ジャン=リュック・ゴダールとは?その生涯と代表作品について詳しく解説
2022年9月13日、映画監督のジャン=リュック・ゴダールが居住国のスイスにて、法的に認められた自殺幇助により亡くなりました(享年91歳)。
長編デビュー作「勝手にしやがれ」で60年代のフランス映画界に彗星の如く現れたゴダールは、その作品のモダンさ、芸術性の高さから評価され、20世紀を代表する映画監督の一人となりました。
今回は、ヌーヴェルヴァーグの代表格として映画史に名を残すジャン=リュック・ゴダールの生涯と代表作品をご紹介します。
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ジャン=リュック・ゴダールとは?
ジャン=リュック・ゴダール(1930-2022)はフランス・パリ出身の映画監督です。
50年代から映画批評家として活動を開始し、60年に「勝手にしやがれ」で長編映画デビュー。映画プロデューサーや俳優としても活動しました。
1950年代末にフランスで起こった「新しい波」を意味する映画運動「ヌーヴェルヴァーグ」を代表する映画監督であり、フランソワ・トリュフォー(1932-1984)、クロード・シャブロル(1930-2010)らとともにこの運動を牽引した巨匠です。
独特の臨場感あふれるカメラワークや、ジャンプカット と呼ばれる大胆な編集技法は、当時の映画界に革命的な変化をもたらしました。
多作の監督としても知られ、1950年代から2018年までの間に長短編合わせておよそ100本もの作品を残しています。
「軽蔑」(1963)や「気狂いピエロ」(1965)など映画史に残る傑作を残した60年代、「万事快調」(1972)など政治的作品を精力的に作り続けた70年代など、年代によって作風も大きく異なり、晩年に至るまで実験的な作品を多く生み出しました。
ジャン=リュック・ゴダールの生涯
1930年、フランス・パリで誕生
ゴダールは1930年にパリで生まれました。父は医師、母は名家出身の裕福な家庭でした。
第二次世界大戦が始まり、ナチス・ドイツによってパリが陥落される1940年まで、彼はパリで育ちます。
同年スイスに移り、終戦までその地で過ごしました。
パリ大学へ進学
スイスのニヨンで中等教育機関を終了したゴダールは、フランスの高等教育機関にあたるバカロレア取得のためパリに戻ります。
しかし、勉強にまったく身が入らなかったために落第。
スイスの別の学校に移りますがまたも落第し、1949年の3度目の挑戦でなんとかバカロレアを取得するに至ります。
そして同年、パリ大学に進学しました。
シネクラブ・デュ・カルティエ・ラタンに参加
パリ大学に進学したゴダールは、モーリス・シェレール(映画監督 エリック・ロメールの本名)が主催していた「シネクラブ・デュ・カルティエ・ラタン」に参加します。
このシネクラブにはフランソワ・トリュフォー(1932-1984)やジャック・リヴェット(1928-2016)も在籍しており、映画上映会の開催や映画評論をまとめた機関紙を発行する活動を行っていました。
1950年5月にはそれまでの機関紙をまとめた『ラ・ガゼッド・デュ・シネマ』を創刊。
ゴダールも現代映画の批評家として参加しました。
「勝手にしやがれ」でベルリン国際映画祭 銀熊賞を受賞
1950年からリヴェットやロメールの短編作品に主演俳優として参加していたゴダールは、1954年に初の短編作品「コンクリート作業」の監督・脚本を担当しました。
その後も短編映画を数本作成し、1960年に発表した初の長編作品「勝手にしやがれ」で、ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞します。
翌年には2作目の長編映画「小さな兵隊」の主演を務めた女優アンナ・カリーナ(1940-2019)と結婚。
同じく彼女が主演を務めた「女は女である」を監督し、1961年のベルリン国際映画祭でも銀熊賞を受賞しました。
映画作家集団「ジガ・ヴェルトフ」を結成
その後も「気狂いピエロ」(1965)や「アルファヴィル」(1965)など、毎年約2本のペースで盛んに映画を作り続けたゴダール。1967年の「中国女」以降、彼の作品は次第に政治的な色合いが濃くなっていきました。
1967年8月には商業映画との決別を宣言。
それ以来、1972年まで「ジャン=リュック・ゴダール」ではなく映画作家集団「ジガ・ヴェルトフ集団」を結成し、匿名で政治的な作品を発表するようになります。
さらには1968年のカンヌ国際映画祭で、当時フランスで行われていた学生と労働者によるストライキに連帯を示し、フランソワ・トリュフォー等と共に映画祭の中止を求める抗議活動を行いました。
他の著名な映画監督や審査員等もこれに賛同したため、結局映画祭は中止を余儀無くされました。
製作会社「ソニマージュ」を設立
1972年にはジガ・ヴェルトフ集団名義で製作した「万事快調」にスチールカメラマンとして参加していたアンヌ=マリー・ミエヴィル(1945年〜)とともに製作会社「ソニマージュ」を設立。
