クロード・モネとは?代表作「睡蓮」などの有名絵画と生涯を分かりやすく解説!
「光の画家」クロード・モネ
パリで生まれ、生涯を通して数多くの美しい絵画を多く残したモネ。
モネが生み出した風景画は、それまでの風景を描いた作品のあり方を根底から覆し、新しい時代の世界観とその詩情を伝達する手段を創造するものでした。
モネの「印象・日の出」に始まった印象派の絵画運動はとても有名で、日本人にも大人気。美術館で企画展がある度に長蛇の列ができますよね。
今回はそんなクロード・モネの人生から代表作までを追い、彼の人気の秘密を明らかにしていきたいと思います。
「アート診断」
Q1.希望の価格帯は?
Q2.気になるジャンル・モチーフは?
あなたにおすすめの作品が
57件見つかりました!
煌めくカエルは上を目指す
¥9,900
Sunday afternoon
¥11,000
Over the snap
¥8,470
silver #2
¥9,900
鄂
¥6,600
simimon
¥8,657
びゅう
¥6,600
Drawing No.3
¥7,700
あなたにおすすめの作品が
140件見つかりました!
煌めくトカゲは上を気にする
¥13,200
A study of the color blue ζ
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Black&Pink Butterfly
¥13,750
bear
¥12,100
風の色。
¥13,200
image
¥13,200
黒い薔薇
¥16,500
Harmony of colors No.114
¥27,500
affection
¥33,000
南
¥13,200
Aqua
¥19,800
Picture C
¥31,350
SATSUKI POP
¥19,800
Ineffable
¥33,000
盆栽
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
171件見つかりました!
Deer of the colorful flowers
¥34,100
Whale3
¥110,000
WILLY&SHOE
¥167,200
Jazz Sensation
¥66,000
Underground
¥66,000
Picture C
¥31,350
花びらのぬくもり
¥110,000
The composition of the color 04
¥38,500
Creative switch
¥110,000
Untitled #06
¥69,300
丸のコンポジション
¥60,500
meditation/osteospermum
¥60,500
Willow Glen
¥91,300
superstring theory 8
¥495,000
ななめのせん
¥132,000
Blue green land No.142
¥34,100
Museum
¥77,000
swim
¥285,000
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
73件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
藪椿 (やぶつばき)
¥66,000
Whale3
¥110,000
桜桃と猫
¥110,000
季節の花 紫陽花
¥38,500
紅白牡丹
¥34,100
meditation/osteospermum
¥60,500
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
135件見つかりました!
ブドウ(クイーンニーナ)
¥25,300
rose in tea cup
¥26,400
林檎
¥33,000
somethings(Twin flowers)
¥27,500
ネコ
¥27,500
Happy flower
¥28,050
あなたにおすすめの作品が
202件見つかりました!
The Red-Bar
¥44,000
生きる
¥143,000
Red Cup and Saucer and Candy
¥66,000
tokyo.shibuya
¥282,700
セーヌ川の畔
¥88,000
縁側の二匹
¥132,000
Landscape
¥66,000
林檎
¥33,000
swim
¥285,000
Vase of flowers
¥44,000
あなたにおすすめの作品が
94件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
177件見つかりました!
German iris
¥19,800
半分こ
¥15,400
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Positive Emotion
¥29,700
シンフォニー
¥13,200
紫陽花の輝き
¥13,200
5月の花畑
¥27,500
Rose Garden
¥17,600
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
Whale3
¥110,000
Forest at night
¥36,300
夢の入口
¥49,500
Moonlight – 月光
¥35,200
霞の朝
¥41,800
4月のある日
¥49,500
虹の橋さんぽ
¥38,500
シャーレーポピーの丘
¥36,300
あなたにおすすめの作品が
80件見つかりました!
spring
¥8,800
silver
¥8,800
wonder
¥6,600
雪の中で春を待つ
¥7,920
Colour line_S_NO.100
¥8,800
Oh My Rose No.1
¥8,800
水焔の縄文土器
¥8,800
LIFE XLV (45) – BLUE (Image Transfer)
¥3,850
あなたにおすすめの作品が
170件見つかりました!
偶然を運ぶ5
¥27,500
LIFE XXII (Image Transfer)
¥16,500
antelope canyon
¥27,500
Dancing flowers No.9
¥13,200
Harmony of colors No.114
¥27,500
Cherry blossoms – 桜
¥33,000
Aqua
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Precious junk
¥28,600
Prism(No.1)
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
166件見つかりました!
