ジャクソンポロックとは?壮絶な人生と代表作10選

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抽象表現主義の代表格であり、戦後のアメリカ美術においてもっとも有名なアーティストの1人であるジャクソン・ポロック。
性格は気難しく、反骨精神に満ち溢れたその人生は、アルコールに溺れながら表現活動を続けるという壮絶なものでした。
破滅型とも思えるポロックの人生と、個性的かつ強烈な印象を残す作品たちを紹介します。
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ジャクソン・ポロックとは?
抽象表現主義を代表する画家
戦後アメリカでもっとも偉大な功績を残したと言われるジャクソン・ポロックは、1940年代後半からアメリカで起こった抽象表現主義と呼ばれる美術動向の旗手です。
シュルレアリスムとユング派の影響を受けて絵画療法を受けるなど、無意識下における芸術を探求し続けました。
ポロックはピカソを超えようと、「ポーリング」「ドロッピング」と呼ばれるアクションペインティングの技法を確立させ、その名声は高まっていきます。
ペギー・グッゲンハイムなどのパトロンたちからの支援を受けた順風満帆な制作活動とは裏腹に、アルコール依存症における常軌を逸した行動や逸話が数多く残っているアーティストでもあります。
ジャクソンポロックの人生
生い立ち
1912年、ポロックはアメリカ・ワイオミング州で生まれ、芸術家を志していたこともある母の影響でフロイトやストラヴィンスキー、ダダなどの芸術作品に幼少期から触れながら過ごしました。
ロサンゼルスのマニュアル・アーツ・ハイスクールで絵画を学んだ後、ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグで壁画家トーマス・ハート・ベントンに師事。
WPAではメキシコ壁画運動のダビッド・アルファロ・シケイロスらの助手を務め、絵筆だけではなくスプレーガンやエアブラシで描く制作風景に衝撃を受けたのでした。
画家としての日々
1930年代、無意識理論への関心が社会的に高まっていく中で、ポロックをはじめとする抽象表現主義に強く影響を与えたのは、精神科医であり心理学者のカール・ユングでした。
ポロックはユングの影響を受けて無意識が生み出す芸術の意味を追求し、その後の絵画技法ポーリングにも反映されています。
ユング派の精神分析医であるジョセフ・ヘンダーソンからアルコール依存症を克服するための絵画療法を受けたり、友人で前衛芸術家ジョン・グレアムの導きによりユング派理論への理解を深めたりしていたと言われています。
アクションペインティングの発明
ポロックは、幼少期の経験からネイティブ・アメリカンの砂絵などのアートに自らのアートのルーツや源泉を見出していました。
WPAで壁画の制作に携わった影響でメキシコの壁画運動からも大きく影響を受けましたが、もっとも衝撃を受けたのは、反戦を主題にしたピカソの「ゲルニカ」でした。
「ちくしょう、すべてピカソがやってしまった」と語るほどピカソに対して壁を感じていた中で、ポロックはピカソを超えるような独自の技法を編み出すべく葛藤します。
飲酒による問題を起こしていたポロックは、入院し治療を進める一方で、アートコレクターの大富豪ペギー・グッゲンハイムと出会い、彼女の画廊と契約。
ポロックを有名画家へと押し上げることになるアクションペインティングを生み出しました。
美術評論家のクレメント・グリーンバーグなどの一部の美術批評家から高い評価を得ましたが、マスコミからは絵の具をぶちまけただけと批判されることもあったようです。
アルコール依存症で入院
アクションペインティングを使って意欲的に作品を制作しながら断酒をしていたものの、ドキュメンタリー映画の撮影を受けたことでポロックは再び飲酒生活に戻ってしまいます。
抽象主義のトップとして常に進み続けなければならないプレッシャーは、彼にとって大きなものだったのかもしれません。
過度の飲酒を繰り返しては入院するという生活を過ごすようになります。
自動車事故と最期
1950年代に入るとポロックの名声は高まり、アメリカの抽象表現主義の頂点に立ちますが、周囲から受ける期待へのプレッシャーによって飲酒を繰り返すようになります。