ミエヴィルと共同監督として、テレビシリーズやビデオ映画を複数製作しました。
その後ゴダールは1980年に監督した「勝手に逃げろ/人生」で商業映画に復帰を果たします。
数々の映画賞受賞と個展開催
その後もゴダールは話題作を発表し続け、1983年には「カルメンという名の女」でヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞を受賞。
続いて1987年には「右側に気をつけろ」でルイ・デリュック賞を受賞します。
2006年にはパリの国立ポンピドゥ・センターで初の個展「ユートピアへの旅」を開催。
その後も映画を作り続けますが、2018年に発表した「イメージの本」が遺作となりました。
晩年、複数の疾患を抱えていたゴダールは、2022年に医師によって処方された薬を使い自殺幇助(居住地のスイスでは合法)によりこの世を去りました(享年91歳)。
ジャン=リュック・ゴダールの作品の特徴
ロケーション中心の撮影
ゴダールをはじめとするヌーヴェルヴァーグ作品の特徴として、
台本なしの即興演出
同時録音
屋外で自然光のもと撮影するロケーション撮影
などがあります。
現在の映像業界では当たり前のように行われているロケーション撮影ですが、スタジオのセットと照明器具を使った撮影が主流だった当時、彼らの撮影方法は非常に革新的でした。
映像の連続性を無視し、カットとカットをつなぎ合わせる編集方法「ジャンプカット」を多用している点も、ゴダール作品の大きな特徴です。
ハイセンスな選曲・編集
映像作品において、音楽は非常に重要な構成要素だと考えていたゴダール。
彼の作品にはクラシックからモダンジャズ、シャンソン、ソウルなど幅広いジャンルの音楽が登場します。
ヌーヴェルヴァーグの監督たちに数多くの楽曲を提供した音楽家 ミシェル・ルグラン(1932-2019)とも、「女は女である」(1961)や「女と男のいる舗道」(1962)などの作品でタッグを組んでいます。
ゴダールはルグランから提供された曲をそのまま使うのではなく、さらに自身で編集したものを作品に使用しました。
作品内でもただ音楽を流すのではなく突然止めて、しばらくしてから再び再生するなど、映像をコラージュするように音楽にも積極的に手を加えました。
ジャン=リュック・ゴダールの代表作品12選
勝手にしやがれ(1960)
「勝手にしやがれ」は、ゴダールの長編映画デビュー作にして代表作の一つ。
自転車を盗み、追ってきた警官を射殺してしまったミシェルと、アメリカ人のガールフレンド、パトリシアの逃避行の物語です。
主演をつとめたジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグの強烈な存在感、手持ちカメラがなせる臨場感。
パリの街の魅力がつまった映画史に残る不朽の名作です。
女は女である(1961)
ゴダール長編3作目の「女は女である」。
前作の「小さな兵隊」(1960)に続き、公私ともにパートナーだった女優アンナ・カリーナを主演に抜擢しています。
アンナ・カリーナ扮するアンジェラが「赤ちゃんが欲しい」と言って、恋人の書店員エミール(ジャン=クロード・ブリアリ)を翻弄する物語です。
劇中、ルグラン提供の音楽を唐突に止め、意図的に無音をつくる演出が行われています。
女と男のいる舗道(1962)
マルセル・サコット判事によるドキュメント『売春婦のいる場所』(1959)、エドガー・アラン・ポー著『楕円形の肖像』(1842)からアイディアを得て、ゴダールが脚本を作成した長編4作目「女と男のいる舗道」。
女優になることを夢見るナナ(アンナ・カリーナ)は夫と離婚。やがて娼婦となり男達の金銭トラブルに巻き込まれていきます。
アンナ・カリーナの儚い美しさが心に残る一作です。
はなればなれに(1964)
親友同士のふたりの青年、フランツ(サミー・フレイ)とアルチュール(クロード・ブラッスール)は英語学校で出会ったオディル(アンナ・カリーナ)に一目惚れ。お金持ちのオディルのおばから大金を盗む計画を企てます。
ゴダールの長編7作目となる「はなればなれに」は、その後の多くの映画作品に影響を与えたことでも知られています。
なかでも有名な3人がバーで踊るダンスシーンは、クエンティン・タランテイーノの「パルプフィクション」でユア・サーマンとジョン・トラボルタが踊るシーンでオマージュされています。
アルファヴィル(1965)
舞台は、人工知能「アルファ60」によって住民の感情や自由がすべてコントロールされている社会。
主人公のレミー(エディ・コンスタンティーヌ)は秘密の任務遂行のため惑星アルファヴィルへ潜入し、コンピューターによる統制で感情を失っているナターシャ(アンナ・カリーナ)と恋に落ちます。
ゴダールはこの作品をすべてパリ市街で撮影。セットなどは使用せず未来都市「アルファビル」の世界観を構築しました。
気狂いピエロ(1965)
