グラフィティアートバンクシー現代アート
CULTURE

映画「バンクシーを盗んだ男」あらすじ・見どころを詳しく解説

 

DATA


  原題  『The Man Who Stole Banksy』
  監督  マルコ・プロゼルピオ
  製作  2014,アメリカ
 日本公開 2018年8月4日
 上映時間 93分

 

 

 

あなたの部屋に合うアートは?
「アート診断」

Q1.希望の価格帯は?

Q2.気になるジャンル・モチーフは?

国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
診断をやり直す
国内最大のアートギャラリーで
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
診断をやり直す

あらすじ

壁をキャンバスに、社会風刺的なグラフィティーアートをゲリラ発表するバンクシー。
これまでも様々な場所でグラフィティーアートを発表し、物議を醸してきました。

そんなバンクシーのドキュメンタリー最新作。
今回の舞台は、現在もイスラエルとの紛争が続くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区です。

 

この場所には、イスラエルが34億円を費やし一方的に建設された高さ8メートルの分離壁が、パレスチナの人々を強制的に排除しています。

バンクシーはその分離壁に、グラフィティを描くプロジェクトを開始。
世界中のアーティストがこの活動に賛同し、分離壁を自分たちのアート作品で埋め尽くしました。

 

壁画を見るために先進国のメディアやマスコミ、バンクシーのファンが壁画を見にこの地を訪れます。

再び世界からの注目を浴びた現地の人々は、バンクシーを歓迎しました。

 

しかし、バンクシーが「ロバと兵士」という作品を発表すると人々の反応は一変。

この絵をパレスチナへの侮辱と捉えたタクシー運転手のワリドは、友人らと連携してこの絵を壁ごと切り取り、オークションサイトに出品してしまうのです。

 

「壁の所有者に許可を取ったのだから問題ない」と主張するワリド。

壁から切り取られた「ロバと兵士」は、壁の所有者によってオークションサイト「ebay」に出品されます。
その後も様々な所有者の手を経て、最後に作品が行き着いた場所とは…?

 

映画を見る前に知っておきたいこと

 

1.「WHO IS “BANKSY”?」

 

バンクシーは、今世界で最も有名なグラフィティアーティスト。

彼が作り出すグラフィティーアートは世界中に広く知られていますが、バンクシーとは一体誰なのか、実はその答えを知る人は多く存在しません。

 

バンクシーの基本的な製作スタイルは、人が見ていない街の壁にゲリラ的にグラフィティーアートを描く、というもの。描かれた作品の多くは、戦争や社会のルールに対する疑問、批判を投げかけるようなテーマ性を持っています。

 

社会に大きな風穴を開けるバンクシーのパフォーマンスは大きな波紋を呼び、たちまち彼の人気は急上昇。
バンクシーの作品は今や、億単位で取り引きされています。

 

2.分断されたパレスチナの人々

 

パレスチナとイスラエルの双方が所有権を主張したきたイエルサレムは現在、アメリカがイスラエルの首都と認定しています。

首都認定により両国間の溝は深まり、双方の争いは激化。パレスチナ人による自爆テロが後を絶ちませんでした。

 

そこで、イスラエル側は一方的に二つの領土を分断する巨大な「分離壁」(別名:アパルトヘイト・ウォール)を建設。イスラエル兵が現在もパレスチナ人の侵入を監視しています。

 

こうしたイスラエルの行動に対し、世界から多くの批判が寄せられています。
2003年には壁の建設の中止と撤去を求める国連決議が出され、翌2004年には国際司法裁判所の勧告が出されましたが、その後もイスラエルは構うことなく壁の建設を続けました。

 

3.「ロバと兵士」

 

それまでバンクシーを歓迎し、支持してきた現地のパレスチナ人たちですが、この絵に対しては不満を訴え、壁から切り取ってしまいます。

しかし、なぜこの絵だけが彼らの反感を買ったのでしょうか?

