「六本木アートナイト 2023」4年ぶりのオールナイト開催!主要プログラムを紹介
六本木の街を舞台に開催されるアートの饗宴「六本木アートナイト」。
2023年4月14日、「六本木アートナイト 2023」の公式ホームページ上に、プログラムの全容が公開されました。
今年はメインプログラム・アーティストの栗林隆+Cinema Caravan、鴻池朋子を含め、約45組のアーティストによる約70のプログラムを展開。
4年ぶりにオールナイトでの開催が決定し、コロナ以前の盛り上がりが期待されます。
開催期間は 5月27日(土)〜5月28日(日) です。
「アート診断」
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六本木アートナイト2023のテーマは「都市のいきもの図鑑」
六本木アートナイト2023のテーマは「都市のいきもの図鑑」。
アート作品やパフォーマンス作品を通して、人間だけでなく、動物や昆虫・植物などの生きものがどのような生態系で共生しているのかに意識を向け、持続可能な社会と地球の環境全体への気づきと熟考を促します。
メインプログラム・アーティスト|栗林隆+Cinema Caravan
メインプログラム・アーティストの1組目は、栗林隆+Cinema Caravan。
栗林隆は東西統合から間もない1993年よりドイツに滞在し、「境界」をテーマに大がかりなインスタレーションを発表。その後は日本とインドネシアを往復しながら活動し、2009年からCinema Caravanとのコラボを開始します。
「Cinema Caravan」は、2010年より神奈川県逗子市で開催されている「逗子海岸映画祭」のメンバーを中心に発足したアートコレクティブ。
栗林隆+Cinema Caravanは、2022年のドクメンタ15(ドイツ)で作品「元気炉四号機」を発表。同作品が高く評価され、栗林隆は芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しています。
六本木アートナイト2023では、六本木ヒルズアリーナに、アートエネルギーを船に載せ、世界中に届けるという「Tanker Project」を展示します。
メインプログラム・アーティスト|鴻池朋子
絵画・彫刻・パフォーマンスなど様々なメディア表現、旅によるサイトスペシフィックな表現で芸術の根源的な問い直しを続ける女性作家、鴻池朋子。
六本木アートナイト2023では、屋外展示で話題を呼んだ「皮トンビ」が東京ミッドタウンに出現。
国立新美術館では「狼ベンチ」など、動物をモチーフとした作品を展示します。
メインプログラム|志津野雷+Play with the Earth Orchestra
メインプログラムとして、志津野雷+Play with the Earth Orchestra、Otoji+Ray、OKI+MAREWREWといった3組のアーティストによる音楽ライブを開催。
Cinema Caravanの代表を務める志津野雷は、世界を旅して切り取った記録を紡いだ映像作品「Play with the Earth」にあわせてライブ公演を披露します。
Otoji+Ray
バルカン半島の旋律をアレンジした楽曲で知られるベース“Otoji”とバイオリン“Ray”によるデュオ「Otoji+Ray」。
弦の世界観とシンプルな編成を生かし、オールドジャズ・クラシック・ジプシー音楽・民謡・エレクトリック等の要素を取り入れたオリジナル曲による公演を行います。
OKI+MAREWREW
樺太アイヌの弦楽器トンコリをオリジナルで制作し、独自の音楽スタイルを追求する「OKI」と、北海道や樺太に伝わる新旧様々なアイヌの伝統歌「ウポポ」の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ「MAREWREW」。
彼らのライブでは、「アイヌの伝統はアイヌ自身が発展させ楽しむ」をモットーに生み出される斬新なサウンドを楽しむことができます。
Close-Act Theatre
オランダを拠点に活動する国際的パフォーマンスカンパニー「Close-Act Theatre」。
彼らのパフォーマンス「White Wings」では、巨大な白い翼を纏った幻想的なキャラクターが音楽と光の演出とともに壮大なパレードを行い、鑑賞者を異次元へと誘います。
インタラクティブなストリートパフォーマンスで有名で、観客の間や頭上で上演されます。
エマニュエル・ムホー、100色のレイヤーが織りなすインスタレーション作品
巣鴨信用金庫の建築設計や、UNIQLOやISSEY MIYAKEでのアートインスタレーション、国立新美術館での作品展示など、これまでにも日本で多数の発表経験を持つフランス人建築家・アーティスト・デザイナー、エマニュエル・ムホー。
六本木ヒルズ66プラザにて、100色のレイヤーが織りなすインスタレーション作品を発表します。
大小島真木+Maquisのインスタレーション作品「SHUKU」
大小島真木、辻陽介、久山ドナルド宗成を中心とするメンバー不定のアーティストグループ「Maquis」。
今回、六本木ヒルズウエストウォーク北の展示スペースに、ミラー貼りの正十二面体オブジェを中心に、ガラス造形、鉄工、植物、LED照明、音響などを交えて展開するインスタレーション作品「SHUKU」を発表。
本作では、日本各地に伝わる謎の古神である“シュク”の現代的な憑座として、自然物と人工物、有機物と無機物、人間と他種が境なく混じり合った「サイボーグとしての御神体」が表現されています。
その他にも、六本木交差点エリアでは、長谷川仁の作品「六本木のカタガタ」や、岩崎貴宏のインスタレーション作品「雨の鏡」など、六本木という地域の歴史に目を向けた作品の展示や、林千歩の映像作品の上映が行われます。
西尾美也+東京藝術大学学生
美術家、西尾美也(東京藝術大学 先端芸術表現科 准教授)は、東京藝術大学の学生らとともに、三河台公園、六本木中学校、同校の向かいに開く西尾研究室の3ヶ所で、地域から学び、地域の方とともに生み出す「共有空間」を作品として提示予定。
装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で発表してきた西尾美也は、ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がけ、近年は「学び合いとしてのアート」をテーマに、さまざまなアートプロジェクトやキュレトリアルワークを通して、アートが社会に果たす役割を実践的に探究しています。
4年ぶりにオールナイトで開催される六本木アートナイト。
六本木という大都市を舞台に、アーティストたちの作品がどのようなメッセージを放つのか。
ぜひ公式ホームページから、気になるプログラムをチェックしてみてください。
「六本木アートナイト 2023」プログラム
https://www.roppongiartnight.com/2023/programs
六本木アートナイト2023
会期:2023年5月27日(土)10:00〜5月28日(日)18:00
※コアタイム:5月27日18:00〜28日6:00会場:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、 六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
電話番号:050-5541-8600
料金:無料(ただし、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
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