2022年9月開催のおすすめ展覧会「アンディ・ウォーホル・キョウト」「イッタラ展」など
2022年9月に開催する展覧会の中から、thisismedia編集部がおすすめの展覧会をお届け。
関東エリアではBunkamura ザ・ミュージアムで開催される「イッタラ展」。箱根のポーラ美術館「ピカソの青の時代」展など。
関西エリアでは、京都市京セラ美術館で開催される「アンディ・ウォーホル・キョウト」、姫路市立美術館で開催される「杉本博司 本歌取り―日本文化の伝承と飛翔」展など、見応えのある展示が目白押しです。
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2022年9月開催
関東・東北のおすすめ展覧会
「イッタラ展」Bunkamura ザ・ミュージアム
Bunkamuraザ・ミュージアムでは、日本初となるイッタラの大規模巡回展「イッタラ展」が9月17日から開催されます。
1881年、フィンランド南部のイッタラ村に設立されたガラス工場からスタートした「イッタラ」は、アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)、カイ・フランク(Kaj Franck)など20世紀を代表する北欧の建築家・デザイナーとともにその歴史を歩んできました。
本展は、イッタラの創立140周年を記念し、約12,000点に及ぶ世界最大級のイッタラコレクションを誇る、フィンランド・デザイン・ミュージアムが2021年に開催した展覧会をもとに再構成したもので、本展ではさらにイッタラと日本の繋がりに焦点を当てた展示を追加。
20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像、インスタレーションなど約450点を通し、その技術と哲学、デザインの美学に迫ります。
イッタラの世界を心ゆくまで堪能できる本展。北欧デザインの世界に触れてみてください。
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき人々を魅了し続ける140年の創造性
会期:2022年9月17日(土)〜11月10日(木)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F
開館時間:10:00–18:00(金土〜21:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:9月27日
料金:
一般 1700円 大学生・高校生 1000円 小中学生 700円
公式HP:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/22_iittala/
「装いの力 ─ 異性装の日本史」松濤美術館
松濤美術館では2022年9月3日から「装いの力 ─ 異性装の日本史」展を開催。
日本には、ヤマトタケルをはじめとする異性装の人物が登場する物語や神話、歴史のほか、能・歌舞伎といった異性装の風俗・ 嗜好を反映した芸能が古くから数多く存在し、現代まで異性装の文化が継承されてきました。
近年、多様な性のあり方について理解が深まり、認め合う動きがでてきたものの、性別における二項対立の構図はいまだに様々な場面で目にします。
男らしさ、女らしさとは何なのか。
本展は、日本における異性装の流れを辿ることで、それらがどのように表現されてきたのかということを探り、異性装の過去と未来について考えるものです。
会場では、森村泰昌の作品やダムタイプのパフォーマンス記録映像の展示のほか、ドラァグ・クイーンによるエンターテインメントダンスパーティー“DIAMONDS ARE FOREVER”メンバーによる、今回のための特別なインスタレーションも展開されます。
装いの力ー異性装の日本史
会期:2022年9月3日(土)〜10月30日(日) ※会期中一部展示替えあり
会場:渋谷区立松濤美術館
住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
開館時間:10:00–18:00(金〜20:00)※入館は閉館時間の30分前まで
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)9月20日、10月11日
料金:
一般 1000円 大学生 800円 高校生・60歳以上 500円
小中学生 100円
※土日祝、会期最終週は日時指定予約制
「ピカソ 青の時代を超えて」ポーラ美術館
パブロ・ピカソが20歳の頃に、青を基調に貧しい人々を描いた絵画群「青の時代」。
ポーラ美術館で「ピカソ 青の時代を超えて」展が、9月16日から開催されます。
本展はひろしま美術館との共同開催で、ポーラ美術館は「海辺の母子像」、ひろしま美術館は「酒場の二人の女」という青の時代の作品をそれぞれ所蔵しています。
青の時代をピカソの原点として捉え、国内外の美術館との協力により得られた研究成果をもとに「青の時代」の絵画に隠された制作プロセスとテーマの変容に迫る展示構成となっています。
ピカソを原点からとらえ直す貴重な展覧会。この秋は箱根でピカソ作品を堪能しましょう。
