アンディ・ウォーホル美術館が約76億円をかけた「ポップ地区」プロジェクトを開始
アメリカ・ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館は、美術館の周辺地域をアンディ・ウォーホルの遺産を生かした文化拠点にするため、6,000万ドル(約76億円)の予算を投じて地域開発プロジェクト「ポップ地区」を開始しました。
今後10年にわたって展開されるこの拡張計画は、6ブロックのエリアに跨り、美術館の周辺をパブリックアートやインスタレーション、ライブパフォーマンスで盛り上げる観光名所とし、ギャラリーや地元企業の誘致を目指すものです。
また、アンディ・ウォーホルの起業家精神にヒントを得て、地域経済活性化の手段とした若者育成プログラムや雇用促進も目指しています。
「アート診断」
Q1.希望の価格帯は?
Q2.気になるジャンル・モチーフは?
あなたにおすすめの作品が
57件見つかりました!
煌めくカエルは上を目指す
¥9,900
Sunday afternoon
¥11,000
Over the snap
¥8,470
silver #2
¥9,900
鄂
¥6,600
simimon
¥8,657
びゅう
¥6,600
Drawing No.3
¥7,700
あなたにおすすめの作品が
140件見つかりました!
煌めくトカゲは上を気にする
¥13,200
A study of the color blue ζ
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Black&Pink Butterfly
¥13,750
bear
¥12,100
風の色。
¥13,200
image
¥13,200
黒い薔薇
¥16,500
Harmony of colors No.114
¥27,500
affection
¥33,000
南
¥13,200
Aqua
¥19,800
Picture C
¥31,350
SATSUKI POP
¥19,800
Ineffable
¥33,000
盆栽
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
171件見つかりました!
Deer of the colorful flowers
¥34,100
Whale3
¥110,000
WILLY&SHOE
¥167,200
Jazz Sensation
¥66,000
Underground
¥66,000
Picture C
¥31,350
花びらのぬくもり
¥110,000
The composition of the color 04
¥38,500
Creative switch
¥110,000
Untitled #06
¥69,300
丸のコンポジション
¥60,500
meditation/osteospermum
¥60,500
Willow Glen
¥91,300
superstring theory 8
¥495,000
ななめのせん
¥132,000
Blue green land No.142
¥34,100
Museum
¥77,000
swim
¥285,000
あなたにおすすめの作品が
23件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
73件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
藪椿 (やぶつばき)
¥66,000
Whale3
¥110,000
桜桃と猫
¥110,000
季節の花 紫陽花
¥38,500
紅白牡丹
¥34,100
meditation/osteospermum
¥60,500
あなたにおすすめの作品が
30件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
135件見つかりました!
ブドウ(クイーンニーナ)
¥25,300
rose in tea cup
¥26,400
林檎
¥33,000
somethings(Twin flowers)
¥27,500
ネコ
¥27,500
Happy flower
¥28,050
あなたにおすすめの作品が
202件見つかりました!
The Red-Bar
¥44,000
生きる
¥143,000
Red Cup and Saucer and Candy
¥66,000
tokyo.shibuya
¥282,700
セーヌ川の畔
¥88,000
縁側の二匹
¥132,000
Landscape
¥66,000
林檎
¥33,000
swim
¥285,000
Vase of flowers
¥44,000
あなたにおすすめの作品が
94件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
177件見つかりました!
German iris
¥19,800
半分こ
¥15,400
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Positive Emotion
¥29,700
シンフォニー
¥13,200
紫陽花の輝き
¥13,200
5月の花畑
¥27,500
Rose Garden
¥17,600
あなたにおすすめの作品が
87件見つかりました!
Whale3
¥110,000
Forest at night
¥36,300
夢の入口
¥49,500
Moonlight – 月光
¥35,200
霞の朝
¥41,800
4月のある日
¥49,500
虹の橋さんぽ
¥38,500
シャーレーポピーの丘
¥36,300
あなたにおすすめの作品が
80件見つかりました!
spring
¥8,800
silver
¥8,800
wonder
¥6,600
雪の中で春を待つ
¥7,920
Colour line_S_NO.100
¥8,800
Oh My Rose No.1
¥8,800
水焔の縄文土器
¥8,800
LIFE XLV (45) – BLUE (Image Transfer)
¥3,850
あなたにおすすめの作品が
170件見つかりました!
偶然を運ぶ5
¥27,500
LIFE XXII (Image Transfer)
¥16,500
antelope canyon
¥27,500
Dancing flowers No.9
¥13,200
Harmony of colors No.114
¥27,500
Cherry blossoms – 桜
¥33,000
Aqua
¥19,800
Lakeshore Cottages
¥14,300
Precious junk
¥28,600
Prism(No.1)
¥19,800
あなたにおすすめの作品が
166件見つかりました!
