村上隆現代アート
ART

村上隆の代表作品24選!フラワーなどの有名な作品を解説

日本のみならず世界で活躍しているアーティストは大勢いますが、その中でも村上隆は、現在世界的に最も有名な日本人現代アーティスト。

彼は琳派や浮世絵の平坦な絵画構成とオタク文化やサブカルチャーの共通点を捉えたアート作品は世界中の多くのファンの心を掴んでいます。

またアートキュレーター、コレクター、映画監督、有限会社カイカイキキ創業者の顔も持っており、次世代アーティストのプロデュースも行うなど様々な活動を展開しています。

2003年には世界的ブランドLOUIS VUITTONとコラボレーションし話題になりました。

2007年にはカニエ・ウェストの「グラジュエイション」ジャケットをデザインするなど、ファッション界・音楽界ともコラボレーションをするなど活躍の幅は多岐にわたっています。

 

村上隆とは?

日本を代表する現代アーティスト

村上隆は1962年、東京都板橋区出身。

1993年に東京藝術大学日本画科博士後期課程修了、同大学日本画初の博士号(美術)を取得しました。

村上隆は漫画やアニメから大きな影響を受けたアーティストで、日本のオタク文化・アニメ・キャラクターの線画と塗りに、日本絵画の伝統的な共通点を見出しました。

現在の日本のハイもローが一緒くたに消費されてしまう独特な文化の浅はかさ・虚無感と、日本の伝統的絵画やオタク文化の平面性に通じるものを「スーパーフラット理論」として提唱しました。

村上隆は芸術家として戦略的に、西洋の美術史のルールに乗っ取り、欧米の美術市場でキャリアを確立しました。

逆輸入のような形で、最近ようやく日本でも評価がされるようになった日本を代表する現代アーティストです。

 

Kaikaikiki(カイカイキキ)ギャラリー

村上隆は作品制作スタジオHIROPON FACTORYを前身に、2001年に有限会社カイカイキキ(Kaikaikiki)を設立しました。

カイカイキキではアート作品制作、映画やアニメーション制作、アーティストマネージメント、ギャラリーやカフェの運営、出版、マーチャンダイズ制作等の事業を展開しています。

Kaikaikikiギャラリーでは、所属アーティストのMr.(ミスター)やMADSAKI、Off-WhiteとLOUIS VUITTONのメンズアーティスティックディレクターのヴァージル・アブローなどの個展が開催されました。

また、中野ブロードウェイのHidari Zingaroでは村上隆のお花モチーフのグッズやカイカイキキ所属アーティストの版画なども販売しており、アートを身近に感じることが来ます。

 

Kaikaikikiギャラリー詳細

東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビル B1F

 

 

村上隆の代表作品24選

ランドセル・プロジェクト

制作年 1992年

ランドセルは江戸時代の幕末に、幕府が洋式軍隊制度を導入する際の収納のためにランドのバックパックを利用したのが発祥と言われています。

明治時代以降、洋式の軍隊方式を取り入れていた陸軍の歩兵用にも使用され、その後子どもたちが戦時下でも素早く行動できる鞄として学習院の通学鞄に採用されました。

このランドセル・プロジェクトはワシントン条約で取引が禁止されているダチョウ、タテゴトアザラシ、カイマンワニ、カバなどの希少動物の皮を使って、学習院御用達のランドセルメーカーに制作させた作品です。村上隆は可愛い子ども象徴としてのランドセルを政治性の強いメッセージとして表現しました。

 

ポリリズム

制作年 1992年

「ポリリズム」は黄土色の合成樹脂の塊にタミヤの匍匐前進した米軍兵士のフィギュアが無数に貼り付けられた初期の代表的な彫刻作品です。

村上隆は敗戦国の日本のおもちゃメーカーのタミヤが、世界一のおもちゃを作ろうと戦勝国アメリカの兵士のフィギュアを制作することにイロニーを感じ、敗戦国日本の戦後の歩みと、アメリカのカルチャーに影響された子どものおもちゃに対する批判精神を制作の原点としていました。

「ポリリズム」は戦争の視覚化を鑑賞の場に出現させた作品として、東京近代国立博物館に収蔵されています。

 

