バイオアートとは?有名な作品・アーティストを解説
生命、魂の在り処を問いかける
「バイオアート」の可能性
皆さんは「バイオアート」と聞いて、どんな作品、アーティストが思い浮かびますか?
化学とアートの融合に年々注目が集まる中、「実際の作品に触れたことがない」という方も多いのではないでしょうか?
日本では、2015年に金沢21世紀美術館で開催された「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」を皮切りに、2018年に表参道のGYREで開催された「2018年のフランケンシュタイン」、2019年に六本木美術館で開催された「未来と芸術展」など、バイオアートに触れる機会は年々増加中です。
バイオアートは生命という題材を用いながら、私たちに未来の新しいビジョンを提示し、同時に魂の在り処について疑問を投げかけます。
今回は、未来の新しいアートとして世界的に注目が高まっているバイオアートについて、その成り立ちと有名作品を解説します。
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「バイオアート」とは?
「バイオアート」は、生体組織・バクテリア・細胞・生命プロセスといったバイオテクノロジーを活用したアートを指す言葉で、1997年に造語として生み出されました。
2000年にはアメリカの現代アーティスト、エドゥアルド・カック(Eduardo Kac)氏率いる研究チームが蛍光色に光るウサギ(GFP BUNNY)を作成したのを機に、人や動物といった生物そのものを使った最先端表現として「バイオアート」が急速に発展していきました。
3Dプリンター、iPS細胞など、用いられる技術やその方法はアーティストにより大きく異なりますが、最新テクノロジーとそのコンセプトが密接に繋がっていることも、バイオアートの大きな特徴と言えるでしょう。
近年では、人々に現状を疑い、未来について考えさせる「スペキュラティヴ・デザイン」が注目されていますが、バイオアートは生物・生命を題材にした作品を通して、社会に対して「生命とは何か」という問いを投げかけていることから、今後ますます注目される分野として期待されています。
バイオアートの有名作品9選
「初音ミクの心臓」BCL
iPS細胞で
”初音ミク”の心臓を再現!?
2015年に金沢21世紀美術館で開催された展示「Ghost in the Cell:細胞の中の幽霊」。
そこで発表された「初音ミクの心臓」プロジェクトは、展示が始まると同時に国内で大きな話題となりました。
iPS細胞から作られた心筋細胞に、人工的に作った初音ミクの遺伝子を組み込むことで、「初音ミクの心筋細胞」という現実には存在し得ないものを生み出し、「生命と非生命、肉体と非肉体、これらの境界は果たして何なのか」という問いを社会に投げかけました。
この作品を発表したBCLは、福原志保、吉岡裕記、ゲオアグ・トレメル、フィリップ・ボーイングの4人からなるアーティスティック・リサーチ・フレームワークです。
メンバーの福原志保さんは、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートを修了。
樹木に亡くなった人の遺伝子を入れてDNAを継承するプロジェクト「Biopresence」といった、人々の常識に揺さぶる作品を生み出しており、ICC(InterCommunication Center)やアルスエレクトロニカといった国内外での作品展示でも注目を集めています。
「I Wanna Deliver a Dolphin…/私はイルカを産みたい」長谷川愛
純粋な疑問から生まれた
新しい「種の保存」
「I Wanna Deliver a Dolphin…/私はイルカを産みたい」は、人間の女性が絶滅危惧種であるマウイイルカを代理出産する、という架空の種の保存方法について、実現可能性を検証しプレゼンする作品です。
このプロジェクトで一番印象的なのは、出産のシーンを再現した映像作品。白いワンピースを着た女性が、水の中でイルカを出産するまでの様子が描かれています。
こちらのイルカは遠隔操作されたロボットで、映像でも少々ぎこちない動きに見えますが、女性の演技によって、本当に「人間がイルカを産める世界」が実現するかのような錯覚に陥ります。
