催されるクリスティーズのイブニングセールに出品予定の「El Gran Espectaculo(ナイル川)」、別名「Untitled (History of the Black People)」。
この作品はイタリアのファッションデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニが所有していたもので、予想落札額は4,500万ドル(約60億円)以上となっています。
本作はバスキアが22歳の1983年に制作したもので、幅3.5メートルに及ぶ3枚のキャンバスに描かれています。
当時、バスキアは白人の多い都市で育った自分自身の物語を記録した絵画シリーズから、世界史というさらに大きなスケールで人種差別問題を描くようになりました。
3枚続きのキャンバスには、ナイル川のほとりで文明が築かれ、古代貿易都市メンフィスに至るアフリカ人の歩み、地中海に向かう水路の歩みを辿りながら旧世界から新世界へ、さらにアメリカ大陸とテネシー州のメンフィスに至るまでの黒人の歴史が描かれています。
また、ファラオや古代エジプトの遺跡を連想させる記号や言葉が混在する中、「SICKLE」という文字と三日月形の黄色い船が中心的な位置を占めています。
これは、古代エジプトの岩絵から直接引用したもので、古代エジプト人が使っていた船を意味し、また19世紀初頭から奴隷となったアフリカ人がアメリカ大陸に輸送される様子を描いた奴隷船「ブルックス」のイメージと呼応しています。
アートコレクター、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ
「El Gran Espectaculo(ナイル川)」は、1992年にホイットニー美術館(ニューヨーク)、2006年にブルックリン美術館が主催した回顧展で高い評価を受け、2005年にサザビーズのオークションでヴァレンティノ・ガラヴァーニが520万ドルで落札しました。
熱心なアートコレクターとして知られるヴァレンティノは、バスキアをリスペクトしており、2006年には、バスキアの遺族から使用許可を受けた画像を用い、グラフィティプリントのドレスコレクションを制作しています。
2010年には、「ヴァニティ・フェア」誌にニューヨークの自宅で作品の前に座るヴァレンティノの姿が掲載されました。
今回のオークションで、予想額の4,500万ドル(約60億円)で落札されれば、2005年にヴァレンティノが購入した当時の価格の8倍以上の値が付くことになります。
売却益の一部は、アート・ファッション・教育を支援するアカデミア・ヴァレンティノに寄付される予定とのことです。
富裕層のステータスとして、ブランド化が加速するバスキア作品
近年、バスキアの作品はオークションで高額で取引されており、最も高価でインパクトのあるアート作品として、富裕層のステータスとなりつつあります。
今回発表されたバスキア作品2点の予想落札額は、死後35年の時を経て、バスキアがアート・ファッション・デザイン業界のラグジュアリーの代名詞となったことを物語っています。
今後もさらに富裕層のステータスシンボルとして、バスキア作品の需要は高まりそうです。
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