727

制作年 1997年

村上隆は31歳の時に可愛らしさと不気味さをキャラクター化させた「DOB(ドブ)君」を「ロマンスの夕べ展」で発表しました。またその年には論文「意味の無意味の意味」で東京藝術大学日本画科博士後期課程修了し日本画初の博士号を取得しています。

「727」は村上隆が長年研究してきた伝統日本絵画の三幅形式で描かれ、わざとサンドペーパーをかけて古く見せています。

「DOB君」は日本画を背景に、大きな口を開けながら日本絵画の伝統的描かれ方の雲に乗って漂っています。この作品は現代日本の漫画と伝統ある日本画を特徴して制作され、MoMAコレクションに選ばれました。

 

And then シリーズ

制作年 1997年

「ドボチテドボチテ、オシャマンベ」というフレーズの頭文字から名前が付けられた「DOB君」。アメリカの有名なネズミのキャラクターや、日本を代表する猫のキャラクターをモデルに生まれた「DOB君」は、有名キャラクターに見られる「市場存続性の秘密」に疑問を投げかけて生まれたキャラクターです。

「DOB君」は「727」以降、デザインを変容させ、増殖を続けながら村上隆の作品に接続しています。And thenシリーズでも「DOB君」は作家独特のニヒリズム、シニシズムを経たように、ニヤリをした表情を浮かべてこちらを観ています。

 

Ko²ちゃん

制作年 1997年

村上隆はそれまでひっそりとしたサブカルチャーだったオタク文化を美術の世界に持ち込み、日本初の等身大フィギュアを作ろうとしました。

それが等身大フィギュアプロジェクトの第一弾、メイド服をまとった等身大の美少女フィギュア「Miss Ko2 Original (Project Ko2)」です。

当時人気のあったゲームのフィギュアがメイド服を着ていたことから、「Miss Ko2 Original (Project Ko2)」もメイド服を着ています。

オタク文化を世界に紹介しようと考えて制作された海洋堂との共同制作作品で、クリスティーズのオークションで日本の現代美術作品の最高額(2003年)となる約6,800万円で落札されました。

 

HIROPON

制作年 1997年

2メートル以上ある母乳で縄跳びをする美少女のフィギュア彫刻作品「HIROPON」は当初等身大フィギュア第一弾の予定でした。海洋堂との交渉の末、村上隆が考えた日本初の等身大フィギュアは「HIROPON」ではなく「Miss Ko2 Original (Project Ko2)」が制作されることになりました。

しかし同時期に海洋堂がエヴァンゲリオンの綾波レイの等身大フィギュアを制作・発表したことにより、その後「HIROPON」も制作されることに。

セクシャリティを前面に表現した「HIROPON」はアメリカで発表され話題となり、2002年にクリスティーズのオークションにて約4,800万円で落札されました。

 

マイ・ロンサム・カウボーイ

制作年 1998年

「HIROPON 」が女性だったために次に、当時タブーとされていた男性フィギュア作品「マイ・ロンサム・カウボーイ」を制作した村上隆。

漫画やアニメのキャラクターのような、288センチメートルの金髪碧眼の裸の男性が、投げ縄のように精液を振り回しているこの彫刻は村上隆の最も有名な作品の一つとなります。

1998年にアメリカ、ロサンゼルスで発表され、2008年のサザビーズのオークションにて約16億円(1,520万ドル)で落札され、アジア最高額を記録しました。

2013年に中国人画家・曾梵志の作品が2330万ドルで落札され、アジア最高落札価格は更新されましたが、日本人アーティストの作品の最高落札額は今なお、「マイ・ロンサム・カウボーイ」です。

 

コスモスボール

制作年 2000年

欧米の美術文脈のハイアートと日本のアニメ、マンガなどのポップカルチャー・サブカルチャーなオタク文化をロウアートとし、その境界線を曖昧にする

表現を行う村上隆。

スーパーフラット理論は日本の無階層の大衆芸術も表しており、「コスモスボール」はその代表作と言われ、ハワイのホノルル美術館にコレクションされています。

村上隆作品のコレクターでもあるピーター・ノートンのノートン財団から選ばれたグループや人々で贈るプレゼント、クリスマスアートプロジェクトとして制作されたコンパクトディスク付きのエディション作品も存在します。

 

お花(フラワー)

