年末年始も開館している主な美術館・おすすめ展覧会【2022-2023年】
thisismedia編集部から、2022〜2023年の年末年始にオープンしている主な美術館・展覧会情報をお届け。
2022年の見納め、23年最初のお出かけに、ぜひ気になる美術館・展覧会をチェックしてみてください。
森美術館、森アーツセンターギャラリー、ポーラ美術館、足立美術館など、大晦日・元旦も開館している美術館も。
全国の主な美術館の年末年始スケジュールは以下の通り。
施設名 | 都道府県 | 年末年始の休館日 | 主な展覧会 |
十和田市現代美術館 | 青森県 | 12月26日〜1月1日 | 「百瀬文 口を寄せる」 |
水戸芸術館 | 茨城県 | 12月26日~1月3日 | 「中﨑透 フィクション・トラベラー」 |
原美術館ARC | 群馬県 | 12月31日・1月1日 | 「虹をかける:原美術館/原六郎コレクション」 |
DIC川村記念美術館 | 千葉県 | 12月25日〜1月1日 | 「マン・レイのオブジェ」 |
アーティゾン美術館 | 東京都 | 12月28日〜1月3日 | 「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」 |
上野の森美術館 | 東京都 | 12月31日・1月1日 | 「兵馬俑と古代中国」 |
国立新美術館 | 東京都 | 12月27日~1月11日 | 「DOMANI・明日展 2022-23」 |
国立西洋美術館 | 東京都 | 12月30日〜1月1日 | 「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」 |
サントリー美術館 | 東京都 | 12月30日~1月1日 | 「京都・智積院の名宝」 |
世田谷美術館 | 東京都 | 12月29日~1月3日 | 「祈り・藤原新也」 |
東京国立博物館 | 東京都 | 12月26日~1月1日 | |
東京国立近代美術館 | 東京都 | 12月28日~1月1日 | 「大竹伸朗展」 |
東京都現代美術館 | 東京都 | 12月28日〜1月1日 | 「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ柔らかな舞台」 |
東京都写真美術館 | 東京都 | 12月29日〜1月1日 | 「野口里佳 不思議な力」 |
東京都庭園美術館 | 東京都 | 12月28日〜1月4日 | 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」 |
東京都美術館 | 東京都 | 12月29日~1月3日 | 「源氏物語と江戸文化」 |
根津美術館 | 東京都 | 12月26日〜1月4日 | 「遊びの美」 |
Bunkamuraザ・ミュージアム | 東京都 | 1月1日 | 「マリー・クワント展」 |
三菱一号館美術館 | 東京都 | 12月31日・1月1日 | 「ヴァロットン―黒と白」 |
森アーツセンターギャラリー | 東京都 | 無休 | 「冨樫義博展 -PUZZLE- 」 |
森美術館 | 東京都 | 無休 | 「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」 |
山種美術館 | 東京都 | 12月29日~1月2日 | 「日本の風景を描く」 |
ワタリウム美術館 | 東京都 | 12月31日〜1月3日 | 「加藤泉一寄生するプラモデル」 |
岡田美術館 | 神奈川県 | 12月31日・1月1日 | 「若冲と一村 」 |
ポーラ美術館 | 神奈川県 | 無休 | 「ピカソ 青の時代を超えて」 |
金沢21世紀美術館 | 石川県 | 12月29日〜1月1日 | 「時を超えるイヴ・クラインの想像力」 |
豊田市美術館 | 愛知県 | 12月28日〜1月4日 | 「ゲルハルト・リヒター」 |
あべのハルカス美術館 | 大阪府 | 12月31日・1月1日 | 「アリス-へんてこりん、へんてこりんな世界-」 |
大阪中之島美術館 | 大阪府 | 12月31日・1月1日 | 「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」 |
国立国際美術館 | 大阪府 | 12月28日〜1月3日 | 「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」 |
奈良国立博物館 | 奈良県 | 12月28日~1月1日 | 「春日大社 若宮国宝展」 |
京都国立近代美術館 | 京都府 | 12月29日~1月3日 | 「ルートヴィヒ美術館展」 |
京都国立博物館 | 京都府 | 12月26日~1月1日 | |
京都市京セラ美術館 | 京都府 | 12月28日~1月2日 | 「アンディ・ウォーホル・キョウト」 |
細見美術館 | 京都府 | 12月26日~1月4日 | 「細見コレクション 江戸時代の絵画」 |
大原美術館 | 岡山県 | 12月26〜29日*元旦は本館のみ開館 | |
足立美術館 | 島根県 | 無休 | 「名画の感触 絵を見て感じる手ざわり」 |
福岡市美術館 | 福岡県 | 12月28日~1月4日 | 「藤野一友と岡上淑子」 |
沖縄県立博物館・美術館 | 沖縄県 | 12月29日~1月3日 | 「平良孝七展」 |