「ピエロ」と呼ばた男フェルディナン(ジャン=ポール・ベルモンド)と彼の元恋人マリアンヌ(アンナ・カリーナ)の、愛と自由の逃避行を描いたゴダールの代表作「気狂いピエロ」。
主人公の衝撃的ラストと南仏の美しい空と海、アルチュール・ランボーの詩『永遠』の引用でしめくられるこの作品は、一度見たら忘れることのできない傑作です。
万事快調(1973)

ソース
ゴダールが映画監督ジャン=ピエール・ゴランと共にジガ・ヴェルトフ集団名義で製作した8作目「万事快調」。
アメリカのラジオ局から派遣されたスーザン(ジェーン・フォンダ)と映画監督の夫(イヴ・モンタン)が、インタビューのため赴いた食肉工場の無期限デモに巻き込まれ監禁されてしまうというストーリー。
ゴーダルの2番目の妻アンヌ・ヴィアゼムスキーも極左過激派の女闘志役として出演しています。
カルメンという名の女(1983)
銀行強盗の一味である美しい女カルメン(マルーシュカ・デートメルス)。
彼女へ恋に落ちた警備員のジョゼフ(ジャック・ボナフェ)はカルメンと共に逃避行を始めますが、やがて彼女の企てに巻き込まれてしまいます。
プロスペル・メリメの短編小説『カルメン』(1845)を元に、当時のゴダールのパートナー、ミエヴィルが脚本を担当。
劇中ベートーヴェンの『弦楽四重奏曲』が印象的に使用されており、音と映像を同列に扱うゴダールのこだわり、センスを堪能できる作品です。
新ドイツ零年(1991)
作品の舞台はベルリンの壁崩壊後のドイツ。西ドイツのスパイとして東ドイツに潜伏していたレミーが西側への帰還を目指します。
レミー役は「アルファヴィル」で同名の主人公を演じたエディ・コンスタンティーヌ。
ロベルト・ロッセリーニ監督の「ドイツ零年」(1948)を始めとする過去の映画作品や、ニュース映像の引用を交えながら描かれるこの作品は、90年代ゴダール作品を代表する傑作です。
愛の世紀(2001)
「愛の世紀」は二部構成となっており、第一部の「現在」はモノクロフィルム、「2年前」を描いた第二部はデジタルカラーで撮影されています。
芸術家のエドガール(ブリュノ・ピュジュリュ)と、エドガールが構想中の作品の主演をつとめてほしいと願う清掃員の女性(セシル・カンプ)の時を超えた物語。
繊細で詩的でありながら、ハリウッド映画等が象徴するグローバリズムへの辛辣な批判も込められた作品です。
アワーミュージック(2004)
ゴダールが2011年に起きたアメリカ同時多発テロ事件のその後の世界を示唆して製作した作品「アワーミュージック」。
本作はダンテの叙事詩『神曲』を元にした三部構成となっています。
戦争記録映像と劇映画の戦闘シーンを組み合わせて構成された第一部「王国1:地獄」に続き、第二部「王国2:煉獄」、第三部「王国3:天国」では、サラエヴォで学生たちに講義を行う映画監督ゴダール(ゴダール本人が出演)と、彼がそこで出会った若い女性のその後のドラマが描かれます。
さらば、愛の言葉よ(2014)
ある人妻(エロイーズ・ゴデ)と独身男(カメル・アブデリ)の出会いと別れをめぐる物語。
ゴーダールはこの映画で初の3D撮影に挑戦し、第67回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。
劇中で重要な役割を果たす犬を演じたゴダールの愛犬も、カンヌ国際映画祭のパルムドッグ賞(優秀な演技を披露した犬に贈られる)を受賞しています。
「ジャン=リュック・ゴダール」のおすすめ関連書籍
ゴダール映画史
1978年、ゴダールがカナダ・モントリオールのコンコルディア大学で行った計41時間にも及ぶ講義をまとめた講義録。
映画の歴史を名作映画と自身の作品を上映しながら語ったこの授業は、後のビデオ映画監督作『ゴダールの映画史』(1998)製作へと結実していきました。
学生向け講義だからこそ実現した、ゴダールのざっくばらんかつ雄弁な語りの貴重な記録となっています。
ディアローグ デュラス/ゴダール全対話
ゴダールとフランスの小説家・映画監督のマルグリット・デュラスとの全3回の対話をまとめた対話集。
ゴダールの作品『勝手に逃げろ/人生』について語った第1回目(1979)、近親相姦をめぐる映像プロジェクトについて語った第2回目(1980)、フランスのテレビ番組にて行われた第3回目(1987)の対話はそれぞれ刺激的で、両者の作品への理解を深める上で貴重な記録となっています。
映画研究家による注釈付き。
まとめ
60年代に「ヌーヴェルヴァーグの旗手」としてフランス映画界に現れたジャン=リュック・ゴダール。
彼のもたらした新しい波の大きさは計り知れず、後世の多くの映像作家に影響を与えました。
一般的に難解とされるゴダール作品ですが、彼のセンスに溢れた選曲と編集技術、過去の映像・文学作品などを引用しながら構成された映像は非常に心地よく、抜群にお洒落です。
映画史に燦然と輝く巨匠ゴダールの作品に、みなさんも是非酔いしれてみてください。
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