制作年 2002年

村上隆の代表的イメージとなる表情のあるお花。

村上隆が東京藝術大学の受験時にお花を毎日描いていたことから生まれたお花シリーズ。日本人の感性が持つかわいいキャラクター産業を美術の領域に横断させることを表現とし制作されています。

この客観的な視点がアートをビジネスとして動かしている村上隆の能力でもあり、欧米のアートマーケットやニーズに答えている所以です。

このお花のモチーフは様々な作品やグッズで繰り返し使用されており、クッションやぬいぐるみ、中野ブロードウェイにある「となりの開花堂(旧Bar Zingaro)」ではクッキーとして毎月新たなデザインで販売されている人気のあるモチーフでもあります。

 

LOUIS VUITTONとのコラボレーション

制作年 2002年

LOUIS VUITTONのアーティスティック・ディレクターだったマーク・ジェイコブスとのコラボレーションは、2003年から2008年の間に5回のコラボレーションコレクションを発表しました。

モノグラムを生かしたマルチカラーやチェリーブロッサム、パンダのデザインなどを手掛け、アートとハイファッションのコラボレーションの先駆けとなり話題を呼びました。

また2003年のヴェネチア・ビエンナーレ「ラウシェンバーグからムラカミまで」ではLVMHグループがスポンサードし、2007年に開催されたロサンゼルス現代美術館で回顧展「(c)Murakami」では、LOUIS VUITTONとのコラボレーション商品や、「(c)Murakami」のための限定品が並びました。

 

Eye Love SUPERFLAT

制作年 2003年

村上隆は「多数の目を並べると人を見つめ続ける圧迫感を与えることが出来る」とし、スーパーフラット理論の概念を表現するために多数の目が描かれた「メメクラゲ」を生み出しました。

「Eye Love SUPERFLAT 」は「メメクラゲ」とLOUIS VUITTONとコラボレーションしたデザインの一つ。フランスの100年以上の歴史を持つモノグラムにスーパーフラット理論を掛け合わせて生み出された作品です。

この象徴的なモチーフはイメージパターンを既存のモノグラムよりも大幅に増やし、LOUIS VUITTONはバッグやトランク、スカーフなど商品化しました。

 

Tan Tan Bo

制作年 2004年

目を大きく見開き、大きな口を開けた「DOB君」がモンスター化したような「Tan Tan Bo」。

水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクターで、口から痰を吐く巨大な頭だけの妖怪が基となった子どものころの記憶を表現した作品です。

2015年には森美術館で開催された「村上隆の五百羅漢図展」で「たんたん坊:a.k.a.ダロタン:輪廻転生」を発表しました。

この作品はプレッシャーに押しつぶされ嘔吐する村上隆を描いたものとして、「DOB君」から「Tan Tan Bo」、そして「ゲロタン」に最終体形された村上隆の分身の作品と言われています。

 

フラワー マタンゴ

制作年 2006年

村上隆の代表的なモチーフであるお花が蔦から咲き乱れている象徴的なフラワーボール。タイトルの「フラワー マタンゴ」は日本の特撮ホラー映画「マタンゴ」(1963年公開、原案:星新一、福島正実、監督:本多猪四郎、特技監督:円谷英二)より引用されています。

「フラワー マタンゴ」は2010年にフランスのヴェルサイユ宮殿の15の部屋を使って絵画や彫刻などを展示した「Murakami Versailles」で展示されました。

ヴェルサイユ宮殿で開催された現代アート展としては、2008年のジェフ・クーンズ、2009年のグザビエ・ヴェイヤンに続いての3人目のアーティストとして開催され、現地フランスでも大きな話題となりました。

 

お花のボール

制作年 2008年

「お花のボール」は村上隆の代表的なオフセットリトグラフシリーズでもあります。「天体ショー」や「手探りの真理」や「中央に虹のある風景」など数々のシリーズが制作されています。

また村上隆の作品の中にはお花のボールにパンダが乗ったもの、お花のぬいぐるみで作られた球体などが存在し、日本のかわいいカルチャーをアートの文脈に乗せた作品として幅広くシリーズ化されています。

 

DOB君と私

制作年 2010年

お花を背景に、キャラクター化した村上隆と「DOB君」。

「DOB君」は日本画から現代美術の活動に進んだ時に、自身のアイコンとなるキャラクターとして、また敗戦後の日本のアメリカ文化への追従としてのキャラクター文化を表現、説明するために制作されました。