ピカソ 青の時代を超えて
会期:2022年9月17日(土)〜2023年1月15日(日)(ひろしま美術館会期は2023年2月4日〜5月28日)
会場:ポーラ美術館
住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
開館時間:9:00–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:
一般 1800円 65歳以上 1600円 大学・高校生 1300円
中学生以下 無料
※9月17日〜9月30日は24歳以下無料招待
「沖潤子 さらけでるもの」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館では、刺繍作家・彫刻家として国内外で注目を集める沖潤子(1963 – )の美術館での初個展が9月17日から開催されます。
母親が遺した布や糸をきっかけに独学で刺繍を始めた沖潤子は、衣類やバッグなどに刺繍した初期を経て、近年では絵画や彫刻といった領域を超えた作品を展開。
新進アーティストの活動を応援する公募展「shiseido art egg」では2017年にグランプリを受賞するなど、国内外で精力的に作品を発表しています。
本展では初期の既製服に刺繍を施した作品や手書きのテキストを加えた作品、そして窓枠をそのまま額とした作品にはじまり、近年国内外で発表された作品、刺繍による代表作や新作、さらには本展のためのインスタレーションなどを通して、沖潤子の創作の全貌に迫ります。
沖潤子 さらけでるもの
会期:2022年9月17日(土)〜2023年1月9日(月・祝)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
開館時間:9:30–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、12月29日〜2023年1月3日
料金:
一般 700円 20歳未満・学生 550円 65歳以上 350円
高校生 100円
公式HP:http://www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2022-oki-junko
「日本の中のマネ」練馬区立美術館
19世紀フランスを代表する画家エドゥアール・マネ(1832‐83)。
練馬区立美術館ではマネが日本の画家・文化人に与えた影響について考察する展覧会が開かれます。
本展では7点のマネ作品を中心に、日本の画家たちの作品、その他資料を含む約100点を展示。
画家・美術批評家の石井柏亭は、マネの「草上の昼食」(1863年、オルセー美術館、パリ)にインスピレーションを得て、「草上の小憩」と題された作品を制作しました。
山脇信徳や安井曾太郎、山本鼎、村山槐多、小磯良平といった画家たちの作品にも、模写や筆触の類似性、構図、モチーフの借用などから、マネからの影響が見て取れます。
明治〜昭和初期の作品や批評を通して、日本におけるマネ受容の全体像に迫り、日本の美術界にどのような影響を与えたのか、その歴史を振り返る内容となっています。
日本の中のマネ―出会い、120年のイメージ
会期:2022年9月4日(日)〜11月3日(木・祝)
会場:練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1-36-16
開館時間:10:00–18:00
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20、10月11日
料金:
一般 1000円 大学・高校生 800円
公式HP:https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202204141649901997
「第25回⽂化庁メディア芸術祭 受賞作品展」日本化学未来館
アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するメディア芸術の総合フェスティバル「文化庁メディア芸術祭」。
9月16日から日本化学未来館で開催される受賞作品展では、その受賞作品と功労賞受賞者の功績が展示されます。
「文化庁メディア芸術祭」は1997年の開催以来、優れたメディア芸術作品を選出し、受賞作品の展示・上映や、シンポジウム等の関連イベントを実施する受賞作品展を開催してきました。
第25回文化庁メディア芸術祭では、世界95の国と地域から応募された3,537作品の中から、大賞、優秀賞、ソーシャル・インパクト賞、新人賞、U-18賞を選出。
アート部門では、anno lab(代表:藤岡定/西岡美紀/小島佳子/的場寛/堀尾寛太/新美太基/中村優一、日本)のインタラクティブアート作品「太陽と月の部屋」が大賞受賞。
優秀賞には、山内祥太(日本)の作品「あつまるな!やまひょうと森」、石川将也/杉原寛/中路景暁/キャンベル・アルジェンジオ/武井祥平(日本/米国)の「四角が行く」、MOON Joon Yong(韓国)の「Augmented Shadow – Inside」、Theresa SCHUBERT(ドイツ)の「mEat me」が選ばれました。