その結果作品の発表数は次第に減少し、身体はアルコールに蝕まれていきました。
1956年8月11日、ポロックは飲酒したまま車に乗り、猛スピードで走行して交通事故を起こします。
同乗していた若い愛人と友人を巻き添えにし、ポロックは44歳という若さで亡くなりました。
ジャクソンポロックとアクションペインティング
アクションペインティングとは
アクションペインティングとは身振りにより行われる絵画技法で、絵の具を注意深く塗らずに垂らしたり、飛び散らせたりする絵画様式です。
その行動(アクション)や仕上がりよりも過程を重視し制作された作品を指し、アメリカの美術評論家ハロルド・ローゼンバーグが自身の著書『アメリカのアクションペインターたち』(1952年)の中でこの用語を用い定義しました。
アクションペインティングは主にニューヨーク派と呼ばれた抽象表現主義たちを中心に形成されました。
ポロック以外のアーティストにはバーネット・ニューマン、マーク・ロスコ、ウィレム・デ・クーニング、美術評論家には前述のハロルド・ローゼンバーグやクレメント・グリーンバーグがいます。
絵画の制作方法
ポロックは床に置いたキャンバスに絵の具を滴らせる「ドリッピング」、流し込む「ポーリング」という技法を確立させました。
一見無秩序に見えるこれらの技法は、実際には一定のリズムで描かれています。
意識的に絵の具の垂れる量や位置を完璧にコントロールし、筆は筆としてではなく棒として用いているとポロック自身が語っています。
ポロックのアクションペインティングはどの箇所を切り取っても均一に描かれ、中心と周縁、焦点の差がないのが大きな特徴です。
この様式をオール・オーヴァーと呼びます。
シュルレアリスムの影響
第二次世界大戦時、ヨーロッパの多くのアーティストがアメリカに亡命しました。
ニューヨークではマックス・エルンストなどのシュルレアリストがニューヨーク・スクールで教鞭を取ったことで、シュルレアリスムはアメリカの芸術家に影響を与えました。
アクションペインティングはシュルレアリスム、特にオートマティスム(自動記述法)と呼ばれるフロイトの精神分析をもとにして、既成概念や理性に囚われず無意識下で作り出された芸術表現から派生しています。
ジャクソンポロックの代表作品
男と女
制作年 | 1942年 |
所蔵 |
フィラデルフィア美術館 |
「男と女」は絵画療法の一環で制作された作品です。
パブロ・ピカソやジョアン・ミロの影響が強く表れており、描かれた半月や三日月、満月はユングの概念が見られます。
1940年代の初め頃、ポロックはネイティブ・アメリカン芸術の象徴や視覚構造に関心をいだいていました。
このプリミティブな作風はネイティブ・アメリカンの砂絵アートの技法を連想させるもので、ポロックはユングの集合的無意識とネイティブ・アメリカンアートに共通点を見出していたと思われます。
壁画
制作年 | 1943年 |
所蔵 |
アイオワ大学美術館 |
ポロックのパトロンであったペギー・グッゲンハイムの依頼により、本人の邸宅の室内装飾を目的に玄関広間に描かれた2.47m×6.05mの大作です。
シュルレアリスムの影響が見られるこの作品は、グッゲンハイムがアメリカからヨーロッパに移住を考えていたことから、持ち運びができるよう壁ではなくイーゼルにかけて制作されました。
しかし筆は進まず、そのストレスでポロックは飲酒を続け、引き渡し前日までキャンバスは真っ白なまま。
完成は引き渡し当日の朝だったと言われています。
五尋の深み
制作年 | 1947年 |
所蔵 |
ニューヨーク近代美術館 |
「ドロッピング」「ポーリング」技法が用いられた初期の代表作です。
シェイクスピアの「テンペスト」のセリフの一部から名付けられたのではないかと推測されているこの作品は、眠れない夜に近くの森や浜辺を散歩していた時の経験をもとに悩める夜を描いているとされています。
ピカソのコラージュに影響され、鋲や鍵、絵の具のチューブの蓋、マッチ、たばこの吸い殻などポロックの身近なものが埋め込まれているのが特徴です。
No. 5, 1948
制作年 | 1948年 |
所蔵 |
個人蔵 |
白色、灰色、茶色、黄色の塗料をポーリングし、鳥の巣状に描いたこの作品は、無造作なようで緻密な計算のもとポーリングが行われたとされています。
