2016/02/22
カルチャー/Culture

0から学ぶ西洋美術史シリーズ~バロック芸術~

今回の0から学ぶ西洋美術史シリーズが扱うのは、『バロック芸術』です。

バロック芸術とは?

バロック美術は、16世紀末から18世紀初頭にかけヨーロッパ各国に広まったバロックと総称される様式にもとづいた絵画や彫刻などの美術のことです。ルネサンス期の美術の理想とされた均衡のある構成より、意図的にバランスを崩した動的でダイナミックな表現が好まれました。宗教改革を経たカトリック教会の反宗教改革運動や絶対王政の確立を背景にした美術様式であるといわれています。ちなみに、バロックという言葉は、真珠や宝石のいびつな形を指すポルトガル語のbarrocoから来ています。

一言でいうと、目立つことを重要視している芸術のことです。

バロック絵画

『夜警』 レンブラント・ファン・レイン作

image via wikipedia

『バロック絵画』は劇的な描写技法、豊かで深い色彩、強い明暗法などで特徴づけられています。ルネサンスの美術とは異なり、バロック美術では大げさで芝居がかったような場面描写が好まれ、動的な躍動感あふれる作品が多く制作されました。バロック絵画を代表する画家として、イタリアの『カラヴァッジョ』、オランダの『レンブラント』、『フェルメール』、フランドルの『ルーベンス』、スペインの『ベラスケス』、フランスの『プッサン』らの名前があげられます。

『 真珠の耳飾りの少女』 フェルメール作

image via wikipedia

バロック建築

『バロック建築』は、1590年頃から盛んになった建築様式です。建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めた様々な芸術活動によって空間を構成し、複雑さや多様性を示すことを特徴としています。特に内部空間の複雑な構成は、他の建築様式とは際立った特色となっています。現代的では、彫刻や家具といったものは建築とはあまり関係ありませんが、バロック建築においては彫刻や家具が必要な要素でした。このような芸術活動には、莫大な知識の集積と多くの芸術家を抱えられるだけの資本が必要でしたが、これを支えたのが世俗化された教会権力と絶対王政でした。

『ルートヴィヒスブルク宮殿』

image via wikipedia

 

 

 

関連記事

都内にある大型画材店・文具店まとめ

あなたは普段どんな画材店・文具店を利用していますか? 都内には世界堂をはじめ多くの画材店・文房具店があります。 東急ハンズやロフト、itoyaなどにも豊富な文房具が揃っていますね。 制作活動をされている人の中には自分の通い慣れた店

0から学ぶ西洋美術史シリーズ~ローマ美術~

今回の0から学ぶ西洋美術史シリーズで扱う内容は『ローマ美術』です。ローマ美術ローマ美術とは、古代ローマ帝国の美術であり、時間的には共和制末期とコンスタンティヌス1世以前の帝政期の美術を指します。空間的には地中海地域(アフリカ北岸も含む)とラ

北斎・国芳の浮世絵が買える!東京都内のお店8選

  ソース 国籍を問わず、様々な国の人からも愛される「浮世絵」。 「北斎や国芳の浮世絵の展示があるときには必ず美術館に行く」という人も多いのでは?まさにクールジャパンの代名詞、とも言えますね。 浮世絵は版画の一種で、「木版」という技

外国人に喜ばれる!和の心を感じる日本のお土産 10選

外国人に喜ばれる!和の心を感じる日本のお土産 10選 皆さんは、外国人に日本をアピールするとき、何を紹介しますか?海外に住む友人が日本を訪ねて来たとき、自分が海外に行くとき、 日本のお土産として何を持って行くべきか、何を渡すべきか、悩む人も

0から学ぶ西洋美術史シリーズ~新古典主義~

今回の0から学ぶ西洋美術史シリーズが扱うのは『新古典主義』です。新古典主義新古典主義は、18世紀中頃から19世紀初頭にかけて、西欧で建築・絵画・彫刻など美術分野で支配的となった芸術思潮のことです。それまでの装飾的・官能的なバロック、ロココの