「DOB君と私」は村上隆自身が自身のアイコンとして生み出した「DOB君」と、生み出したアーティスト自身を描いた象徴的な作品です。

 

めめめのくらげ

制作年 2010年

映画「めめめのくらげ」は村上隆が原案、キャラクターデザイン、監督を務めています。

村上隆が10年以上温めていたフルCGアニメーション作品のオリジナルストーリーをベースとした内容で、震災後の日本を舞台に、子どもにしか見ることのできない不思議な生き物「ふれんど」と子どもたちの交流を描いたSFファンタジー作品として2010年に公開されました。

2012年から制作を続けていた続編となる「めめめのくらげ2 マハーシャンク」を、2020年に公開予定でしたが、制作が断念されました。

映画「めめめのくらげ」を観る

 

ぽんこたんの花

制作年 2011年

村上隆が代表を務めるアニメーション会社「Kaikai Kiki Animation Studio PONCOTAN(旧名:スタジオポンコタン)」と同名のタイトルの作品がこちら。

「Kaikai Kiki Animation Studio PONCOTAN」は北海道の札幌、東京の中野に拠点を置くカイカイキキの映像制作部署で、当初は北海道に住むイラストレーターmebaeを中心としたCGスタジオとして設置されました。

村上隆の監督作品である映画「めめめのくらげ」も制作され、「めめめのくらげ」の全米上映ツアーでは、映画主題歌のlivetune feat. 初音ミク「Last Night, Good Night (Re:Dialed)」を世界的音楽アーティストのファレル・ウィリアムスとリミックスしたPVも制作しました。

 

3m Girl

制作年 2011年

松山せいじの原画を元に海洋堂の造形師BOMEとコラボレーションして制作されたメイド姿の女性の彫刻作品。

タイトルの通り、大きさは270×97×120cmと巨大な作品です。

「3m Girl」は「ワンダーフェスティバル2013」の「Takashi Murakami×BOME(KAIYODO)」ブースで発表されました。

この時には他にも「Nurse Ko2(コスチュームデザインNishida)」と「Big Box PKo2(デザインNC帝国、イラスト三月八日)」、「Miss Ko2 Original (Project Ko2)」と4体同時に展示され、美術史の歴史に組み込まれ終了したと思われた「Project Ko2」がコスプレバージョンとして続いていることをアピールしました。

 

五百羅漢図

制作年 2012年

東日本大震災を機に制作された、絵画としては最大級の全長100メートルに及ぶ五百羅漢図には500人の羅漢が描かれています。この巨大な作品の制作は全国の美大藝大の学生から制作志望者を募り、チーム編成をして24時間体制で行われました。

最終的に200人のメンバーで制作が行われ、資料ファイルは100冊以上、シルクスクリーン版は4,000枚以上になり、江戸絵画の狩野派のような大集団を蘇らせました。

また、この作品は東日本大震災でいち早く日本に支援の手を差し伸べてくれたカタールのドーハで2012年に公開され、その際ドーハでは村上隆の五百羅漢に合わせて美術館を建設しました。

 

パンダの家族

制作年 2016年

元々アニメーターを目指していた村上隆は宮崎駿を尊敬し目指して制作を続けてきたと数あるインタビューや書籍の中でも話しています。

そして尊敬する高畑勲、宮崎駿らのアニメ作品「パンダコパンダ」「パンダコパンダ雨降りサーカス」に影響された村上隆が制作したのが、このパンダシリーズです。

パンダが座っているドクロは、村上隆のモチーフの一つでもあり、TVアニメ「タイムボカン」のラストシーンように逃げられない宿命、自身の母の戦争体験、1960年代から1970年代にかけての敗戦が色濃く残るマンガやアニメなどを経験し、その死や無常観を描いていると言われています。

 

あんなこといいな 出来たらいいな

制作年 2017年

国民的アニメ、ドラえもんとのコラボレーション。お花を背景に、ドラえもんの原作シーンを切り取ってシルクスクリーンで制作された作品です。

この作品のきっかけは2002年の「THE ドラえもん展」で「あなたのドラえもんをつくってください(藤子・F・不二雄)」との依頼から生まれました。

真ん中にはどこでもドアとドラえもん、のび太を配置し、同時に複数のシーンを存在させ、絵画技法の異時同図法を使い表現されています。

この村上隆の描いたドラえもんはアパレルメーカーUNIQLOともコラボレーションし、Tシャツやぬいぐるみにもなり販売されました。

 

