一度は訪れたい!デンマーク・ノルウェー・スウェーデン北欧有名美術館4選
一度は訪れたい!デンマーク・ノルウェー・スウェーデン北欧有名美術館4選
北欧美術といわれる彼らの作品は、その広大な大地と気候によって独自に発達してきました。
日本でも北欧デザインは人気ですよね。大自然とゆうごうした美術館など、作品だけでなく観光スポットとしても楽しめる有名4選を紹介していこうと思います。
デンマーク
ルイジアナ現代美術館
アロス・オーフス美術館
ノルウェー
オスロ国立美術館
スウェーデン
フォトグラーフィスカ/Fotografiska
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ルイジアナ現代美術館(デンマーク)
コペンハーゲン郊外の閑静な住宅街にある現代アートの美術館。
周りに広がる森や海といった自然、そして展示されている現代アート・建築とが見事に調和したその姿から、世界で一番美しい美術館と称されています。
1958年に建てられたモダンアートの美術館で、作品の中心は第二次世界大戦後の現代美術が中心で、ピカソやイヴ・クライン、シャガール、ムンク、ルネ・マグリットなど世界中の主要アーティストの作品が集められています。特にジャコメッティの作品が充実。
特別展示やコンサート、文学フェスティバル等イベントが豊富なのも特徴です。
ルイジアナ現代美術館
住所:Gl. STRANDVEJ 13 3050 HUMLEBÆK
開館時間: 11:00~22:00(土・日・日~18:00)
休日: 1/1, 12/24,25,31
料金:115デンマーククローネ
ホームページ: en.louisiana.dk
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アロス・オーフス美術館(デンマーク)
オーフスは、コペンハーゲンから電車で約4時間、ユトランド半島の中程にあるデンマーク第2の都市です。
その中心に2004年に開館したアロス オーフス美術館は、デンマークで珍しい前衛的な現代アートの美術館。
難しいことは考えず大人から子供まで、アートとは何かを感じることができるオススメスポットです。シュミット・ハマー・ラッセンによる美しい建築もアートの一部。10階建、展示総面積6,775平方メートルの建物は北ヨーロッパでも最大規模です。
2011年に美術館の屋上に設置された虹色の作品。デンマーク/アイスランド出身のアーティストOlafur Eliasson(オラファー・エリアソン)が手がけた『Your rainbowpanorama』という体験型のアートや、ロン・ミュエックの巨大な彫刻『BOY』は有名作品の一つです。
アロス・オーフス美術館
住所:IJpromenade 1, 1031 KT Amsterdam,
開館時間:(火、木~日)10:00~17:00、(水)10:00~22:00
休日:月曜日
料金:110dkk
ホームページ: http://www.aros.dk
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オスロ国立美術館(ノルウェー)
オスロ国立美術館は1836年にノルウェー議会によって初の公立の美術館として設置されました。
美術館は主に絵画作品を扱う「ナショナル・ギャラリー」と現代美術館、建築作品を扱う「国立美術館建築館」、工芸やデザイン関連を扱う「装飾芸術デザイン美術館」などによって構成されています。
美術館の目玉はなんといってもノルウェーの国民的画家エドヴァルド・ムンクのコレクションで、有名な『叫び』(油彩)をはじめ彼の主要な作品に触れることができます。ムンク以外にも、ダール、クローグ、ソールベリなど、ノルウェー美術に関しては世界的なコレクションを誇ります。ルノワール、モネ、セザンヌ、モディリアーニ、ピカソ、マティスなど西洋近代の巨匠たちの作品も必見です。
一方、ムンク美術館には、オスロ美術館『叫び』(油彩)以外の4点の『叫び』や他作品、グッズが豊富ですので、そちらも併せて訪問してみてください。
オスロ国立美術館
住所:Universitetsgata 13, Oslo
開館時間: 10:00~18:00(木~19:00/土・日11:00~17:00)
休日:月曜日、1/1、12/23~25、31、5/1、17、聖金曜、イースターマンデー、その他一部祝日
料金::100NOK
ホームページ:http://nasjonalmuseet.no/
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フォトグラーフィスカ/Fotografiska(スウェーデン)
ソーデルマルムエリアの入口にある地下鉄スルッセン駅から、大型客船の停留所のある海沿いを歩いて8分ほどいったところにあるのが、写真の美術館として有名なフォトグラーフィスカです。
2010年に設立されたフォトグラーフィスカは、国際的にも有名な近代写真家の作品から、新進気鋭の若手写真家の作品までを取り揃えた、世界でも有数の規模を誇る写真美術館です。アメリカの有名な写真家、アニー・リーボヴィッツの展示を皮切りに、国内外の有名な写真家の展示を数多く行ってきました。
「写真家たちの世界的な出会いの場を提供したい」という思いで作られたこの写真美術館では、展示だけでなく、ガイドツアー、写真のコースや講演会、ワークショップなども頻繁に行われています。カフェやレストラン、豊富な書籍を揃えたミュージアムショップなども併用しており、最上階のバーではストックホルムの美しい景色を一望できるベストポイントです。
フォトグラーーフィスカ
住所:Stadsgårdshamnen22, Stockholm,
開館時間: 9:00~23:00(カフェも同様)レストラン11:30~14:00, 17:00~23:00(入店は20:30まで)
休日:夏至祭前日とクリスマスイブ、レストランは日曜休業
料金:120 SEK
ホームページ:http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/?lng=ja
まとめ
以上、北欧シリーズでした。
首都から離れている美術館が多いですが、ツアーから離れて、自分でチケットを取って電車に飛び乗って郊外に出かけるのもたまにはいいですよね。
日本とはまた違う大自然や港町に出かけてみてはいかがでしょうか。
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