「アート診断」
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年末年始も開館している美術館・おすすめ展覧会
「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館
日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、2004年以来共同キュレーション形式で開催してきたシリーズ展「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」。今回は、1940年代~1990年代生まれの日本のアーティスト22組の作品約120点が紹介されます。
また、館内では「自然を瞑想する―久門剛史、ポー・ポー、梅津庸一」、「ナンシー・ホルト、ロバート・スミッソン」、「MAMプロジェクト030×MAMデジタル:山内祥太」の3つの展覧会が同時開催中。いずれも「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」の鑑賞チケットで入館が可能です。
六本木クロッシング2022展:往来オーライ!
会期:2022年12月1日(木)~2023年3月26日(日)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00−22:00(入館は21:30まで) ※会期中の火曜日は17:00まで。ただし12月6日(火)は16:00、1月3日(火)・3月21日(火・祝)は22:00まで。12月17日(土)は17:00まで。
休館日:会期中無休
料金:
一般 [平日]1800円
[土・日・休日]2000円高校生・大学生 [平日]1200円
[土・日・休日]1300円4歳~中学生 [平日]600円
[土・日・休日]700円65歳以上 [平日]1500円
[土・日・休日]1700円公式HP:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2022/
「冨樫義博展 -PUZZLE-」森アーツセンターギャラリー
「幽☆遊☆白書」「レベルE」「HUNTER×HUNTER」などの漫画を世に送り出した漫画家・冨樫義博。複雑な設定を埋め込んだ不思議でスリリングな世界観とストーリー、愛すべき登場人物たち、ダイナミックでドラマチックな描写力は、読者のみならず多くのクリエイター達をも魅了し続けています。
画業35年を祝した本展では、作者直筆の漫画原稿やカラーイラストなどを含めた総数350点以上の貴重な制作資料が公開。多角的な視点から漫画家・冨樫義博の真髄に迫ります。
冨樫義博展 -PUZZLE-
会期:2022年10月28日(金)~2023年1月9日(月・祝)
会場:森アーツセンターギャラリー
開館時間:10:00−20:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
料金:※全日日時指定制。チケット購入時に入場回(日にち+時間帯)の指定が必要。
一般 2000円 中学生・高校生 1500円 4歳~小学生 1000円 グッズ付 3900円
「ピカソ 青の時代を超えて」ポーラ美術館
「青の時代」とは、パブロ・ピカソが20歳の頃に描いた、青を基調に貧しい人々を題材にした絵画群の総称のこと。ポーラ美術館で開催中の「ピカソ 青の時代を超えて」展はひろしま美術館との共同開催で、ピカソを原点から捉えなおすものです。
ポーラ美術館は「海辺の母子像」、ひろしま美術館は「酒場の二人の女」という青の時代の作品をそれぞれ所蔵しています。本展では、欧州の美術館との共同研究より得られた成果をもとに、ピカソの初期作品に秘められた制作プロセスとテーマの変容に迫ります。
年末年始はピカソの原点である「青の時代」の作品群を箱根でご堪能ください。
ピカソ 青の時代を超えて
会期:2022年9月17日(土)〜2023年1月15日(日)(ひろしま美術館会期:2023年2月4日〜5月28日)
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:
一般 1800円 65歳以上 1600円 高校生・大学生 1300円 中学生以下 無料
「飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく」彫刻の森美術館
彫刻の森美術館では、現代の新しい創作表現を紹介するシリーズの第8回として、「飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく」が開催。兵庫県神戸市出身の美術家・飯川雄大の作品の特徴は、親しみやすく可愛らしい表層を持ちつつも、人間のコミュニケーションの不完全さや感覚の共有不可能性に焦点を当てていること。
本展では、飯川雄大が2007年から展開している〈デコレータークラブ〉シリーズの新作インスタレーションを中心に展示されます。また、美術館内では、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が揃った常設展示場とピカソ館も鑑賞可能です。