第25回⽂化庁メディア芸術祭 受賞作品展
会期:2022年9月16日(金)~9月26日(月)
会場:日本科学未来館ほか
住所:東京都江東区青海2-3-6(日本科学未来館)
開館時間:10:00–17:00
休館日:9月20日
料金:無料
「もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?」弘前れんが倉庫美術館
弘前れんが倉庫美術館では、同館で過去3回開催された現代美術家・奈良美智(1959-)の展覧会の軌跡を、写真や映像で振り返る「『もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?』奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展」を9月17日から開催。
奈良美智の帰国後初めて開催され、全国を巡回した大規模個展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」と、その後に開催された2つの展覧会「From the Depth of My Drawer」(2005年)、「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」(2006年)を振り返る本展。
当時の関係者へのインタビュー映像といった資料のほか、グッズ、展覧会準備の様子や展示風景を撮影した写真が展示され、展覧会のために集結した人々の熱気や、当時の煉瓦倉庫が纏っていた場のエネルギーが感じ取れます。
過去に出展された奈良美智の作品も一部公開されるほか、奈良美智が故郷の弘前で暮らしていた時代に親しんだ書籍やレコードもあわせて展示。
「奈良美智展」が地域に蒔いた創造性に光をあてつつ、美術館へと生まれかわった煉瓦倉庫のこれからの姿を考えます。
『もしもし、奈良さんの展覧会はできませんか?』奈良美智展弘前 2002-2006 ドキュメント展
会期:2022年9月17日(土)〜2023年3月21日(火・祝)
会場:弘前れんが倉庫美術館
住所:青森県弘前市吉野町2-1
開館時間:9:00–17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日、12月26日〜1月1日
料金:
一般 1300円 大学生・専門学校生 1000円 高校生以下 無料
公式HP:https://www.hirosaki-moca.jp/exhibitions/narahiro-document/
2022年9月開催
関西のおすすめ展覧会
「アンディ・ウォーホル・キョウト」京都市京セラ美術館
ポップ・アートの旗手として、アメリカの大量消費社会の光と影を描いたアンディ・ウォーホル(1928-1987)。
アンディ・ウォーホルの最大のコレクションとアーカイブを誇るアメリカ・ピッツバーグのアンディ・ウォーホル美術館の所蔵作品のみで構成される日本初の大回顧展が、9月17日から京都市京セラ美術館で単独開催されます。
本展では、初期の貴重な作品から、1960年代以降のウォーホルの代表作である「キャンベル・スープ缶」や「花」、マリリン・モンロー、ジャッキー・ケネディ、エリザベス・テイラーなど著名人たちのポートレイト作品、1960年代に事故や死を描いた象徴的な「死と惨事」シリーズなど、ウォーホルの多岐に亘る作品・資料を包括的に展示する充実した内容となっています。
また、1956年の世界旅行中に初めて京都を訪問した若きウォーホルと京都の関係にも焦点を当て、そのゆかりを示す当時の貴重なスケッチなどを展示。
アンディ・ウォーホル美術館が所蔵する作品約200点+映像15作の展示作品のうち、なんと100点以上が日本初公開作品。
京都単独開催となる貴重な展覧会、ぜひお見逃しなく。
アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO
会期:2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日)
会場:京都市京セラ美術館 新館「東山キューブ」
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124開館時間:10:00–18:00 ※入場は閉館の30分前まで 休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館)、12月28日~1月2日
料金:
一般 土日祝 2200円
平日 2000円65歳以上 1600円 大学・高校生 1400円
中学・小学生 800円
公式HP: https://www.andywarholkyoto.jp
「元永定正のドキュメンテーション」宝塚市立文化芸術センター
宝塚市立文化芸術センターでは、具体美術協会(具体)のメンバーとして、国内外で高く評価されている前衛美術家・元永定正の生誕100年を記念し、「生誕100年 元永定正のドキュメンテーションーRiding on a time machineー」が開催されます。