Autumn colors
¥51,110
meditation/osteospermum
¥60,500
Pilgrimage at Sunset
¥55,000
青と丸のコンポジション No,2
¥110,000
Euphorbia globosa#04 No.121
¥49,500
花びらのぬくもり
¥11,000
Earth
¥60,500
Underground
¥66,000
あなたにおすすめの作品が
34件見つかりました!
あなたにおすすめの作品が
89件見つかりました!
燃えるポピー・5月
¥17,600
月の音
¥26,400
あの日の記憶
¥16,500
冬の針葉樹林
¥19,800
空と月
¥16,500
夕焼けと花畑・10月
¥16,500
Window ー窓-
¥13,200
Red mountain top
¥22,000
あなたにおすすめの作品が
55件見つかりました!
アンディ・ウォーホル美術館とは?
アンディ・ウォーホルの生誕地、ペンシルベニア州ピッツバーグにある「アンディ・ウォーホル美術館」は、ウォーホルの作品とアーカイブ資料の最大のコレクションを所蔵する美術館です。
単一アーティストの美術館としては世界で最も充実しており、北米では最大規模を誇ります。
しかしピッツバーグ地域のアートシーンはまだ発展途上にあり、市外に影響力のあるアートディーラーもいない状態です。
最近になりようやく、コロナパンデミック以降の在宅勤務への切り替えや、東海岸での生活費の高騰により、若いアーティストやクリエイターが地元に留まることを選ぶという変化が見られるようになりました。
ピッツバーグに誕生する「ポップ地区」
そんな状況を打開すべく、ウォーホル美術館は地域活性化プロジェクト立ち上げました。
ピッツバーグを文化の中心地にするため、6,000万ドル(約76億円)をかけて6ブロックからなる「ポップ地区」を建設する、というものです。
「ポップ地区」は、ピッツバーグの既存の文化地区をさらに拡張する都市計画で、市や州、地元の地域団体の支持も得ています。
このプロジェクトへの寄付者であるヘンリー・L・ヒルマン財団の会長、デヴィッド・K・ロジャーは、「これは、美術館のあり方について全く新しい、前例がないプロジェクトです」と地元の新聞社によるインタビューで答えています。
今後10年間にわたり、2段階のプロジェクトとして拡張工事が構想されており、第1段階は2024年までの完成を予定しています。
美術館はこのプロジェクトのために3,000〜4,000万ドルの初期資金を確保する最終段階に入っており、リチャード・キング・メロン財団から今後3年半で1,500万ドル、ヘンリー・L・ヒルマン財団から4年で1,000万ドルの寄付を受ける予定です。
教育プログラムとパブリックアートプロジェクトを開始
プロジェクトの第1段として、美術館外での新しい教育プログラムとパブリックアートプロジェクトが発表されました。
最初のプロジェクトは、マイアミを拠点とする2人のアーティストによるもので、ミクストメディアアーティスト・Typoeの壁画「Over The Rainbow」と、マイケル・ラヴランド(Michael Loveland)の「Social Sculpture」が公開されました。
2022年夏には、ピッツバーグ在住のアーティスト、ローラ・ジーン・マクラフリン(Laura Jean McLaughlin)とミカエル・オウナ(Mikael Owunna)によるパブリックアートインスタレーションが展示される予定です。
新しいコンサートホールの建設を予定
プロジェクトの第2段では、ウォーホル美術館とピッツバーグのカーネギー美術館などの姉妹施設が、コンサートホールを備えた新しいライブパフォーマンス会場を建設。
現在駐車場となっている場所に建てられる1,000人収容可能の会場の設計には、6つの建築事務所が名を連ねています。
イベント用のレンタルスペースとして、美術館の今後の重要な収入源となることが期待されるこの施設は、2024年の着工を予定しています。
ピッツバーグ・カーネギー美術館の社長兼CEOであるスティーブン・ナップ(Steven Knapp)は、「ポップ地区は美術館が展開するイノベーションの中心地として、また経済発展の触媒として、地域社会に果たすことのできる役割を示すだろう」と述べています。
プロジェクトの主要出資者であるリチャード・キング・メロン財団のディレクター、サム・レイマンもまた、次のようにコメントしています。
このプロジェクトの目的は、次の世代のアンディ・ウォーホルが ”ピッツバーグを離れずにアンディ・ウォーホルになれるようにする” ことです。
