CULTURE

海外のおすすめ小説ランキング22！名作ベストセラーを紹介

 

「名作」と呼ばれる海外小説を読んだことはありますか？

そもそも海外小説に興味があっても作品数が多すぎて、どれを読めば良いのかわからないですよね。

そこで今回はおすすめの海外小説を、22位からランキングで紹介。

どれも名作ばかりなのできっと読みたい作品に出合えると思います。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

22位　フローベール「ボヴァリー夫人」

夢見がちな少女エマは町医者のシャルルと結婚して順風満帆な結婚生活を送っていました。

しかし徐々に結婚生活の理想と現実のギャップに苦しむエマは、やがて自由と情熱を求めて不倫や借金に走っていきます。人生に絶望した果てに彼女がとった行動とは…。

この作品はは実際に起きた事件を元にして書かれています。当時はゴシップネタとして噂になっていた事件の話を友人から聞いたフローベールが、見事に文学作品へと昇華させました。

 

＼ おすすめポイント ／

 

21位　ヘミングウェイ「老人と海」

キューバに住む漁師の老人サンチャゴは、八十四日間の不漁に見舞われていました。ある日漁に出かけたサンチャゴに自然の脅威が襲います。

巨大カジキや無数の人食サメとの死闘。老人の決して折れることのない不屈の精神と壮大な自然を描いた傑作です。

 

＼おすすめポイント ／

 

20位　オースティン「高慢と偏見」

知性的なエリザベスと穏やかな姉ジェーンは近所に越してきたビングリーとその友人ダーシーと知り合いになります。

ジェーンとダーシーは誤解がる中恋心が芽生えていきますが、「プライドと偏見」が2人の恋の邪魔をし始めます。

「偏見」や「プライド」といった昔から人々を悩ませるものが恋愛模様にどのような影響を与えるのか、見事な人物描写で表現されています。

 

＼ おすすめポイント ／

 

 

19位　マルグリット・デュラス「愛人 ラマン」

舞台となるのは仏領インドシナ。

「18歳でわたしは年老いた」と語る早熟なフランス人少女が主人公の物語です。彼女は、お金稼ぎのために金持ちの中国人青年と関係を持ちます。

しかしそのうちに、彼女の感情が微妙に変化し始め、2人は離れがたい仲になっていきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

18位　カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」

舞台は1990年代末のイギリス。「提供者」と呼ばれる人々の介護人を務めているキャシーが、かつて自分が育った施設の奇妙な少女時代回想していていきます。

過去の回想と現代が交錯していくうちに、提供者と呼ばれる人々の意味、そしてキャシー自身の衝撃的な事実が明らかになります。

 

＼ おすすめポイント ／

 

17位　ヘルマンヘッセ「車輪の下で」

ハンスは天才的な才能をもつ少年でした。周囲の大人たちの期待に応えるべく、彼は勉強に打ち込む日々を送ります。

しかしやがて、大人たちの規則に縛られ続けている自分の生活に疑問を抱くように。次第に反抗的になり、自暴自棄や劣等感を味わった挙句、ついには悲しい結末が訪れます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

16位　J・K・ローリング「ハリーポッターと賢者の石」

孤児でいつもいじめられているハリーのもとに、魔法学校から入学許可証が届きます。

次々と試練を乗り越え成長していくハリーの姿や、闇の魔法使いとの戦いなど見所多数。ファンタジー小説の傑作です。

 

＼ おすすめポイント ／

 

15位　エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」

頭脳明晰な男デュパンは、ある日モルグ街のアパートで起こった不可思議な殺人事件の調査を始めます。反抗現場の部屋は鍵がかかっていて密室状態。残極なまでに傷つけけられた遺体や奇怪な叫び声。

やがてデュパンは誰もが想像していなかった犯人を見つけ出します。

 

＼ おすすめポイント ／

 

14位　ジョージオーウェル「一九八四年」

1984年、第三次世界大戦の核戦争後世界は「オセアニア」「ユーラシア」「イースタシア」に分割。中でもビッグブラザーと呼ばれる独裁者がオセアニアを統治していました。

主人公のウィンストン・スミスは真理省記録局で日々記録の改ざん作業を行っていましたが、あることをきっかけに体制に対する疑念を抱きます。そしてついに体制転覆の計画を立てることになります。

 

＼ おすすめポイント ／

 

13位　フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」

もうすぐ18歳になる主人公セシルは、プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになリマス。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。

父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立ちます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

12位　トルストイ「戦争と平和」

ロシア人とナポレオンとの戦いを描いた大長編小説。ロシア貴族の没落から、大地で強く生きる農民の姿を生き生きと描いています。

トルストイはピエールとアンドレイ、ナターシャという登場人物と戦争を描くことで、人間の成長、生と死の意味を読者に問いかけてきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