元永定正(もとなが さだまさ、1922~2011)は、三重県伊賀市で生まれ、人生の半分以上を宝塚市で過ごし、現代美術家、絵本作家、舞台演出など、幅広いジャンルで活躍しました。
本展では、自宅アトリエに残されていた膨大な資料の中から、絵画作品、スケッチ、写真、模型、展覧会記録、漫画や舞台イベントの実写映像、残されていた手書きメモから自画像まで、約400点を超える貴重な痕跡を展示し、元永定正の人生を振り返ります。
元永定正という一人の芸術家の人間性、芸術への探求心、作品制作への取り組み方を多角的に読み取ることができるでしょう。
生誕100年 元永定正のドキュメンテーションーRiding on a time machine―
会期:2022年9月10日(土)~10月10日(月・祝)
会場:宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー
住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64
開館時間:10:00–18:00
休館日:月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20、10月11日
料金:
一般 800円
中学生以下 無料
公式HP:https://takarazuka-arts-center.jp/post-exhibition/post-exhibition-2235/
「杉本博司 本歌取り ─ 日本文化の伝承と飛翔」姫路市立美術館
自身の写真技法を、和歌の伝統技法である「本歌取り」と比較し、「本歌取り論」を展開する杉本博司。
この中で杉本博司は、日本文化の伝統は旧世代の時代精神を本歌取りすること、つまり古い時代の感性や精神を受け継ぎながら、そこに新たな感性を加えることで育まれてきたものであろうと述べています。
今回、姫路市立美術館で開催される「杉本博司 本歌取り―日本文化の伝承と飛翔」展では、写真技法のみに留まらず、様々な表現領域に「本歌取り論」を展開し、制作された新作を公開。
初公開となる屏風仕立ての写真作品「天橋立図屏風」と、そのインスピレーション源である頴川美術館旧蔵の「三保松原図」(兵庫県立美術館蔵)や、春日大社に関わりのある「金銅春日神鹿御正体」(細見美術館蔵)とそれを本歌とした「春日神鹿像」など、杉本作品と共に、その本歌となった様々なオリジナルの作品が展示されます。
尾形光琳の「紅白梅図屏風」を本歌とする「月下紅白梅図」や、姫路城を撮影して屏風に仕立てた「姫路城図」、書寫山圓教寺所蔵の「性空上人坐像」を本歌とした写真作品「性空上人像」といった姫路市の文化財に触発されて制作した新作を通して、杉本作品の底流に常に存在してきた本歌取りの概念を解き明かします。
杉本博司 本歌取り―日本文化の伝承と飛翔
会期:2022年9月17日(土)〜11月6日(日)前期:9月17日(土)~10月10日(月・祝)、後期:10月12日(水)~11月6日(日) ※会期中展示替えあり
会場:姫路市立美術館
住所:兵庫県姫路市本町68-25
開館時間:10:00–17:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日
料金:
一般 1200円 大学生・高校生 600円 小中学生 200円
「前田青邨展」岐阜県美術館
開館40周年を迎える岐阜県美術館では、中津川市出身で大正から昭和の日本美術院で中核を担った日本画家、前田青邨(まえだせいそん、1885-1977)の回顧展を開催。
前田青邨は16歳の時、日本画家・梶田半古(かじたはんこ)に師事し、写生と古画研究に勤しみます。
思想家・岡倉天心や日本画家・下村観山にも指導を受け、学問、精神、絵画技術を深めていきます。
そして、朝鮮半島や中国への旅行、欧州留学によって異文化を体験する中で日本画の将来性の確信を得、以後92歳まで意欲的な制作を続けました。
本展では、歴史人物画の名手として知られる前田青邨の名作、2010年に重要文化財に指定された「洞窟の頼朝」(大倉集古館蔵)を公開。
さらに、ルネサンス期の壁画に触発されたモニュメンタルな大作「羅馬使節」は約40年ぶりの郷土での公開となります。
初期から晩年までの100点を超える希少な作品群、日本画の巨匠・前田青邨の全貌をお楽しみください。
前田青邨展 究極の白、天上の碧(あお)─近代日本画の到達点─
会期:2022年9月30日(金)~11月13日(日)(前期展示 9月30日〜10月23日、後期展示 10月25日〜11月13日)
会場:岐阜県美術館住所:岐阜県岐阜市宇佐4-1-22
開館時間:10:00–18:00(10月21日は20:00まで開館) ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝・休日の場合は翌平日)
料金:
一般 1300円 大学生 1000円 高校生以下 無料
※前売り券:一般 1000円 / 大学生 800円 9月29日まで岐阜県美術館、岐阜新聞販売店にて販売
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