人間は遺伝子を次世代に渡す方法として子供を産み・育てることが遺伝的に仕向けられていますが、人口過剰と地球環境の変化により、最適な状況で子供を育てることはより難しくなっています。
食物不足や過剰人口という問題を抱える今、人間による絶滅危惧種の代理出産を提案しているのがこの作品です。
作者の長谷川愛さんは、この作品の他にも、実在する同性カップルの一部の遺伝情報から出来うる子供の姿、性格等を予測し「家族写真」を制作した作品など、遺伝子、生命について疑問を投げかける作品を多く発表し、世界から注目を集めています。
「蘇生するユニコーン」平野真美
非現実を可視化する
「生命」への問いかけ
「蘇生するユニコーン」は、非実在の生物であるユニコーンを制作によって実在・蘇生させようというプロジェクト。
骨や内臓、筋肉や皮膚など、生物を構成する要素を一つ一つ制作し、人工呼吸器をつないで呼吸させることでユニコーンの蘇生を表現しています。
呼吸するユニコーンはまるで生きているかのように見えますが、骨格や角は粘土で作られており、肺や胃などの臓器は粘土で型を作り、ラテックスを流し込んで成形しているそう。
内部の構造は、制作が進むにつれ筋肉や皮膚に覆われて見えなくなりますが、その過程をアーカイブ化することで、蘇生のリアリティとして作品の一部に組み込んでいます。
作者の平野真美さんは、他にも自分の愛犬を再現した作品「保存と再現」を発表するなど、実在/非実在生物の生体構築、生命の保存、または蘇生に関する作品制作を行っています。
「ストレンジャーズ・ヴィジョン」ヘザー・デューイ=ハイボーグ
「遺伝子監視社会」に警鐘を鳴らす
3Dプリントされた、リアルな人の顔を展示する作品「ストレンジャーズ・ヴィジョンズ(Strangers Visions」は、街で拾った髪の毛や爪、タバコの吸い殻、チューインガムなどから採取したDNAをもとに、落とした本人の本人の顔を再現するというプロジェクト。
作者のヘザー・デューイ=ハイボーグ(Heather Dewey-Hagborg)さんは独自のプログラムを用い、採取したDNA情報からドナーの外見を推定した3Dのヴァーチャルモデルを作成しています。
技術的にはまだ「いとこ程度」の再現度となっており、作品のモデルとなった実在の人物は現れていませんが、この作品は、「遺伝子監視社会」の可能性について提示し、「自分でも気づかぬうちに個人情報の詰まったDNAを撒き散らし、ときに本人さえも知らない個人情報を引き出すことが可能な状況である」ことを伝えています。
「ザ・クリーン・ルーム」清水陽子
生物現象の「美しさ」を
アートとして昇華する
「ザ・クリーン・ルーム」は、様々な微生物をカラフルな寒天培地の上で培養して作られた作品。
微生物がカラフルな寒天培地の上でコロニーを作り、パターンを描きながら成長・繁栄・衰退していく様子を通して、生命と集団社会について考えるインスタレーションです。
作者の清水陽子さんは、目に見えない自然の法則をアート作品として可視化し、自然現象・生物学の美しさを伝える活動を行なっています。
他にも、バイオセルロースの皮膚を培養した有機インスタレーションや、光合成によって植物の葉にグラフィック印刷をした作品など、国内外でこうした美しいバイオアートの展示・ワークショップを開催し、「新しいアート体験」を世界に発信しています。
ゴッホの左耳を復元「シュガーベイブ」ディムート・シュトレーベ
DNAが物語る”実在性”
「客観的実在性」を問う
ゴッホの左耳を生きた状態で復元した作品、「シュガーベイブ(Sugar Babe)」。
2019年に森美術館で開催された「未来と芸術展」で公開され、日本で大きな話題となりました。
この作品は、ゴッホの父系の玄孫から採取した軟骨細胞に、母系の子孫の唾液から抽出したミトコンドリアDNAを導入・培養し、バイオ3Dプリンタで、耳の形をしたポリマー製培養基材を出力。
話しかけると神経インパルスを模した音がリアルタイムで生成されるという精巧な仕組みも備わっています。
作者のディムート・シュトレーベ(Diemut Strebe)さんはこの作品を通し、「他者の身体の断片から合成された身体は、たとえ本人と同一のDNAを持つものであっても同じものといえるのか」という問いを投げかけ、また「生身の一部を目の前にした時に、人はそれを信じられるのか」をという天才にまつわる“神話”に疑問を投げかけています
「マイクロヴィーナス」ジョー・デイビス
膣の収縮音を宇宙に発信!?