 

ここに描かれているロバと兵士はパレスチナとイスラエルの関係を暗示しています。

イスラエル兵士がロバの身分証をチェックする様子が描かれており、イスラエルに支配されるパレスチナを様子を揶揄して描いたことは間違いありません。

しかし、問題はパレスチナをロバにしてしまった点にあります。

パレスチナ人にとってアラビア語でロバは「バカ」を意味することから、人々は「バンクシーの絵はパレスチナ人を馬鹿にしている」「自分たちの味方だと思っていたバンクシーに実は裏切られていたのではないか」といった不信感を抱いたのです。

4.壁画は誰のもの?

 

これだけ有名になった今も、「リビングやダイニングに飾られることがストリートアートの宿命だとは思わない。美術館なんかよりも河川敷のほうが空間として興味深いから」と語り、自分のスタイルを変えないバンクシー。

彼がグラフィティアートの世界に登場するまで、グラフィティアートは「落書き」「犯罪行為」「低俗」なものだと世間的には捉えられていました。

 

しかし、バンクシーがグラフィティアートを立派なアート作品に昇華させたことによって、多くのファンやアートコレクターが彼の作品の収集に奔走します。そこで議論されたのが、

「壁に描かれた絵は誰のものか?」

という点です。バンクシーの作品価値が高まる一方で、壁の所有者がそれを切断しオークションに出品したり、時には壁ごと盗み出される事もありました。

 

グラフィティーアートの場合は、作者の著作権よりも所有権が優先されるため、バンクシーには一銭もその利益が入りません。その現象は、高額で売買される現在のアート市場とアーティストの関係においても例外ではありません。

 

バンクシーの作品が引き起こした「壁画は誰のものか?」という問題は、「アート作品は誰のものか?」というアート市場の問題にも大きな疑問を投げかけているのです。

 

 バンクシーについてもっと詳しく

 

 今、あなたが買うべきアート作品は?
 LINEで 無料診断!

アート作品を購入してみたいけど、

どこで買えば良いかわからない…

どんな作品を購入すれば良いかわからない…

という方も多いのではないでしょうか?

そんな方のために、thisisgalleryの公式LINEアカウントから、気軽に相談できる 無料アート診断 サービスをリリースしました!

専門アドバイザーが、あなたに最適な作品をセレクト。

インテリアに合った作品のご提案や、オーダーメイドのご相談など、様々なお悩みを解決します。

\ こ ん な 方 に お す す め /

作品をどこで探したら良いかわからない

どんな作品を購入すれば良いかわからない

今売れているアーティストを知りたい

絵画・アート作品をオーダーしたい

\ L I N E で い ま す ぐ 診 断 ! /

 

関連記事

アートセラピーとは?その歴史と効果・やり方を詳しく解説

絵を描いたり、歌を歌うことで心が軽くなった経験はありませんか? 何かを「表現」することは、心を癒やす力があります。 近年、芸術表現の力を活用した心理療法「アートセラピー」が注目を集めています。 心の治療やメンタルケアだけでなく、自己成

リボーンアート・フェスティバル 2021-22[後期]開幕、8月20日から

宮城県石巻市街地と牡鹿半島を舞台に繰り広げられるアート・音楽・食の総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2021-22[後期]」が、2022年8月20日(土)から開幕。 参加アーティストは、朝吹真理子、伊勢谷友介、加藤泉

スパイ映画ランキング20!「キングスマン」「007」など、コメディアクション×頭脳戦が魅力の名作

優秀な頭脳を使った巧みな知能戦と、鍛え抜かれた肉体から披露されるアクションがスパイ映画の魅力。 秘密のベールに包まれた、本来見られないスパイの活躍を映画では見ることができます。 今回は、そんなスパイ映画の中でも珠玉の名作をランキ

第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展、日本館キュレーターは大西麻貴

  2023年5月20日(土)〜11月26日(日)にかけて、イタリア・ヴェネチアで開催される「第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」。 日本館展示を主催する国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、建築家・大西麻

「日本芸術院」が新会員を発表、杉本博司・横尾忠則・田渕俊夫など9名が選出

国の栄誉機関である日本芸術院が、令和4年度日本芸術院会員候補者を発表しました。 現会員による投票や会員総会の承認を経て決定した新たな候補者は、田渕俊夫(絵画)、宮田亮平(工芸)、横尾忠則(建築・デザイン)、杉本博司(写真・映像)、

TOP