11位　トニ・モリスン「青い眼が欲しい」

11歳の黒人の少女ピコーラは周囲の偏見やいじめ、家庭内暴力などを受けていました。次第にピコーラは白人のような「美しい青い目」をくださいと、毎晩祈るように。

人間の価値や美の基準が白人中心で作られる社会で生きるピコーラの悲劇的な人生が描かれていきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

10位　ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」

チャーリイは知的障害者の学習クラスに通い、周囲の友達のようにかしこくなりたいと願っていました。ある時チャーリイは知能指数を上げる手術を受けないかという提案を受けます。

動物実験として先に手術を受けたハツカネズミのアルジャーノンは手術後驚異的なスピードで記憶力や思考力を身に着けていました。

手術を受けたチャーリイはIQ185という天才に。しかし高い知能を得たことで、これまで知らなかった様々なことが明らかになっていきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

9位　ジェイムズ・ジョイス「ユリシーズ」

中年の広告取りのブルームと私立学校の教師スティーブンのある1日を、実験的な文章によって詳細に描かれます。

紆余曲折ある物語展開はありませんが、人間の意識の流れを小説に取り入れたり、斬新な構成を試みたりした点が評価され、現代文学に多大な影響を与えた作品です。

 

＼ おすすめポイント ／

 

8位　カフカ「変身」

「ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気がかりな夢から目を覚ますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した」という衝撃的な一文から「変身」は始まります。

しかもザムザは職場に何と言って休みをとろうかと冷静に考えているという奇妙な設定。

現代まで多くの文学者によって様々に解釈が試みられてきた不条理文学の傑作です。

 

＼ おすすめポイント ／

 

7位　ガブリエル・ガルシア・マルケス「百年の孤独」

舞台は蜃気楼の村マコンド。マコンドを創設したブエンディア家の隆盛から滅亡までの百年が描かれています。ブエンディア家の代替わりと合わせて、村で次々起こる超現実的な出来事が神話的に語られていきます。

物語終盤には「百年の孤独」というタイトルの意味が明らかに。筆者が初めて読んだ時その結末に衝撃を受けるとともに、物語のもつ力を痛切に感じました。

 

＼ おすすめポイント ／

 

6位　サン・テグジュペリ「星の王子さま」

ある時、操縦士の「ぼく」はサハラ砂漠に不時着をします。

誰もいない砂漠で不安な夜を過ごしていると、1人の少年、星の王子さまと出会います。王子さまはいくつもの星を巡り、7番目にこの地球にたどり着いたのでした。

 

＼ おすすめポイント ／

 

5位　ドストエフスキー「罪と罰」

貧乏大学生ラスコーリニコフは学費滞納のため大学を除籍されます。

それでも彼は自分が非凡な人間だと信じて、夢想にふけります。ある時彼は近所に住む高利貸しの老婆を殺害し金を奪います。

ラスコーリニコフは、特別な自分だからこそ社会貢献のために金をうまく使えるのだと考えていました。しかしやがて彼は罪の意識と自白の衝動、幻覚に苦しむことになり、物語は意外な展開へと進んでいきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

4位　アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」

絶海の孤島に招待されたのは、互いに面識もない10人の男女。招待主の正体は誰も知りません。

そして招かれた夕食の席で、10人が過去に犯した罪を語る声が突然響き始め、1人また1人と何者かによって殺害されていきます。

 

＼ おすすめポイント ／

 

3位　セルバンテス「ドン・キホーテ」

初老の紳士アロンソ・キハーノは騎士道物語が大好きで毎日読みふけっていました。やがてその熱は高まり、本を買うために田畑を売るほどに。

アロンソ・キハーノは次第に正気を失い、ついに自ら騎士となって世の中の不正を正す旅に出かけることにします。

 

＼ おすすめポイント ／

 

2位　カミュ「ペスト」

舞台は北アフリカのオラン市。医師のリウー不可解に死んでいる鼠の死体を発見します。やがてペストが原因だと判明。熱病者が続出し町はパニックに陥ります。

外部と遮断され脱出不可能な状況の人間たちがとる行動とは。不条理な運命に翻弄される人間を克明に描いた傑作です。

 

＼ おすすめポイント ／

 

1位　スコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャッツビー」

ニューヨーク郊外の大豪邸で毎夜豪華なパーティーを主催している謎の人物ギャツビー。パーティーに招待されたニックはギャツビーが抱えているある孤独、そしてパーティーを主催する理由を知ることに。

ギャツビーの一途な愛と悲しみを、青春のもつ儚さと重ねて美しく描かれています。

 

＼ おすすめポイント ／

 

まとめ

以上、海外小説の名作を20位から紹介してきました。古典作品からミステリーやファンタジーと、様々なジャンルの作品がランクインしました。

名作と呼ばれるだけあってどれも魅力あふれる作品ばかりです。

ぜひとも今回の記事を参考に、海外小説の名作を読んでいただけたら嬉しいです。

 

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