バイオアートのゴットファーザー
ジョー・デイヴィス(Joe Davis)さんは「バイオアートのゴッドファーザー」の異名を持つ天才アーティスト。
1988年に遺伝子組み換えによる世界初の芸術作品である「マイクロヴィーナス(Micro Venus)」を制作。
マサチューセッツ工科大学(MIT)を経て、現在はハーバード大学医学大学院にて特別職「アーティスト・サイエンティスト」に就任しています。デイヴィスさんは「マイクロヴィーナス」の他にも、
・聖書に登場する「知恵の樹」を再現するために作られた、遺伝子組み換えリンゴ「Malus ecclesia」
・宇宙との連絡手段として、膣の収縮音をシグナル化した「Poetica Vaginal」
など、常人では思いつかないような奇抜な作品をいくつも生み出しています。
「再生可能な聖遺物」エイミー・カール
内側にある神秘
身体の「美しさ」
「再生可能な聖遺物(Regenerative Reliquary)」は、3Dプリンターとヒトの幹細胞で作られた「人間の手の骨」を再現した作品です。
作者のエイミー・カール(Amy Karle)さんは、身体機能の拡張をテーマに3Dプリンターを用いた作品をこれまで多数発表してきました。
「自分の全身の外骨格を育ててみたい」という発想から生まれたこの作品は、「YouFab Global Creative Award 2017」でグランプリを受賞しています。
カールさんは他にも、人体の内側を表現したドレスや本物の肉を使用したドレスなどの作品を発表。「3Dプリント業界で最も影響力をもつ女性」に選ばれました。
「コンセプチュアル アート テクノロジーズ」というサイエンスアートの展示を行う企業を共同設立するなど、バイオアートの先駆者として、医療と心身医学に貢献することを目標に活動を続けています。
「故人の皮膚を再生して作ったレザージャケット」ティナ・ゴヤンク
人の”皮膚”を着る
情報社会への警鐘
ロンドンの名門芸術大学セントラル・セント・マーチンの学生であるティナ・ゴヤンク(Tina Gorjanc)さんは、イギリスの伝説的ファッションデザイナー、アレキサンダー・マックイーンのDNAから皮膚をつくり、その皮膚を使ってレザージャケットを生み出しました。
ゴヤンクさんは、マックイーンと同じセントラル・セントマーチンズの学生。
マックイーンが卒業制作として大学残したコレクションに、彼の毛髪が編み込まれており、そのDNAを採取して本物の「皮膚」へと育てる「Pure Human」プロジェクトを発表しました。
毛髪から生み出された「皮膚」で作られたジャケットは、アレキサンダー・マックイーン本人のタトゥーやほくろの位置やサイズ、体型が正確に再現されており、レザージャケットをよく見ると人間ならではの「皮膚感」を確認できます。
ゴヤンクさんは作品を通して「DNA情報の保護の重要性、そしてDNA情報がビジネスに転用される危険性」を社会に投げかけていると言います。
まとめ
今回は「バイオアート」についてご紹介しました。
バイオアートは生命を通して哲学的・倫理的問題を見るものに投げかけ、広く議論されるようなアートといえます。
科学技術が進歩し生命を生み出すことを可能にした人類は「神」に近づいたのか。
今後、より進歩するテクノロジーに対して我々はどう向き合っていくべきなのか。
バイオアートは、微生物、細胞、遺伝子、AIといった最先端の技術を利用して、自然・環境そして生命に対する今までの常識を打ち壊そうとしています。
まだバイオアートに触れたことがない方はぜひ、実際のバイオアート作品を体験してみてください。
バイオアートをきっかけに、あなたの倫理観や哲学・人生観も変わるかもしれません。
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