今回の革新的な戦略は、ピッツバーグをアメリカの都市の新しい文化モデルを創り出す全国的なリーダーにし、若いクリエイティブな才能を引き付ける磁石となるでしょう。
このプロジェクトが成功すれば、ポップ地区周辺は新しい文化観光都市に生まれ変わり、大きな経済発展をもたらすでしょう。
ウォーホル美術館はポップ地区の完成後、この地域周辺に年間1億ドルの経済活動と5〜7万人の新規訪問者を見込んでいます。
若者向けの人材育成プログラムも
このプロジェクトは、アンディ・ウォーホルの「ファクトリー」の精神を受け継ぎ、若者の雇用機会を創出することも目的としており、ウォーホル美術館は、若者向けの人材育成プログラム「ウォーホル・クリエイティブ」の拡大計画を発表しています。
ファクトリー
ウォーホル本人が作品を制作するだけでなく、美術家、ミュージシャン、俳優、トランスジェンダーなどのニューヨーク中のクリエイティブな人々が集まるサロンとなり、様々なコラボレーションを行った当時の最先端アートの発信地とし機能した場所。
ウォーホルはここでアート・ワーカー(芸術労働者の意味)を雇い、シルクスクリーンプリントや映画などの作品を制作。
村上隆はこのアート・ワーカー体制に影響を受け、現在の「カイカイキキ」を設立し、実際に運営している。
人材育成プログラムの参加者は、ソーシャルメディアコンテンツやその他のクリエイティブなプロジェクトに取り組むことで、デジタル経済に対応するスキルを学ぶことができます。
また、同館は主にBIPOC(Black, Indigenous, and people of color=黒人、先住民、有色人種)、LGBTQ、移民の労働者と協働することを目指し、長期的な目標として、クリエイティブ人材に年間100万ドルの収入を創出することを掲げています。
「ポップ地区」計画の発足に伴い、プロジェクトチームは美術館に隣接する空きオフィスビルに拠点を構え、精力的な活動と情報発信を続けています。
21世紀のウォーホルファクトリーをイメージして、数十人の若者が既に美術館のインスタグラムやTikTokコンテンツを制作しているほか、Dellなど外部企業との協働プロジェクトも開始し、プロジェクトの重要な資金源となっています。
アンディ・ウォーホル美術館のパトリック・ムーア館長は、
ウォーホル本人は、アメリカの起業家精神を象徴する存在であり続け、真の影響力を持ち、変革の担い手でした。
私たちは今、ピッツバーグの変革の担い手として、若者のための機会や経験に焦点を当てることによって地域経済を活性化し、維持しようとしています。
全米のクリエイティブ・コミュニティをどのように活性化できるかの見本として、それに続く計画と資源は兼ね揃えているのです。
とコメントしています。
アメリカンポップアートの第一人者であるアンディ・ウォーホール。
偉大なアーティストを生んだ街がどのような発展を遂げ、どんなアーティストを輩出していくのか、今後の活動に目が離せません。
関連記事
バンクシー作品の購入方法!本物と贋作の見分け方について詳しく解説
バンクシー作品を購入する方法は? 知っておきたい、本物の見極め方 正体不明の人気アーティスト、バンクシー。 彼の人気は近年ますます高まっており、オークションでは常に落札価格が上昇しているため、オリジナル作品(原画)
曜変天目の「原寸大ぬいぐるみ」に予約殺到!静嘉堂@丸の内で販売
2022年10月1日に世田谷から丸の内へと移転オープンした静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)。 移転オープンに向けて新しく企画開発されたのは、国宝 曜変天目(稲葉天目)茶碗の「原寸大ぬいぐるみ」。 ぬいぐるみは美術館オープンの1
藤田嗣治とは?レオナール・フジタの生涯と代表作品を分かりやすく解説!
藤田嗣治、あるいはレオナール・フジタという画家を皆さんはご存知ですか? 藤田はエコール・ド・パリを代表する画家として知られています。 猫や女性を多くモチーフに描き、その女性像は「乳白色の肌」と呼ばれフランスで大絶賛されました。
世界で開催されているアジア系アーティストの展示をまとめて紹介!河鍋暁斎、中谷芙二子など
現在、世界で開催されている、アジア系アーティストの展覧会をまとめてご紹介します。 幕末の浮世絵師、河鍋暁斎。霧の作品を長年制作する日本人芸術家、中谷芙二子。ベトナム系アメリカ人の世界的な現代アーティストであるディン・Q・レ。LGB
シュルレアリスムって?初心者でも大丈夫。作品の楽しみ方をやさしく解説!《やさしいアートの話2》
シュルレアリスムの絵画を楽しもう こんにちは。静物です。 ただの美術好きとして、Twitterで美術に関するツイートをしています。 今回は、シュルレアリスム作品をみるときのおすすめの鑑賞方法