数字は偏見や先入観がなく、見る側が純粋な芸術として受け入れることができるという考えから、作品にタイトルを付けずナンバーを振っていた時期の作品です。
当初アメリカ音楽業界のディビッド・ゲフェンが所有していましたが、2006年11月にサザビーズオークションにて当時史上最高額の約1億4000万ドルでメキシコ人投資家デヴィッド・マルチネスに落札されました。
ワン:ナンバー31
制作年 | 1950年 |
所蔵 |
ニューヨーク近代美術館 |
1950年にベティ・パーソンズ画廊で行なわれた個展で展示された作品。
「秋のリズム:ナンバー30」と同時に展示され、オフホワイトの背景に黒、青、灰色、茶色、白で構成されています。
絵の具を粒状に飛び散らす技法「スプラッタリング」が用いられ、白と黒の絵の具から痕跡を見ることができます。
床に置いたキャンバスの周りを、ペンキ缶を持ちながら歩き回って制作しているポロックの姿を映画監督ハンス・ネイマスが取材し撮影をしたのは有名な話です。
緑、黒、黄褐色のコンポジション
制作年 | 1951年 |
所蔵 |
DIC川村記念美術館 |
緑、黒、黄褐色、銀色を中心に埋め尽くされた「緑、黒、黄褐色のコンポジション」。
ペンキの底に穴をあけて、顔料をキャンバスに向けて放り投げる、直接叩きつけるなど、新たな「ドロッピング」「ポーリング」技法を用いて描かれています。
「緑、黒、黄褐色のコンポジション」はDIC川村記念美術館が所蔵しており、ポロックから影響を受けたサイ・トゥオンブリーの作品とともに日本で鑑賞可能です。
ブルー・ポールズ:ナンバー11, 1952
制作年 | 1952年 |
所蔵 |
オーストラリア国立美術館 |
自身の名声と状況のギャップに悩み飲酒に溺れていたポロックは、1952年にシドニー・ジャニスの画廊に移りましたが、状況は好転しませんでした。
そんなポロックを心配した彫刻家のトニー・スミスが手助けし、画家のバーネット・ニューマンのアトリエに持ち込んだと言われているのがこの作品。
混沌とした表現のなかで、鮮やかな赤色とキャンバスを斜めにカットするような黒色が印象的です。
ニューマンが「あの絵には私の血が込められている」と発言したことで、2人の手が加えられているのではないかと議論されている作品でもあります。
収斂
制作年 | 1952年 |
所蔵 |
オルブライト・ノックス美術館 |
鮮やかなオレンジ、にじみ出るブルー、イエロー、ホワイトの背後には、黒を使った「ドロッピング」「ポーリング」「スプラッタリング」技法が見られます。
アクションペインティングから脱却し、新たな技法を模索していたポロックが、「ブラックポーリング」技法への転換期になった作品です。
当時のアメリカは旧ソ連の冷戦がグローバル化し、周辺のアジア諸国にも強い影響を与えていました。
そのため、抑圧された社会への反発として文化自由会議(冷戦下の1950年に創設された反共主義的文化人の提言団体)がポロックの作品を支持するなど、不穏な空気が流れているなかで完成したもの。
The Deep
制作年 | 1953年 |
所蔵 |
ジョルジュ・ポンピドゥー・センター |
ポロックの晩年期の作品の一つ「The Deep」。
今までの作品とは違って大部分は白と黒が使われ、シンプルな色合いで表現されています。
当時のポロックは飲酒すると常軌を逸した行動をとるため、友人たちは遠ざかり、妻クラスナーとの関係も日に日に悪化してますますアルコールに溺れていました。
ロールシャッハ・テストを想像させる中心の黒は、深い穴なのか、傷なのか、空洞なのか。
タイトルと紐づけて多くの議論が行われています。
検索
制作年 | 1955年 |
所蔵 |
個人蔵 |
ポロックが模索した黒と白だけを使った「ブラックポーリング」は初期作品のように具象性のある作風へと回帰しましたが、批評家たちから良い評価を得ることはありませんでした。
ポロックの最後の作品「検索」には具象から抽象へと展開し始めたときのようなプリミティブを感じることができます。
ジャクソンポロックの作品を観ることができる美術館
メトロポリタン美術館