大自然を生かした野外美術館である彫刻の森美術館には、天然温泉の足湯もあるので、美術作品をじっくり眺めたり、館内を散歩しながら、のんびりと豊かな時間を過ごしてみてください。
飯川雄大 デコレータークラブ 同時に起きる、もしくは遅れて気づく
会期:2022年7月30日(土)〜2023年4月2日(日)
会場:彫刻の森美術館
開館時間:9:00–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:年中無休
料金:
一般 1600円 高校生・大学生 1200円 小学生・中学生 800円
12/31、1/2に開館している美術館・おすすめ展覧会
「WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー」渋谷ヒカリエ ヒカリエホールA
アート、芝居、バラエティ、音楽、ファッションなど、国民的エンターテイナー、そしてアーティストとしても活躍を続ける香取慎吾。
香取慎吾は2018年、パリ・ルーブル美術館にて自身初となる個展「NAKAMA des ARTS」を開催。2019年には、IHIステージアラウンド東京で行われた「BOUM!BOUM!BOUM!香取慎吾NIPPON初個展」で約18万人超を動員し、大きな成功を収めました。渋谷ヒカリエで開催の約3年ぶりとなる大規模展では、新作を含め約200点が一堂に公開されます。
ジャパンツアーとして全国巡回することも決定している本展。アーティスト・香取慎吾の世界観をじっくりとお楽しみください。
WHO AM I ーSHINGO KATORI ART JAPAN TOURー
会期:2022年12月7日(水)~2023年1月22日(日)
会場:渋谷ヒカリエ ヒカリエホールA(渋谷ヒカリエ 9F)
開館時間:
平日 / 12:00–19:00(最終入場18:30)
金曜日 / 12:00–20:00(最終入場19:30)
土曜日 / 11:00–20:00(最終入場19:30)
日曜日・祝日 / 11:00–18:00(最終入場17:30)休館日:2023年1月1日(日)
料金:
一般 平日 2300円
土日祝 2500円中学生・高校生 平日 1300円
土日祝 1500円小学生6年生まで 無料
「マリー・クワント展」Bunkamura ザ・ミュージアム
Bunkamura ザ・ミュージアムでは、革新的なファッションデザイナーであり女性起業家のマリー・クワントを紹介。
マリー・クワントは、1950年代にミニスカートを大流行させ、当時の女性たちの服装を一変させたモードの先駆者です。1960年代には、世界中の若者を熱狂させたロンドン発のカルチャー・ムーブメント「スウィンギング・ロンドン」の中心人物として、ストリートカルチャーを牽引。日本でもコスメラインで有名なブランド「マリー・クワント」を展開します。
本展では、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)から来日した約100点の貴重な衣服や小物、写真、映像などの資料を通して、伝説のデザイナー、マリー・クワントの活動と魅力に迫ります。
マリー・クワント展
会期:2022年11月26日(土)~2023年1月29日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
開館時間:10:00–18:00(毎週金・土曜日は21:00まで)※いずれも入場は閉館の30分前まで
休館日:2023年1月1日(日・祝)
料金:
一般 1700円 高校生・大学生 1000円 小学生・中学生 700円 公式HP:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_maryquant/
1/2〜開館している美術館・おすすめ展覧会
「アリス-へんてこりん、へんてこりんな世界-」あべのハルカス美術館
1865年に初版本が発行されて以来、今もなお世界中の人々を魅了し続けルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」。
あべのハルカス美術館では、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)発の国際巡回展がやってきます。イギリスのイラストレーター・風刺漫画家であるジョン・テニエルの貴重な原画をはじめ、物語をモチーフにした映画やデザイン、舞台やファッションなど、約300点の作品と資料が公開。
約160年にわたって、人々から愛され続ける魅惑的でユーモア、そして摩訶不思議な物語「不思議の国のアリス」に迫ります。
アリス-へんてこりん、へんてこりんな世界-
会期:2022年12月10日(土)~2023年3月5日(日)
会場:あべのハルカス美術館
開館時間:火~金 / 10:00–20:00、月土日祝 / 10:00–18:00
休館日:2022年12月31日(土)、2023年1月1日(日)
料金:
一般 1800円 高校生・大学生 1400円 小学生・中学生 500円
「兵馬俑と古代中国」上野の森美術館
1974年、中国陜西省西安市郊外にある秦始皇帝陵墓付近で「兵馬俑坑」が発見されました。「兵馬俑坑」は、表情や衣服などが多様な8000体の兵士俑をはじめ、馬俑や馬車、武器などが実戦の軍陣で配置され、埋蔵された陪葬墓です。その精緻な製法や正確な造型は当時の技術水準の高さを示し、1987年には「秦の始皇陵」の名称で世界遺産に登録されています。