Autumn colors
¥51,110
meditation/osteospermum
¥60,500
Pilgrimage at Sunset
¥55,000
青と丸のコンポジション No,2
¥110,000
Euphorbia globosa#04 No.121
¥49,500
花びらのぬくもり
¥11,000
Earth
¥60,500
Underground
¥66,000
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
89件見つかりました!
燃えるポピー・5月
¥17,600
月の音
¥26,400
あの日の記憶
¥16,500
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Window ー窓-
¥13,200
Red mountain top
¥22,000
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
クロード・モネの生涯
モネの幼少期~青年期
本名はクロード=オスカール・モネ。1840年11月14日パリのラフィット街に生まれました。
少年時代はノルマンディの片田舎で過ごし、その恵まれた自然によって風景画に対する情熱を得ますが、経済的理由により、セーヌ河口の港町ル・アーブルへ移住。裕福な家庭で育ったモネは、10代の早くから絵の才能を見せはじめました。
15歳の頃には、町中で評判になり絵画が売れるほどになっていました。そんな作品が風景画家ウジェーヌ・ブーダンの目にとまり、彼はモネに風景画を描くようにすすめました。
苦しい下積み時代
1859年にはパリに移住。アカデミックな美術教育に反発を覚えたモネは、自由なシャルル・グレールのアトリエに通いルノワールやピサロ、バジール、シスレーらの画家と出会いました。サロンにも挑戦し初出品した海景画『オンフルールのセーヌ河口』と『干潮のエーヴ岬』は2点とも入選しました。
「オンフルールのセーヌの河口」(1865)
1869年には、モネはルノアールとともにパリ近郊のリゾート地「ラ・グルヌイエール」でラフな筆致でリズミカルに絵具を置いていく印象派独特の手法を手に入れました。
「ラ・グルヌイエール」(1869)
その後も何度かサロンに挑戦したものの結果は芳しくなく、経済的苦境の中自殺未遂に及んだこともありました。
アルジャントゥイユ時代・印象派の誕生
1871年12月、モネはマネの世話でアルジャントゥイユにアトリエを構え、その後6年をで過ごしました。
そして1874年、モネと仲間達は展覧会を開きました。
しかし彼らの絵画は世間には受け入れてもらえませんでした。これまでの絵画は、重くるしい色に題材がしっかりはっきりと描かれているものだったのに対し、モネたちの絵画は明るくあざやかな色で見たままの景色を描いていたからです。
この展覧会を見た評論家たちは、モネの作品『印象・日の出』から彼らを印象主義者だといい酷評しました。この「印象」という言葉がモネらの画風を意味する「印象派」につながりました。
「印象・日の出」(1872)
ヴェトゥイユ時代・画家としての安定
経済的にも厳しくなったモネは、アルジャントゥイユを去って78年にヴェトゥイユに移住。
またモネのパトロンであったエルネスト・オシュデが破産してしまい、家をなくしたオシュデ一家と同居することになりました。(このオシュデ夫人のアリスとは後に再婚することに。)
妻カミーユは翌79年に亡くなってしまいました。
そして翌年の6月「ラ・ヴィ・モデルヌ」誌の画廊で開かれた個展を機に、また作品が売れ始めようやく経済的に安定します。
「解氷」(1880)
シヴェルニー時代〜晩年
1881年にはポワシーに移住。しかしモネはこの土地を毛嫌いしており、1883年にはアリスや子供たちとパリの西約80キロの郊外にあるシヴェルニーへ引っ越します。そしてここでの生活が晩年の大成功を導きました。
白内障にも苦しみましたが、シヴェルニーの地で庭づくりと創作活動に尽力し裕福な生活を送ったモネ。
ひとつのテーマをさまざまな天候や、季節、光線のもとで描く「連作」が中心になり、積みわらや睡蓮などのモチーフを多く描きました。死ぬ間際まで芸術への熱は消えることなく多くの作品を生み、1926年に86歳でこの世を去りました。
「草原の5人」(1888)
モネの代表作品
「日傘をさす女」(1875)