カイカイキキがいっぱい

制作年 2017年

「カイカイキキがいっぱい」はボストン美術館で開催された「村上隆:奇想の系譜 辻惟雄とボストン美術館のコラボレーション」で発表されたメインビジュアルで、日本美術の遊び心の概念を表現している作品です。

「村上隆:奇想の系譜 辻惟雄とボストン美術館のコラボレーション」は江戸の異端絵師をテーマに取り上げた『奇想の系譜』の著者である美術史家の辻惟雄を共同キュレーターに迎えました。

曾我蕭白の雲龍図と村上隆の12mの雲龍図を対比させるなど、日本美術のコレクションで有名なボストン美術館だからこそ成しえた展覧会と言えます。

 

お花の親子

制作年 2020年

六本木ヒルズとのコラボレーション「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」で生まれた「お花の親子」。

六本木ヒルズの66プラザに設置されており、全長10メートル、どの角度から鑑賞しても違った表情が見れるように360度お花モチーフがあしらわれており、金箔で覆われています。

この作品の制作当時、有限会社カイカイキキは倒産寸前でしたが、「お花の親子」の制作を続ける決断をしました。

村上隆は「僕の作品はハッピーなキャラクター達がニコニコしているので、僕の人格や制作現場も朗らかなハッピーなモノと勘違いしている人が大半だが、夢の創造には本当に吐き気を催すほどの苦渋がいつも隣に居る。」と語っています。

 

村上隆をもっと知る

芸術起業論

芸術というものは金持ちの道楽とは切っても切れないものであり、いかに金持ちの道楽心を満足させることができるのかということが芸術であるという、村上隆。

作品をブランド化する方法、プレゼンテーションの秘訣、才能を限界まで引き出す方法などが詳しく解説されており、これからアートの世界で身を立てようと志す人は必読の一冊です。

出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2006/6/1)
発売日 ‏ : ‎ 2006/6/1

 

芸術闘争論

日本人が勘違いしている「芸術」というものの現実を突き付け、解説している本がこちら。

芸術家が自由に作品に思いを表現するのが「芸術」だと勘違いしていては、本当のアートには辿り着けず、世間に認められることは無いだろうと説いています。

アートは何のしがらみもない真っ白な自由から生まれるものではなく、あくまで資産家、アドバイザー、キュレーターや美術館が望むものであるからこそ価値があるのだといいます。

アートマーケティングの極意と方法が詳しくわかる一冊です。

出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎 (2018/12/6)
発売日 ‏ : ‎ 2018/12/6

 

リトルボーイ―爆発する日本のサブカルチャー・アート

展覧会「リトルボーイ」の展覧会カタログですが、ただのカタログの域を超えて、村上隆のアートに対する思想が詳しく載っている一冊。

日本に落とされた原爆”リトルボーイ”によって日本は「去勢」され、その土壌がアニメやマンガといった日本を代表するサブカルチャーを生んだのだと村上隆は言います。

カタログには現代アーティスト達の作品が数多く収録されており、日本のオタク文化が、印象的なアニメ作品などの内容を踏まえつつ詳細に記されています。

現代日本の文化が今の姿に発展するまでの進化の姿を知る事が出来る、大変読み応えのある一冊です。

リトルボーイ―爆発する日本のサブカルチャー・アート

11,000円 (税込)

出版社 ‏ : ‎ ジャパン・ソサエティー イェール大学出版 (2005/4/30)
発売日 ‏ : ‎ 2005/4/30

 

まとめ

アニメポップのような作風を日本の伝統的な絵画と結び付け、西洋美術が中心のアートマーケットに新たな一手として導入し活躍の幅を広げたアーティスト、村上隆。

ファッションやエンターテイメントとのコラボレーションも積極的に行っている、日本では稀有な芸術家の1人ですので、今後の活動にも大注目です。

彼の作品は世界各国の現代美術館などで鑑賞することが出来ますので、機会があれば、是非彼の作品に直接会いに行ってみてください。

 

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