本展では、この歴史的な兵馬俑坑をはじめ、戦国、漢時代を含めた総計36体の兵馬俑が一堂に公開。なかでも、かつて11体しか確認されていない希少な将軍俑から、日本初公開となる1体も展示されます。また、同じく日本初公開となる中国国家一級文物(国宝級を指す中国国内の区分)を多数含む貴重な文物約200点も集結します。
実物大の兵馬俑の隊列を再現展示を通して、古代中国の歴史の圧巻の迫力とダイナミックさを感じることができます。
兵馬俑と古代中国
会期:2022年11月22日(火)~2023年2月5日(日)
会場:上野の森美術館
開館時間:9:30–18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:2022年12月31日(土)〜2023年1月1日(日)
料金:
一般 2100円 高校生・専門学生・大学生 1300円 小学生・中学生 900円
「ヴァロットン─黒と白」三菱一号館美術館
黒と白のみで様々な人間模様や風景を描き出すフェリックス・ヴァロットン(1865-1925)。ヴァロットンは19世紀末に活躍し、スイスとフランスの近代木版画の発展における重要な画家・版画家です。
今回、世界有数のヴァロットン版画コレクションを誇る三菱一号館美術館では、約180点ものコレクションが一挙初公開されます。黒と白の革新的なコントラストで、様々な男女の姿や室内風景をスタイリッシュなデザインセンスで描いたヴァロットンの世界観。じっくりと堪能してみてください。
ヴァロットンとロートレックー女性たちへの眼差し
会期:2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
会場:三菱一号館美術館
開館時間:10:00–18:00 ※入館は閉館の30分前まで(金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)
休館日:月曜日、12月31日、1月1日
※但し、[トークフリーデー : 12月26日]、1月2日、1月9日、1月23日は開館料金:
一般 1,900円 高校・大学生 1,000円 小・中学生 無料
「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」大阪中之島美術館
フランス出身の画家・版画家・イラストレーターであるアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)とチェコ出身の画家・イラストレーターのアルフォンス・ミュシャ(1860-1939年)。ともに、芸術の都パリで活躍し、石版画ポスター(リトグラフ)の制作に取り組んでいました。
本展では、二人がパリで活躍した1891〜1900年代に焦点を当て、双方のポスター作品をはじめ、アトリエ、印刷会社、クライアントなど作品制作に纏わる資料が紹介されます。見所は、パリ時代の10年の間で生み出されたロートレックの全ポスター31点。
ロートレックとミュシャ作品の各年ごとの比較を通して、2人のポスター作家としての実像に迫ります。
ロートレックとミュシャ パリ時代の10年
会期:2022年10月15日(土)〜2023年1月9日(月・祝)
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
開催時間:10:00–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(1月2日、1月9日を除く)、12月31日、1月1日
料金:
一般 1600円 高校・大学生 1300円 小・中学生 無料 公式HP:https://nakka-art.jp/exhibition-post/lautrec-mucha-2022/
「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ『柔らかな舞台』」東京都現代美術館
2017年のヴェネチア・ビエンナーレではオランダ館代表を務めた、オランダ・ロッテルダム出身の現代アーティストであるウェンデリン・ファン・オルデンボルフ(Wendelien van Oldenborgh)。彼女の日本初となる個展「柔らかな舞台」が開催されます。
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフは、ロンドン大学ゴールドスミス校卒業後、ロンドンで独立したアーティストとして活動を開始。その後、ベルギーのアントワープやドイツのシュトゥットガルト、ブラジルのサンパウロにアーティストと客員研究員として滞在しながら、2010年からはロッテルダムを拠点にします。
今回の個展では、代表的な映像作品から新作のインスタレーション作品まで6点が公開。新作では、女性の社会的地位や戦争といった問題に関するテキストを取りあげ、それらが今日の社会のどのような側面を映し出すかを探求しています。
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ「柔らかな舞台]
会期:2022年11月12日(土)~2023年2月19日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 3階