妻カミーユを描いた作品。モネが珍しく人物を中心にして描いている作品です。
モネは戸外で描くことにこだわりました。夏には絵の道具のほかに、カンヴァスに直接日光が当たらないようにするため大きな日傘を持って出かけました。風が強く、雲が流れていく様子が美しいタッチで描かれています。
「積みわら」連作(1888~)
1888年から、計30点にものぼる「積みわら」の連作を残したモネ。
一連の絵の主題は、すべて収穫シーズンの後の畑にある干し草の塊です。
異なる時間や天候が物におよぼす色彩の変化を追い続け、光を細かに捉えました。
「ルーアン大聖堂」連作(1892~1894)
フランス・ノルマンディー地方にあるルーアン大聖堂をモチーフに、モネは何枚も絵を描きました。
毎回ほぼ一緒の画角から、違う時間・違う天気の時に描いたため、一枚一枚が特徴的です。建物への光の当たり方や、その雰囲気・色合いなどを細かに捉えた、美しい連作です。
モネの光や印象に対するこだわりが伺えます。
「日本橋と睡蓮」(1899)
18点の連作のうちの1つ。
池の水面におよぼすさまざまな効果を描くことに興味が移ったモネは、家の隣の土地を買い「水の庭」を造りました。
「水の庭」には、池を作り睡蓮を植え、池の上にはモネは好きだった日本の浮世絵に描かれたような日本風の太鼓橋を掛け、池の周りには柳、竹、桜、藤、アイリス、牡丹などのさまざまな植物が植えられました。
邸宅や庭はモネの死後、大規模な修復工事を経て、クロード・モネ財団により一般開放されています。
「睡蓮 連作」(1919)
約30年間の長期に渡り、モネは250枚以上の睡蓮シリーズを描きました。
晩年になると花や水を表わす筆触や色彩は、初期の印象主義的な手法とはかなり異なっており、池の水面の神秘なまでの美しさを表現主義的に捉えています。
モネと印象派
印象派の誕生
モネの作品「印象・日の出」に名に由来する印象派。
光の動き、変化の質感をいかに絵画で表現するかに重きを置き、野外の風景を美しく捉えることに尽力しました。
マネやモネ、ルノワール、エドガー・ドガなどの巨匠達によって発展しました。
モネは自ら、「私はいつも理論は嫌悪してきた。私がやったことといえば、直接自然を前にして、きわめて逃げ去りやすい効果に対する私の印象を正確に表現しようと努めながら描き続けたということだけだ」と述べました。
彼自身が印象派グループの理論や体系を打ち立てたわけではありませんが、彼の作品はまさに印象派の美学を体現するものでした。
モネが美術史に与えた影響
モネを中心として生まれた「印象派」の絵画運動は、絵画史に大きな影響を与えました。
当初はアカデミズム絵画の理想には程遠く嘲笑されることも多かったのですが、広く受け入れられるようになり後の画家たちにも大きな影響を与えました。ゴッホやセザンヌ等の巨匠たちも印象派に受けた影響を語っています。
↓印象派について詳しくはこちら
モネと日本、ジャポニズム
モネが活躍した当時のパリは日本ブームの真っ最中。
1ヨーロッパ各国で開催された万国博覧会をきっかけに、浮世絵を中心とした日本の美術工芸品が大々的に紹介され、日本ブームが巻き起こっていました。19世紀の若い画家たちに影響を与えた浮世絵は、印象派の生みの親であるとも言えます。
モネも日本美術との関係は深く、浮世絵を200以上収集し自宅の庭に日本風の橋をかけるなどした日本通でした。
1876年にモネは、妻カミーユをモチーフにし「ラ・ジャポネーゼ」を描きました。
モネの作品が観れる美術館
オランジュリー美術館(パリ)
パリのルーブル美術館から、徒歩ですぐのところにあるオランジュリー美術館。
モネの「睡蓮」を展示するために整備された美術館で、モネの作品をはじめとして、印象派とポスト印象派に属する画家達の様々な作品が展示されています。
まさにモネのファンなら一度は訪れたい、美しい美術館です。
オルセー美術館(パリ)
オルセー美術館は、19世紀の美術を専門に扱う美術館。
ゴッホやゴーギャン、セザンヌ、ルノワール、モネらの作品が展示されており、アートファンからも人気の高い美術館の一つです。
モネの代表作「日傘をさす女」や「ルーアン大聖堂」の連作などを見ることができます。モネの作品を同時期の画家の作品とくらべて見たい、どちらも楽しみたいという人におすすめの美術館です。
↓日本の美術館の情報はこちら
もっとモネの作品を楽しむ
モネの美しい作品を実際に味わうには、やはり美術館に行くのが一番。