ニューヨーク・マンハッタンにあるメトロポリタンミュージアムは、現代アート部門を持っており、ポロックの初期作品「パシファエ」、アクションペインティングで描かれた「秋のリズム:ナンバー30」などを所蔵しています。
メトロポリタンミュージアムの「The Met Unframed」ではバーチャルギャラリーの体験が可能。
ポロックをはじめ50点近くの作品を鑑賞できます。
メトロポリタン美術館詳細
開館時間:10 :00~17:00
休館日:火曜日、水曜日、感謝祭、12月25日、1月1日、5月第1月曜日
入館料: 大人25$ 65歳以上17$ 学生12$ 会員および12歳以下無料
サンフランシスコ近代美術館
サンフランシスコ近代美術館は、主に20世紀以降を中心に3万点以上の作品を所蔵しているアメリカ最大の現代アート美術館です。
ポロックがアルコール依存の治療のために絵画療法を受けていた時期の「秘密の守護者たち」(1943年)が収蔵されています。
サンフランシスコ近代美術館詳細
開館時間:10:00~17:00(木曜日は10:00~21:00)
休館日:水曜日
入館料: 会員無料 大人25$ 65歳以上22$ 19~24歳19$ 18歳以下無料
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
ペギー・グッゲンハイムの叔父、アメリカの鉱山王・ソロモン・R・グッゲンハイムのアートコレクションを中心とした、ニューヨークのマンハッタンにある美術館です。
建築を手掛けたのは近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライド。
近代アートのモンドリアン、カンディンスキー、シャガールからポロック、バスキアまでコレクションされており、ピカソやセザンヌ、ゴッホら有名芸術家の常設展があることでも有名です。
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館詳細
開館時間:11:00~18:00
休館日:1月1日、感謝祭、12月25日
入館料: 大人25$ 65歳以上および学生18$ 12歳以下無料
ジャクソンポロックにまつわる映画
ポロック 2人だけのアトリエ
10年以上の構想時間をかけ、エド・ハリスが主演、監督、プロデューサーを務めた「ポロック 2人だけのアトリエ」。
天才と呼ばれながらも波乱な人生を送るアルコール依存症のポロック役にエド・ハリス。
画家としての自身を抑えてひたむきに支える妻のリー・クラズナー役をマーシャ・ゲイ・ハーデンが演じています。
エド・ハリスが絵画制作シーンにリアルさを出すため、ポロックの「ドリッピング」「ポーリング」技法を研究し披露しているのも見どころです。
もっとジャクソンポロックを知ることができる本
新版ジャクソンポロック
アメリカ最初の国際的画家の一人と評された名画家、ポロックの作品の芸術性と画面の質について批評した一冊。
ポロックの表現方法から伝記的な逸話まで幅広く網羅されています。
著者はジャクソン・ポロック研究の専門家である武蔵野美術大学名誉教授の藤枝晃雄です。
美の20世紀〈15〉ポロック
ポロックの初期作品から晩年に至る作品が掲載された一冊です。
ポロックの幼年期からの成功に至るまでの過程が重点的に書かれており、巻末にはポロックの年譜が記載されています。
大型本なので作品も観やすく、ポロック作品の入門書として最適です。
僕はポロック (芸術家たちの素顔)
ユニークなイラストで分かりやすくポロックの人生を描いている本です。
著者は美術史家キャサリン・イングラム、イラストは「ニューヨーカー」「ニューヨーク・タイムズ」などで活躍するピーター・アークル。
作品も制作年順で載っており、ポロックの素顔が感じられる一冊です。
まとめ
人と話すことが苦手で、いつも気難しい顔をしてタバコを加えながら制作していたポロック。
ピカソを超えたいという思いを胸に戦後のアートシーンにおいて新たな技法を確立させ、アートシーンをヨーロッパからアメリカに引き寄せた立役者でもありました。
目の前にすると降り注いだ流星群が包み込んでくるような感覚をもたらすポロックの作品は、アメリカでもっとも偉大な画家と称されるにふさわしい魅力を放ち続けています。
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