開館時間:10:00−18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月2日、1月9日は開館)、12月28日~1月1日、1月10日
料金:
一般 1300円 大学生・専門学校生・65 歳以上 900円 中学生・高校生 500円 公式HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Wendelien_van_Oldenborgh/
「大竹伸朗展」東京国立近代美術館
1980年のデビュー以降、 絵画、コラージュ、版画、素描、彫刻、印刷物、映像、絵本、音、写真、エッセイ、インスタレーションなど多岐にわたる制作活動で知られる現代アーティスト・大竹伸朗。
1955年東京都に生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、1988年より愛媛県宇和島を拠点に活動しています。近年では、ドクメンタ(2012)とヴェネチア・ビエンナーレ(2013)などの国際展に日本代表として参加。
デビュー個展から40年の節目に開催される本展は、16年ぶりの過去最大規模となる大回顧展です。「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」という7つのテーマで構成され、これまでの創作活動を約500点という膨大な数の作品で振り返ります。会場では、映像と音を使用し、大竹伸朗の脳を覗き込んだような没入型の展示が特徴となっています。
大竹伸朗展
会期:2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー、2Fギャラリー4
開館時間:10:00−17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(ただし1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月10日(火)
料金:
一般 1500円 大学生 1000円
「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」国立西洋美術館
世界有数の個人コレクションを作りあげた美術商、ドイツ出身のハインツ・ベルクグリューン(1914-2007年)。
1948年からパリで画廊を経営しながら、自身のコレクションの充実を図り、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティ、ポール・セザンヌなど、20世紀の巨匠たちの芸術作品をコレクションの主軸に置きます。2000年には主要作品をドイツ政府が購入し、これを機に設立したのが2004年開館のベルクグリューン美術館。
本展では、同美術館のコレクションから97点が来日し、その内の76点が日本初公開となるものです。
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
会期:2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
会場:国立西洋美術館
開館時間:9:30−17:30(金曜・土曜日9:30−20:00)※入室は閉室の30分前まで
休館日:月曜日、12月30日(金)~2023年1月1日(日)、1月10日(火)※ただし2023年1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館
料金:
一般 2100円 大学生 1500円 高校生 1100円
「大安寺の仏像」東京国立博物館
1250年の歴史を持つ奈良市に位置する大安寺。
多くの優秀な僧侶たちを育て、仏教研究の中心拠点として栄えた大安寺には、奈良時代に作られた木彫仏像群が伝わります。奈良時代の木彫像は現存作例が少なく、平安時代以降に仏像の素材として主流となる木でつくられた先駆的な存在で、優れた身体表現や細やかな彫りが特徴です。
今回、そんな木彫仏像群や瓦(当館所蔵) などが特別公開されます。出展作品はいずれも重要文化財で、「楊柳観音菩薩立像」、「多聞天立像(四天王立像のうち)」、「不空羂索観音菩薩立像」、「聖観音菩薩立像」など。
日本仏教の興隆に重要な役割を果たした大安寺の木彫仏像群が鑑賞できる貴重な機会を是非お見逃しなく。
大安寺の仏像
会期:2023年1月2日(月・休)~3月19日(日)
会場:東京国立博物館 本館11室
開館時間:9:30−17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、1月10日(火)、2月7日(火) ※1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館
料金:
一般 1000円 大学生 500円 公式HP:https://www.tnm.jp/
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年末年始の旅行先、帰省先など、ぜひお近くの美術館に足を運んでみてください。
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