それでも、展覧会が近所で開催されていなかったり、美術館に実際に足を運ぶのが難しいという人も、本でモネの作品を存分に楽しむことができます。
モネの絵をとくと味わえる本を3つご紹介します。
1.モネ作品集
印象派を代表する光の画家クロード・モネの多彩な作品を、画家の生涯を追いながらわかりやすく解説した入門書。
代表作から、少しマイナーな作品までを網羅しており、初心者にぴったりの一冊です。
モネの絵が好きな方はもちろん、印象派の絵が好きな方におすすめです。
モネの有名な絵はちゃんとおさえてあるので鑑賞するだけでも癒されます。
2.もっと知りたいモネ 生涯と作品
モネの軌跡を追った伝記画集がこちら。
家族や交友関係、旅や日本との関わり、また没後の評価や影響にも触れて解説しています。彼の生涯を水辺の旅として捉え、彼がどのような人生を歩んだかを辿ったユニークな一冊です。。
美術をよく知らない私にも分かりやすく思える解説がついていて、絵画を見て楽しみながら美術の勉強もできる一冊でした。
3.モネ「睡蓮」の世界
モネの代表作「睡蓮」の歩み、制作の背景、作品の見どころを徹底解説した一冊。
全ての「睡蓮」作品(308作品)を集めた、永久保存版の画集です。
美術館や展覧会での「睡蓮」鑑賞がより楽しくなります!コラムも読みやすく興味深いものでした。
モネの解説まとめ
印象派を代表する画家、モネ。
苦労もありましたが生涯を通し、数多くの美しい作品を制作しました。
彼の残した功績は、後の美術史にも大きな影響を与えました。
日本でもモネの作品を扱う展覧会は多く開催されていますので、機会がありましたら是非見に行って、彼の美しい絵画のタッチを堪能してください。
LINEで 無料診断!
アート作品を購入してみたいけど、
「どこで買えば良いかわからない…」
「どんな作品を購入すれば良いかわからない…」
という方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、thisisgalleryの公式LINEアカウントから、気軽に相談できる 無料アート診断 サービスをリリースしました!
専門アドバイザーが、あなたに最適な作品をセレクト。
インテリアに合った作品のご提案や、オーダーメイドのご相談など、様々なお悩みを解決します。
\ こ ん な 方 に お す す め /
作品をどこで探したら良いかわからない
どんな作品を購入すれば良いかわからない
今売れているアーティストを知りたい
絵画・アート作品をオーダーしたい
\ L I N E で い ま す ぐ 診 断 ! /
おすすめ記事
関連記事
エゴン・シーレとは?「死と乙女」などの代表作品や人生を徹底解説!
映画から読み解く 若き天才画家エゴン・シーレの人生 第一次世界大戦前にクリムトと並んで活躍した、初期表現主義を代表する画家、エゴン・シーレ。 極端にねじれた身体造形と表現主義的な線が特徴的で、女性のヌードやセルフ・ポートレイト
プレゼントに似顔絵を贈ろう!人気の似顔絵師25選
人生の思い出を似顔絵とともに 大切な記念日、大好きな恋人や家族、友人に「似顔絵を贈りたい」と思った事はありませんか? 世界に一つだけの似顔絵は、結婚、出産、誕生日、卒業、退職など、特に出会いと別れのイベントで人気のプレゼントです
草間彌生とは?経歴・人生について分かりやすく解説
草間彌生ってどんな人? 日本を代表する現代アーティスト・作家・デザイナーとして知られる草間彌生。 彼女のトレードマークである、カボチャや水玉の作品を一度は見たことがあるという人も多いのではないでしょうか? 海外でも高く評価され
ロシア・アヴァンギャルドとは?建築・デザイン・音楽などジャンルごとの特徴を分かりやすく解説
ロシア革命(1905〜1917)が起きた動乱の時代に花開いたロシア・アヴァンギャルド。 「名前は聞いたことがあるけれど、具体的な作品や歴史的な背景はよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。 この芸術運動が続いたのは、
伊藤若冲とは?代表的な作品と経歴を詳しく解説!
伊藤若冲、という江戸時代に活躍した画家をご存知でしょうか。 近年では、開催された若冲の展示に大行列ができることがSNSなどで話題になっているため、彼の名前を聞いたことがある人もいらっしゃるかもしれません。 この記事では、伊藤若冲