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「ロエベ財団 クラフトプライズ 2023」に国別過去最多、6名の日本人ファイナリストが選出

「ロエベ財団 クラフトプライズ」は、優れた美的価値のある作品を生み出す能力を持つ国際的なアルチザンの発掘と支援を目的として、2016年にロエベ財団が創設した賞です。

2023年度、第6回目の開催となる「ロエベ財団 クラフトプライズ 2023」のファイナリスト30名が発表されました。

ファイナリストには、国別最多となる6名の日本人アーティストが選出。

大賞受賞者は、2023年5月にノグチ・イサム美術館(ニューヨーク)で開催されるクラフトプライズ展のオープニングで発表される予定です。

 

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「ロエベ財団 クラフトプライズ」とは?

「ロエベ財団 クラフトプライズ」は、LOEWEのクリエイティブディレクター・Jonathan Anderson (ジョナサン・アンダーソン)が考案し、2016年に創設された賞です。

伝統を進化させ、革新的であること、優れた美的価値のある作品をターゲットにした本賞は、国際的で未来の新しい基準となり得る芸術家の発掘と支援を目的としています。

 

2,700点以上の応募の中から、ファイナリスト30作品が選出

第6回目の開催となる「ロエベ財団 クラフトプライズ 2023」では、117の国と地域から2,700点以上の応募があり、専門家委員会によって、16ヶ国からなるファイナリストたちの作品30点が選出されました。

 

選考委員のメンバーは、ロエベファンデーションクラフトプライズ2022の受賞者でもある韓国人アーティスト、ダヘー・ジョンをはじめとする、デザイン・建築・ジャーナリズム・ 評論・キュレーションの専門家13名で構成され、性別・年齢を問わず(ただし応募時18歳以上)、プロとして活動する作家であれば誰もが応募可能。

各専門家たちが、傑出した卓越性と革新性、現代的なクラフトマンシップの芸術的先見性を持つと認めた作品を選出し、ファイナリストの中から選ばれた大賞受賞者にはなんと、賞金50,000ユーロが授与されます。

 

過去最多、6名の日本人ファイナリストが選出

ファイナリストに選出された30作品のうち、国別最多&過去最多となる6名の日本人ファイナリストが選ばれました。

大賞受賞者は、2023年5月16日にノグチ・イサム美術館(ニューヨーク)で開催される「クラフトプライズ展」のオープニングで発表予定です。

日本人ファイナリストたちの受賞作品と経歴について詳しくご紹介します。

 

渡部萌「Transfer Surface」

山形や岩手で自然の素材を自ら収集し、伝統的な技術と独自の洗練された日用品を生み出す渡部萌。

彼女は1996年、東京に生まれ、大学進学を機に山形に移住しました。

そこで過ごした時間が、ものに対する向き合い方などに大きな影響を与え、人工的な素材を使用した自身の作品が産業廃棄物になることに違和感を感じ、自然素材を用いた作品を制作するようになります。

今回ファイナリストに選出された作品「Transfer Surface」は、東北地方で集めた胡桃の木の皮から作られた、潔く力強いものです。

 

中場信次「Rose Branch」

身体につけることの出来る彫刻(Wearable sculpture)というコンセプトのもとジュエリーを製作する、ジュエリーアーティストの中場信次。

作品「Rose Branch」は、真珠のユニークな品質、強度、儚い美しさが表現されています。

 

本間健司「Contours of Past 2022」

国際的に高評価を受けている漆芸家・本間健司。

1974年、漆芸家・本間幸夫の次男として東京に生まれ、2020年「国際漆展・石川2020」で大賞を受賞。

2021年には、韓国「清州工芸ビエンナーレ2021」で銀賞を受賞。

現在、奥久慈漆生産組合員・NPO法人壱木呂の会顧問を務めています。

作品「Contours of Past 2022」は、漆の古木を材料に古来の伝統と新しい独学の技を融合させたものです。

 

志観寺愛「Reflection」

工芸美術日工会展や南砺市美術展での受賞、金沢世界工芸トリエンナーレへの参加など、工芸作家として着実に経歴を重ねてきた志観寺愛。

出品作品「Reflection」は、漆に浸したあと、金・銀・錫でコーティングした無数の細い糸を、幾重にも重ねた作品です。

 

井本真紀「Torus of Powdered」

兵庫県生まれ、現在、神奈川県を拠点に活動するガラス作家の井本真紀。

倉敷芸術科学大学大学院で学んだ後、秋田公立美術大学の助手を経て、武庫川女子大学助手を務めています。

作品「Torus of Powdered」は、円環状の型に粉末ガラスを充填、窯で焼成し、ガラスの限界を探る大きくも繊細な作品です。

 

稲崎栄利子「Metanoia」

一つの作品に1年半ほどかかるという、精緻な陶芸の技術で、幻想的な造形を作り上げる稲崎栄利子。

1972年兵庫県に生まれ、武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科を卒業後、京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻陶磁器学科を修了。

第42回「朝日陶芸展」秀作賞等の受賞や、2017年より国内5カ所を巡回した「驚異の超絶技巧!─明治工芸から現代アートへ」展への参加・出品など、現代陶芸の作家として注目されているアーティストです。

作品「Metanoia」は、制作に一年以上の歳月を費やした力作となっています。

 

2023年5月、ノグチ・イサム美術館で大賞受賞者を発表予定

今回の選考結果について、ロエベ財団は「本質から熟考し時間をかけたテクニックと、巧みな素材操作を探求した作品が選ばれた」としつつ、次のようにコメントしています。

今回の候補作には思いがけないかたちや色彩が登場し、見る者に遊び心と驚きを与えている。

トロンプルイユ(だまし絵)の技法を用いたものでは、一見するとある素材でできているように見えて、よく見るとまったく別の素材であるなど、予想を覆すような作品が目を惹いた。

また、光や素材、表面との関係を考察する作品も多く、素材とかたちを巧みに操って、反射特性を効果的に変化させて動きのある作品に仕上げている。

 

大賞受賞者を含むファイナリストの作品は、2023年5月17日〜6月18日、ニューヨークのイサム・ノグチ美術館で展示され、オープニングにて、大賞受賞者が発表されます。

過去最多となる6名の日本人ファイナリストの中から大賞受賞者は選ばれるのでしょうか?

ファイナリストに選出された全30作品は、「クラフトプライズ 2023」公式サイトで公開中です。

ぜひ気になる作家や作品をチェックしてみてください。

 

 

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